歴史的な会談とうたわれニュースを賑わした割には、拍子抜けのような米朝共同声明だったように思われます。何しろ、会談したのは、約束事を突然自国の損得で撤回するような2国の首脳同士ですから。
とりあえず、会談しただけでも良かったとは言えるかも知れません。ミサイルが飛び交うよりはるかに良いことですから。でも、アメリカは政権が変わればどうなるのか?北朝鮮は、その変化を考えると、自国を守る手段を簡単に完全放棄することは考えられないでしょう。
北の指導者としては、自分の持てるものを捨てると約束はしてもその詳細は示さずに、経済問題には取り組んでいる姿を自国民にアピールするという成果を上げたように思われます。自分に自信のあるトランプさんが、いいところを見せようと余裕ありげのパフォーマンスをしただけのような印象が残りました。
とはいえ、日本は自身で正面から北朝鮮と外交交渉をしなければなりならないでしょう。拉致問題の解決なしに経済援助は一切出来ないでしょう。他国依存はダメです、何事も。日本は、独立国家として毅然とした政策をしてほしいです。野党の人達も、世界の中で日本の生きると道を模索し、議論してほしいと改めて思うのでした。