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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

私の朝はこれで始まる

2005-11-08 16:43:22 | Weblog

朝の一発目は、大切ですね。BGMも、もちろん、そうです。
ということで、調子を出さねばならない時、私は、これです。

Oscar Peterson Plays Count Basie (Clef)

超絶技巧、神業ドライブの黒人ピアニストが、切りつめた少ない音数で勝負していたカウント・ベイシーに捧げたアルバムです。とにかくピーターソンはベイシーを尊敬していて、この後も共演盤を作ったりしていますが、これは自己のトリオ+1、つまりメンバーはオスカー・ピーターソン(P)、レイ・ブラウン(b)、ハープ・エリス(g)という当時のレギュラー・トリオに、天才ドラマーのバディ・リッチを加えた編成で、最高にスイングする演奏集になっています。

とにかくド頭の「Lester Leaps In」からして猛烈なスイングの嵐!

しかし、私は2曲目の「Easy Does It」から聴きます。これはスローなブルースで、じっくり、ジワジワ漂ってくる黒~い雰囲気が最高です。朝の気だるい、ブルーなところが増幅され、それが活力に転じてくるというような彼等のグルーヴに触発されるのです。

そして、その後は一気呵成というか、4曲目の「Jumping At Woodside」は凄まじいエネルギーの塊に圧倒され、牛乳だって一気飲み出来そうですよ♪ 肝心の演奏はノリが良すぎて止まらなくなり、残念ながらフェードアウトしてしまうんですが、それをここでクールダウンさせて仕切りなおすのが「Blues For Basie」の深いエモーションです。

と、ここまでがA面でしたが、B面も泣きのバラードあり、瞬発力の剛球スイングありで、片時も飽きさせない演奏ばっかりです。

このアルバムは長らく幻の名盤になっていましたが、昨年、ついに紙ジャケット仕様のCDとして復刻されました。これも毎度おなじみの、激オススメ盤であります。

コメント (4)
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