OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

カルテを持って、あっちへ、こっちへ

2013-04-30 15:27:26 | Weblog

定期健診で病院内をウロウロしています。

日帰り人間ドックみたいなもんですが……。

それにしても看護婦が愛想、無いなぁ~~~。

アンケート付いてますんで、書いてやろうと思案中でござんす。

肝心の健康状態は自覚症状が何もありませんので、結果良好だとは思いますが……。

こればっかりは素人には判断出来ないでしょう。

おかげさまで健康平穏に暮らせている現在の幸せに感謝です。

ということで、本日の1枚は休載、ご理解下さいませ。

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アイドルの帽子は花飾り

2013-04-29 15:05:52 | 歌謡曲

あこがれ / サミー (ポリドール)

本日も好評(?)の「帽子」シリーズということで、思えば昭和40年代末~昭和50年代初頭には、それもアイドルイメージの代名詞であったような気がします。

例えば掲載したシングル盤のジャケ写は、ハーフ系アイドル歌手のサミーが作り込まれた、これが当時の典型的な、そのイメージがモロ!

特に「花飾りの帽子」&「お姫様風ドレス」は、ちょい前の「ミニスカ」&「ぬいぐるみ」に替わるウケ狙いの王道でありましたですねぇ。

つまり天地真理や南沙織の大ブレイク以降、そうでなければならないという「掟」があったのかもしれませんが、そのあたりはどんな業界にも共通する流行症候群のひとつとして、なかなか興味深い後追いも可能だと思います。

そしてサミーが歌ってくれたA面曲「あこがれ」は、その決定的な証拠物件とでも申しましょうか、極言すれば歌のイメージが完全に「天地真理」と「南沙織」の折衷スタイルになっているスグレモノ♪♪~♪

溌剌としたアレンジが活きた曲メロは躍動的ですし、微妙な「甘え」を滲ませるサミーの歌い回しが、なかなか愛くるしいんですねぇ~♪

しかもバックの女性コーラスのソウル風味やブラスセクションとリズム隊のキレも良い感じ♪♪~♪

うむ、これは森田公一だなぁ~、と思いつつも楽曲クレジットを確認すれば、なんとっ!

そこには作詞:有馬三恵子、作曲:筒美京平、そして編曲:あかのたちお!!

あぁ~~、思わず唸る、その真相ってやつですよ、これはっ!

まさに発売された昭和50(1975)年の流行にどっぷりの仕上がりで、サミーのボーカルもカラオケパートの演奏も、なかなかテンションが高いと思うばかりなんですが、結果的に大きなヒットにならなかったところが芸能界の厳しさなんでしょう。

特にサイケおやじの拙い記憶では、サミー本人がこのジャケ写よりも、ずぅ~~っとボーイッシュなイメージでマスコミに登場していた事も、結果的要因かもしれません……。

ということで、アイドルは泡沫だからこそ、忘れられない!?

そうした常套句が用いられるならば、サミーの詳しいプロフィールを全く知らないサイケおやじにしても、このシングル盤だけを愛でていればOK!?

ただし、それで満足出来ないのがレコード世界の恐ろしさなんですよねぇ~♪

とりわけ昭和歌謡曲はジャンルも広くて、深~いですから、底なし沼みたいなもんかもしれませんが、まあ、行けるところまでは行く所存であります。

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祝・ユーミン紫綬褒章

2013-04-28 15:06:27 | Singer Song Writer

きっと言える c/w 飛行機雲 / 荒井由美 (東芝)

ユーミンに春の叙勲受章が発表されました。

その功績は我国芸能史の中でも特筆されるべきもので、リアルタイムの昭和47(1972)年のレコードデビュー時から今日に繋がる老若男女の大勢のファンが、一緒に共感出来る数少ない歌の世界を提供し続けてきたことが認められたのでしょう。

しかも常に時代の最先端を取り入れながら、決してイヤミにならない存在感は、ある意味では商業戦略の上手さであり、また「人徳」を強く感じさせるのですから、それは憎らしいほどです。

中でも凄いなぁ~、とサイケおやじが思うのは、ユーミンのファッションセンスの素晴らしさで、これまで発売されてきたレコードのジャケットを眺めているだけで、浮かんでは消える時の流れのあれこれがっ!

本日掲載のシングル盤も、まさにそのひとつとして、これは昭和48(1973)年のムードがきっちり撮られたジャケ写が嬉しいでしょう。

実は既に皆様ご推察のとおり、これは最近の拙ブログで続けている「帽子ファッション」の一環で選んだものでして、ユーミンには失礼かと思いますが、これも当時のアンノン系ファッションの典型でありました。

ただしユーミンが流石なのは、時代の中のどんなファッションを身につけても、それをきっちり着こなせる術を持っていた事で、言い換えれば、それだけのセンスの良さがユーミンにはあったんだと思います。

いや、「思います」なぁ~んて言葉は不必要!

だって洋装ばかりか、和装もエスニック系フッションも隔てなく着こなすユーミンは、それを自らの歌の世界にサウンドとして表現してきたのですからねぇ~♪

もちろんヘアメイクも同様であり、率直に言わせていただければ、決して一般的な美女イメージではないユーミンが常に堂々と先端ファッションで存在しているかぎり、それは世界中に勇気を与えたと言っても許されるんじゃ~ないでしょうか。

平たく言えば、ハイセンスでありながら、所謂タカピーではないところは商業戦略として評価される向きもありますが、全盛期だった1980年代の意図的としか思えない「ブスメイク」等々は、案外本音だったのかもしれません。

そこが女性から共感を覚えられるところだとしたら、すっかり還暦間近のユーミンが今も少女~大人の女性の気持を忌憚なく自作自演出来るのは、驚異!

もう、その一言で決まりでしょう。

ということで、ユーミンは決して権威主義者ではないと思いますし、若い頃はそれなりにテレビ出演には難色を示し、コンサートライプで生の自分に接して欲しいと願っていたそうですが、それじゃ~、ライプに行けない人はど~するの? というマスコミからの質問に対し、平然として「それは仕方ないんじゃ~ないの」と答えたという、伝説的な逸話を業界の人から聞かされたりもしました。

また、サイケおやじは震災前の神戸に幾つもあったド派手なスタイルの靴しか売っていない店で、ユーミンが漁り買いしている現場に遭遇した事もありましたが、なにかそこでも確固たる信念を強く感じさせられ、とても「サイン、お願いします」とは言えませんでした。

今となっては、その時に……等々、ちょいと考えてしまう事もありますが、そんなこんなを思ってみれば、きっとユーミンは一期一会で何事もやってきた人なんでしょうねぇ~。

最後になりましたが、このシングル盤収録の両面曲は、共に最初のアルバム「ひこうき雲」からのカットではありますが、音のメリハリにLPとは異なる強さを感じます。

あえてミックス違いとは申しませんが、このあたりがアナログ盤の面白さである事は確かですよ。

そして今なら言えますよ、ユーミン、おめでとう♪♪~♪

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旅は花飾りの帽子

2013-04-27 14:59:50 | 歌謡曲

旅立ちたい / 香織マチコ (キャニオン)

さてさて、国民待望(?)の連休スタートとあって、各々交通機関は旅人で溢れているわけですが、思えばそんな風潮が強くなったのは昭和40年代後半、特に国鉄=現JRが始めた「ディスカバー・ジャパン」のキャンペーンが成功してからかもしれません。

なにしろそれと連動したかのような女性ファッション誌、中でも「アン・アン」と「ノンノ」が若い女性の個人主義的旅行を強く推奨していた事は、所謂「アンノン族」の大発生という、今もそれは連綿と続く社会現象でしたからねぇ~~。

良し悪しは別にして、旅に出る事がひとつのファッションであり、そこでの様々な巡り合いが人生の喜怒哀楽と思い出作りになるという真実は、確かにあると思います。

そこで本日の1枚は、まさにそうしたブームに当て込んだのでしょうか、そのものズバリの曲タイトル「旅立ちたい」、そしてモロにアンノン族系のイメージで作られたジャケ写が妙にせつないシングル盤です。

歌っている香織マチコについての素性や芸歴は、何も知らないサイケおやじなんですが、皆様ご推察のとおり、これは発売された昭和48(1973)年に歌謡ポップスのトップアイドルであった天地真理の路線を狙っていたことがミエミエでしょう。

そして実際、制作スタッフがリアルタイムの天地真理へ楽曲を提供する事も多かった作詞:山上路夫、作曲:森田公一、編曲:馬飼野俊一という黄金のトリオなんですから、まさに如何にものホノボノ系ポップス歌謡はお約束♪♪~♪

しかも香織マチコの歌声には清涼感と素直な節回しが強くありますから、ヒットしなかったのが、今は不思議と思うばかりなんですよっ!

尤も当時はアイドル系、あるいは正統派歌謡曲のジャンルでも、毎月にデビューする新人が夥しく、しかも似たようなイメージで売られるバブリーな過当競争が当たり前でしたからねぇ。

その中できっちり売れていくには、相当の個性と頑張り、「運」と「根回し」が必要だった事は言うまでもないと思います。

ただし逆に言えば、それだけ後々にも生き続ける所謂「幻の名盤」というブツも多数作られていたわけですが、この香織マチコのシングル盤がそれに該当するか?

と言われれば、ちょいと微妙な十人十色の好き嫌いでしょうか。

それでもジャケ写に登場している彼女の特に「つばの広い帽子+花飾り」やヘアメイクのアンノン族フィーリングには、サイケおやじも若き日のあの頃を思い出される衝動が♪♪~♪

あぁ~、こういう綺麗なお姉さまと一緒に旅立ちたいなぁ~~♪

そんな叶わぬ夢を抱いていたのが、本音でありました。

ということで、もちろんこのシングル盤も後年に中古でゲットしたものですが、ジャケ写イメージの胸キュン性感度の高さ、また例によって見つめている彼女の瞳に魅せられた事を書き加えておきます。

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優雅と筒美京平ニューソウル歌謡の美徳

2013-04-26 15:40:08 | 歌謡曲

処女航海 / 優雅 (CBSソニー)

ヤン・シスターズと同じく、台湾からやって来て昭和49(1974)年にデビューした優雅、「ゆうや」と発音するんですが、彼女も実力派アイドルのひとりとして忘れられません。

今日では良く知られているように、実は彼女は筒美京平の内弟子扱いだったようですが、それ以前は既に台湾の人気スタアであり、レコード会社の契約がソニーであった事からして、南沙織の路線を狙っていたと言われています。

そして実際、掲載のシングル盤はデビュー曲としてラジオでオンエアされる事も多く、しかもそれが作詞:有馬三恵子&作編曲:筒美京平という同路線のスタッフで作られたとなれば、余人が否定する術なんかありゃ~しません。

結論から言えば、昭和歌謡史に刻み込まれたソウル歌謡の名曲名唱というのが、A面収録の「処女航海」なんですねぇ~~♪

とにかくタメの効いたドラムスからエグ味ギリギリのカッティングでリードするギターの響きが強烈な印象ですし、終始鳴りやまないマラカスによるリズムの刻みも耳に焼きつけられる中、もちろん優雅のボーカルは外人特有のカタコトフィーリングが全開♪♪~♪

おまけに全篇、絡みつくようなクラヴィネットの存在感が執拗にニューソウル風味を盛り上げるんですから、たまりませんねぇ~~♪

サイケおやじはラジオでも聞いていたんですが、リアルタイムのテレビでこの「処女航海」を歌う彼女に接した瞬間、絶対にレコード買うぞっ!

そういう固い決意をさせられたほどです。

つまりレコードも実演も、両方が素晴らしい魅力に満ちていたのが優雅の真骨頂だったんですよ♪♪~♪

まあ、残念ながら大きなヒットにはならなかったんですが、良く言われるように、もしもこれを南沙織が歌ったら!?

なぁ~んてレバタラは不粋とサイケおやじは思っています。

だって、これは絶対に優雅でしか表現しえない「味」を制作スタッフが狙った結果じゃ~ないんですかねぇ~。

ということで、これ一発で優雅にKOされたサイケおやじは、一応発売される都度、彼女のレコードは買っていましたが、どういうわけかデビューの年末頃には台湾へ帰ってしまったようで、う~ん……。

ちなみに私有している彼女のレコードは日本盤シングルが3枚、同じくLPが1枚だけで、台湾やアジア諸国で発売されているものは持っていないのが悔しい限りではありますが、負け惜しみではなく、筒美京平作品を歌ってこその優雅が一番好きであります。

ということで、実は台湾から帰ってきたサイケおやじが、ちょいと心残りなのが、優雅の現地盤レコードかCDをゲットする時間が無かったことです。

まあ、それは次回のお楽しみという事なんでしょうか。あまり仕事では行きたくない所ですが、一応の目的意識も出来たのであれば、励みにもなると思っています。

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ヤン・シスターズも忘れられない

2013-04-25 15:32:31 | 歌謡曲

泣いて泣いて / ヤン・シスターズ (キャニオン)

世相がどうあれ、いよいよ日本はゴールデンウィークの連休がスタートするとあって、それなりに国民は過ごし方をあれこれ考えるのが、実は一番楽しかったりする気がします。

もちろんサイケおやじの場合は、今更家族と云々なぁ~んてことは思いもしませんし、むしろ取り残している仕事をど~するか?

というようなマイナスのベクトルが優先されますし、何もどっかへ旅行して、美食に溺れなくとも、楽しみは何処にでも見い出せるのが個人主義の素晴らしさでしょう。

それはサイケおやじが若い頃からの習性(?)でありまして、例えばデパートの屋上とか、様々なイベント会場で新人アイドルのキャンペーンに遭遇するのも、また休日の楽しみでありました。

で、本日ご紹介のヤン・シスターズも昭和49(1974)年のゴールデンウィーク中に、そういう場で見た姉妹グループで、メンバーはキャシー、ジェニー、ティナ、サンディの4人組だったんですが、印象的だったのは彼女達が各々、楽器を持っていた事です。

つまりそこが通常のガールグループ、例えばキャンディーズ等々とは違っていたんですねぇ~~。

実は後で知ったんですが、彼女達は台湾からの出稼ぎで、地元ではバンドスタイルでやっていたとの事でした。

まあ、このあたりは沖縄出身のフィンガーファイブもデビュー期にはバンドスタイルでやっていましたから、ファミリーグループでは当然の仕様だったのかもしれません。

それが売れるにしたがってメンバーが歌と踊りに専念する事も、世界の大衆芸能では必然というわけで、テレビに登場した時のヤン・シスターズも典型的なアイドルグループに扱われていたのは、不思議ではありません。

掲載したシングル盤のジャケ写からも、それは納得されるところでしょうが、ひとつだけ強く主張しておきたいのが、彼女達は写真よりも実物の方がずぅ~~っと可愛らしいという事!

本当に写真写りが悪いのは、芸能界では損ですよねぇ……。

だって肝心の楽曲「泣いて泣いて」は、憎らしいほど素敵なソウル歌謡の決定版なんですからっ!?!

とにかくR&Bフィーリングが強く出たリードボーカルからして、たどたどしい日本語の発音を逆手に活かした、所謂巻き舌系の発声と歌い回しがクセになりますよ♪♪~♪

また、ちょい聞きにはドC調なバックコーラスの白々しさが、裏を返したようにソウルフルに化学変化していく曲の流れの上手さも絶品かと思いますが、いかがなもんでしょう。

ちなみに作詞:片岡まどか、作曲:中島安敏、そして編曲:北野ひろしが狙ったのは、もう少しアイドル路線がど真ん中じゃ~なかったのか?

という気分になるのは、イントロの明るい雰囲気があればこそなんですが、それにしてもキメの「泣いて、泣いて、泣~いて」というフレーズが出た瞬間、何か濃厚な大人の恋愛モードに入ってしまうんですから、たまりません♪♪~♪

カラオケパートの演奏も薄いミックスになってはいるものの、蠢くエレキベースにニューソウルなリズムギター、ピートの強いドラムス等々のリズム隊の存在は意想外に強くて、もしもこれがリミックスされたら、トンデモないグルーヴ物になるんじゃ~なかろうかっ!?!

それを思い続けて幾年月、結局はブレイクしたとは言い難いヤン・シスターズも、しぶとく歌謡曲ファンに聴かれ続けているのは確かだと思います。

ということで、連休の過ごし方を決めている皆様も、また未だど~しようか、あるいは休みなんか、無いよぉ~~、とお嘆きの皆様も、そんな時には好きな音楽が傍にあれば、過ごし方もちっとは違いますよ、きっと。

サイケおやじは正直、連休もありがた迷惑という天の邪鬼でしょうが、出来得るならば停滞している「サイケおやじ館」の更新を何とかしたいですし、買いっぱなしの様々なブツを開封したいと思っているのでした。

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好みのタイプの中津川みなみ

2013-04-24 15:47:23 | 歌謡曲

夢の世界に帰りたい / 中津川みなみ (ユニオン / テイチク)

このジャケ写に登場している中津川みなみ♪♪~♪

スレンダーな肢体と微妙に媚びたような眼差し、そして美しく整った面立ちがあればこそ、サイケおやじは、このシングルをゲットせずにはいられませんでした。

もちろん、これは例によって中古盤なんですが、ちょいと薄暗い店内の所謂エサ箱を漁っていた時、グッと強く輝く瞳の彼女に見つめられれば、そのまま手にしたブツはお買い上げ♪♪~♪

そんな記憶が今も鮮烈な1枚なんですよ。

ちなみに中津川みなみは昭和48(1973)年、このレコードが公式デビューと思われますが、果たして歌手専業だったのか、リアルタイムでは知っていた覚えがありません。

なにしろ、このルックスですからねぇ~♪ きっと水着姿のグラビア等々にも出ていたという推察は易いでしょう。

そして作詞:小谷夏&作曲:森田公一による肝心の楽曲「夢の世界に帰りたい」が、なかなか良いんですねぇ~♪

特に軽快なビートを伴ったバブルガム&ソフトロック系のメロディ展開は、そのまんま森田公一が薬籠中の得意技ですし、おまけに小谷夏の綴った歌詞の内容が、モロに処女喪失を描いているとしか伝わってこないんですから、それを軽いタッチで節回す中津川みなみ!?

ちょっとドギマギしてしまいますよ、実際。

う~ん、これを昭和40年代後半の爛熟した底力と言えないことはありませんが、ここまでアイドルっぽく、白々しいムードが逆にリアル!

そういう部分は現代では求めることが出来ないように思いますし、だからこそ、昭和歌謡曲は懐かしさ以上の存在感があったんじゃ~ないでしょうか。

ということで、ジャケ買いして、中身の楽曲や歌が好みであれば、それは至福♪♪~♪

それが本日の結論であります。

こういう女性に見つめられたいなぁ~~。

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大人の世界の歌が聴きたい

2013-04-23 15:24:00 | 歌謡曲

孔雀の羽根 / 安倍律子 (キングレコード)

世はすっかり熟女ブームと思い込んでいるのはサイケおやじだけかもしれませんが、しかしAVはともかく、所謂グラビアやイメージビデオには壇蜜や堤響子等々が人気を集めているのですから、歌の世界でも、そういう人が登場して欲しいんですけどねぇ~。

だってAKBとか、何を歌ってんだか全然共感出来ないし、ロリ趣味が無いサイケおやじには学芸会の焼き直しにしか見えないんですよ……。

もっと大人の歌手、それもド演歌系じゃ~なくて歌謡曲、せめてAORでも大歓迎ですよ、今となってはっ!

で、そういうわけですから、必然的に昭和歌謡曲のレコードばっかり聴くのが日常化している中で、本日は安倍律子♪♪~♪

掲載したシングル盤は昭和48(1973)年に発売されたものなんですが、正直、この頃の彼女は些か人気が下降気味でありながら、楽曲と歌の充実度は素晴らしく、ぜひとも再評価されるべきと思っています。

それは特にA面の「孔雀の羽根」を聴けば、一発!

グッとニューソウル系のイントロからエグ味の効いたメロディライン、それに乗る幾分捨て鉢な歌詞を堂々と蓮っ葉な雰囲気に節回す、これぞっ! 安倍律子の魅力が満点ですよ♪♪~♪

極言すれば、楽曲そのものは和田アキ子朱里エイコあたりが歌ってもイケると思われがちですが、安倍律子ならではの滲み出るお色気が絶妙の隠し味になっているのはプロデュースの勝利でもありましょうか。

もちろん作詞:千家和也、作曲:筒美京平、そして編曲:高田弘の丁寧な仕事が聞き逃せない魅力になっているのも確かです。

あぁ~、やっぱりここでの安倍律子は素晴らしい!

それは昭和歌謡曲全盛期の証明でもありますし、今こそ、こういう雰囲気を持った歌手の登場が待たれますねぇ~~。

ちなみに彼女のデビュー時からのウリは言わずもがな、超ミニスカと脚線美でありましたから、今となってはそればっかりが記憶に焼き付けられている事も、否定は出来ません。

そこでど~せなら、美しすぎる熟女の皆様には、同じようなスタイルで、こういう歌を演じてもらいたい!

それを切望しているのでした。

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スカッと痛快なファンキーハット

2013-04-22 15:00:27 | Movie

ファンキーハットの快男児 (東映 / TOEI VIDEO = DVD)

待望久しかった痛快アクション映画の傑作「ファンキーハットの快男児」のDVDを鑑賞しました♪♪~♪

これは深作欣二監督が昭和36(1961)年に撮った作品で、主役の千葉真一にとっても代表作のひとつとして、世評も高いものです。

尤もサイケおやじはリアルタイムで観られたわけもなく、昭和50年代に名画座であった「深作特集」で接したのが最初だったんですが、その噂に違わない仕上がりには、スカッとした気分に満たされましたですねぇ~~♪

とにかくスマートで躍動的なカメラワークは、おそらく手持ち撮影も駆使する深作監督が十八番の手法でしょうし、スタイリッシュなカット割りや大胆な構図決めもイヤミになっていないのは流石! 今日でも古びない映画の楽しみそのものと思います。

ちなみにこれは深作監督にとっては3本目の演出作であり、同時に千葉真一とのコンビでも3作目ということもあり、なかなか意志の疎通も鮮やかに記録されているんじゃ~ないでしょうか。

その物語はリアルタイムの東京が舞台、つまり東京オリンピック前の渋谷や杉並、銀座周辺の街並みがしっかり写っているのも、記録的価値以上に嬉しいところ♪♪~♪

もちろん音楽は時代最先端のモダンジャズであり、当座のジャズ喫茶やイカシたオープンカー、またファンキーな若者とコンサバな中年者のファッション比べも、現代の視点から尚更に楽しいはずです。

そして千葉真一が演じるのは車のセールスマンでありながら、持ち前の陽気な性格から半分以上は遊び感覚の要領の良さが最高に活きたキャラになっています。と同時に、父親の経営する探偵事務所のお気楽な助っ人的立場でもありますから、まさにライトタッチのハードボイルド&アクション映画にはジャストミート!

またヒロインの中原ひとみは良家のお嬢様でありながら、株式投資に夢中という設定も「あざとさ」ギリギリなんですが、この2人がひょんなことから誘拐事件に巻き込まれ、汚職や株価操作等々、この世の裏側に普通に存在するような悪事と対決する展開が実にスピード感をもって描かれているんですから、1時間に満たない中編モノクロ作品がアッという間の充足感で観終わってしまう事も気にならないでしょう。

もちろん劇中には千葉真一が得意の肉体アクションが満載で、鉄棒での軽快な回転技からプールへの飛び込み、クライマックスのドンパチシーンにおける機敏な身のこなし、さらにはコミカルな表情と鍛えられた肉体のバランス感の良さ! 

そういうスタアの個性が深作監督の狙い通りに作り込まれた事は、まさに傑作の要件と思います。

さて、気になる今回のDVDの画質は、なかなかコントラストも上手く調整されたリマスターが秀逸で、以前にサイケおやじが観たフィルムは痛みも散見された営業版だったこともありますから、個人的には満足しています。

そしてサイケおやじ的美味しい場面は、はっきり言って、皆様のご期待されるものはございません。

しかし大好きな八代万智子が誘拐実行犯として登場♪♪~♪ 後年のプレイガールでお馴染みの印象からは幾分違う佇まいではありますが、サングラス姿の面立ちにはミステリアスな美しさがありますし、些かネタばらしになりますが、如何にも情婦っぽい存在感は、たまりませんねぇ~♪

その点、中原ひとみは正反対のキラキラしたイメージで、これまた高得点! しかも露出度は低いですが、一応は水着姿も披露してくれますから、如何にも昭和30年代のエロスをお楽しみ下さいませ。

また愛好者向けには、彼女の縄&猿轡姿も嬉しいプレゼント♪♪~♪

ということで、今回のDVD復刻は、同時に深作欣二&千葉真一の名コンビによる他作品「風来坊探偵・赤い谷の惨劇」「同・岬を渡る黒い風」、そして「フィンキーハットの快男児・二千万円の腕」が出ていますが、「風来坊探偵」シリーズは完全なる(?)日活アクション、特に小林旭の「渡り鳥」シリーズのコピーですから、はっきり言って笑いますよ。

ところが「ファンキーハット」シリーズは、この「快男児」の鮮やかな作風が決定的! 続く「二千万円の腕」も同じムードで作られたプログラムピクチャーの醍醐味が堪能出来るはずです

いゃ~、あらためて傑作と痛感させられました!

深作監督にとっても、また千葉真一にとっても、この「ファンキーハットの快男児」は納得の作品だったんじゃ~ないでしょうか。サイケおやじは、そう思いたいです。

セル版、およびレンタル版も出ているはずですから、存分にお楽しみ下さいませ。

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楽しい歌がウケるって話

2013-04-21 15:03:44 | 歌謡曲

サラダ・キャンディ・オレンジ / 平田隆夫とセルスターズ (ミノルフォン / Dan)

昨日は久々におやじバンドのライプ、やりました。

ただし、サイケおやじは諸事情から、最近はあまり練習にも参加出来ませんでしたので、結果的にギター持っての板付き状態……。

まともに弾いていたのは「星降る街角」ぐらいでしたから、なにか近年のアイドルがステージで「口パク」やってるのと同じ気分と言うのは、ジコマンにすぎません。

今回はキーボード氏が孤軍奮闘(?)で作り上げたカラオケを土台にドラマー氏の的確なサポートがあり、サイケおやじは「被せ」と居直らせて下さいませ。

もちろん、一座のスタアである熟女さんボーカリスト、彼女の愛娘たる現役JK、さらにはおやじバンド生え抜きのメンバーが一生懸命に成りきった事は言い訳ではありません。

そして今回最もウケたのが、掲載したシングル盤A面曲「サラダ・キャンディ・オレンジ」で、これは御存じ、平田隆夫とセルスターズが昭和47(1972)年にヒットさせた、実に和みのソフトロック歌謡♪♪~♪

実は告白すると、サイケおやじは前日のリハーサルでこれをやる事を知り、そこでコード進行を教えてもらってのインスタントライプだったんですが、元々好きな楽曲だったこともあり、本番では浮かれ気分でアコギをかき鳴らしてしまったですよ♪♪~♪

いゃ~、本当にウキウキしてくる名曲だと思いますが、むろふしチコの綴った歌詞の微妙なホロ苦さと平田隆夫の楽しさ優先モードの作編曲が見事に融合した、ちょいと「みんなの歌」系のグルーヴは心身ともに素敵の真骨頂を痛感させられます。

うむ、これでは打ち上げの席上で議題(?)にあがった「おやじバンド健全化計画」にも、無碍に反対するわけにもいかんのでしょうかねぇ。

個人的にはライプでウケるのは嬉しいですが、極言すれば、その場の客層にも左右されるわけですし……。

ということで、何れにせよ、おやじバンドの基本方針は昭和歌謡曲と懐メロ洋楽の二本立て!

そういう部分は維持される事になり、本日はバンドメンバーから借りて来たセルスターズのシングル&LPを聴きながら、これを書いているというわけです。

ふぅ~、ほっと安心♪♪~♪

最後になりましたが、掲載したジャケ写は先日某国で買ってきたバッタモンのスキャナーを使ったもので、それはケイタイのカメラ機能と連動するのがウリの薄っぺらなやつなんですが、案の定、画質は最低!

安かったから当然かもしれませんが、せっかくのアイディアも無駄骨なのが勿体ないですねぇ~。

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