OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

好きなればこその彼女

2021-04-30 19:38:31 | 歌謡曲

恋時計 / みずさわ美都とクレイジー・ラブ (テイチク)

あの独特のビート感を潜ませた鼻声の節回しは、歌手・いしだあゆみを屹立させた絶対的な個性だと思いますが、当然ながら、彼女のフォロワーが幾人も登場していたのは言わずもがな、昭和49(1974)年に本日掲載のシングル盤を出した「みずさわ美都」も、大いに気になる存在でした。

で、結論から述べさせていただければ、彼女は「水沢夕子」の変身と申しましょうか、改名しての再デビューという事になるのでしょうか、とにかく随所に滲み出る「いしだあゆみ調」に、思わずニンマリさせられてしまうのが、作詞:山口あかね&作曲:藤本卓也から提供されたA面収録曲「恋時計」なんですねぇ~~ (^^♪

それはエレピも印象的なソフトロック演歌であり、丸きっり「いしだあゆみ」がモロ出しの曲調は明らかに狙っていたんでしょうか?

それとも、実は「水沢夕子」時代から既に微妙な「いしだあゆみ」を表出させていた彼女の声質や節回しを堂々と活かす目的で企図されたものなのか、とにかくクレイジー・ラブと名乗る男性コーラスを起用した山田年秋のアレンジが新機軸ではありますが、やはり全体としての「いしだあゆみ調」はニクイところですねぇ~~♪

告白すれば、この「恋時計」を初めて聴いた時のサイケおやじは、それが騒がしい酒場の有線だった事もあり、てっきり「いしだあゆみ」かと思い込んでいたほどですよ、長年 (^^;

まあ、そのあたりが昭和歌謡曲の面白いところでありましょう (^^♪

ということで、いしだあゆみが本年春の叙勲を受章という嬉しいニュースもありましたですねっ!

現在は歌手としての活動は休止されているのでしょうか、とにかく表舞台に登場する機会も減少気味な昨今、あらためて彼女の素晴らしさを味わうも良し、あるいは彼女のフォロワーを追い求めるという脇道さえも、大いに甘受する連休にしたいなぁ~~ (^^♪

なぁ~んて、思っているのでした (^^;

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追悼・菊池俊輔

2021-04-29 19:46:15 | 追悼

行け! タイガーマスク c/w みなし児のバラード /  新田洋 (キングレコード)

日本の映画やテレビドラマの劇伴を担当し、偉大な功績を残した菊池俊輔の訃報に接しました。

おそらくは日本で暮らしている我々にとって、故人の書いたメロディは必ずや耳にしているはずで、例えばテレビドラマやアニメ、そして特撮のジャンルだけでも「キイハンター」「タイガーマスク」「仮面ライダー」等々、夥しく心に染み込んでいる歌や演奏は忘れられるものではありません。

ですから、代表作を選ぶなんて事は愚行に等しく、しかし、それでも本日は昭和44(1969)年10月から約2年間、日本テレビ系列で放送されていた本格的プロレスアニメ「タイガーマスク」の主題歌とエンディングテーマをカップリングしたシングル盤を取り出しました。

ご存知のとおり、件のアニメは梶原一騎の原作を辻なおきが描いた漫画作品として、最初は昭和43(1968)年から講談社の月間漫画雑誌「ぼくら」に連載され、それは現実のプロレスラーが実名で登場するというリアルなスポ根物という面白さに加えて、如何にもプロレスらしい荒唐無稽な描写や物語展開がありながら、同時にタイガーマスクは孤児だったという生い立ちから、過去に世話になっていた施設の子供達との関わりも描かれた素晴らしいドキュメンタリー&フィクションでしたから、忽ち人気は沸騰!

ですから、前述のテレビアニメ版も高視聴率番組となり、ついには新日本プロレスに現実世界のタイガーマスクが登場し、爆発的なブームを巻き起こした事は皆様ご存知のとおりです。

で、そんなわけですから、件のテレビアニメ版の主題歌が多くの日本人に刷り込まれているのは言わずもがな、そのオープニングテーマが、このシングル盤に収録されているA面曲「行け! タイガーマスク」であり、今に至るも名フレーズ満載の作詞は木谷梨男、そしてスリル&サスペンスが真正面から飛び出して来る作編曲が菊池俊輔でありましたっ!

う~ん、本日久々に針を落とし、じっくり鑑賞しても、我知らず腰が浮くと申しましょうか、この主題歌には本当に血が騒いでしまいますねぇ~~ (^^♪

ちなみに歌っている新田洋は様々な芸名を使い分けて活躍している有名(?)シンガーで、一番に知られているのは森本英世として、昭和48(1973)年頃から、敏いとうとハッピー&ブルーのリードボーカルを務め、その独特の泣き節歌唱は大ヒット曲「星降る街角」等々で存分に聴けますが、その意味で決して忘れてはならないのがA面と同じ制作スタッフが提供したB面収録曲「みなし児のバラード」でしょう。

それは、とにかくミディアムスローで節回される捨鉢な歌の世界を至高のものとする仕上がりで、これぞっ!

日本のアニメから生れ出た傑作歌謡ソウルバラードであり、作編曲における菊池俊輔の抜群の手腕が堪能できると思いますねぇ~~ (^^♪

実は告白すると、学生時代にサイケおやじが入れてもらっていたバンドでウケ狙いではありますが、この「みなし児のバラード」をやろうっ!

という話が纏まり、その時に中古ゲットしたのが、この掲載盤であり、以来……、永久貸与になっているというわけでして (^^;

閑話休題。

ところで、劇伴の仕事では、それなりに使い回しが普通の様で、この「タイガーマスク」のアニメ本篇では「キイハンター」で使われていたメロディやリフが度々流れている事も要注意かもしれません。

もちろん、それがあってこそ、瞬時に「菊池俊輔の世界」が物語を染め上げ、正にドラマチックな展開と構成が伝わって来るのですから、流石と思うばかりです。

ということで、故人の業績については、とてもとても、サイケおやじの稚拙な筆では書き表せるはずもありません。

謹んで、衷心よりご冥福をお祈りいたします。

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こんな春には…

2021-04-28 17:53:11 | 歌謡曲

ちょっと淋しい春ですね / いしだあゆみ (日本コロムビア)

明日からは所謂ゴールデンウィークという春の連休がスタートするわけですが、コロナ禍に侵食された世の中にあっては逼塞を余儀なくされ、決して浮かれる気分には程遠い皆様がほとんどでしょう。

そんな状況が我が国において、ほとんど1年は続いているわけで、それなのに為政者どもの無策無能には呆れ果てている国民が、これまたほとんどでありましょう。

例えば現在、国が躍起になって高齢者に進めている例のワクチン接種にしても、予約電話が真面に繋がらず、またネット予約の体制も整っていない中で、大規模接種会場の設営なんて事ばかりをアピールするあたりはボンクラ丸出し!

まずは予約電話やネットでの受付をすんなり出来る様にするのが、先決でしょう!

また、件の予約券にしても、記載されている「識別番号」らしきものが極小の文字ですから、高齢者には判別が困難という現実を全く考慮しなかった愚行が、如何にも木っ端役人の仕事ですねぇ~~!?!

そして医療体制が逼迫している現状でのワクチン接種には当然、医師と看護師が大勢携わらなければならないところへ、なんとっ!

東京オリンピック開催で参加する選手やスタッフのために看護師を5百人以上、確保してくれという、トンデモ要請が出てしまうんですから、呆れ果ててしまったですよ (>_<)

まあ、このあたりは東京オリンピック中止への布石というか、プロレス業界における「アングル」という見方も成り立ちはしますが、でもねぇ……。

とにかく現在の為政者や役人どもの無能ぶりは極まっているとしか思えず、しかし、誰も代わりのリーダーになろうとしない本音が見事に表出しているんですから、市井の我々はヤケッパチになって遊興したくなるのも当然ですし、人出が減少しないのも、そのあたりに一因があるんじゃ~ないでしょうか?

いゃ~~、本当に黄昏た春ってやつで…… (+_+)

ということで、そんなこんなの気分から本日ご紹介するのは、いしだあゆみが昭和52(1977)年4月に出した掲載のシングル盤A面曲「ちょっと淋しい春ですね」なんですが、もちろん選曲理由は曲タイトルに由来しているというだけの話です (^^;

しかし、それはそれとして、作詞:橋本淳&作曲:筒美京平、そして編曲:森岡賢一郎という、正に昭和歌謡界黄金のヒットメーカートリオが製作スタッフに名を連ねた仕上がりは抜群で、全体的には幾分抑揚の無いメロディラインが実は、いしだあゆみ独特の鼻声的な節回しにはジャストミート! 個人的には「ブルーライトヨコハマ唱法」なぁ~んて思っているんですが、もちろんここでもミディアムアップの曲展開で、それがクッキリ ♪♪~♪

特にサビでの力の入った歌いっぷりからラストのコーダーにかけての虚無感っぽい余韻は、いしだあゆみの個性が全開していると思います (^^♪

あぁ~~、このハイキー調のジャケ写もイイ感じですねぇ~~♪

ということで、本日も感染拡大の数字が発表され、これは終息なんてことがあるのか?

そんな不思議と不安な気持ちの二重奏であります。

だいたい国が推し進めるワクチン接種にしても「高齢者優先」という掛声の裏には「高齢者を使ったワクチン副作用の人体実験」が企図されている事もミエミエですから、そんなの周囲の状況を見てから受けようとする人達だって大勢存在するわけで、その意味においては予約が困難という現状も悪くないのかもしれません。

サイケおやじとしては、昨年師走にインフルエンザ予防のワクチンを受けている所為でしょう、風邪になんか全く罹患せずに今日まで来ていますから、今回のコロナウイルスのワクチンだって、ずぅ~っと後でもいいやっ!

てな、気持ちなんですよ。

それに周囲皆がワクチンで予防していれば、自分は大丈夫なんじゃ~なかろうか?

なぁ~んていう半可通な思い込みもあったりして (^^;

とにかく、ここまでコロナ禍が悪化の一途なんですから、国家の思惑に翻弄されず、自らの気持ちを強くする事が大切だと、そんなふうに思うばかりです。

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ここで、一踏ん張り!

2021-04-27 19:25:30 | サイケおやじの日常

仕事が予想外にゴタついて、焦っています (>_<)

本当は、どっしり構えていたいんですが、そこは生来の弱気のムシが…… (^^;

まあ、こうやっていられる現在の幸せっていうか、早く面倒を片付けて、溶けるほど眠りたいものです。

失礼致しました <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-33:高原ルミ

2021-04-26 17:57:02 | 歌謡曲

夏服の小径 / 高原ルミ (RIV.STAR)

大衆音楽も流行歌なれば、季節物という側面がありますから、四季折々にジャストミートする楽曲が製作発売されて来たのは当然であり、だからこそ様々に魅了されるブツが後追いでも楽しめるのでしょう。

本日掲載のシングル盤もサイケおやじにとっては、全くの「それ」であり、ネットオークションの安値大量落札のレコード群に埋もれていたところから最近掘り出した1枚で、ど~です♪

一目瞭然の夏向きレコードってのがド真ん中でしょう (^^♪

しかも、これが発売されたのは、なんとっ!?

平成元(1989)年4月なんですから、アナログ盤は珍しくなっていたはずで、だからでしょう、この私有のブツは「NOT FOR SALE」の「見本盤」ではありますが、やっぱり7吋サイズのピクチャースリーブは魅力ありますねぇ~~♪

そこにハイキー調のイメージで登場しているのが、歌っている高原ルミだと思いますが、サイケおやじは彼女については何も知りません。

しかし、収録A面曲「夏服の小径」はドンズバの夏向きアイドル歌謡で、イントロからフィル・スペクター&ハル・ブレイン色が濃いカスタネットとドラムスのリックが響けば、曲メロは往年のハリウッドポップスが丸出しの展開という、これって大瀧詠一の「ロンバケ」症候群から作られたという推察は易いと思うんですが、いかがなものでしょう。

ちなみに制作クレジットは作詞:三浦宏治&作編曲:梶原浩一と記載されておりますが、その方面の音作りを相当に意識した手腕はプロの為せるワザと思っています。

そして気になる高原ルミのボーカルは声質がアニメチックなのがサイケおやじにはイマイチではありますが、直向きに節回しているところは好感が持てますので、願わくば、もう少し引っ込んだミックスになっていればなぁ~~~、という不遜な気持ちが確かにあります。

それでも、このジャケ写にして、この楽曲、この声質ってのは、案外に結果オーライだったのかもしれません。

もちろん、これまでにも拙ブログで度々述べてきたとおり、この当時のサイケおやじは異郷の地に島流しにされていたので、国内事情には疎く、この高原ルミの歌う「夏服の小径」がヒットしていたのかは知る由もありません。

だからこそ、後追いの楽しみっていう負け惜しみ的言い訳も出てしまうのですが…… (^^;

ということで、例によって高原ルミのレコードが他に出ていたのかは個人的なミステリの範疇であり、またひとつ、奥の細道に枝道を見出してしまった気分であります。

あぁ……、そんなこんなの「猟盤学」なんてジャンルがあるのなら、進んで勉強するんですがねぇ~~ (^^;

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車庫の修理で断捨離は……

2021-04-25 19:21:06 | サイケおやじの日常

本日、車庫の修理が完了し、内部を整理整頓した結果、断捨離すべき事態に、なんとも、せつない……。

特にバイク関連のパーツや装備品、工具なんかは無用の長物と断じられ、そりゃ~、確かにバイクで長距離ツアーには出ないけれど、せつない気分に陥れられたのは潔くないとは分かっていながらも…… (+_+)

また、それとは別に封筒に入れられた萬札5枚を発見!

こりゃ~、多分、亡き父の隠し金山(?)だったのでしょうか (^^♪

臨時収入として、有難く懐へ (^^♪

ということで、悲喜こもごもの1日でありました。

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この人だぁ~れ part-32:みなみりか

2021-04-24 19:22:01 | 歌謡曲

めぐり逢う日を / みなみりか (東芝)

本日も吉例(?)「この人」シリーズとして掲載したのは、昭和52(1977)年5月に発売されたらしい、みなみりかのシングル盤なんですが、ジャケ写イメージからすれば、ジュニアアイドル?

なぁ~んていう先入観に心か満たされながら、実際にA面収録の「めぐり逢う日を」に針を落とせば、流れて来るのは如何にも昭和50年代前半の歌謡ポップスではありますが、その彼女の声質は……、なんとっ!

愛くるしいルックスには不似合いなアルトボイスなんですねぇ~~!?!

そしてアップテンポで節回す歌唱力も、なかなか安定しておりますから、その微妙な倒錯性にゾクゾクさせられたリスナーも必ずや存在していたと思わされます (^^;

しかも、ソングクレジットを確認すれば、妙に歌謡曲どっぷりの作詞は荒木とよひさ、コーラスにロイヤルナイツを起用した幾分古い感じのアレンジは角田圭伊悟という顔ぶれはともかくも、作曲には「Danova, Elias ,Fiddy」という横文字が並んでいるあたり、洋楽カバーなんでしょうかねぇ~、この「めぐり逢う日を」は!?

もちろん、あえて「この人」シリーズですから、サイケおやじは彼女の動く姿やリアルな歌声に接した事は無く、それゆえに膨らむ妄想にワクワクさせられるというだけの話です (^^;

ということで、このシングル盤も以前に落札出来たネットオークションの纏め売りレコード群から掘り出した1枚です。

実は今日は夕方から、借りているトランクルームに入り浸り、あれやこれやと蒐集品を物色しているという至福に感謝 (^^♪

現在の袋小路的な世相から逃れるには、やっぱり趣味の世界という確信を強くしているのでした。

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ベンチャーズ歌謡にはミニスカが似合います

2021-04-23 18:01:10 | 歌謡曲

もうすぐ … 故郷 / 林美果 (テイチク)

趣味の世界は漫然と勤しむよりは、「拘り」を持ってやる方が深く楽しめるという実践理論に基づけば、レコード蒐集も例外ではありません。

例えば音楽ジャンルに拘る事は当然ながら、それが細分深化していく中において、自分なりの趣味性に集中するのは必然であり、例えば「1980年代アイドル」とか「俳優&女優」「コミックソング」「カバー物」等々、それはそれは尽きる事の無い奥の細道(?)の旅の様でもありますが、サイケおやじとしては「ミニスカ物」と「ベンチャーズ歌謡」が標的の中に据えられているもんですから、本日掲載のシングル盤は絶好の獲物でありました (^^♪

つまり、このシングル盤A面曲「もうすぐ … 故郷」は作詞:津坂浩&作曲:ベンチャーズ、そして編曲:土持城夫という制作クレジットがありますから、堂々の「ベンチャーズ歌謡」であり、しかも発売されたのが昭和47(1972)年という、正にそのジャンルが全盛であった時代なんですねぇ~~♪

そして、もうひとつの「ミニスカ物」という視点は言わずもがな、このジャケ写が全てを物語っているわけですよ (^^♪

で、その主役たる林美果については、それほど知るところもありませんが、一説によると本業は女優だったらしく、東宝や日活の作品に別の芸名で顔を出しているらしいのですが、サイケおやじは未確認です。

しかし、歌手としての林美果は、きっちりと昭和47(1972)年のベンチャーズ来日公演にはゲストボーカルとして登場しており、実際にサイケおやじも生涯のベスト外タレ公演のひとつである渋谷公会堂におけるライブステージで、この「もうすぐ … 故郷」を歌う彼女に接しているんですよ (^^♪

ただし、今となっては、その時のステージ衣装がミニスカだったか、否かは記憶にありません (^^;

閑話休題。

肝心の楽曲「もうすぐ … 故郷」はミディアムアップの正統派歌謡曲で、雰囲気的には同時期の小柳ルミ子のヒット曲諸作に通じるものはありますが、歌詞の中身は故郷から離れて以降、諸々の人生の機微を経て母親の待つ家へ帰る女性の心を綴ったものですから、やるせない青春の思い出の様でもあり、ロストラブソングでもありますから、林美果も持ち前の綺麗な歌声と安定した節回しを遺憾なく発揮していんじゃ~ないでしょうか?

あぁ……、こ~ゆ~和風どっぷりの歌謡ロックメロディはベンチャーズの十八番ではありますが、ここではエレキギターよりはソプラノサックスが目立つという、幾分演歌っぽいイメージに仕上がっているあたりが、ヒットにはイマイチ結びつかなかった要因かもしれません。

しかし、やっぱり、このジャケ写 ♪

スラリとした美脚を披露している林美果を眺めながら聴く彼女の歌声とベンチャーズ歌謡の魔力(?)は全く、たまりませんねぇ~~ (^^♪

うむ、ジャケットスリープの右上に「ベンチャーズのニュー・アイドル」なぁ~んてキャッチコピーがあるのも、ニクイばかりです。

ということで、冒頭で述べたとおり、どうやら林美果は幾つかの芸名を使い分けて活動していたそうですから、歌手として出したレコードも同じ状況だった様です。

サイケおやじは彼女関連のブツは、これっきりしか持っておりませんが、歌手としての実力は平均点以上だと思いますし、スレンダー系のルックスだって、なかなかに男好きするタイプですからねぇ~~♪

所謂コレクター魂を刺激してくれるのは、こ~ゆ~彼女の様な存在だと思うばかりです。

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この人だぁ~れ part-31:長沢由利香

2021-04-22 19:18:53 | 歌謡曲

恋はショッキング・ブルー c/w Nice To Meet You  / 長沢由利香 (ポリドール)

諸々の裏事情も含めて、様々に言われ続けている松田聖子ではありますが、不肖サイケおやじにしても、我が国歌謡界における彼女の実績や影響力は否定出来るものではなく、なによりも所謂「1980年代アイドル」の大ブームを呼び込んだのが松田聖子の存在だったと思います。

ですから、必然的に彼女のフォロワーが続々と登場して来たのは需要と供給の流れであり、平たく言えば松田聖子の「柳の下」や「二番煎じ」を狙ったアイドルは有象無象!?

例えば本日掲載のシングル盤を出した長沢由利香にしても、告白すればサイケおやじは実演はもちろん、テレビ等々でも全く接した記憶が無いアイドルシンガーなんですが、このジャケ写ポートレートのイメージや収録楽曲の雰囲気がモロに松田聖子しているという現実は侮れないものがあるんじゃ~ないでしょうか。

とにかく、作詞:宮哲郎&作編曲:川口真が提供のA面曲「恋はショッキング・ブルー」は過言では無く、ほとんどデビュー期の松田聖子の楽曲? と思わざるをえないほどですし、B面収録の作詞:新谷克己&作編曲:川口真による「Nice To Meet You」にしても、ちょいとニューミュージックっぽいところはありますが、それも然り!?

当然ながら、長沢由利香の歌いっぷりもトーシロっぽい松田聖子フィーリングが滲み出た節回しを披露しておりますから、松田聖子のファンにしてみれば面映ゆい気分に満たされたんじゃ~ないでしょうかねぇ~、当時は (^^;

ちなみに、このシングル盤の発売は昭和60(1985)年9月とされていますから、両面に収録された2曲のサウンド作りや楽曲イメージはリアルタイムの松田聖子のヒット曲に比べれば、明らかに古いわけですが、それも制作側の狙いどおりだとしたら、松田聖子の影響力は同時代のアイドル業界を支えていたエネルギーになっていたんですねぇ~~~!

それと、この拙文を入力していて気がついたと申しましょうか、A面の曲タイトル「恋はショッキング・ブルー」や発売元が「ポリドール」だった事から、サイケおやじとしては、ど~してもオランダのロックバンドとして一世を風靡したショッキング・ブルーを想起させられるわけですが、件のグループのメガヒット「Venus」のカバーバージョンが世界中で様々にヒットし、‎日本においても長山洋子や黒沢ひろみ等々のカバーシングルが売れていた事を鑑みれば、ここでの「ショッキング・ブルー」という単語は暗示的でもあり、早過ぎた感も強く、ど~せなら長沢由利香にも本家ショッキング・ブルーのカバーを演じて欲しかったと思いますが、もしかしたら、やっていたのでしょうかねぇ~~ (^^;

ということで、個人的には長沢由利香の人気とかブレイク状況は知る由もなく、結果的に「この人」シリーズでのご紹介となりましたが、こ~ゆ~アイドルシンガーが夥しく登場してくれたからこそ、昭和歌謡曲の世界は面白かったという確信は抱き続けております。

う~ん、今は昔の物語……。

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イイですねぇ~~、人妻の素足にジーンズ

2021-04-21 17:25:48 | Singer Song Writer

11時のサンバ c/w あじさいの花 / 惣領智子 (RCA)

音楽が好きで、レコード蒐集に長年勤しんでいると、ど~してもシングル盤で持っていたい歌や演奏ってのに目覚めてしまう気持ち、皆様にもご理解いただけると思います。

もちろん、それが所謂シングルバージョン、つまりアルバムに収録されているテイクとは別物に仕上がっている場合はノー文句なんですが、それとは別な気分と申しましょうか、ひとつには日本で発売されるシングル盤には、ほとんどピクチャースリーヴが付いていて当たり前という嬉しい事情がありますし、それがジャケ買い趣味に繋がっている事は言わずもがな、しかし……、それ以外にもシングル盤には不思議な魅力が存在しているんじゃ~ないでしょうか。

このあたりの気持ちをサイケおやじの稚拙な筆では……、ど~にも上手く伝えられなくて、我ながらモドカシイわけですが、ひとつには、あのシングル盤の愛らしいサイズ、つまり「7吋」の世界観に魅了される何かがあるのかもしれません。

で、本日掲載したのは、どうにもサイケおやじをそんな気分に誘った1枚で、レコードそのものは惣領智子が昭和51(1976)年に出したアルバム「やさしく愛して」からシングルカットした「11時のサンバ 」を7吋盤A面に収録したものですから、楽曲自体は件のLPでも聴けるわけですが、しかし、ど~です、このジャケ写イメージの彼女から滲み出ている日常的な色っぽさは、殊更ジーンズに素足っていうところにグッと惹かれてしまうんですねぇ~~、サイケおやじは (^^♪

また、ちょいとネタばらし気味ではありますが、前述のLP「やさしく愛して」のジャケ写も実に着エロ的で、申し分ありませんので、気になる皆様はネットで検索可能と思われますから、ぜひともご覧くださいませ (^^♪

閑話休題。

そして肝心の収録A面曲「11時のサンバ」は作詞作曲:惣領智子&編曲:惣領泰則という家内制手工業の趣も愛らしい歌謡サンバで、歌詞の内容に現実味が薄いところを逆手に活かした様なサウンド作りと彼女の素晴らしい歌声が憎めない仕上がりかと思います。

しかし、それでも個人的には、やっぱりジャケ写イメージが先にあってこそのレコードっていうのが、このブツの魅力と決め込んでおります (^^♪

ちなみに、このシングル盤が世に出たのは昭和57(1977)年で、ここにB面収録されている「あじさいの花」は同年制作発売のアルバム「City Lights By The Moonlight」に入れられています。

ということで、皆様ご存知とおり、オンタイムでの惣領智子は惣領泰則と夫婦関係にあり、つまりは人妻としてのナチュラルな色気があって当然なのでした。

う~ん、それにしても、魅せられてしまいますねぇ~~~♪

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