先日の何かで、88才の方がAIロボットと暮らしているという記事を読みました。読んだとたんに、霧が晴れたような感覚を覚えました。そうだ!ロボットの時代になるんだ、と。
88才の年齢では、その幼少期の時代背景を考えると、こんな今の世の中になるなどとは思いもよらなかったことでしょう。戦後の日本の荒廃した国土と貧しさも経験していることでしょう。戦前の教育から考えても、高齢期の一人暮らしにロボットを同居人にするなど想像したでしょうか?時代の変化を、抵抗なく受け入れる知恵をお持ちなのでしょう。
昨今の新聞記事などでは、高齢者についての認知症だとか孤独死だとか、あまり希望のある話題がみられません。日本は世界一の超高齢社会なるというのに、幸せな高齢者のイメージよりも悲壮感が漂っているように思われます。
でも、このAI会話ロボットや家事ロボットは高齢期の必須アイテムになるのではないか?そう考えると、なんだか楽しくなってきました。日本の科学技術が、人生の選択肢を増やして、生活をより快適に楽しませてくれると思うと、やがて訪れる高齢期に不安もなくなります。年を取るのも悪くないなー、面白いなーと。暮らし方を創造したいとも。