OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

こんなに気持ちが高揚するのは久しぶり

2016-05-31 17:23:27 | Weblog

突然に降ってきた隕石でもあるまいに、いきなりの衝撃的な仕事の展開に落ち着きません、今日はっ!

決して悪い話ではないところが逆に怖いってやつです。

ということで、本日の1枚の休載、ご理解下さいませ。

そして皆様へのお返事の遅れも、心からお詫び致します。

あぁ、落ち着かないなぁ~~。

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ブルースロックで悶絶の幸せ

2016-05-30 16:23:43 | Rock
John Mayall's Bluesbreakers Live In 1967 (Forty Below = CD)
 
 01 All Your Love (1967年5月5日録音)
 02 Brand New Start (1967年4月29日録音) 
 03 Double Trouble (1967年5月5日録音)
 04 Streamline (1967年4月27日録音)
 05 Have You Ever Loved A Woman (1967年2月1日録音)
 06 Looking Back (1967年4月29日録音)
 07 So Many Roads (1967年5月5日録音)
 08 Hi Heel Sneakers (1967年2月1日録音)
 09 I Can't Quit You Baby (1967年4月28日録音)
 10 The Stumble (1967年4月27日録音)
 11 Someday After Awhile (1967年4月29日録音)
 12 San-Ho-Zay (1967年5月5日録音)
 13 Stormy Monday (1967年5月5日録音)
 
これまで度々書いてきたとおり、ブルースロックはサイケおやじの大好物で、殊更そこにレスポールを弾きまくるギタリストが登場しようもんなら、中毒症状は抑えようもありません。
 
例えばマイク・ブルームフィールド、フリーで登場したポール・コゾフゲイリー・ムーア等々、挙げれば切りも無い中にあって、ジョン・メイオールのブルースブレイカーズや初期のフリートウッド・マックでの活躍が特に有名なピーター・グリーンは本当に大好きなもんですから、その頃の音源が聴けるのならばと買い集めたブツは公式盤やブートの区別無く、それこそ「病気」と自嘲せざるをえないほどでして、本日ご紹介のCDにしても、まさにそのとおりの証拠物件であり、発売されたのは昨年だったんですが、中身は1967年のブルースブレイカーズのライブ音源なんですから、たまりません♪♪~♪
 
気になる音質についても、そりゃ~、近年の高音質ブートに慣れているお若い皆様にはキツイかもしれませんが、モノラルを基本としたミックスの中では各楽器やボーカルの存在感もしっかりしていますので、それなりに普通に聴けますし、何よりもブルースロックが盛り上がっていたリアルタイムの熱気、そしてヤル気に満ちていたメンバー各々の情感溢れる歌と演奏には、グッと惹きつけられますよ。
 
ちなみにメンバーはジョン・メイオール(vo,g,key,hcm,etc)以下、ピーター・グリーン(g)、ジョン・マクヴィー(b)、ミック・フリートウッド(ds) という輝かしい顔ぶれですから、上記したとおりに演奏トラックの収録場所はバラバラでも、その意思の統一感にはブルースロック保守本流の魅力がいっぱい♪♪~♪
 
しかもやってくれるのがブルースの有名古典、例えばオーティス・ラッシュの十八番「All Your Love」「Double Trouble」「So Many Roads」「I Can't Quit You Baby」、フレディ・キング自前の傑作「The Stumble」「Someday After Awhile」「San-Ho-Zay」、そしてロックファンにはエリック・クラプトンのカバー名演が印象深い「Have You Ever Loved A Woman」「Stormy Monday」という、なかなか親しみ易い(?)選曲もニクイところでしょう。
 
そしてお目当てのピーター・グリーンは各トラックで存分に自己主張!
 
特に「「So Many Roads」の狂おしさは悶絶するしかありませんっ!
 
しかし、残念ながら、この絶対的な名演は頂点に達した、あるいはその過程かもしれませんが、ヒリヒリと火傷しそうなところでフェードアウトという現実が悔しいところなんですよっ!
 
尤も、最後までイッていたら、サイケおやじは腹上死ならぬ、ブルースロックに生きながら葬られていたと思うばかりで、そういう幸せな最期も、ここでは望みたくなるほどに凄いです。
 
そしてインスト曲の「The Stumble」や「San-Ho-Zay」も激しく、とにかく全曲において、これぞっ! レスポール信者にはシビレて平伏するしかない刹那の境地♪♪~♪
 
あぁ、この音色にしてエグ味も心地良いフレーズ展開の妙は聴くほどに収録全曲が最高ですから、本日は我ながら興奮状態で書いてしまい、それゆえ的外れも些かのご容赦をお願いしなければなりませんが、とにかくブルースロック万歳っ!
 
うっ、肝心の御大ジョン・メイオールは?
 
というご質問に対しては正直、例によって空回り気味のボーカルやハーモニカ、あるいは自身のオリジナルとされる「Brand New Start」「Streamline 」等々の楽曲における、どっかで聞いたことがあるような前のめりフィーリングは、何時もながらの持ち味全開で、このあたりは賛否両論と思います。
 
しかしR&Bの有名曲「Hi Heel Sneakers」や得意の持ちネタ「Looking Back」あたりは、不思議と違和感が薄いというか、ちょいと気になります。
 
実は、こ~ゆ~「お宝音源」が出てくるのも、ジョン・メイオールが自ら地道(?)に録音していたものでして、これまでも時折蔵出しされてきたそれらの秘宝は過言ではなく、人類遺産かもしれません。
 
なんとっ! ついに最近、これの「Vol.2」が発売されたんですねぇ~~♪
 
本当にありがたやぁ~~~♪
 
もちろん、拙ブログでは誠心誠意、ご紹介させていただく所存でありまして、本日はその前触れという位置づけもあり、ブルースロック信者に限らず、広くロックファン&洋楽愛好家の皆々様には、お楽しみいただきとうございます。
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ビートルズカバー曲の不滅

2016-05-29 17:35:56 | Rock
The Long And Winding Road / Peter Frampton (A&M / キングレコード)
 
今にして思えば、ロック&ポップスというよりも、様々な面で洋楽が一番良かった時代は、1970年代後半だったんじゃ~ないでしょうか。
 
もちろんその頃はロックを作った偉人達、例えばエルヴィス・プレスリージミ・ヘンドリックスは鬼籍に入っていましたし、またビートルズも形骸化していましたが、それゆえに逆説的な発展が頂点に達していたような感じで、言葉は悪いかもしれませんが、もしかしたら「洋楽バブル期」だったように思うんですねぇ~~。
 
中でもビートルズの金字塔アルバムをモチーフにし、1978年に制作公開されたミュージカル映画「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」はビージーズとピーター・フランプトンという、まさに当時人気絶頂だった洋楽スタアをメインに、エアロスミスアース・ウインド&ファイアービリー・プレストンアリス・クーパーまでもが出演した豪華絢爛な作品で、当然ながら劇中にはビートルズの名曲カバーがテンコ盛り♪♪~♪
 
しかも、それらをプロデュースしたのがビートルズ所縁のジョージ・マーティンですから、後は自ずと足は映画館へ向かったものの、結論から言えば映画そのものは決して傑作とは言い難く……。
 
なにしろナレーションは入るものの、登場人物には台詞が無いに等しいんですから、一応は第一次世界大戦中に戦場で音楽を演奏し、平和をもたらした伝説的なバンドリーダーのサージェント・ペッパーの孫達が、その英雄没後にロンリー・ハーツ・クラブ・バンドを再興させ、あれやこれやの紆余曲折を経て成長していくという物語は分かり易いんですが、やっぱり歌や演奏シーンだけでは「映画」としての面白味に欠け、贅沢なプロモーション映像集ってな仕上がりだったというのが、サイケおやじの偽りの無い感想でした。
 
ただし、それゆえにというか、同時に発売された2枚組LPのサントラ音源集の出来は侮れない内容で、そこに登場した歌手やバンド各々による名唱名演がシングルカットされ、大ヒットした事は間違いのない現実だったんですねぇ~~♪
 
例えばピーター・フランプトンが出した本日掲載のシングル盤A面曲「The Long And Winding Road」はビートルズのオリジナルバージョンの味を損ねていない、なかなか素直な仕上がりでイヤミがなく、ジョージ・マーティンの的確なプロデュースが大正解だった実証作と思います。
 
ちなみに書き遅れていましたが、件の映画は決して原作アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」に所収の楽曲だけでなく、他の「ビートルズの聖典」が多数使われているのは今に至るも嬉しいところ♪♪~♪
 
まあ、ビージーズが歌う「A Day In The Life」という気持ちの悪いテイクもありますが、エアロスミスの「Come Together」やアース・ウインド&ファイアーの「Got To Get You Into My Life」あたりは、ノー文句でカッコE~~ですよっ!
 
どうやら近々、その前述したサントラアルバムがリマスターされてCD再発されるらしいので、機会があれば皆様にもお楽しみいただきとうございます。
 
それとこの機会に書いておきたいのが、肝心の映画を制作したロバート・スティグウッドの事でして、ご存じのとおり、この人物はビージーズクリームのマネージメントで成功し、ビートルズが自ら設立したアップルコープスとの関係も微妙な立場でありながら、同時期には世界的なヒットミュージカルのイギリスにおける興行権の獲得や新しいレコード会社としてRSOを発足させ、そこにエリック・クラプトンを囲い込む等々、なかなか商売上手だったようです。
 
そして決定的なのはミュージカル物に熱心だったというところで、これまた世界的なヒット作「ジーザス・クライスト・スーバースター」を実写化し、いよいよロックオペラの傑作とされるザ・フーの「トミー」、ビージーズを再ブレイクさせたディスコミュージカル「サタデー・ナイト・フィーヴァー」、一転してオールディズ物の「グリース」等々のメガヒット映画を制作したプロデュース能力は凄いと思うばかり!
 
ですから、この映画版「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」にしても、所期の目的は明確だったはずなんでしょうが、流石に元ネタの懐が深過ぎたのかもしません。
 
しかし、だからこそ、映像的には面白くない分だけサントラ音源の魅力がたっぷり楽しめるのだとしたら、それはそれで成功作なんじゃ~ないでしょうか。
 
どうか皆様には、虚心坦懐にお楽しみいただきとうございます。
 
最後になりましたが、問題の映画版のDVDは確か海外盤で売られていたと記憶していますが、リマスター諸々に関しては現物を所有確認していないので、定かではありません。
 
ど~せなら、この機会にリニューアル&リマスターのBD化を望んでみたくなるのでした。
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三枝伸の秘密に迫れば

2016-05-28 18:18:02 | 歌謡曲
泣かないでおくれ c/w いつものところ / 三枝伸とデイ&ナイツ (ユニオン)
 
昭和歌謡曲で活躍したソングライターはジャンルの拡大と繁栄に伴い、まさに多士済々!
 
その様々なキャリアで培われた素養と野心(?)があればこそ、必ずしも真っ当な評価を得られていない才人も数多登場し、リアルタイムではヒットしなかった楽曲や音源が後に発見発掘され、好事家を喜ばせている現実こそが、昭和歌謡曲の底力かと思います。
 
で、そうした中でサイケおやじの気になるひとりが三枝伸で、今となってはご存じのとおり、フィンガー5や小川みきの活動に関わった事が知られており、実際個人的には「マイ・ロスト・ラブ / 小川みき」によって目覚め、またそれ以前に好きだった「愛のモトマチ / ベイ・ビーツ」もまた三枝伸の作品だったと知ってみれば、尚更に奥の細道へ踏み込み、そこで邂逅したのが本日掲載のシングル盤の主たるデイ&ナイツというグループでした。
 
ただし、今もって定かではのが残念なところなんですが、デイ&ナイツは昭和42(1967)年春の公式レコードデビュー前後から1年半ほどしか実質的な活動が無かったようで、知る限りでも残したレコードは所有しているシングル盤4枚だけ……。
 
もしかしたら、もっと他に音源があるのかもしれませんが、それでも披露してくれた歌と演奏は歌謡GSというか、洋楽っぽいムードコーラス歌謡とでも申しましょうか、なかなか面白い味わいが深いところ♪♪~♪
 
ご紹介する「泣かないでおくれ」は昭和43(1968)年に出された、おそらくはデイ&ナイツのラストシングル曲だと思われますが、三枝伸の作詞作曲は如何にも王道歌謡曲であり、それでも太く明快にグルーヴするエレキベース、洒落たセンスのピアノ、そしてエレキギターはチープな音色でありながら、間奏のソロパートでは寺内タケシっぽいフレーズも弾いてしまう等々、ロックぽさが随所に表出するあたりは最高に素敵ですよ♪♪~♪
 
ソフトな男性リードボーカル&コーラスハーモニーも良い感じ♪♪~♪
 
ちなみに当時のデイ&ナイツのメンバーは三枝伸(p,vo) 以下、潮みち(vo)、室田治彦(vo)、外山安彦(vo)、小杉勇二(g,vo)、田中収(g,vo)、佐渡岩男(b)、宮川佳文(ds) 等々が出入りしていたようですが、ここでの男性ボーカルのリードを誰が歌っていたのかは勉強不足で知る由もありません。
 
一方、同じく三枝伸が書いたB面曲「いつものところ」はグッとムード歌謡の世界が全開で、色っぽい女性ボーカルと甘い男性コーラスのバランス感覚の良さこそが、昭和歌謡曲の魅力を堪能出来る仕上がりと思います。
 
そして今でも解せないのは、このレコードの両面を聴いただけでも湧き上がる、三枝伸がデイ&ナイツというグループで企図したところは? という問題で、最初はソフトロックのムードコーラス的展開を狙ったグループのはずが、折しも盛り上がっていたGSブームに便乗させられる事になったがゆえのハイブリットな結果なのか、あるいは失礼ながら未完成の面白さなのか……。
 
ただし、これはあくまでもサイケおやじの推察だけではありますが、デイ&ナイツは実演ライブの現場ではきっちり演奏も自前でやっていたと思われますから、本来は相当にロックしていたバンドだったような気がしています。
 
う~ん、一度もステージに接することが出来なかったのは残念無念ですよ。
 
なにしろこの他に残したシングル盤収録曲の幾つが、なかなか洋楽ポップス&オールディズな雰囲気に染まっているんですから、三枝伸が浜口庫之助の弟子だったというキャリアを知ってみれば、なかなか納得されるんじゃ~ないでしょうか。
 
ということで、三枝伸はデイ&ナイツ解散後、冒頭に述べたとおり、ベイ・ビーツを結成して「愛のモトマチ」をヒットさせ、以降の活動に繋げていくわけでして、そのあたりのあれやこれやは、これからも少しずつ書いていきたいと思っています。
 
また、ここでメンバーに名を連ねている田中収は昭和56(1981)に「サチコ」を自作自演したニック・ニューサのリーダーなんですねぇ~♪
 
あぁ~、歌謡ロックは不滅なり!
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例え夢想だとしても

2016-05-27 20:16:10 | Weblog

今日は無理と我儘を押し通し、夕方から広島を訪れたアメリカ大統領のテレビ中継をリアルタイムで視聴させてもらいました。

そして、様々に思う事、言いたい事も多々ありますが、とりあえずは所期の目的というか、ひとつの前向きなベクトルは感じとれたというのが、サイケおやじの素直な気持ちです。

しかし、同時にこれからのアメリカの世界における立場が、なかなか難しくなったという印象も否めず、相変わらず僻みっぽい隣国の姿勢も尚更に気になるわけで……。

誰が就任するかは分かりませんが、次期アメリカ大統領には、それなりに背負っていくものを残したという意義は侮れないんじゃ~ないでしょうか。

オバマ大統領の面前で感情を抑えきれなかった被爆者代表の佇まいが、とても印象に残りました。

鎮魂、そして平和への祈りは永久の約束と思うばかりです。

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すっかり熟女の友紀ちゃんも好き♪

2016-05-26 17:13:07 | 歌謡曲
■ラブ・ストーリー / 岡崎友紀 (ワーナー)
 
久々に会った相手のイメージが昔とはかなり違っていての衝撃は、誰しもが経験する事だと思いますが、本日掲載のシングル盤ジャケ写の岡崎友紀に対するサイケおやじの気持ちは、失礼ながら……。
 
う~ん、確かにこれが発売された昭和56(1981)年の彼女は、某大会社の御曹司との離婚があったとはいえ、前年には久々の大ヒット曲「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」を放ち、アイドル時代とは似て非なる可愛さを世に知らしめたわけで、そうした彼女の新曲「ラブ・ストーリー」が出たというので、勇んでレコード屋に出向いたサイケおやじが店頭で遭遇した時の衝撃は!?!?
 
もう、これ以上書くこともせつなくなるほどだった、その気持ちを皆様にお察しいただきとうございます。
 
しかし、楽曲の仕上がりは極上♪♪~♪
 
まさにAOR歌謡曲の一級品であり、作詞:安井かずみ&作曲:加藤和彦の企図したところをクセのない節回しで聞かせてくれる岡崎友紀は、その素直な声質共々にファン&リスナーを魅了してくれますよ♪♪~♪
 
やっぱり岡崎友紀は最高ぉぉぉぉぉ~♪
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リンゴの花は何時咲くの

2016-05-25 16:44:17 | 歌謡曲
リンゴの花咲くころ / 伊東きよ子 (日本コロムビア)
 
所謂ポップス歌謡は昭和40年代前半にも確かにありましたが、そこには洋楽テイストと並立して我が国独特の「民謡調」を入れた楽曲も少なくありません。
 
昭和42(1967)年にヒットした本日掲載のシングル盤A面曲「リンコの花咲くころ」も、まさにその証明作でありましょうか、すぎやまこういちの書いたメロディには、それが濃厚に表出しており、しかも相当に強い「コブシ回し」がなければ、全く味気ない仕上がりになったであろう、そうした作品だと思います。
 
そして、それでも「リンコの花咲くころ」がポップス歌謡として成立しているのは、歌っているのが王道フォーク&歌謡フォーク系の名シンガーとして忘れられない伊東きよ子であり、もしかしたら楽曲そのものが、あらかじめ彼女を想定して作られたのでは?
 
という推理までも浮かんでしまうんほど、実にジャストミートした名曲名唱! と例によってサイケおやじは独断と偏見を全開させてしまいます♪♪~♪
 
ちなみに橋本淳が綴った歌詞は、おそらくは都会へ出て行った恋人を待つ女性の心情であり、タイトルどうり、「リンゴの花が咲く頃に戻って来る」という約束が……。
 
ということは、後の「木綿のハンカチーフ / 太田裕美」的なものなんですが、しかし既に述べたとおり、伊東きよ子は強いコブシを用いながら、悲しさと情念を滲ませるが如き節回しに徹しているあたりは、如何にも時代を感じさせるような気がします。
 
また、こうした民謡調ポップス歌謡は、ちょうど盛り上がっていたGSブームの中にも汎用的に使われ、例えばチコとビーグルスの「帰り道は遠かった」や「新宿マドモアゼル」を引き合いに出すまでもなく、有象無象も含めて、それも昭和歌謡曲の素敵な魅力と思うばかりです。
 
うむ、歌謡曲全般を俯瞰した、そんなこんなの「民謡調ポップス歌謡」ばっかりを集めたコンピ盤を出してくれるようなレコード会社があればなぁ~~~。
 
本音を言えば、自分でやりたいんですけどねぇ~~。
 
そんな願いが届く事を祈りつつ、これを書いているのでした。
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レモン月夜の不思議

2016-05-24 16:35:41 | 歌謡曲
レモン月夜の散歩道 / 都はるみ (日本コロムビア)
 
都はるみは説明不要、歌謡界の大スタア歌手なんですが、「はるみ節」とでも申しましょうか、あの強烈な「唸り」を聞かせる歌唱スタイルがあまりにも強い印象を残している所為でしょうか、今となっては本日掲載のシングル盤A面曲「レモン月夜の散歩道」が異色の存在になっている感は否めません。
 
何故ならば、これは皆様にも実際に聴いていただければ納得されるはずと思いますが、とにかく「らしくない」ハイトーン系の細い声で歌っているその仕上がりが妙に嬉しくなるという、これが狙ったものだとしたら、流石の大正解でしょう。
 
発売されたのは昭和42(1967)年、作詞:西沢爽&作編曲:市川昭介から提供された所謂ルーティーン盤のひとつではありますが、これは当時から現在に至るも巷間云われているとおり、実は菅原都々子の代表的ヒット曲「月がとっても青いから」を否でも想起させられる、つまりは二番煎じというか、過言ではなくパロディ的パクリだとサイケおやじは強く思うわけですよ。
 
ちなみに元ネタ(?)の「月がとっても青いから」は作詞:清水みのる&作曲:陸奥明の作品ですから、このあたりの関係諸々がど~なっていたのかは興味深いところながら、それはそれとして、とにかくこの頃には既にして人気歌手だった都はるみが、あえてこれを出したというのは、それなりの勝算(?)があったんでしょうねぇ~~。
 
実際、サイケおやじもリアルタイムのテレビやラジオで、この「レモン月夜の散歩道」に接した記憶は強く残っており、後に懐メロとしての菅原都々子が歌う「月がとっても青いから」を知った時にも、最初のイメージは「都はるみ」でしたから、いやはやなんともです。
 
ところで、「レモン月夜」って、どんなんかなぁ~~?
 
と不思議がっているのは、サイケおやじだけでしょうか。
 
なんだか季節外れに暑い今日この頃、そんな事を昨夜から思い出しているのでした。
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ご容赦…

2016-05-23 18:22:34 | Weblog

仕事に縛られて、自分の事が何も出来ません。

時だけが、どんどん流れていく、この哀しさは……。

とにかく今日さえ、乗り切ればという状況であります

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厄日

2016-05-22 20:23:44 | Weblog

あぁ……、ガセネタに振り回されて、1日を無駄にしてしまったです。

あのバカ女を縛り上げて、グリグリに虐めてやりたい心境ですよ、正直。

これから久々に「生贄夫人」でも鑑賞しよう。

失礼致しました。

 

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