OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

見つめている新藤恵美

2013-05-31 15:25:09 | 歌謡曲

花のためいき c/w 夜の終り / 新藤恵美 (RCA / 日本ビクター)

新藤恵美といえば、永遠の美しきチャレンジャー!

それは一躍ブレイクを果たしたテレビドラマ「美しきチャレンジャー(TBS)」に因んだシャレでは決してなく、十代半ばに松竹のニューフェイスとして芸能界入り以降、常にギラギラした活動を続けているからこその思い入れです。

特に昭和50年代後半からは熟女の魅力を全開させたロマンポルノ出演やヌード写真集にイメージビデオの発売がありましたから、個性的なキツイ面立ちの所為もあり、如何にも堂々と!?

なぁ~んて、言ってしまえば失礼でしょうか。

そしてもうひとつ、決して忘れてはならないのが歌の世界での活躍であり、前述した「美しきチャレンジャー」を歌ったシングル盤は見事にヒットしていますし、加えて今日では、和製レアグルーヴの聖典曲になっているのですから、侮れません。

本日掲載のシングル盤も、実はなかなかの人気作としてファンやマニアから熱い注目を集めている1枚で、発売された昭和44(1969)年の典型的なポップス歌謡が楽しめますよ♪♪~♪

それはまずA面「夜のためいき」からして作詞:大日方俊子、作編曲:大沢保郎の狙いがドンズバの仕上がりで、幾分チープなオルガンが印象的な演奏パートには大袈裟なストリングスが被せられ、湿っぽい曲メロを情熱的に歌いあげる新藤恵美のボーカルと絶妙の化学変化を聞かせてくれます。

う~ん、彼女の声の張りとハスキーなプレスのナチュラルな雰囲気の良さには、何度聴いても惹きつけられてしまいますねぇ~♪

一方、B面の「夜の終り」が、これまた滋味豊かな昭和歌謡曲の秀作で、そのミディアムテンポで披露されるGS歌謡の変化球(?)みたいな展開は、新藤恵美ならではの強い声質で歌うのがベストの選択なんでしょうか。

程好いコブシの回し方も良い感じ♪♪~♪

ちなみにこちらは作詞:山上路夫、作編曲:三木たかしのコンビが書いたことから、黛ジュンのバージョンも有りそうな気がしますが、真相は如何に?

ということで、現実的には大ヒットには至らなかったレコードなんですが、とにかく彼女が自信を持って歌っている姿勢は素晴らしいと思います。

ご存じのとおり、新藤恵美にしても、これまでの人生や活動は決して順調な時ばかりではなかったんですが、どんな場合も前向きだったとサイケおやじは思いたいですし、そこに好感が持てるのです。

ちなみに彼女はイケイケのイメージもありますから、巨乳スタアと思われがちですが、実はそれほどではありません。むしろ逆というのが率直な印象なんですが、映像世界の中で拝見出来る裸体の見どころというポイントにおいては、ちょいとクセのある乳首がハイテンションな感度を想起させてくれますからねぇ~♪

それはそれで、また、彼女の魅力のひとつと思っています。

あぁ、新藤恵美の強い眼差しで見つめられたいものですねぇ~♪

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ハードボイルド憧れ症候群

2013-05-30 15:41:26 | Soundtrack

野獣死すべしのテーマ c/w TOKYOマシーン / 荒川バンド featuring 岡野等 (日本コロムビア)

今週も首吊りの足を引っ張るが如き仕事をやっているサイケおやじではありますが、決して好きでやっているわけじゃ~ないっ!

という言い訳なんか、誰も信じてはいないでしょう。

んなぁ~こたあ、百も承知なのが、まあ、サイケおやじの、せめてもの矜持ってやつです。

でもねぇ~、出来れば誰だって、穏やかにやっていきたいはず……。

そんなこんなから、思わず悲壮感に酔ってしまいそうになるサイケおやじの心に滲み入るのが、本日掲載のシングル盤A面曲「野獣死すべしのテーマ」というわけなんですが、現実はこんなにハードボイルドなカッコ良さなんか、ありはしません。

しかし男に生まれた以上、一度はやってみたいのが、このジャケ写の世界だと思っているわけです。

そしてバックに流れるのが哀切のトランペットによるクールなメロディ♪♪~♪

書き遅れてしまいましたが、このシングル盤は松田優作主演による同名大ヒット映画のテーマを収めた1枚で、現実的にはフィルムバージョンではなく、レコード用のバージョンになっています。

しかし前述したとおり、マイルス・デイビスっぽいイメージで吹いてくれる岡野等のトランペットが、たまらない「泣き」の世界を提供してくれますし、バックを務める荒川バンドは、才人・荒川達彦(sax,key,arr) 率いる名人揃いのグループですから、その完成度は言わずもがなでしょう。

ちなみに岡野等も荒川達彦も基本的にはジャズプレイヤーでしょうが、我国ではスタジオでの仕事も夥しく、レコーディングクレジットの有無にかかわらず、彼等の音は絶対に耳へ届いているはずです。

もちろんそれは広範な音楽的才能に裏打ちされたものですから、ここでB面に収録された「TOKYOマシーン」が、死ぬほどシビレるジャズファンクなのは当然が必然!

疾走感満点の演奏をリードするチャカポコのパーカッションとファンキーなギターカッティングも高得点です♪♪~♪

いゃ~、この襲いかかって来るブラスのリフの切れ味、テンション高過ぎという他は無い岡野等のトランペット、エグ味の効いたベースとドラムスのコンビネーション!

もう、全篇キメまくりの演奏には、何にも言えませんよっ!

とにかく聴けばスッキリのB面にヒリヒリした感傷のA面という、これはサイケおやじの必需品のひとつであります。

ということで、最後になりましたが、大藪春彦の原作を映画化した「野獣死すべし」は、このシングル盤が作られた松田優作主演による昭和55(1980)年版の東映作品の他に、昭和34(1959)年の仲代達矢主演による東宝作品、さらに昭和49(1974)年の藤岡弘主演による同じく東宝作品の「復讐のメカニック」という、何れ劣らぬ素晴らしいハードボイルド物が残れされています。

そして幸いな事に現在、前述の3作品が全てDVD化されていますので、機会があれば、ぜひともご覧くださいませ。

三者三様のハードボイルドが堪能出来ますし、そこに自らの生き様を重ね合わせるのも、決して勘違いでは無い!

そう、サイケおやじは、信じているのでした。

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オールディーズっぽいシェリーの雨の歌

2013-05-29 15:24:03 | 歌謡曲

■いとしのミスター・レイン / シェリー (日本ビクター)

いよいよ今年も日本は梅雨に本格突入したようです。

こんな時期は決して好きではないサイケおやじですが、しかし、なればこその「雨の歌」はあれこれ、かなり好きなんですから、早速ご紹介するのが昭和52(1977)年に発売された本日掲載のシングル盤A面曲「いとしのミスター・レイン」です。

まず、歌っているシェリーが美形ハーフアイドルということもありましょうが、千家和也の綴った歌詞に付された曲メロが完全に往年のアメリカンポップス丸出しの好ましさで、そのミディアムテンポの甘くて胸キュンの世界を演出したのが作編曲:水谷公生であり、しかもストリングスアレンジが羽田健太郎なんですから、刺激されるツボはオールディーズ・バット・グッディーズ♪♪~♪

もちろんシェリーのルックスにはジャストミートの企画であり、雨の日に傘を差し出してくれた優しい男を忘れられないという、如何にも定番のお約束を堂々と歌ってくれるんですから、たまりませんねぇ~~♪

いゃ~、シェリーは歌が上手いですよっ!

ゴージャスなバックの演奏パートに全く負けていないボーカルの存在感、節回しの情感のさらりとした表現からサビでの熱い思い入れと余韻の残し方等々、これぞっ! 正統派アイドル歌謡ポップスのお手本と思うばかりです♪♪~♪

そして絶対的なキメとなっているのが終盤の「語り」でありまして、程好い芝居っ気が本当に憎めません♪♪~♪

うむうむ、聞くほどに、こんな秀逸なレコードが当時は普通に作られていたという、その現実が夢のようにさえ思えます。

ということで、梅雨の鬱陶しい季節にあっても、素敵な「雨の歌」があれば、それはそれで心地良く過ごせるように思います。

何よりも世界中で今日まで、「雨の歌」はゴマンと作られてきたわけですから、さもありなんでしょう。

皆様が心に残るそうした世界に、本日の「いとしのミスター・レイン」を加えていただければ幸いでございます。

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岸ユキの歌はクセになる♪

2013-05-28 16:15:35 | 歌謡曲

すみれ咲く頃 / 岸ユキ (テイチク)

俳優にとっての所謂当たり役は両刃の剣!

それはひとつの間違いのない現実であって、例えば本日の主役たる岸ユキであれば、爆発的なヒットになったスボ根ドラマ「サインはV(昭和44~45年・TBS)」のキャプテン=松原かおりのイメージが絶対的でしょう。

なにしろ岡田可愛、范文雀、中山麻里といった個性的な美女ヒロインが毎週熱いドラマとサービス満点の演技を披露してくれる中にあって、やはり自然と目を奪われるのが男子の本懐の如き存在感で魅せていた岸ユキでありました。

つまり役柄では大人のイメージでありながら、抜群のスタイルとナチュラルに華やかな振る舞い、それでいて快活でボーイッシュなイメージは絶妙でしたねぇ~♪

もちろんドラマのひとつのウリであったブルマー姿では、しなやかに伸びる美脚とヒップからのラインの美しさは、レギュラー出演者中では最高だったと思います♪♪~♪

そこでど~しても、我々は彼女に接する時、「サインはV」を払拭出来ないわけですが、実は岸ユキは歌って踊れる歌謡スタアを目指していた事を後に知ってみると、中古屋巡りで遭遇する彼女のレコードには、なかなか刺激を受けるブツが少なくありません。

本日掲載のシングル盤は当然ながら「ジャケ買い」趣味も強い1枚であり、言い難い欲望を抑えきれないムチムチした肢体が結果オーライ♪♪~♪

しかも聞かせてくれるA面曲「すみれ咲く頃」が発売された昭和44(1969)年5月のムードも色濃い、エレキ歌謡の変化球とでも申しましょうか、どこからしらシタールの音色に近いギターやマンドリンの響きがサイケデリックな雰囲気でありながら、微妙な中華メロディが滲む曲展開が哀愁を誘ってくれるんですねぇ~♪

ちなみに作詞:タマイチコ、作曲:中州朗、そして編曲:荒木圭男という制作陣がどこまで狙っていたかは知る由もありませんが、岸ユキのねちっこいコブシの歌い回しが耳に残ってしまうかぎり、これは「幻の名盤」認定も不可避ではありません。

まあ、そこまで思い込んでしまうのは、例によってサイケおやじの「悪いムシ」ってやつかもしれませんが、こういう歌は疑似「お色気路線」であり、それが前述「サインはV」出演以前に作られていたのですから、侮れません。

そして実際、後にはそれがモロに出た幾つかのレコードも発売されるのですから、本人のヤル気はガチンコだったと思いますが……。

ご存じのとおり、結果的に歌手としてのブレイクは果たせず、しかし不滅となった岸ユキの快活なイメージは現在、農業関係の仕事をやっているというテレビ番組出演にも納得出来るものがありますねぇ~~♪

ということで、これが虜になると抜け出せないのが岸ユキの歌の世界です。

果たして何枚のレコードを出したのかさえ、サイケおやじは知らないのですが、見つけたら即ゲットの対象には絶対!

残念ながら持ちネタが少ないので、小出しではありますが、ご紹介は続けていく所存です。

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ロック・パイロットよ、もう一度!

2013-05-27 15:01:55 | 日本のロック

悪い季節 / ロック・パイロット (ワーナーパイオニア)

アナログ盤の良さのひとつに「B面」の存在がある事は、レコード文化に慣れ親しんだ皆様には言わずもがな、そこには歌って演じた者の本音が少なからず記録されています。

例えば本日掲載のシングル盤はタイガース~PYGの弟バンドのように有名だったロック・パイロットが昭和46(1971)年に出した1枚なんですが、本来はA面収録の「風にそよぐ葦」がヒットすればOKのはずが、ウケていたのはB面の「悪い季節」でした。

なにしろレコード屋のディスプレイでも、そっちのジャケ写が表扱いで飾られ、ラジオでも「悪い季節」を多く聴いた記憶がサイケおやじには強いです。

それは件の歌と演奏が実にロックっぽく、極言すれば「ジャケ写どおりの音」が楽しめるんですねぇ~~♪

と言うのも、ロック・パイロットは基本的にアイドル系GSの衣鉢を受け継いだグループであり、それゆえに洋楽好きの野郎どもには相手にされず、ファン層は中学生女子が多く、そもそも当時は「日本語のロック」云々の論争がありましたから、渡辺プロダクション所属という好条件から各メディアへの頻繁な登場も裏目だったように思います。

つまり些か確信犯的な書き方になりますが、日本のロックは売れないという当時の現実がある以上、最初っからの売れセン狙いは邪道であり、それはロックでは無い!?

なぁ~んていうミョウチキリンなロジックさえ成立していたんですよっ!

まあ、今となっては笑い話にもなりませんが、それじゃ~、一生懸命にやっていたメンバーやスタッフはバカを見た正直者の様に思われるのが部外者のサイケおやじにしても心外……。

しかし日本語詞でありながら、如何にもニューロックな「悪い季節」がウケたんですから、神様も無慈悲ではありません。

ちなみに公式レコードデビュー時のロック・パイロットは中村健人(vo)、中尾喜紀(vo)、矢花郁雄(g)、木幡聖彦(g,b,key)、秋本良永(ds) の5人組でしたが、メンバー各々は様々なGS在籍者ばかりで、一番有名なのは元フラワーズの中村健人でしょう。

また実際のライプステージでは助っ人の参加も多かったようで、後に売り出す近田春夫(key) や輸入アイドルのアラン・メリル(vo) が入っていたのは良く知られていると思います。

で、肝心の「悪い季節」は作詞:安井かずみ、作編曲:木幡聖彦による、なかなかハード&グラムロックな仕立が好ましく、大きくミックスされたドラムスの喧しさは特筆物と思います。

そしてなによりも「勢い」があるんですよねぇ~~♪

告白すれば若き日のサイケおやじは、この「悪い季節」をやりたかったのに、ど~しても言いだせなかった後悔に苛まれるわけですよ。

ということで、そんなこんなから、今でもこのレコードに針を落すことが多い日々の中、久々に鳴らしてみたA面「風にそよぐ葦」も、作詞:安井かずみ、作曲:沢田研二、そして編曲:井上堯之が練り上げた、なかなか素敵なアドル系ソフトロックの名曲名演だった事に気がついています。

ホーン&ブラスの使い方にもイヤミがありませんし、するとこれは早すぎたサウンドゆえにウケなかった!?

もう、そう思う他はないのかもしれませんねぇ~~。

う~ん、6人写りのジャケットも眩しいです。

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遠い…、帰路

2013-05-26 16:08:30 | Weblog

久々にバイクで遠乗りに出たら、バッテリートラブルかっ!?

とにかくマシンが不調で苦しんでおります。

あぁ~ぁ、とっくに帰っているはずの時間に、だましだましの走りじゃなぁ……。

ということで、本日は嘆き節、失礼致しました。

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加納秀人はカッコ良すぎるのが欠点!?

2013-05-25 15:57:20 | 日本のロック

イエロー・モンキー c/w 遊星とランデブー / 加納秀人 (RCA)

当ったり前のことですが、人の心は変わるもの!

それを他人が許容出来るか、知ったこっちゃ~ないという姿勢も時には必要という現実を教えてくれるのが、本日掲載のシングル盤です。

平たく言えば、時流に媚びないまでも、アクセスしていかなければ生き残れないのが世の中の理であって、そりゃ~、もちろん頑固一辺倒も美しい生き様ではありますが、やっぱり有れば便利なのが、お金です。

そこで我らが加納秀人、真摯にハードなロックに邁進していた外道が解散(?)した事から心機一転! か、どうかは知る由もありませんがねぇ、とにかくレコード会社を移籍してのソロデビューシングルでやらかしたのが、フュージョン系AOR!?!

まあ、そこまでは外道からのファンも許容出来るでしょう。

しかし件のA面曲「イエロー・モンキー」が外道でやっていたグリグリに激熱のスタイルから、曲展開も含めて、なにやらトロトロに甘いメロウな歌と演奏への変節には、リアルタイムで賛否両論!? 談論風発でしたねぇ~~~。

今となっては、これこそが発売された昭和53(1978)年の流行最先端のサウンドであり、バックを務めた難波弘之(key)、島健(key)、ロミー木下(b)、ジョニー吉長(ds)、津田俊司(ds,per)、松風鉱一(sax,fl) という面々の手堅いサポートがあればこそ、加納秀人(vo,g) も存分に歌謡ロック(?)をやれたという真相に理解を示せるファンも多いはずですが……。

さて、そこでサイケおやじの立場なんですが、これが当時から本当に気に入ってしまい、だからこそレコードも買ったんですが、実はこういう方向性には外道解散のしばらく前から試みられていた実相があり、それらは後に公式発売された秘蔵ライプ音源の随所に記録されているのですから、なにも「変節」なんていう言葉を用いる必要もないわけです。

ただし同時に、お前はロックをやめたんかぁ~~~!?

という声を上げたくなるのも、一方の事実でした。

それほど、ここでの「イエロー・モンキー」は外道バージョンとは異次元の気持良さがあり、おまけにB面収録の「遊星とランデブー」が、高中正義も仰天必至というフュージョンインストなんですから、たまりません♪♪~♪

クゥゥゥ~~ッ、加納秀人、あんたはカッコ良すぎるぜっ!

当時から密かに、このバージョンの「イエロー・モンキー」でクールに燃えるギターソロをコピーしていましたが、やるほどに自分のダサ~い存在が浮き彫りになるような自虐を覚えましたですよ……。

ということで、結論としては、ここまでやっても加納秀人は一般的な意味でのメジャーにはなれず、そういう観点では同じく歌謡ロックに手を染めたチャーとは差を広げられた感もありますが、まあ、それはそれでしょう。

ちなみにこのシングル盤両面に収録された2曲を含む同時期発売のアルバム「地球の夜明け」も、今となっては本人のキャリアの中で浮いてしまった評価かもしれませんが、聴けばやっぱり惹きこまれる魅力がありますよ。

思えば当時は洋楽でも、サザンロックをやっていた奴等がAORやフュージョンに寝返ったり、あるいは西海岸系ハリウッドポップスのスタアミュージシャンがソウル&ディスコに色目を使ったようなレコードを出し、それがヒットしてしまう実態もありましたからねぇ~。

加納秀人だって、理屈を講じて非難されるべきところは無いわけです。

ご存じのとおり、外道は1980年代に再結成され、この「イエロー・モンキー」も従来路線に戻ったのですから、そうなればなったで、サイケおやじはますますこれを聴き継いでいるのでした。

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永遠は由紀さおりの愛

2013-05-24 15:18:53 | 歌謡曲

この愛を永遠に / 由紀さおり (東芝)

今はすっかり世界の歌姫になってしまった由紀さおりも、サイケおやじの認識では昭和歌謡曲のスタアであり、決して童謡を歌うことについても潔しとは思いません。

もちろん由紀さおりの個性のひとつである澄んだ歌声は、どんなジャンルでも素晴らしい感動を与えてくれるわけですが、ならばこそ、歌謡曲という下世話なフィールドにおける存在感は殊更に強いんじゃ~ないでしょうか。

そこで本日掲載したシングル盤は昭和46(1971)年に発売の1枚ですが、A面に収録された「この愛を永遠に」は、そのあたりのバランスが最高に楽しめる大名曲にして極みの名唱♪♪~♪

所謂ソフトロック調のボサノバ歌謡にして、なかにし礼の綴った歌詞が大人の愛の理想形ならば、川口真の作編曲が、これまたエレガントなメロディ優先主義を貫いているのですから、由紀さおりの素直な節回しが最高に活きているんですねぇ~~♪

そして前述した歌謡曲の下世話な部分が感じられないのに、これが立派な歌謡曲になっているのは、由紀さおりの特別な個性の発露と思う他はありません。

近年彼女の人気が再燃したジャズアレンジの歌謡曲から由紀さおりを知った皆様にこそ、一番に聴いていただきたいのが「この愛を永遠に」と書いてしまうほど、これは素敵なんですよ♪♪~♪

ということで、由紀さおりはヒット曲&名曲を数多く歌ってきましたから、何もこればかりが特筆されず、むしろ大きなヒットにならなかったがゆえに、今日でも新鮮に聴けるのかもしれません。

やっぱり由紀さおりは歌謡曲が最高です。

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小宮慶子の誘惑

2013-05-23 15:22:02 | 歌謡曲

おんなの廃墟 c/w 涙の忘れもの / 小宮慶子 (テイチク)

昨日は昨日として、本日はお色気優先に戻りました。

実はこれ、先日の台湾出張で仕入れてきたブツの中の1枚で、もちろん所謂ジャケ買いだった事は皆様がご推察のとおりです。

主役の小宮慶子は多分、美人歌手として昭和30年代から活躍していた小宮恵子と同一の人物でしょう。

だとすれば、サイケおやじが少年時代から好きだった、所謂素敵なお姉さまですから、このシングル盤に遭遇した幸運を逃してしまうのは、バチアタリというものです。

あぁ~、この衣装にして、このポーズ♪♪~♪

程好く媚びた微笑みが逆に淫乱な佇まいを強調しているのですから、彼女も分かっています。つまり、これは明らかに男好きする狙いがあるんですねぇ~♪

そして特にA面曲「おんなの廃墟」は、これが発売された昭和45(1970)年における典型的なムード歌謡で、そのエロス性感度の高さは濃密過ぎるほどです。

ただし作詞:どいあきら、作曲:中村泰士、そして編曲:北双葉の手法が失礼ながら、あまりにも類型的になった感は否めません。

その所為でしょうか、B面に入れられた中村泰士の作詞作曲による「涙の忘れもの」が、ほとんど正反対の味わいが強い歌謡ポップスに仕上げられているんですが、ところがそれじゃ~、なにか物足りないのが、小宮慶子の歌の特質かもしれません。

しかし、それでもサイケおやじは満足していますよ。

だって、このジャケットの前には不平不満なんて、禁物ですから!

ということで、それなりに長いキャリアで活動している小宮慶子は、常に時代のニーズを相当意識していたと思われます。

ご存じのとおり、彼女は「島のアンコさん」が自身一番の大ヒットでしょう。また、青春歌謡やデュエット曲も十八番であり、当時はテレビに出る事も多かったと記憶していますし、ベテランの域に入ってからのこのレコードあたりは、「美し過ぎる熟女」のイメージで売っていたのかもしれません。

まあ、残念ながら昭和40年代後半からはテレビ出演も激減し、セミリタイア状態の頃もあったのが現実……。

それでも残されたレコードの多くが、魅惑のジャケ写に包まれているのは、まさにマニア泣かせの歌手だと思っています。

う~ん、本気になりそうな自分が怖いなぁ~~♪

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これは本物! 歌謡ソウル!

2013-05-22 15:34:58 | 歌謡曲

可愛いあなただから / ズー・ニー・ヴー (日本コロムビア)

GSブームの中でレコードを出していたバンドは、基本的に歌謡曲をやらなければなりませんでしたが、それにしたってロック系、フォーク系、R&B系等々、多様化していたところに面白味がありました。

本日の主役たるズー・ニー・ヴーは、何んと言っても「白いサンゴ礁」のロングセラーヒットによって、歌謡フォーク寄りのグループと思われがちですし、実際、ズー・ニー・ブーとして集まったメンバー各々はそういうルーツを持っていた事は確かです。

しかしサイケおやじがズー・ニー・ヴーのライプに最初に接した時は、サム&デイヴテンプテーションズ等々の黒人ソウルのカパー曲をやっていましたし、歌も演奏もかなり本格的だった事は、ズー・ニー・ヴーが残したアルバム「ズー・ニー・ヴーの世界」を聴けば納得されるはず!

つまりシングル盤は、あくまでもレコード会社の方針に従ったヒット狙いとメンバーは割り切っていたとしても、ライプの現場を体験していたコア(?)なファンの困惑は推して知るべしであって、このあたりは例えばゴールデン・カップスを代表格として、リアルタイムで活動していたプロのグループがそれぞれに苦悩(?)していた事柄のひとつだったと思われます。

ですから、如何に早く自分達本来のサウンドをシングル盤で出せるかが、商業的な成功よりも大切にされていたフシさえあったんじゃ~ないでしょうか。

と言うよりも、そういう志(?)を持っていなかったら、逆に不思議ですよねぇ~~。

本日掲載のシングル盤A面曲「可愛いあなただから」は、まさにこれぞっ! ズー・ニー・ヴーの本領が発揮された傑作で、発売された昭和44(1969)年の洋楽事情を鑑みたとしても、この真っ黒なサザンソウルのフィーリングを歌謡曲に活かせたのは実力の証明!

とにかくイントロからグッとシビれるディープな雰囲気の良さは、いきなりのキメとなっている英語による語りさえもイヤミがありませんし、モロにムード歌謡なコーラスがジャストミートしているんですから、たまりませんねぇ~~♪

しかも町田義人のリードボーカルが唯一無二の素晴らしさで、その声質の個性は不滅の輝きでしょう。

ちなみに楽曲の作詞は阿久悠なんですが、作編曲を担当した田辺信一は非常に幅広い分野で秀逸な仕事をしながら、何故か一般的には知られていないのが勿体無い才人で、この「可愛いあなただから」の分かり易い本物感覚の凄さだけでも、要注意と思います。

ということで、しかしそれにしても、このジャケ写はあんまりですねぇ~~♪ 確かに当時の洋楽グループには似たようなコンセプトの写真やレコードデザインが残されていますが、これだけリアルなソウル歌謡をやってくれたズー・ニー・ヴーにはミスマッチですよっ!

願わくば、ひとりでも多くの歌謡曲ファン、ソウル歌謡大好き人間の皆様にお楽しみいただきたい、これも昭和の素敵な歌であります。

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