OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

素敵なプレイガール歌謡♪ そして新春1月5日のお楽しみ♪

2013-12-31 15:52:47 | プレイガール

ノックは無用 / 大信田礼子 (CBSソニー)

いよいよ大晦日、今年も公私に悲喜こもごも、様々な出来事がありましたが、だからこそ永遠に不滅の事象に拘りたくなるのは、サイケおやじだけでしょうか。

例えば来年にはハリウッド制作とはいえ、久々に背ビレの存在感が強烈な「ゴジラ」が復活しそうですし、「ロボコップ」も新作が公開予定等々、懐古趣味と言われてしまえば、それまでかもしれませんが、大いに歓迎されている現実も確かです。

さて、そこで個人的にも絶対に忘れられないのが、テレビのセクシーアクションドラマでは最高峰だった「プレイガール(東京12ch)」で、その作品そのものも間違いありませんが、同時にレギュラーメンバー各々の個性的な演技やキャラの際立ちが゛特に強い印象を残しているのも大きな魅力でありました。

ですから、プレイガールのお姉様たちがレコードを出してくれていた事も、今となっては嬉しい宝物であり、当然ながら拙ブログ年末年始企画のエロジャケ特集の標的にも事欠かず、嬉しい悲鳴で選んだのが掲載した大信田礼子のヒットシングル♪♪~♪

どうです、彼女のキャラを思えは、明らかにスタジオで作られた入浴シーンも憎めないですよねぇ~♪

あぁ、まさに昭和46(1971)年らしい、全てが見えなくとも、見えた気分にさせられる、そういう煩悩と妄想があればこそ、除夜の鐘の存在意義も増すわけなんでしょうが、まあ、それはそれとして、肝心のA面曲「ノックは無用」は作詞:阿久悠&作曲:鈴木邦彦のヒットメーカーコンビの狙いも鮮やかなセクシー歌謡の本命路線♪♪~♪

とにかく些か不安定な彼女の節回しを逆手に活かしたとしか思えない、その仄かな喘ぎや甘え口調の印象は深く、これが昭和歌謡曲の底力と思うばかりですよ♪♪~♪

これぞっ! プレイガール歌謡!

そう、断じてしまいたいのが、サイケおやじの本音であります。

ということで、プレイガールのレギュラーメンバーの印象は、今も、これからも失せることのない魅力に溢れていますから、世界中で日々、ファンが増殖し続けている事は皆様ご存じのとおりです。

また、そういうファンの存在があればこそ、様々なイベントやマスコミの企画も途切れず、今年に限っても、12月に行われた片山由美子のクリスマス会、さらには、ひし美ゆり子&片山由美子のトークショウの何れもが大盛会であった事は本当に嬉しく、泣いてしまいそうでした。

しかも来年1月5日には、子供コンサルタントの原坂一郎&片山由美子が日曜日午後2時から放送している「子供の世界(FM Amagasaki)」に、ひし美ゆり子の電話ゲストが決定!

きっちりサイマル放送で、ネットから楽しめますので、これは聞き逃せませんよ。

うむ、来年は何か上向きの世相が期待出来る予感がします♪♪~♪

願わくば、件のテレビシリーズ「プレイガール」がブルーレイ&DVDで続々復刻されますように!

最後になりましたが、今年は終盤に体調を崩しつつも、それなりプログを継続出来ましたのは、皆様からの応援があればこそと感謝しております。

そして来年も、よろしくお願い致します。

良いお年をお迎え下さい(敬称略)。

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忘れられない星まり子

2013-12-30 15:48:29 | 歌謡曲

泣くなおっぱいちゃん / 星まり子 (ミノルフォン)

さて、昨日から続くエロジャケ特集の第二弾は、モロなようでいて、実はちっとも見えないという煮え切らないブツですが、サイケおやじの本音は主役たる星まり子を書きたかったのでっ!

それは彼女の場合、ロマンポルノの女優さんだった仕事が一番有名でありましょうが、実はそこに登場する前の昭和48(1973)年春には、掲載したシングル盤で歌手デビューしたのが、本格的芸能活動のスタートだったと思われます。

なにしろA面曲「泣くなおっぱいちゃん」のキャンペーンが話題騒然!?

確か件のレコードを5枚買うと、彼女の巨乳にタッチ♪♪~♪ 10枚買えば、両手で乳をモミモミ出来るとかっ!?

今日の道徳的観念に基く芸能姿勢からは、およそ驚愕の行動を、当時はマスコミで喧伝し、実行していたのですから、昭和元禄も爛熟していたというわけですが、もちろんサイケおやじは、現場には遭遇したことがありませんし、実際にレコードも後々になって中古でゲットしたわけで……。

だからこそ気になるのが、問題の「タッチ&モミモミ」キャンペーンが、生乳なのか、それとも衣服越しなのか?

その回答は未だ、サイケおやじの知るところではありません。

しかし当時、高校生の頃から既にロマンポルノの深みにどっぷりと浸っていたサイケおやじの前に、彼女は脇役ながらウリの巨乳と男好きのするルックス、さらには自らの肢体を活かしきった演技で強い印象を残し、その初出演は多分「実録エロ事師たち(曽根中生監督)」だと思われますが、以降「女子大生・かりそめの妻(武田一成監督)」「卓のチョンチョン(白井伸明監督)」等々、後追いも含めて観ていった諸作は、個人的に完全に星まり子目当てでありました。

そしてサイケおやじの人生に決定的な影響を及ぼしたのが、昭和49(1974)年10月に公開された「狂乱の喘ぎ(西村昭五郎監督)」です。

実はこれまで拙ブログで度々述べてきたとおり、当時のサイケおやじは、ある幸運から6~9月末までアメリカに渡航出来たんですが、そこは悪いムシ(?)が騒いだというか、帰国するや早速ロマンポルノ中毒が発症し、その勢いで鑑賞に赴いたのが、星まり子が出ているという前述の作品です。

しかし、ここでサイケおやじに強烈至極なショックを与えたのが、予告篇として上映された「生贄夫人」だったんですねぇ~~~♪

あぁ、これを運命の出会いと言わずして、何んと申しましょうか?

内容云々については、リンクしてある拙稿をご一読願いたいところですし、別に星まり子が出ている「狂乱の喘ぎ」を観に行かなくとも、遅かれ早かれ、「生贄夫人」には邂逅していたはずです。

でもねぇ~~♪

サイケおやじにとっては、星まり子が存在していたからこその「生贄夫人」という構図が、深く人生に焼きつけられているんですよっ!

ということで、最後になりましたが、肝心の楽曲「泣くなおっぱいちゃん」は作詞:富永一朗、作曲:井上忠夫、そして編曲:森岡賢一郎が手懸けた、ちょっぴりアップテンポの明るい歌謡ポップスで、星まり子の節回しも屈託が無いところに逆の深みが滲むという仕上がりです。

ちなみにジャケ写に入っているヌード隠しの挿絵は、作詞を担当した漫画家の富永一朗が代表作「チンコロ姐ちゃん」というのも、懐かしいですよねぇ~♪

残念ながら、CD化されているかは未確認ですが、それでも近年DVD化された東映スケバン映画の人気作として昭和49(1974)年秋に封切られた「女番長玉突き遊び(関本郁夫監督)」では、きっちり劇中挿入歌として用いられ、本人も出演しておりますから、機会があれば、ご覧くださいませ。

星まり子は翌年には芸能界からフェードアウトしていますが、掲載のシングル盤や諸々の話題、そして成人映画にも多数出演した巨乳スタアとして、サイケおやじは忘れていません。

 

 

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魅せる♪ マリ姐さん♪♪~♪

2013-12-29 15:26:09 | 歌謡曲

裸足の女王 / 夏木マリ (キングレコード)

もうじき暮れる平成25年、皆様のご厚情に支えられ、本年も深く感謝しております。

そこで年末年始はお目出度く、サイケおやじが独断と偏見で選んだ、セクシージャケット=エロジャケ特集を鋭意掲載致します。

で、まず第一弾は昭和48(1973)年に発売された夏木マリのシングル盤「裸足の女王」なんですが、何んと言っても、この表情にして、ウリだったフィンガーアクションも印象的ですが、やはりその下に強烈な存在感を示す、乳の膨らみが♪♪~♪

あぁ、この見えそうで、絶対に見えないところは所謂着エロの真髄であり、まさに男児の妄想と煩悩を生きるエネルギーに転化させる、それこそが夏木マリの魅力のひとつでありました♪♪~♪

そして肝心のに楽曲が、これまたニューソウルとブラスロックの幸せな結婚とでも申しましょうか、アップテンポに拘った川口真の作編曲はシャープに冴えわたり、阿久悠の作詞がリアルな現場主義(!?)ですから、もしも彼女が自分の前に現れたら、どうしますかねぇ~~~♪

そういう弱気にさせられる男の情けなさを逆手に活かすのも、イイ女の条件であるとすれば、大ヒット曲「絹の靴下」でブレイクした当時の夏木マリは、あまりにも怖くて、美しすぎる歌手でありました。

ということで、こういうイメージこそ、エロカッイイとか自画自賛の勘違いをしている某女性シンガーや現代の芸能界どっぷりに甘やかされているアイドルに見習って欲しいと思っています。

まあ、夏木マリご本人にしてみれば、それが本意であったかは知る由もありませんが、少なくともサイケおやじを含む野郎どもは、大いに慰められ、勇気づけられた事は確かな真実!

それだけで充分に幸せを感じているのでした。

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ミカンが美味しい♪♪~♪

2013-12-28 15:22:58 | 歌謡曲

ミカンが実る頃 / 藍美代子 (ワーナーパイオニ)

年末だというのに、昨日は相当にヘヴィな楽曲を掲載してしまいましたので、本日は爽やかな日本情緒の歌謡曲を取り出しました。

ご存じ、昭和48(1973)年秋から新春にかけて大ヒットした、藍美代子の「ミカンの実る頃」です。

しかし、と書いてしまいながら、その真相は実家にどっさりとミカンが届いたからで、なんとっ! 今年の秋にちょっぴり懇意になったばかりのミカン農家のご主人からの贈り物なんですが、その量が半端ではなく!?!

慌てて件の送り主に連絡したところ、どうぞご家族で食べて下さい、絶対に美味しいですよぉ~♪ そう言われてしまっては、恐縮至極、深謝するのみのサイケおやじというわけで、この藍美代子の「ミカンの実る頃」も尚更に心に滲み入るというわけです。

ちなみに藍美代子は、これがデビューの大ヒットなんですが、以前には純エリ子として売れなかった時代があり、それでも歌の上手さは天下一品でしたからねぇ~♪

作詞:山上路夫&作曲:平尾昌晃、そして編曲:森岡賢一郎という最高の制作陣が企図した世界を完璧に歌ってしまった、その実力はリアルタイムから高く評価されていましたし、現在でも後追いのファンは相当に増大しているんじゃ~ないでしょうか。

あぁ、如何にも昭和40年代後半の清純派歌謡スタアという佇まいに、乾杯!

ということで、話の本筋として、件の大量のミカンは、とても家族だけでは食べきれませんから、ご近所や親戚、友人関係に御裾分けに回っているのが、本日のサイケおやじの行動であります。

うむ、御返しはどうしょうかなぁ~~。

仕事絡みで知りあった人ではないので、あれこれ考えるのも、年末年始には楽しい悩みになるかもしれません。

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ちあきなおみの深層

2013-12-27 15:27:36 | 歌謡曲

夜へ急ぐ人 / ちあきなおみ (日本コロムビア)

名唱名演が夥しい、ちあきなおみの歌の世界で、恐らく一番の問題作が本日掲載のシングル盤A面曲「夜へ急ぐ人」かと思います。

発売されたのは昭和52(1977)年秋だったんですが、とにかくジャケ写の不気味なムードが、そのまんま楽曲のイメージにジャストミートしていたんですからねぇ~~~。

もちろん、その頃のちあきなおみは昭和47(1972)年のレコード大賞「喝采」で正統派歌謡曲の頂点を極め、以降はド演歌からニューミュージック系の楽曲まで幅広く聞かせてくれていたとはいえ、流石にこの「夜に急ぐ人」は、従来のイメージから逸脱した衝撃が今も鮮烈です。

なにしろ曲メロそのものが我国土着の民謡モードをファンク味で煮〆た感じというか、あえて起用されたと思しき作詞作曲がハードフォークのシンガーソングライターとして、リアルタイムで頑張っていた友川かずき!

もう、それだけで怖い予感に満たされているわけで、しかも途中には、ちあきなおみの極めて無機質な語りのパートまで用意されているんですから、たまりません。

そして宮川泰のアレンジが、これまた決着付け難いエキセントリックなもので、なにか三者三様、自分だけの思い込みで作ってしまったような感さえあるんですが、いかがなものでしょう。

ご存じのとおり、翌年にはLP「あまぐも」に再収録の企画として、ミッキー吉野がアレンジを担当した所謂アルバムバージョンが登場するんですが、そちらはスッキリとしたロック&ファンク仕立が顕著な分だけ、グッとパワフルに迫ってくることを思えば、初出のシングルバージョンの異様さが、尚更にあからさま!?

今では伝説となった同年のNHK紅白歌合戦で、まさにオドロの世界をやってしまったのが、ちあきなおみの「夜へ急ぐ人」に対する自身と誉れ!?

そんなふうに、サイケおやじは思っています。

ということで、実は詳しく触れられなかったんですが、歌詞に込められた女(?)の情念は、そのまんま、人が人として生きる「何か」を端的に表現しようと苦悶した、結論の出ない結果論かもしれません。

いゃ~、もはや自分でも何を書いているのか、支離滅裂になっていますが、ちあきなおみの「夜へ急ぐ人」には、それだけの呪縛とパワーがあるはずと確信しているのでした。

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どこを聴いても大野雄二

2013-12-26 14:46:20 | Soundtrack

大追跡のテーマ c/w 黄昏は男の香り / 大野雄二 (ディスコメイト)

昭和のテレビドラマで人気を集めたジャンルのひとつが所謂刑事物、探偵物でした。

それは例えば「七人の刑事」「太陽にほえろ」「大都会」「西部警察」、あるいは「キイハンター」「傷だらけの天使」「探偵物語」等々、枚挙にいとまが無いほどであり、当然ながら他にも個性的な味わいに満ちた作品がどっさり放映されていましたですねぇ~♪

それは全く十人十色のお好みの世界であり、しかしサイケおやじが特に忘れ難いのが、昭和53(1978)年春~秋に僅か(?)26話だけで終わってしまった「大追跡(日本テレビ)」です。

物語は横浜を舞台に、はみ出し者の警察官ばかりを集めた特殊捜査チームの活躍を描いた、幾分破天荒なドラマが毎回展開されており、もちろんド派手なカーアクションや銃撃戦はお約束♪♪~♪

しかも出演者が加山雄三、藤竜也、沖雅也、柴田恭平、長谷直美、渡辺文雄あたりの、とてもカッコ良くて、個性的な面々が揃っていましたからねぇ~♪

シリアス調からオトボケムードまで、万遍無く組み立てられた演出は、小澤啓一、長谷部安春、野田幸男、村川透、西村潔等々、その方面の鬼才監督が担当していたのですから、これで面白くない仕上がりになっていたら、アクションドラマの神様は激怒されるでしょう。

中でも当時、東京キッドブラザースのミュージカル系演劇で人気を集め、急速に注目されていた柴田恭平の起用はジャストミートだったようで、劇中では野暮天の堅物を演じた沖雅也にチャワチャワと絡む柴田恭平のヘラヘラしたコンビネーションは、それまでの刑事物の概念をちょっぴりですが覆すものとして、サイケおやじは好きでしたねぇ~♪

言うまでもなく、それは後の「俺たちは天使だ」や「あだない刑事」等々への絶大な影響となって結実するのですが、もうひとつ、サイケおやじを夢中にさせていたのが、大野雄二の担当した劇伴音源でありました。

もちろん結果から言えば、前年に作ったアニメ作品「ルパン三世」のサントラ諸々や同時期に手掛けた劇場用本篇「人間の証明」「最も危険な遊戯」あたりと重なる、スマートなジャズフュージョンやファンク歌謡の世界♪♪~♪

本日掲載したシングル盤は、そこから発売された「大追跡のテーマ」と「黄昏は男の香り」のカップリングになっていますが、どちらも実際のテレビサイズ音源とは異なる、独自のスタジオレコーディングテイクになっています。

あぁ、それにしても「大追跡のテーマ」は、モロに「ルパン三世」しているのも道理!

演奏クレジットが件の「ルパン三世」を演奏していた大野雄二(key,arr) 率いる「You & Explosion Band」になっていますから、松木恒夫(g)、岡沢章(b)、市原康(ds)、ジェイク・コンセプション(sax) 等々のメンツが共通参加しているのは、決して否定出来ないサウンドの仕上がりに顕著でしょう。

また、「黄昏は男の香り」にしても、まさに大野雄二の「節」が出まくった、好きな人には好きとしか言えない名曲名演と思います。

ちなみに「大追跡」の音源は、サントラ盤扱いのLPとしても出ていますが、特にこのシングル盤に収録の「テーマ」に関しては、アルバムとは異なるミックスになっていますので、要注意!

さらに前述のLPにしても、テレビサイズの音源を集めたものではなく、あくまでもスタジオの新録音盤としてお楽しみ下さいませ。

しかも嬉しいことに、ちょい前には、そのテレビサイズ音源を纏めたCDも発売されていましたので、気になる皆様はチェックしましょうね。

ということで、最後の告白になってしまい申し訳ありませんが、実はサイケおおやじがリアルタイムで接していたテレビドラマ「大追跡」は、その映像部分よりも劇伴に惹かれていたのが、本当のところでした。

逆に言えば、それこからドラマ本篇の面白さに目覚めたというわけです。

うむ、良い時代でした♪

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ペドロ&カプリシャスのリアルなグルーヴ

2013-12-25 15:40:44 | 歌謡曲

別れの朝 c/w 夜のカーニバル / ペドロ&カプリシャス (ワーナーパイオニア)

本日掲載したのは説明不要、ペドロ&カプリシャスを一躍有名にした初期の大ヒット「別れの朝」を収録したシングル盤なんですが、B面「夜のカーニバル」も侮れません。

これが発売された昭和46(1971)年秋の我国音楽状況の中では、なかなかファンキーなラテンロック歌謡に仕上がっているんですねぇ~♪

実はサイケおやじが初めてペドロ&カプリシャスのライプステージに接したのは、その年の12月、ちょうど「別れの朝」がジワジワとヒットし始めた頃、確か某ファッション関係の無料イベントだったと記憶しているんですが、当時はあれほど盛んだったGSブームが過ぎ去り、メジャーな活動をやっていたロックバンド形態のグループが極めて少なかった事から、高校で入れてもらっていた学内同好会のバンドメンバーと一緒に、そこへ見学(!)に赴いたというわけです。

そうです、ここであえて「見学」と書いたのは、前述したような状況から、確かにニッポンのロックバンドは存在していながら、そういうグループはディスコやゴーゴー喫茶等々、現在のライブハウスと似て非なる、不良の溜まり場的な店で、しかも夜~深夜に演奏している事が多かったので、トーシロながらロックを志す青少年にとっては、そうした貴重なライプの現場は敷居が高く……。

そこで日中に行われる公開放送やキャンペーンの無料ライプの情報を得た場合、出演グループの有名度よりは、とにかくロックバンド形態のプロの技を「見学」する機会が極めて大切なチャンスだったんですよっ!

で、そこに登場したペドロ&カプリシャスはペドロ梅村(per) 以下、前野曜子(vo)、ヘンリー広瀬(fl,sax,per)、古城マサミ(g)、関森清(key)、佐渡岩男(b)、鈴木正夫(ds) という7人組だったと思われるんですが、とかにくバンド全体から発散されるリズム的興奮は圧巻!

そのグルーヴは流石、プロの成せる技でありました。

中でもサンタナでお馴染みの「Black Magic Woman」におけるラテンパーカッションの強烈なビート感、ジャニス・ジョプリンの人気曲「ジャニスの祈り / Move Over」での前野曜子のソウルフルな歌いっぷりは圧巻でしたねぇ~~♪

また、当然ながら「別れの朝」も聞かせてくれましたが、やっぱり素敵な歌ですよ、これはっ!

ちなみに作曲はヨーロッパで活躍していたウド・ユルゲンスで。、本人の自作自演バージョンもそれなりにヒットしていたんですが、なかにし礼の綴った日本語詞をハートウォームに歌いあげる前野曜子のボーカルに接してしまえば、その決定版はペドロ&カプリシャス♪♪~♪

というか、前野曜子が歌ってこその「別れの朝」でしょうねぇ~♪

しかし、サイケおやじが件のレコードをゲットしたのは、これまた当たり前に中古でありまして、それはあまりにも大ヒット曲であったがための安心感というか、何時でも聴けるという現状認識でありました。

ところが実際にそれを入手して吃驚仰天!

冒頭に述べたとおり、B面収録の「夜のカーニバル」がクールで熱い名演名唱!!

それを最初に接したイベントステージでやっていたかは覚えていなんですが、確かに強靭なファンキーグルーヴは、ライプバンドとしてのペドロ&カプリシャスの実力をしっかりと記録したものと思います。

とにかくイントロから炸裂するな剛直なギターとハードドライヴィングなフルート、幾分押さえた前野曜子の節回しも素敵ですが、またまた間奏で飛び出すフルートのエキセントリックファンクなアドリブも絶品ですからねぇ~~♪

作詞:なかにし礼&作曲:かまやつひろし、そして編曲:前田憲男が企図した世界が、完全に演じられているんじゃ~ないでしょうか。

また、A面曲「別れの朝」のスタジオバージョンが、オーケストラの大々的な導入で仕上げてある事から、この「夜のカーニバル」のカラオケパートもセッションミュージシャンが?!?

なぁ~んていう疑惑を抱かれそうですが、個人的にはきっちりペドロ&カプリシャスの自前だと思っていますよ。

だって、一度でも彼等のライプに接すれば、これと同質のグルーヴに酔わされてしまうんですからっ!

ということで、なにか当時のライプ音源や映像が纏まって出ないものかなぁ~~、それを長年待ち望んで、幾年月……。

前野曜子、そしてペドロ&カプリシャスには今こそ、それが絶対に必要だと、強く確信しているのでした。

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クリスマスソングに理屈はいらない

2013-12-24 14:13:15 | Pops

ホワイト・クリスマス c/w きよしこの夜 / ベッツイ&クリス (日本コロムビア)

え~、今更ですけど、本日はクリスマスソング、それも至極真っ当なところを選んでみました。

と言うよりも、だいたい天の邪鬼なサイケおやじは、何時頃からか我国のクリスマス騒ぎに懐疑的になっていて、信仰心は薄くとも、一応は仏教徒の自分、そして多くの日本人が、なんで異教徒のお祝いを一緒にやらねばならんのかっ!?

それは資本家の企みに乗せられて、あるいはそんなところに事寄せて、楽しくやりたいだけじゃ~ないのかっ!?

なぁ~んていう、原理主義(?)に拘っていながら、一方では、そういう集まりに誘われれば、ホイホイ行ってしまうんですから、情けないわけですよ……。

また、12月にはジョンの悲劇が拭い去れませんからねぇ……。

それでいながら、故人の「Happy Xmas」を平気で鳴らしたり、流したりする奴等は信用出来ないっ!

という本音もあるんですよ。

しかし、既に我国では慣例と化したクリスマスが認められている以上、その雰囲気をブチ壊すような事はしたくありませんので、せめて本日は掲載のシングル盤を虚心坦懐に聴いているというわけです。

なにしろ歌っているベッツイ&クリスはハワイ出身と言われる白人美女コンビですかねぇ~、無条件でキリスト教の歌を演じても我々日本人には自然に感じられ、当然ながら、彼女達が持ち前の清涼な歌声とコーラスが静謐なムードを醸し出していることは言うまでもありません。

収録両面トラックが共にスタンダードなクリスマス曲というのも、当たり前に素晴らしい結果だと思います。

ということで、なんだかんだ屁理屈を書いたって、基本的にサイケおやじはクリスマスソングが好きですし、実際にレコードもシングル&アルバムを併せれば、年イチの掲載としても、百年分は充分なストックがある状態です。

結局、クリスマスソングが伝えてくれる特有のウキウキした気分、あるいは厳かな雰囲気は、巷で浮かれるキリスト教信者以外のクリスマス愛好者(?)に有意義な大儀名分を与えてくれるのかもしれません。

素直に楽しんだって、言い訳はいらないのですから。

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年末の難儀は突然に

2013-12-23 15:52:24 | Weblog

こんな年末に仕事がトラブって、難儀してます。

あぁ~、今朝目覚めた時には、ここまでの事態は予想もしていなかったのが本音ですから……。

ということで、本日の1枚は休載させていただきますが、現代はケイタイが普及しているがゆえに、公私の区切りがつかなくなっているのは、問題でしょう。

たまにはゆっくり、どっかで好きなことをやる時間が欲しいです。

失礼致しました。

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唯一無二! 甘えきったリンダ節♪

2013-12-22 15:22:38 | 歌謡曲

白鳥の湖 / 山本リンダ (ミノルフォン)


ぶりっ子時代の山本リンダ、その全盛期は結果的に短かったわけですが、それこそがアイドルの証明であるとすれば、本日掲載のシングル盤A面曲「白鳥の湖」は刹那の哀愁が滲む名曲にして名唱だと思います。

なにしろ曲タイトルからも皆様ご推察のとおり、チャイコフスキーの「白鳥の湖」を全篇にアダプテーションした作曲は現英生、そして発売された昭和43(1968)年初夏の流行最先端だったGSフィーリングを真っ向から取り入れたアレンジは只野通泰、そのふたりが手懸けた世界は、なかなか胸キュンにして、不思議な熱気があるんですねぇ~♪

特にイントロや間奏を聴けば、その頃のGS諸作が如何にクラシックからアイディアを借用していたかが痛感されると思います。

逆言えば、だからこそ、この山本リンダの「白鳥の湖」が企画されたのかもしれませんし、米田信一の失恋と儚い希望を綴った歌詞を甘えきった口調で聞かせる彼女の節回しこそ、真骨頂でしょうか。

もちろん、誰にでも表現出来る世界ではありませんが、カラオケ等々で女の子が普通に歌ったとしても、ウケるような気がしますねぇ~♪

ということで、実は本日は午後から、あちらこちらの集会や宴会に顔だけ出して、逃げ回っている状況でして、なかなか落ち着きませんが、せめて移動の車の中では、この当時の昭和歌謡曲を鳴らし、和みを求めているのでした。

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