4月6日

2010-04-06 | Weblog
「故郷は遠きにありて想うもの・・・」とかの一文があったように思います。室生犀星だったでしょうか?
想いが募り、故郷を訪ねて来ました。

子どもの頃、親の運転する車の窓から見た山と海の風景。
記憶にあった地名が目に入ると、思いがけずも目頭が熱くなり、顔がゆがんできました。
今はいなくなった家族が、この故郷の風景の中には居るのです。

何十年ぶりかで会った伯父や叔母達は、すっかり腰が曲がっていたりその様相を異にしていました。そんな80歳の伯母に夕食を作ってもらって食べました。昔と同じように・・・

永年勤めた仕事をリタイヤしました。
心の支えになっていてくれた伯父・伯母達に、故郷に、「ありがとう」が言いたかったのです。