7月12日

2008-07-12 | Weblog
都会の駅構内は、行き交う人達で混雑していました。

50才台とおぼしき女性が、小走りに前を横切っていきました。途端に、「すみません、すみません」の、先ほどの彼女らしい声です。
振り返ってみると、70才台くらいの白髪の小柄なお年寄りが尻餅をついていました。そばには、ステッキが。

ぶつかったというか、少々接触したかのようでしたが、足元のおぼつかない方にとっては、少しの接触でもバランスを崩すことになるのでしょう。

コンクリートにお尻から落ちれば、ひょっとして骨折するかもしれません。それが元で寝たきりになるとか・・・・・

都会の雑踏は、高齢者には優しくない生活空間のようです。階段の多さはエレベーターやエスカレーターで解消されますが、恐いのは人間ですね。

せわしげに歩く人達が、恐い存在になるのです。
足早に歩く私も、小さい子どもやお年寄りには優しくない存在なのではないかしら、と、初めて思いました。