7月29日

2016-07-29 | Weblog

糸賀 一雄さんの名前を初めて聞きました。「この子らを社会の光に」という言葉も。障がい者問題については、それなりに考えてきたつもりですが、全くの無知でした。

1時間足らずの間に19人の命を奪う行為は、尋常ではないでしょう。でも、計画的に職員に危害をくわえることはなく、重度の障がい者に的を絞った行為は冷静です。次々に襲う時の心理状態は、一体どういうものなのでしょうか?

かつての職員だったとも報じられていますが、「この子らを社会の光に」という教育は受けていなかったのでしょうか?障害をもって日々暮らすことは、世話をする周囲の人たちも大きな労力と気苦労があるでしょうが、一番大変なのは本人でしょう。本人の意思と関わりなく身に受けた障害と、心身ともに闘わなければならないのですから。懸命に生きているその命を、突然理不尽に奪われたのです。被害に遭われた方々には、ご冥福をお祈りするばかりですが、是非、加害者の心理を解明し人の尊厳を理解させてほしいと思います。