11月21日

2014-11-21 | Weblog

その死亡に、新聞の号外が出るという俳優さんは、私の記憶の中では初めてです。

子供の頃からの高倉健さんのイメージは、やくざ映画の俳優さんでした。心地良いイメージではなかったので、映画も見たことがなかったのですが、シリーズものの題名などは覚えています。

初めて見た映画は、「幸せの黄色いハンカチ」でした。高倉健主演作品は、それしか見ていません。でも、この映画のラストシーンと全編に漂う空気感が、高倉健という俳優の背中と表情と共に心の中に漂い続けます。消し去れない余韻がずーとあります。これを彼の存在感をと言うのでしょうか?

訃報に接して即座に、多くの人追悼番組が組まれると言うのは、多くの人達の心の中に高倉健と言う人間が、役者を超えた魅力的な存在として、生き続けていたということなんでしょう。「ありがとう、安らかにお休みください」と、自然な思いがわきます。