OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-161:喜多ゆり子 ~ こんな時、雨の歌は…

2024-08-31 17:28:07 | 歌謡曲

もしも … あの時 / 喜多ゆり子 (キャニオン)

久々の「この人」シリーズということで、台風による大雨被害の真っ只中ではありますが、本日掲載のシングル盤A面曲「もしも … あの時」は作詞:林春生&作編曲:三木たかしが提供した、歌謡フォーク調の雨の歌です (^^;

発売されたのは昭和50(1975)年6月とされていますが、もちろん、サイケおやじが初めて耳にしたのは、これを中古ゲットした昭和60年頃でしたから、そのサウンドの懐かしモードには思わず、どっぷりと引き込まれましたですねぇ~~♪

なにしろミディアムテンポの曲構成にはイントロからエレキ&アコギによるアルペジオ奏法が用いられ、せつないメロディを吹いてしまうトランペットも、これまた昭和歌謡曲の色濃いお膳立てですから、雨の日に別れてしまったであろう恋人同士の恋愛の機微を女の立場から悔悟というか、愚痴というか…… (^^;

如何にも、ありがちな後悔の心情が歌われているんですが、それを演じている喜多ゆり子の声質が歌謡フォーク向きだと思えば、こ~ゆ~楽曲は正解だと思いますし、微妙に不安定さが滲む節回しが逆説的に胸キュン感を増幅されているような気もするんですが、いかがなものでしょう (^^;

既に述べたとおり、歌っている喜多ゆり子について、サイケおやじは全く知るところがありませんし、これがヒットしていたという記憶も当然ながら残っていませんが、レコードに針を落とす度に、なんとも懐かしい気分にさせられてしまうのは確かです (^^;

ということで、本日は驟雨の中、災害に備えて携行タンクにガソリンを10リットルばかり仕入れてきました。もちろん車の燃料も満タン!

とにかく現代は殊更スマホのバッテリーが切れたら、何も出来ませんので、まあ……、これだけ用意すれば、何とかなるはずと自分に言い聞かせている次第です。

それと、やっぱり現金、特に小銭が有用だと思うんですよ。

最近は全く、支払いに現金は使わなくなったんですが、地獄の沙汰もなんとやら……、電気が切れたらカードも使えませんから……。

備えは万全、それなくして、心の癒しも有り得ないと思うばかりでございます <(_ _)>

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吉田真梨を思い出す

2024-08-30 17:06:25 | 歌謡曲

もどり橋 / 吉田真梨 (CBSソニー)

活動期間は短くとも、それゆえにというか、妙に強い印象を残しているアイドルや歌手が少なからず存在するあたりが芸能界の魅力というものでしょうか?

本日の主役たる吉田真梨もサイケおやじにとっては正に、そ~した歌手であり、昭和51(1976)年春に掲載シングル盤A面曲「もどり橋」をデビュー曲として登場してから約2年ほどしか表舞台での活動は続かなかったものの、数枚残してくれたレコードには、なかなか琴線に触れる音源が収められているんですねぇ~~♪

例えば前述の「もどり橋」にしても、作詞:喜多條忠&作曲:三木たかし、そして編曲:あかのたちおが企図したところはミディアムテンポの哀愁歌謡であり、極言すれば小柳ルミ子の歌謡世界を意識した和風のグルーヴと歌謡フォークのせつない恋愛路線の巧みな融合と思えば、清涼な声質と安定した歌唱力、そして和み系のルックスで表現してくれるのは正統派歌謡曲の好例であり、だからこそ歌謡曲ファンには、たまらない魅力があったんじゃ~ないでしょうか (^^♪

ちなみに当時は、後の所謂「1980年代アイドルブーム」の前段階というか、華やかなキャラよりは、しっかりと歌手としての基本的実力も求められていましたから、制作されていたレコードの価値が再発見されるムーブメントが継続しているものと思っておりますので、吉田真梨の今に続く人気も、決してサイケおやじだけの思い込みではないと信じている次第です。

ということで、台風の進路や今後の被害予測難しい状況は、多難…… (>_<)

不要不急の外出を控えなければならないというのなら、週末は家に引き籠り、好きな趣味の世界に耽溺するのも幸せでありましょう。

ただし、それは避難が急務の皆様には些か配慮に欠けた発言…… <(_ _)>

予断と油断は禁物と思うばかりでございます。

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雨の日にもラブソング

2024-08-29 16:58:36 | 歌謡曲

よこがお / 梓みちよ (キングレコード)

ついに強烈な台風が襲来、各地で被害が続発しておりますし、拙文を記しているサイケおやじの窓の外も大雨ということで、本日は哀しい雨の情景も歌い込まれた大人のラブソング、それが昭和50(1975)年8月に梓みちよが出した掲載のシングル盤A面曲「よこがお」です。

皆様ご存じのとおり、梓みちよは洋楽カバーの和製ポップスから正統派歌謡曲、ポップス歌謡からニューミュージック歌謡等々、幅広いジャンルの歌謡曲を間違いなく表現出来る優れた歌唱力がありますから、長いキャリアの中には失礼ながら、それが時として裏目に出てしまったレコーディングも残されてはいますが、だからこそ、好きになったら忘れられない歌があるはずで、サイケおやじにとっては、この「よこがお」が、それです。

なにしろ作詞:山口洋子&作編曲:宮川泰が企図提供したところは大人の恋模様、それも避けえない別れが分かっていながら、そこに儚くも美しさを滲ませんとする女の心のせつなさが、ジャジーで粋なメロディ&アレンジで歌われているんですから、こ~ゆ~楽曲こそは梓みちよが独壇場と思うばかり (^^♪

正直、まあ……、メロディラインは服部良一が書き、霧島昇や石原裕次郎の他にも多くの名唱が残されている「胸の振り子」に酷似してはおりますが、それもまた結果オ~ライとして、個人的に納得してしまうのも、梓みちよが歌っているからです (^^;

創作の世界にパクリや剽窃は避けえない行動として、それを容認出来るかは、そこに「愛」があるか、否か……?

―― そんな論争は昔っから絶えないわけですが、基本的に素敵な作品の魅力はオリジナルを尊重しつつも、使い回される宿命があってこその名作・傑作じゃ~なかろうか?

そんな都合の良い事を時には言い訳として弄するのが、サイケおやじの卑小さであり、享楽についての居直りでありますので、ご容赦願います <(_ _)>

ということで、スピードが調スローモーなこの度の台風、おそらくは所謂「遣らずの雨」みたいな状況の皆様もいらっしゃるのでしょうか。

どんな状況においても、心の豊かさだけは忘れたくない、失いたくないというのがサイケおやじの信条です。

享楽も、それなりに求めていきたいものですねぇ~~ (^^;

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お天気おねえさんも歌う

2024-08-28 16:40:01 | 歌謡曲

そっとさよなら / レインドロップス (CBSソニー)

さてさて、凶暴な台風が日本に襲来ということで、皆様も天気予報を注視されているはずかと思いますが、殊更テレビの天気予報番組には何時頃からか、華やかな女性キャスターが起用され、そこからチヤホヤされていく美女がスタア扱いされる風潮が社会現象化しているなんてのは、ネット時代の今日でも変わらない楽しみ(?)かもしれません。

それは決して好ましい情報ばかりは伝えられない天気予報というジャンルであればこそ、そこに和みが必要とされる思い込み(?)も加わっての素敵な結果でしょうか (^^;

そこで本日取り出したのは、昭和54(1979)年に発売されたレインドロップスと名乗る三人組が歌ってしまったシングル盤なんですが、メンバーの増田葉子、志摩のぶ子、鈴木葉子は当時のTBSで天気予報を担当していた「お天気おねえさん」でありました。

ですから正直、歌はターヘ…… (^^;

しかし、作詞:小平なほみ&作曲:菅原進が提供のA面曲「そっとさよなら」はミディアムスローで往年の歌謡フォーク味が実に好ましい、夏の終わりの胸キュン歌謡♪♪~♪

青木望のアレンジも童謡風味を滲ませたソフトロック調ですから、彼女達のユニゾン歌唱の曖昧さも結果オ~ライじゃないでしょうか (^^;

ど~やら、当時の彼女達が出演する天気予報番組ではテーマ&BGMに使われていたらしいんですが、サイケおやじの記憶も、これまた曖昧ながら、このレコード音源だけ聴いていても、ホンワカムードのせつなさに包まれてしまうんですよ、これが (^^♪

う~ん、悲惨な災害を予報する場面では相応しくないかもしれませんが、こ~ゆ~企画盤が制作されていたあたりは、お天気キャスターの注目度が高くなっていたという、正に昭和の文化を今に伝える証拠物件かもしれませんねぇ~~ (^^;

ちなみに天気予報番組に起用されるキャスターは現在、本物の天気予報士である場合と単に「天気予報原稿」をそれらしく読み上げるタレントアナウンサーに二分されていると思われますが、何れにしろテレビ映えする女性が起用される確率も高いわけで、だからこそ、そこからスタア扱いされる新星が登場するんでしょうねぇ~~ (^^;

サイケおやじは最近、NHKに登場する田中美都がお気に入りで、癒し系のルックスと「前かがみ」ポーズがツボなんですが、皆様は注目されている「お天気おねえさん」はいらっしゃいますか (^^♪

閑話休題。

ということで、台風の影響を懸念して、昨日は出張の予定を前倒し、速攻で本日朝イチ、逃げ帰って来た次第です。

うむ、こ~ゆ~時こそ、和みの余韻が残る天気予報番組が必要なんでしょうかねぇ~~、不謹慎かもしれませんが……。

とにかくも、被害が最小で収まりますように願うばかりです。

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山本ゆかりは、これがイイッ!

2024-08-27 17:40:46 | 歌謡曲

ギンギラ御嬢 / 山本ゆかり (taurus / 東芝)

どんな業界にも所謂「柳の下の泥鰌」という存在が確認されますから、我が国歌謡界においても、殊更1980年代アイドルの世界に中森明菜のフォロワーだって当然の如く出現し、昭和60(1985)年2月に本日掲載のシングル盤を出してくれた山本ゆかりは、その正統的なアイドルシンガーだったのかもしれません。

―― と、ノッケから独断と偏見を綴ってしまったのも、彼女は正式に「中森明菜の妹分」として売り出されていたからで、当然ながら所属事務所も一緒でしたから、ここに作詞作曲:都志見隆&編曲:萩田光雄とクレジットされた収録A面曲「ギラギラ御嬢」は疑似歌謡ロックサウンドに彩られた明菜節が全開!?!

それは実際、イントロからビシバシのアップテンポにアレンジされたツッパリ歌謡であり、ですから山本ゆかりの歌いっぷりも中森明菜を意識しまくった節回しと如何にもロックっぽい声質を活かした巧みなプロデュースが成功しているんじゃ~ないでしょうか (^^♪

歌うだけ歌って、スパッと終わる曲展開も潔く、アイドル歌謡としては、そのビートを効かせた勢いが実にイイ感じでして、こ~ゆ~クールさは、山口百恵 ~ 中森明菜という美しき流れを継承していると思うんですが、いかがなものでしょう。

しかし……、それは決してメジャーな受け入れられ方が無かったというか、テレビドラマ等々での不良少女役とか、下卑たホステスみたいな役柄を演じる女優業へ転身したと思ったら、何時の間にかフェードアウトしてしまったのは残念でした……。

なんで売れなかったのかなぁ……、この私有の掲載盤にしても、中古ゲットではありますが、穴あきのサンプル盤ですからねぇ……。

ど~やら、以下は後で知った情報ではありますが、香港あたりで人気があったとか、一見ロックバンドの如し……みたいな活動をやっていたらしいんですが、サイケおやじは確認しておりませんので、やはり山本ゆかりは、この「ギンギラ御嬢」だけの存在であります (^^;

う~ん、なんとも……、せつなくなってしまったですよ、これを聴き、拙文を認めているとですねぇ…… (^^;

ということで、本日は台風接近の影響で予定を早めた出張中ですので、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

自然の猛威の前には無力な我々ではありますが、せめて備えは万全を心掛けたいものですねぇ~~~。

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彼女に自虐は似合わない…

2024-08-26 16:59:31 | 歌謡曲

やせっぽち c/w 夏ゆらり / 松尾久美子 (FOR LIFE)

掲載したのは昭和58(1983)年6月に発売された松尾久美子の2作目のシングル盤なんですが、これが……、なんとっ!?!

作詞:爪生秀人&作曲:佐藤健から提供の収録A面曲「やせっぽち」がギンギンのサウンドで演じられた歌謡ロックになっていたんですねぇ~~!?!

とにかくイントロがディストーション全開のギターソロ、そしてヘヴィなビートを伴ったミディアムテンポのアレンジからして、これをアイドルシンガーのシングル曲として楽しむには異質と思う外はなく、しかも歌詞に綴られているのが自己嫌悪から幾分捨て鉢なマイ・ワールド(?)ですからねぇ~~!?!

しかも肝心の主役たる松尾久美子の歌唱力が失礼ながら、こ~ゆ~楽曲を表現しきれていないと思いますし、このジャケ写ポートレートの不貞腐れ感が楽曲イメージどおりであるにせよ、その頃のテレビ出演時にはミニスカのロック系衣装でアイドル丸出しの振付を披露しつつ、これを歌っていたというあたりは、いやはやなんとも…… (^^;

もちろん、そんなこんなは決して彼女に責任なんかあろうはずもなく、ほとんど制作側の思惑優先だったという推察は易いでしょう。

というか、もしも……、彼女が自作自演のシンガーソングライターっぽい存在感を打ち出していたとしたら、この「やせっぽち」は大正解でしょうし、ボーカルに対するプロデュースも違っていたんじゃ~ないでしょうか……。

そんな仕上がり具合は、同じソングライタートリオが提供したB面曲「夏ゆらり」にも感じられ、詩情溢れる歌詞の世界は素晴らしいと思いますが、しかし……、それはアイドルシンガーには表現し難い感じというか、似合っていないんじゃ~ないでしょうか……。

それでも……、こちらは彼女の声質には違和感の少ない疑似ニューミュージック調の歌謡フォーク的なメロディラインに相応しいアレンジがあり、A面曲「やせっぽち」では反ロック的な声質で無理していた感じの松尾久美子も結果オ~ライ (^^;

しかし、それでもフックの効いたメロディ展開があるわでもなく、楽曲としてのアイドル性感度は低いわけで……。

う~ん、これが売れなかった理由も納得されてしまいます、せつないですが…… (^^;

ということで、今回は松尾久美子に対し、厳しい事ばっかり書き連ねてしまい、彼女のファンからのお叱りは覚悟しております <(_ _)>

ただし、この2作目のシングル盤があればこそ、次作「かすみ草」に瞠目させられるわけでして、それは追々ご紹介させていただく所存です。

失礼いたしました <(_ _)>

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Alain Delon は偉大なり

2024-08-25 17:00:02 | 歌謡曲

ウィ! シャバダバ / あらん・どろん (ワーナーパイオニア)

先日、フランスの二枚目俳優として世界的人気集めたアラン・ドロンの訃報に接し、サイケおやじとしても何かしらの追悼文を認めようと思ったものの、やはり故人の偉大な業績については気後れし……。

そんなこんなで取り出してしまったのが本日掲載のシングル盤でして、これこそが昭和55(1980)年9月に「あらん・どろん」と名乗る3人組女性コーラスグループが出した好事家御用達の1枚となるのでせうか (^^;

―― と言うのも、ここに収録のA面曲「ウィ! シャバダバ」こそは、我が国のテレビ深夜番組として今や伝説の「11PM(日本テレビ)」のテーマ曲として三保敬太郎が書いた、あの「シャバダバダァ~シャバダ♪」と歌われていたスキャットメロディの新装版であり、実際に当時の放送で用いられていた新録歌謡曲バージョンなんですねぇ~~♪

それは既に述べたとおり、三保敬太郎の作曲メロディに星野博志が歌謡曲的な歌詞を附り、吉村浩二が洋楽流行最先端のラテンフュージョン的なアレンジを施したアップテンポのファンカラティーナ調に仕上げられ、原曲の「シャバダバ」コーラスの前半から後半は程好い下世話さも楽しい歌謡コーラスに展開されるんですから、たまりません (^^♪

で、「あらん・どろん」のメンバーはナメ=滑川芳子、アッコ=本木敦)、エリ=奥山栄子の3人組とされていますが、サイケおやじには顔と名前が一致していないものの、件の「11PM(日本テレビ)」には実際に出演しており、その時々に応じてミニスカのテニスウェアやレオタード姿を披露していましたですねぇ~~ (^^♪

まあ……、失礼ながら、それほど抜群のスタイルではなかったグループではありますが、如何にも昭和50年代中頃のルックスは今でも記憶に残っておりますし、レコード音源を聴く限りではコーラスワークも安定して楽しめますので、なかなか面白い企画作でありました。

ただし、思い出してみると、テレビ出演していたグループと実際にレコーディングしていたメンバーが同一だったのか?

なぁ~んていう疑問も浮かび上がってきたりして…… (^^;

そのあたりも含めまして、如何にも芸能界ド真ん中で制作されたレコードかもしれませんねぇ~~、この「あらん・どろん」のシングル盤はっ!?

ということで、追悼文とは大きくズレた拙文、アラン・ドロンのファンの皆様には、ご容赦願うばかりでございます <(_ _)>

う~ん、それにしても、「Alain Delon」という名前の存在感だけでも、その偉大さに感服するばかりです。

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蘇れっ! 横浜ショック!

2024-08-24 17:02:24 | 歌謡曲

横浜ショック / 大内和美 (東芝)

もしも「演歌系シティ・ポップ」なぁ~んてジャンルが成立しているとすれば、昭和58(1983)年に大内和美が出した本日掲載のシングル盤A面曲「横浜ショック」は、なかなかのジャストミート感が侮れないところでしょうか。

それは作詞:福島邦子&伊南岳、作曲:福島邦子、そして編曲:鷺巣詩郎が提供した、これがミディアムテンポのボサノバ歌謡であり、また同時に歌謡曲保守本流の演歌っぽさも滲み出た仕上がりで、しかも歌っている大内和美のアルトボイスには微妙ながらも、山口百恵っぽさが感じられるという好ましさ♪♪~♪

しかも鷺巣詩郎が編曲には何時ものオシャレフィーリングがありますから、そのメロウフュージョン系のカラオケパートもニクイところなんですねぇ~~♪

ただ……、サビのパート ――
  
  ショック! ショック! ショォ~クッ!

というフレーズにはアクの強さが感じられるのも確かであり、そのあたりが十人十色の好き嫌いに繋がるかもしれません (^^;

ちなみに作詞作曲を担当した福島邦子はヤマハ系のシンガーソングライターとして、昭和53(1978)年に公式デビューしているんですが、スレンダーな肢体とシャープな面立ちというロック系の佇まいと歌謡ロック系の自作自演曲で当時、なかなかの隠れ人気がありましたですねぇ~~ (^^♪

実際、ライブステージではエレキギターを弾きながら歌い、またキーボードプレイの弾き語りも得意にしていたので、当時の映像が残っていれば、皆様にもお楽しみいただきたいですよ (^^♪

また様々な歌手への楽曲提供も少なくありませんでしたので、気になる皆様は、ぜひっ!

閑話休題。

さて、そこで主役たる大内和美については、アイドルシンガーというよりも、やはり歌謡曲フィールドでの活動がメインだったという印象で、確か……、後に「三井一美」に改名したという記憶もあるんですが、それほどのブレイクが果たせなかったという……。

だからこそ、彼女のレコードを探して中古屋を徘徊している歌謡曲マニアの存在も確認されるのは、個人的にも嬉しいところです。

ということで、大衆音楽にはヒットせずとも、イイ楽曲は夥しく残されてきたという真実は、あらてめて述べるまでもない真実であり、この「横浜ショック」にしても今日、誰かがカバーレコーディングすれば、相当イケる気がしておりますが、いかがなものでしょう。

というか、令和の現在であればこそ、昭和という時代に作られていた歌謡曲やシティ・ポップが再発見される機会が生まれておりますので、ぜひっ!

個人的には毎度の事ではありますが、おかゆ、門松みゆきに期待するところであります <(_ _)>

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「帰って来たドラゴン」鑑賞記

2024-08-23 16:53:20 | Movie

先日、倉田保昭凱旋帰国50周年を記念して、これまた50年ぶりに再上映された「帰って来たドラゴン」を劇場鑑賞出来ましたので、遅ればせながらのご報告をさせていただきます。

で、結論から申し上げれば、若かった当時に熱くさせられた気持ちが蘇りましたですよ (^^♪

とにかくブルース・リャンと倉田保昭というアクションの天才が直に対決する場面の緊張感は最高で、もちろん撮影されていた時期にはCGもワイヤーアクションもありませんでしたので、アナログでここまでやっていたっ!

その迫力たるや半端ではなく、しかも劇場の大画面で、それが堪能させられたんですから、たまりません (^^♪

また、同時に脇役陣の頑張りも相当なもので、やられっぷり良さは特筆されねばなりませんし、ストレートな画面構成によるシンプルな映像の積み重ねが逆に生身のアクションを最良の形でフィルムに焼き付けたんだと思います。

そこで気になる画質については、損傷してしまった原版フィルムからギリギリのリマスターが行われたとはいえ、流石に粒子の粗さは如何ともし難く、現代のデジタル映像に慣れた皆様にとっては、50年前の作品という古臭さを感じてしまうかもしれません。

しかし、だからこその再上映という意義も確かにあるはずで、それは実際、サイケおやじが鑑賞した日だけかもしれませんが、老人よりは若者が目立つ客層には、ちょいと驚かされたりもしました (^^;

そこで以下に、倉田保昭御大からの舞台挨拶等々の映像をネットからシェアしておきます。

 

『帰って来たドラゴン』の7/26・27・28舞台挨拶

『帰って来たドラゴン』舞台挨拶8.10(ノーカット)

撮影当時の裏話から現在の心境等々、倉田保昭御大の信念や熱意が伝わって、妙に心が和んだりもしますねぇ~♪

それと同時上映された短篇「夢物語」が、これまた素晴らしく、とても御年77歳という老人・倉田保昭の強烈なアクションにも圧倒されますよっ!

Short Shorts Film Festival & ASIA 2023 出品作品『夢物語』予告編

㊙新作映像!ちょこっとお見せします!告知もあります。

ということで、一応、東京地区での上映は終了となりましたが、以降は全国各地でも公開される予定等々、倉田保昭御大自らのメッセージ動画も貼っておきました。

全国共通特別鑑賞券+特典(サイン入りロビーカード)販売中!

いゃ~~、この「帰って来たドラゴン」は必ずやBD&DVD復刻もあるはずですが、機会があれば、ぜひとも映画館の大きな画面での鑑賞をオススメする次第です。

今回、思わず「不滅」という言葉を思い出してしまったサイケおやじからの、ご報告でした。

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逢ったとたんに思い出し

2024-08-22 16:46:45 | 歌謡曲

恋人くん / 速水栄子 (CBSソニー)

本日掲載のシングル盤は昨日ご紹介した坂上香織のレコードと一緒にゲットしてきた、個人的には所謂「美少女繋がり」とでも言うべき1枚です (^^;

主役たる速水栄子は昭和歌謡曲ファンには局地的有名スタアと申しましょうか、彼女こそは昭和46(1971)年に制作公開された藤圭子の自伝的映画「わが歌のある限り(松竹・宮川一郎監督)」において若干 10 歳ながら、藤圭子の少女時代を本名・吉田栄子名義で演じていましたからねぇ~~♪

その吉田栄子が昭和48(1973)年、ついに速水栄子の芸名で公式レコーディングデビューともなれば、当時は小学6年生の 12 歳ながら、既にして「天才歌手」と喧伝され、作詞:石坂まさを&作編曲:鈴木邦彦が提供の「恋人くん」をA面に入れたシングル盤が、これでありました。

つまり、歌唱力には定評があったわけで、そこには幼少期から「ちびっこのどじまん(フジテレビ)」等々のテレビ番組にも出演していたというキャリアがあった事とかっ!?

まあ……、そんなこんなは別にしても、速水栄子の歌唱力は本当に安定しており、この「恋人くん」にしても、大人への成長期に希望を抱く乙女心が歌謡フォーク調のメロディで演じられる時、ナチュラルな初心っぽさは、殊更ロリマニアにもウケていたんじゃ~ないでしょうか?

サイケおやじ的には、これまでも記してきたとおり、基本的にロリ趣味が無いもんですから、そ~ゆ~思い入れは皆無とはいえ、楽曲そのものはオンタイムで耳にしていた記憶も強く残っていましたので、掲載のブツに邂逅した瞬間、今この時にゲットしなければっ!?

―― なぁ~んていう強迫観念(?)に捕らわれてしまったのも、 彼女の面立ちの顎のラインや目許の雰囲気が藤圭子に似ている感じにハッとさせられ、そ~いえば……、前述したとおり、件の映画で藤圭子の少女期を演じていたのにも納得 (^^♪

まあ……、そ~ゆ~動機も猟盤活動には存在するというわけです (^^;

ということで、昨夜と今朝の大雨強風は驚愕するばかりでございました。

皆様は、ご無事でありましたでしょうか。

またまた台風が襲来しそうな予報が出ておりますが、政治の世界では各党の次なるリーダー選びが生臭く進行中ですから、サイケおやじとしては、とにかく災害に強い指導者の登場を強く願っております。

日々の生活、趣味の世界の充実だって、平穏安心の世の中があってこそですからねぇ~~。

決して真実を報道しないテレビや新聞なんて、信じる前に自らの希望だけでも確立させておきたいものです。

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