OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

伊東きよ子はサイケでアシッド

2023-11-30 17:12:06 | 日本のロック

見知らぬ世界 c/w 星からの便り / 伊東きよ子 (CBSソニー)

先日ご紹介した「幻のアマリリア / 加山雄三」でアレンジを担当していたクニ河内を再認識したサイケおやじが思わず取り出してしまったのが、昭和43(1968)年10月に発売された本日の掲載盤です。

それは結論から申し述べさせていただければ、AB面収録の2曲共が「浜口庫之助+クニ河内+伊東きよ子」という、これが世に出た時代性を鑑みれば、それだけでサイケデリックな歌謡フォーク!?!

なぁ~んていう、実に嬉しい推察は易いわけですが実際、作詞作曲:浜口庫之助によるA面曲「見知らぬ世界」はミディアムスローでフワフワしたメロディラインにメルヘンチックな自殺願望みたいな歌詞という、明らかに勘違いではありますが、なんとなくサリンジャーのあの短編小説の世界を思い浮かべてしまうのは、GS歌謡の体裁を保ちつつも、パラダイス志向のサイケデリックサウンドを表出させたクニ河内の秀逸なアレンジと伊東きよ子のキュート&クールな、ある意味「白痴美」的な歌唱があればこそっ!?

聴いているうちに和みと不安が予定調和しているという感じにさせられるんですが、いかがものでしょう (^^)

そして、尚更にヤバい(?)雰囲気に満たされているのがB面収録の「星からの便り」でして、もちろん曲調と歌詞はSF&ファンジーメルヘンな世界ですから、伊東きよ子の歌唱はミディアムテンポのフォークグルーヴを崩す事の無い素直さで好感が持てますが、それにクニ河内はイントロからシタールやハープ等々を大胆に用いたアレンジを施しているんですから、これはラガロック歌謡であり、現代で云うところのアシッドフォーク歌謡の隠れ名作と思うばかり (^^)

あぁ~~、このシングル盤も当時の雰囲気を今に伝える歴史遺産と言えば、例によってサイケおやじの大袈裟とは自覚しつつも、やっばり……、一度は皆様にも聴いていただきたい日本のロックの先駆盤かもしれません。

最後になりましたが、ジャケ写ポートレートの思わせぶりにキュートな伊東きよ子、完全に好みです (^^♪

全く、それと同じイメージの声と節回しが楽しめるんですから、たまりませんねぇ~~♪

いよいよ冬の到来にも意想外のジャストミート感があるのでした。

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ここまで歌える藤田絵美子

2023-11-29 17:45:25 | 歌謡曲

さよならさざんか / 藤田絵美子  (RIVSYAR)

人気テレビ時代劇「必殺シリーズ」の主題歌・挿入歌には多くの名曲名唱がある中で、藤田絵美子が歌った本日掲載のシングル盤A面曲「さよならさざんか」も決して忘れられません (^^)

それは昭和60(1985)年に放送されていた「必殺仕事人V(テレビ朝日)」の主題歌であり、作詞:宇山清太郎&作曲:平尾昌晃が提供の如何にも「必殺シリーズ」の味わいを踏襲した哀切の演歌節であり、竜崎孝路の程好いサスペンスムードを滲ませるアレンジも耳障りがイイ仕上がりなんですが、特筆すべきは演じている藤田絵美子の歌唱力の素晴らしさっ!

もう……、これはサイケおやじが稚拙な筆を弄するまでもなく、皆様に聴いていただければ必ずや実感されるであろう、その情感豊かな歌心と節回しの上手さに加え、持ち前のしなやかな声質は天性の資質でありましょうか、驚くなかれっ!?

この時の彼女は15歳だったと云われておりますし、その素性は件のドラマで主役を演じている藤田まことの愛娘なんですから、さもありなん (^^♪

いゃ~~、本気で素晴らしいですよ、この名曲にして名唱はっ!

これからの宴会シーズン、カラオケで歌うには絶好の演目ではありますが、ここまで上手く演じられるかは、皆様の練習次第でありましょうか (^^)

告白すれば、サイケおやじ現在、愛車のカーオーディオではヘビロテであります (^^)

ということで、謹んで、ご報告です。

これまで不義理を重ねていた皆様からのコメントに対するお返事が、今日から解禁となりました。

その経緯については以前、仕事場の某若手によるネット&SNSでの不用意な発言から仕事関係の重大機密が流失し、その対策としてサイケおやじが提唱したのがネット&SNSにおける投稿や発言の自粛でありました。

それが……、ど~にか功を奏したと申しましょうか、ようやく成果が見えましたので、本日からは自粛解除の運びというわけです。

繰り返しますが、拙ブログにおきましても、皆様からの応援やコメントを有難く拝読させていただき、気持を強く持つ事が出来ておりました。

あらためて感謝申し上げます <(_ _)>

そして今後とも、よろしくお願いいたします <(_ _)>

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オルガン歌謡の若大将

2023-11-28 17:21:50 | 歌謡曲

幻のアマリリア / 加山雄三 (東芝)

とにかく加山雄三が大ブレイクしていた昭和40年代は、もちろん自身の主演映画「若大将シリーズ」において、痛快な演技に颯爽とした歌と演奏の両方を遺憾なく発揮していたからではありますが、流石に年齢的な壁と申しましょうか、三十路ともなれば学生には見えづらくなり、それゆえに前述の人気シリーズも社会人になった若大将が描かれるというスタイルに転換された事は歴史的事実として、その端境期に作られた映画や関連楽曲には、それゆえの面白さが確かにあると思っています。

例えば、本日掲載のシングル盤A面曲「幻のアマリリア」は昭和42(1967)年末に公開された「ゴーゴー若大将(岩内克己監督)」の挿入歌だったんですが、レコード化しての発売バージョンと劇中サントラ音源では当然ながらテイクも異なり、加えて歌詞の違っていたという逸話は良く知られるところでしょう。

もちろん、制作クレジットは作詞:岩谷時子&作曲:弾厚作=加山雄三ですから、楽曲そのものは何時もの味わいという、所謂「若大将節」が全開したミディアムテンポのポップス歌謡ながらも、劇中の若大将は驚くなかれ、トランペットを吹きながら、歌も披露するという新機軸!?!

そして、あらためてスタジオレコーディングされたシングルバージョンは、掲載したジャケットスリーブにも記載があるとおり、ハプニングス・フォーがバックを務めたもんですから、そのアレンジは河内邦夫=クニ河内によるキーボードサウンドがメインのラウンジロック仕様なんですねぇ~~♪

このあたりの経緯は知る由もありませんが、楽曲としての「幻のアマリリア」は前述した映画本篇の中では2回歌われており、その両方で歌詞が違っているのも問題(?)ですが、このレコードのシングルバージョンは2回目に歌われた歌詞に極め近くなっていますので、気になる皆様は既にソフト化されている映画「ゴーゴー若大将」をご確認くださいませ (^^)

いゃ~~、それにしてもシングルバージョンの「幻のアマリリア」は左にオルガン、右のピアノがミックスされた分厚い演奏パートが見事に「若大将節」を引き立てているというよりも、その素晴らしいコラボが最高ぉぉ~~♪

カントリー&ロカビリー、フォーク&フォーロック、エレキ&エレキ歌謡等々、その時流にアクセスした幅広い音楽性こそは、加山雄三というシンガーソングライターの神髄であろうと思うばかりですが、いよいよ……、ここではニューロックに踏み込んだ感もあり、同時に歌謡曲も大好きなんでしょうねぇ~~、若大将は (^^♪

ちなみに奥村チヨもレオ・ビーツと共に「幻のアマリリア」を企画レコーディングしておりますが、そのトラックは幾分エレキ歌謡っぽさを残した仕上りになっており、それはそれで魅力たっぷり (^^♪

現在では「チヨとベンチャーズとレオ・ビーツ」というCDに収録され、復刻されておりますので、これまたお楽しみくださいませ (^^)

ということで、この時期になると、こ~ゆ~キーボードサウンドもイイですよねぇ~~♪

実は、加山雄三の「幻のアマリリア」では、ちょっぴりですが、あのロシア民謡「トロイカ」がワンフレーズだけ、カラオケパートのオルガンで奏でられるという遊び心もニクイわけでして (^^)

オルガン歌謡、万歳♪♪~♪

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かまやつひろしの懐の深さ ~ 昭和53年物の魅力

2023-11-27 18:44:41 | 日本のロック

マイ・オールド・ギブソン c/w 12時の讃歌 / かまやつひろし (TRIO)

昨日、ちょいと書きましたが、日曜日のサイケおやじは現在入れてもらっている高齢者バンドと友好関係にある同系某バンドのライブに参集した折、メンバーの中のボーカル氏が自らアコースティックギターの弾き語りで聴かせてくれたのは、かまやつひろしが昭和53(1978)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「マイ・オールド・ギブソン」でありました (^^♪

それは作詞:嶋田富士彦&作曲:渋谷祐子から提供されたスローテンポのカントリーロックであり、シミジミとした曲想を尚更に奥行きのあるものにしている深町純のアレンジも流石に秀逸だと思いますが、なによりも、かまやつひろしが本領発揮の飄々としながらも、零れんばかりの哀愁を節回す、そこはかとない鼻歌唱法が最高に心に染みる名曲にして名唱でしたから、サイケおやじは大好きな歌♪♪~♪

それを件のボーカル氏はニクイばかりの泣き節を潜ませながら披露してくれたもんですから、あらためて帰宅後に掲載のシングル盤を取り出したという次第です (^^)

いゃ~~、こ~ゆ~和製カントリーロック、最近は作られているのでせうか (^^)

決して自作自演ではない楽曲を完全に自分のものにしているあたり、かまやつひろしの懐の深さを再認識させられます。

そして、その意味で要注意なのが作詞:松任谷由美&作曲:かまやつひろし、そして編曲:深町純という、なかなか豪華絢爛なクレジットも眩しいB面曲「12時の讃歌」でして、これなんか全くプログレな演奏パートに浮遊感がジワジワと表出するメロディラインというミディアムテンポのシティ・ポップと申しましょうか、幾層にも重ねられたカラオケをバックにフワフワと歌っていくボーカルの味わいは、かまやつひろしの独壇場であり、ユーミンならではの胸キュンな歌詞の世界にもウルつとさせられてしまいますねぇ~~~♪

思えば……、これが世に出た昭和53(1978)年の我が国の音楽状況は歌謡フォークがニューミュージックに変換されている最中であり、洋楽ではロックとフュージョンが共に隆盛、また正統派歌謡曲や演歌、そしてポップス歌謡にも大ヒットが続々と出ていた時期でしたから、極言すれば、何でもやれたという幸せな時代だったんですよねぇ~~ (^^♪

それが翌年になると各々特化したジャンルに分類されていった様な気がしているサイケおやじにすれば、所謂「昭和53年物」には自然と惹かれるのも不思議じゃ~ないわけでしょうか (^^)

閑話休題。

ということで、サイケおやじとしも自分の持ちネタにしたいほどの名曲「マイ・オールド・ギブソン」ではありますが、当然ながら「歌」には全く自信がございませんので…… (^^;

カラオケあったら、練習したいものです (^^ゞ

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真夜中じゃ~なくても山根麻衣

2023-11-26 19:01:53 | ニューミュージック

午前0時 / 山根麻衣 (continental / テイチク)

本日の主役たる山根麻衣は昭和54(1979)年3月、掲載のシングル盤を出しての公式デビューから忽ちにして注目されたヤマハ系の女性ボーカリストでして、だからこそ、ここにアレンジとプロデュースを担当したのも、同じくヤマハ系のギタリストとして大活躍していた松下誠ですから、その仕上がりは万全!

特に柴田容子が作詞作曲した収録A面曲「午前0時」はミディアムアップのAOR歌謡として、下世話な歌詞の世界に附された湿っぽくて粋なメロディラインを節回す山根麻衣のパワフルでありながら、その見事に抑制された歌唱が絶妙の余韻を残すという、現在人気のシティ・ポップのファンにも聴いていただきたい、滋味溢れる名作でしょう♪♪~♪

そ~ですよ、山根麻衣はジャケ写の雰囲気からガチガチのロックボーカリストという印象を抱かれがちかもしれませんが、サイケおやじとしては、汎用性の高いポップスフィーリングにジャジーな色合いも加味出来る、ソウルフルにして正統派歌謡曲にも近い音楽性を持ち合わせたところが魅力でした (^^)

特段のヒット曲は放てませんでしたが、CMソングに起用されたり、様々な歌謡スタアやロック系ミュージシャンのステージギグ、あるいはスタジオセッションに呼ばれる事も多かったのは、そんなこんなの実力が認められていたからでしょう。

ですから、それなりにシングル&アルバムも残しておりますので、機会がございましたら、お楽しみくださいませ (^^)

う~ん、彼女の様な歌手が次々に登場してくれたからこそ、昭和の歌謡界は面白かったと思うばかりです。

ということで、本日は入れてもらっている高齢者バンドが親しくしているという、これまた同系同族(?)のバンドのライブに参集させていただき、やっぱり楽しかったです。

あぁ~~、こ~ゆ~時間が持てるからこそ、日々の辛い諸々にも我慢出来ているんですねっ!

これで、また、明日からっ!

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勘違いと思い込みの私的名盤

2023-11-25 17:45:21 | 歌謡曲

涙をゴメンナサイ c/w あの人は遠いひと / 藤真弓 (RCA / 日本ビクター)

誰が歌っているのか分からない楽曲=レコードを探すのも、中古市場における奥の細道の楽しみであり、だからこその思い込みや勘違いから、思わぬ掘出物に邂逅するなんてこたぁ~~、説明不要の楽しみかと思います (^^)

サイケおやじにとってのそんな一例が本日掲載のシングル盤でして、結論から申し述べさせていただければ、ここに収録のB面曲「あの人は遠いひと」こそが長年のターゲットだったわけですが、もちろん曲名も歌っている女性シンガーの名前も知らず、耳に残った楽曲の印象だけを頼りに探し求めて幾年月……。

それはサイケおやじのイメージとして、日吉ミミが黛ジュンした様なミディアムスローのエレキ歌謡であり、当然ながら哀愁のメロディによるベタベタの歌謡曲♪♪~♪

ですから、探索当初は日吉ミミの前身たる池和子の諸作に狙いを定めていたんですが、もちろん、結果なんて出るはずもなく、現代の様なネットという文明の利器も無かった頃でしたから、全ては自らの行動を運に任せるしかなかったという状況が続いていたという時の流れの中、ついに辿り着いた謎の解明(?)が本日掲載のシングル盤だったというわけです。

その真実について、実は掲載盤はA面収録の「涙をゴメンナサイ」を目当てにゲットした次第でして、歌っている藤真弓は一般的な知名度や人気は無くとも、件の「涙をゴメンナサイ」は昭和44(1969)年に発売された、なかなかアクの強いエレキ歌謡の裏傑作として、昭和60(1985)年頃にはマニアックなコレクターズアイテム以上に知られる様になっていた、所謂廃盤ブームの人気作♪♪~♪

ですから、サイケおやじにしても、作詞:丹古晴己&作曲:松尾安巳、そして編曲:竹村次郎が作り上げたR&B風味が入ったエレキ歌謡の「涙をゴメンナサイ」にはシビレる他は無く、しかも歌っている藤真弓の黒っぽい演歌フィーリング(?)がニクイばかりにジャストミート (^^♪

なかなかワイルドタッチのカラオケ演奏パートも含めて、ミディアムアップの曲展開こそは、昭和44(1969)年のムードに溢れていますよ (^^♪

さて、そこで本日のお題であるB面曲「あの人は遠いひと」こそは、長年希求していた歌と演奏でありながら、このレコードをひっくり返して針を落とすという儀式があればこその邂逅であり、僥倖としか思えなかった感動は決して大袈裟ではないつもりなんですが、とにかくも作詞:石井志都子&作編曲:竹村次郎が企図したのは前述したとおり、ミディアムスローの哀愁歌謡であり、泣きメロのイントロからジワジワと盛り上がっていく曲展開を節回す声質は日吉ミミ、そして歌唱の味わいは黛ジュン!?!

そんなこんなのサイケおやじの印象は尚更に深まってしまったという、全く自分好みの名曲にして名唱と思うばかり (^^♪

いゃ~~、何度聴いてもイイんですねぇ~~、これがっ!

ということで、確かA面曲「涙をゴメンナサイ」は何かのオムニバス盤に収録されてCD復刻されているはずなんですが、サイケおやじがイチオチのB面曲「あの人は遠いひと」も、そ~あって欲しいと願っております (^^)

あぁ……、奥の細道の旅はやめられませんねぇ~~♪

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ソウル歌謡だよ、友紀ちゃんもっ!

2023-11-24 17:07:50 | 歌謡曲

恋のマリオネット c/w 雨の誘惑 / 岡崎友紀 (東芝)

本日は久々の岡崎友紀ということではありますが、掲載したジャケ写イメージも含めて、これは……、ほとんど「らしくない」1枚かもしれません。

発売されたのは昭和52(1977)年3月、つまりはトップアイドルとしての爆発的な人気も落ち着き、本格的にミュージカルの舞台に専心していた時期に制作されたレコードなんですが、この頃の彼女のシングル曲を俯瞰してみると、昭和50(1975)年3月に発売された前々作「北上川」が演歌風味も内包した歌謡フォーク、そして翌年(1976)年4月に出した「グッドラック・アンド・グッドバイ」がユーミンから提供された、ちょっぴりジャジーなニューミュージック歌謡という流れがありましたから、年1枚ペースのリリースながらも、きっちり時代にアクセスしていた事は分かるんですが、それにしても……、ここに収められた作詞:夏目三四郎&作曲:鈴木邦彦から提供のA面曲「恋のマリオネット」は基本、アップテンポのソウル歌謡!?!

しかも、直居隆雄のアレンジがギンギンのディストーションギターや痛快なブラス&ニューソウルなストリングスをメインにラテンビートも入れ込んだリズムセクションまでもが容赦無い雰囲気ですから、岡崎友紀が持ち前の歌の上手さも空回り…… (^^;

正直、この楽曲にして、このアレンジとカラオケパートが用意されていれば、もっとジャストミートするボーカリストが他に……、と思わざるを得ません (^^;

しかし、だからこそ、同じ制作スタッフが手掛けたB面曲「雨の誘惑」がミディアムアップでライトタッチのメロディ展開も冴えた、これが岡崎友紀ならではのAOR歌謡と申しましょうか、せつなさも程々の歌詞の世界を明快に節回してくれる彼女の魅力は全開 (^^♪

ニューミュージックがモロ出しのバックの演奏共々にサイケおやじは、こっちのB面曲「雨の誘惑」が思いっきり好きです (^^♪

それほど売れたシングル盤とは言い難い1枚かもしれませんが、それゆえの愛着ってのも、確かにあると思いますねぇ~♪

ということで、最近は表舞台から幾分遠ざかっている感も強い岡崎友紀には、再ブレイクというか、再評価があってもイケる気がするんですが、いかがなものでしょう。

画一的なベスト盤が常に市場に出回っているとはいえ、昔っからのファンをも唸らせる企画盤やマニアックなトラックも含むアンソロジーが発表されん事を願っております。

願いは叶うのかなぁ~~~ (^^)

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もどり道ロック

2023-11-23 18:55:22 | 歌謡曲

もどり道 / 西崎みどり (CBSソニー)

正統派歌謡曲~演歌というイメージも強い西崎みどりではありますが、実は歌謡ロックも上手いという、その証左とも言えるのが昭和60(1985)年に発売された本日掲載のシングル盤A面曲「もどり道」だと思うんですが、いかがなものでしょう (^^)

それはジャケットスリーブにも記載があるとおり、その頃に放映されていた人気時代劇「必殺橋掛人(テレビ朝日)」の挿入歌として、作詞:只野菜摘&作曲:宇崎竜童から提供された如何にも「必殺シリーズ」ならではのドラマチックなサスペンス歌謡と申しましょうか、アップテンポでサビでは中近東エスニック風味も滲み出たメロディラインが時代劇らしからぬ歌詞の世界にジャストミート!

強いビート&リズムを用いた入江純のアレンジもニクイばかりですし、何よりも西崎みどりの艶やかな歌声と熱い節回しが意想外とも思える歌謡ロックの極みつき!

告白すれば、サイケおやじは前述のテレビドラマには全く接しておりませんでしたが、楽曲としての「もどり道」だけは、そんなこんなを知らずに耳へ入って来た瞬間、グッとシビレて、誰が歌っているんだろぉ~~~?

―― と思った次の瞬間、それが西崎みどりと判明して歓喜悶絶してしまったですよ (^^♪

もちろん、ジャケ写ポートレートでの西崎みどりが劇中で演じていた尼僧姿というところにも、確かに惹きつけられますねぇ~~♪

ということで、本日は高齢者バンドの練習に勤しみつつ、そんな中でも現在縺れまくっている仕事の連絡が入ったりして、スマホをぶっ壊したくなりましたですよ (^^;

メンバーにも迷惑かけてしまいましたし、サイケおやじも集中力を失い気味で、普段でも危なっかしい自身の演奏が尚更に…… (>_<)

あぁ……、もどり道……。

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担ぎ手の思惑

2023-11-22 17:06:13 | サイケおやじの日常

久々に仕事が縺れまくって、難儀しております (>_<)

まあ……、軽い神輿が双方ぶつかれば、両方共に転落は必至ということなんでしょう。

本日は、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

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ささやかれる愛は幸せ

2023-11-21 16:16:32 | 歌謡曲

ささやくなら愛を / キャシー・アンド・カレン (日本コロムビア)

あまりにも殺伐とした世情、そして自らの健康不安もあり、本日はホノボノとした和みの歌謡フォークということで、掲載したのはキャシー・アンド・カレンと名乗る姉妹デュオが昭和51(1976)年7月に出したシングル盤なんですが、とにかく作詞:松山善三&作曲:木下忠司が提供の収録A面曲「ささやくなら愛を」は、今だから聴いていただきたい、イノセントな希望の詩 (^^)

それはミディアムテンポで中庸なメロディラインに全く普通っぽいコーラスワークで表現される幾分虚ろな歌謡世界かもしれませんが、アコースティックギターやピアノをメインにシンプルなドラムスとベースが寄り添うという、踏み外す事の無い青木望のアレンジも秀逸ですから、姉妹ならではハーモニーを披露するキャシー・アンド・カレンの歌声がジンワリと心に染み込んでまいります (^^)

ちなみに、この「ささやくなら愛を」はジャケットスリーブにも記載されているとおり、テレビドラマ「遥かなる海(TBS)」の主題歌とされているらしいですが、例によってサイケおやじは全く接した記憶がありません。

しかし、だからこそでしょうか、ストレートに歌の世界に心を惹かれるんだとしたら、その和みに素直に浸りきるのも悪くありませんよねぇ~~♪

ということで、常日頃の天邪鬼を今日は封印しているサイケおやじではありますが、本当は自分に正直に、そして素直に暮らせるならば、どんなに幸せでしょうか……。

何となく……、そんなことを最近は思っているのでした。

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