OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

過ぎ行く年は春へ向かう

2014-12-31 13:45:09 | 歌謡曲

燃える春です / 芦川よしみ (ワーナーパイオニア)

今年も、あっという間に大晦日!

皆様は、どのような思いで新年を迎えられるのでしょうか。

不肖サイケおやじにとっての平成26(2014)年は、まさに「壊」の一文字でした。

なにしろ年始から風呂場のシャワー、次いでトイレの配管、早春には給湯器、初夏にはPCやプリアンプ、ケイタイも不調でスマホに乗り換え、さらには冷蔵庫とエアコンが一度にダメになり、台所の換気扇もアウト!?!

おまけに長年愛用してきたコーヒーメーカーまでもが昇天したんですから、大散財&失意の連続に加え、ついには家人への重病宣告……。

また、仕事上でも何時の間にか人間関係が縺れていたり、あれやこれやと難題が多いのは例年のとおりではありますが正直、やってらんねぇ~~~!

てなもんでした。

それと自身の健康については、やはり年頭に感染症で高熱に襲われたのは、原因が院内であろうという推測があるものの、以降は幸いな事に平常の生活を何とか維持出来ましたので、素直に感謝すべきと心得る次第です。

さて、そこで来春こそは熱き心でやっていきたいという願望を込めまして、本日の1枚は歌手時代の芦川よしみが昭和52(1977)年に出した「燃える春です」を♪♪~♪

ご存じのとおり、彼女の最初の芸能活動は子役というよりも、少女役みたいなドラマ出演が多く、代表的なところでは「ミラーマン」や「ファイヤーマン」のような特撮テレビ作品が良く知られているところでしょう。

また、ワイドショウ等々でのアシスタント役も多かったみたいですが、個人的にはアイドル系正統派歌謡曲を聴かせてくれていた昭和51(1976)年頃からの印象が強いわけで、ジャンル的には小柳ルミ子のフォロワーであり、この作詞:吉田健美&作曲:杉本真人、そして編曲:馬飼野俊一のペンによる「燃える春です」は、モロにそれが良い感じ♪♪~♪

しかし、この時代の芦川よしみはレコ大新人賞を獲得したにも関わらず、失礼ながら泣かず飛ばず……。

結局、昭和50年代中頃からは女優業メインに活動し、夥しいテレビドラマから成人映画までにも出演し、個性的な演技を披露してくれた事は説明不要でしょう。

そしてなんとっ!

すっかり歌手として忘れられていた昭和61(1986)年、あのデュエットソングの大定番「男と女のラブゲーム」を武田鉄矢、あるいは矢崎滋を相方にメガヒットさせたのですからファンとしては、泣き笑いの冥利でしたねぇ~~♪

ということで、来るべき新年に向けて、少しでも明るい気持ちで過ごしたいのが本日の本音です。

振り返ってみれば、今年も独善的な拙ブログが大勢の皆様に読まれ、様々なコメントをいただけたのは幸せの極みでありました。

本当にありがとうございます。

年が明けても、それほどの変わりようもないはずでしょうが、これからもよろしくお願い致します。

どうか、良いお年をお迎え下さいませ。

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空港ロビーの哀切歌謡は、たまらんですよ♪

2014-12-30 14:34:45 | 歌謡曲

国際線待合室 / 青江三奈 (日本ビクター)

さて、またまた昨夜は飛行場へ来客のお出迎えだったんですが、ひょんな事から昔馴染みに再会し、様々に近況を語り合っているうちに、ふっと過ったのが本日掲載のシングル盤A面曲「国際線待合室」でした。

歌っている青江三奈は説明不要、昭和のブルース歌謡の女王であり、ハスキーで粘っこい節回しと所謂「タメ息」歌法の魅力によって多くのヒット曲を放った功績は、後の藤圭子八代亜紀にも大きな影響を与えていたほどです。

その基本はスバリッ! ジャズ&ブルースという往年の洋楽最先端を昭和歌謡曲が全盛であった昭和40年代の風味で再構築したものでしょうが、青江三奈の場合は、それが極めてナチュラルなケレンという、逆説的な個性に裏打ちされていた事かと思います。

で、作詞:千坊さかえ&作曲:花礼一が提供した昭和44(1969)年の大ヒット「国際線待合室」にしても、基本はジャズ歌謡♪♪~♪ そして如何にもの隠し味が効いた伴奏で演じられる哀切の歌の世界こそ、じっと黙って浸っていたい世界なんですねぇ~♪

これこそ、青江三奈の魅力であり、ほとんど八代亜紀に聞こえたとしても、受け継がれている本物の味わいは不滅ということでしょう。

ということで、今日もバタバタ、時間だけが闇雲に過ぎていく感じで、サイケおやじは些か焦り気味……。

もちろん、やらなければならない、あれやこれやの雑事に追われ、好きな歌の余韻も消えていくのでした。

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電気仕掛けのおばあちゃん

2014-12-29 15:51:34 | 日本のロック

エリクトリックおばあちゃん / ザ・スパイダース (フィリップス)

昨日は賓客を迎えに某飛行場へ行きましたが、案の定、年末ラッシュで現場はゴッタがえし、おまけに先方の到着が中途半端に遅れたもんですから、いやはやなんとも、あんまり似合わない疎外感に苛まれ……。

で、そんな時、ふっと心を過ったのが本日掲載のシングル盤A面曲「エリクトリックおばあちゃん」でした。

ほら、例の「どしてらべなぁ~、どしてらべなぁ~~」というフレーズが決して消え去ることのない、昭和45(1970)年末にヒットしたスパイダース最後のシングル曲ですよっ!

あぁ~~、この調子の良さは、当然ながら作詞:麻生ひろし&作曲:かまやつひろしによるバンドオリジナルではありますが、ご存じのとおり、元ネタはジャン&ディーンの「パサディナのおばあちゃん / The Little Old Lady From Pasadena」である事は有名な真相ですし、そのサーフサウンドポップスを日本固有のGSロックに有意転換させたあたりは、メンバー各々のキャラが際立っていたスパイダースならではの仕上がりですよねぇ~♪

もちろん歌の中身は、孫の顔を見たくて、気軽に津軽を飛び出してきたイケイケなおばあちゃんの物語ですから、コミックソングである事に間違いはないんですが、そこは堺正章という稀有のタレントが聴かせてくれる天才的な「味」ゆえに、なかなか素敵な日本語のロックになっているように思います。

ちなみに当時のスパイダースはリーダーの田辺昭知がドラマーを引退してマネージメントに専念し、代わって前田富雄が参加していたことからでしょうか、ジャケットデザインにグループショットは使われず、イラストをメインにして、メンバーの独立ポートレートを小さく配するという、如何にも解散直前の状況を表しているようです。

さて、しかし「おばあちゃん」と云っても、既に50代で孫がいる女性は珍しく無いわけで、しかも現代の我が国じゃ~、彼女達の多くは、それなりに若々しいファッションに身を包み、ヘアメイクも同様ですからねぇ~~~、「おばあちゃん」と呼ばれることは痛し痒しなんでしょうか……。

冒頭の話に戻れば、漫然と空港ロビーの人混みを眺めていると、家族での移動の情景の中で、明らかに「お若い」おばあちゃんが大勢でありまして、そんな彼女達へこそ、スパイダースの「エリクトリックおばあちゃん」を捧げたい気持ちになりました。

うむ、年寄りは疎まれるより、「良い」存在でありたいものですねぇ、はい。

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サンタナを聴く年の瀬

2014-12-28 15:26:21 | Rock

Santana Live At The Rynearson Stadium, Ypsilantimi 25th May (Klondike = CD)

 01 Black Magic Woman ~ Gypsy Queen
 02 Oye Como Va
 03 Treat ~ Time Waits For No One
 04 Give And Take
 05 Incident At Neshubur
 06 Savor ~ Soul Sacrifice

これまでブートの優良ソースであった人気ミュージシャンの放送用音源が、ついに近年は堂々と出回っている現実について、おそらくはネットの世界的常用が深く関与している事は否定出来ないでしょう。

本日ご紹介のブツも全くそのひとつで、サンタナが残した夥しいブートの中でも評価の高かったものであり、だからこそネットではフリーで楽しめる現実は大歓迎!?

ですから、あえてそれがCD商品化されるのは、些か理不尽な感じもするんですが、それでもゲットさせられてしまうのが、1970年代のサンタナの魔力です!

ここに収められているのは1975年5月25日、アメリカはミシガン州イプシランティにおけるライブ音源であり、メンバーはカルロス・サンタナ(g,per,vo) 以下、レオン・パティージョ(vo,key)、トム・コスタ(key)、デイヴィッド・ブラウン(b)、レオン・チャンクラー(ds,per)、アルマンド・ペザーラ(per) という新旧去来の顔ぶれですから、ラテンフュージョン的な演奏に加えて、初期の代表曲もがっちり披露した、なかなか嬉しいプログラムが繰り広げられています。

それはド頭の「Black Magic Woman ~ Gypsy Queen」と「Oye Como Va」の大ヒット二連発でツカミはOK♪♪~♪

また、当時の新譜LP「不死鳥」からの「Give And Take」におけるワイルドなロック魂の復活も嬉しいところで、新顔のボーカリストであったレオン・パティージョの歌いっぷりは流石、サンフランシスコ周辺のファンク&ゴスペル系のグループで叩き上げてきた実力は、この音源の大きな興味の対象かと思いますが、もちろんカルロス・サンタナにしか弾き得ない官能妖艶なギターとの相性もバッチリですよ。

その意味で気になるのが「Time Waits For No One」でしょう。

何故ならば、同時期のストーンズが発表したアルバム「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」には、ミック・テイラーがサンタナ風のギターを聴かせてくれる同名曲が入っていましたからね~~。思わずサンタナがそれを逆カバー(?)したのかっ!?

と思い込んだのも無理からん話だったんですが、結果は同名異曲……。

しかし、レオン・パティージョとサンタナとのコラボレーションは、なかなか味わい深いものがあり、おそらくはこの時期ならではの演目だったと思われますが、公式レコーディングは???

それと常にサンタナというグループを象徴するリズム隊の奮闘活躍は、これまた新参のレオン・チャンクラーのへヴィ&シャープなドラミングと古参のアルマンド・ペザーラに出戻りのデイヴィッド・ブラウンが作り出す白熱暴虐のリズムの嵐には、本当に熱くさせられてしまいます。

あぁ~~、大団円「Savor ~ Soul Sacrifice」に我知らず腰が浮くってのは、決して恥ずかしいことでは無いっ!

と自分に言い聞かせなければならないほどですよ♪♪~♪

しかし、その前に演奏される「Incident At Neshubur」がこれまた素晴らしく、「静」と「動」の巧みな構成の中、カルロス・サンタナのギターは言わずもがな、トム・コスタが主導するキーボードがサウンドの要として輝くばかりなんですねぇ~♪

う~ん、サンタナはやっぱり好きですよっ!

ということで、年末になっても公私ともにバタバタしつつ、それでも買いっぱなしになっていた様々なブツを開封しては、ひとりゴチている始末なんで、本日も独り善がりでありました。

今年も、あと、わずかなんですねぇ……。

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麻生京子への秘めたる決意

2014-12-27 15:30:24 | 日本のロック

恋をしましょう c/w のっぽのサリー / 麻生京子 (日本コロムビア)

昭和30年代の歌謡ポップスは日本語詞を附した洋楽カバーが主流でしたから、殊更女性ボーカリストには所謂パンチが求められ、弘田三枝子と青山ミチが両横綱という認識であれば、昭和37(1962)年に発売された本日掲載のシングル盤の主役たる麻生京子は三役格というヒット番付が作られそうな存在だったように思います。

なにしろ当時は和製ワンダ・ジャクソンとまで呼ばれていたそうですからねぇ~~。

リアルタイムは知らずとも、実際に彼女のレコード音源に接すれば、弘田三枝子のようなパワフルな旨味や青山ミチのような黒っぽいドライヴ感よりは、幾分軽いスピード感が絶妙のロックフィーリングを滲ませていた事にハッとさせられるはずです。

実はご存じのとおり、麻生京子は後にフラワーズでブレイクし、我が国の女性ロックシンガーとしては草分けとも言うべき麻生レミ、その人に他なりませんっ!

ですから、ヘレン・シャピロのリアルタイムのヒット曲をカバーした「恋をしましょう / Let's Talk About Love」が漣健児の訳詩(?)と林一の編曲を得て、なかなか溌剌と披露されても、そこには「青春歌謡」の味わいよりも遥かに強く、ロックの原風景が広がっていると書けば大袈裟でしょうか。

それがさらに深化しているのがB面収録の「のっぽのサリー / Long Tall Sally」で、オリジナルのリトル・リチャードのバージョンを筆頭にビートルズや数多の熱演カバーが残されている現実の中にあって、麻生京子とバックを務めたブルー・コメッツの頑張りは流石と思います。

とにかく、ここで披露された歌と演奏の個性的な疾走感はハンパ無いですよっ!

そりゃ~、確かに現在の「耳」で聴けば「軽い」と思われるかもしれませんが、ノリの凄さは真似しようにも敵わない世界じゃ~ないでしょうか。

ということで、残念ながらサイケおやじは、この頃の麻生京子には接したことが無いんですが、昭和40(1965)年頃だったでしょうか、ブルー・コメッツの前座に出ていた名も知らぬバンドでギターを弾きながら歌っていた彼女には瞬時にグッと惹きつけられ、さらに前述したフラワーズのライブで邂逅した麻生レミが、全くその女性ロッカーであった真相に突き当たってみれば、自ずと麻生京子のレコードも集めざるを得ないわけです。

ところが、これが難関!

告白すればサイケおやじは、これを含めて、シングル盤3枚っきりしか持っていませんので、結局は再発集成されたCDを聴いている次第です。

そして今年も麻生京子のレコードには良い出会いが得られませんでしたが、精進は続ける決意を秘めているのでした。

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奥村チヨと京都へ行きたい…

2014-12-26 15:02:57 | 歌謡曲

泣いて京都へ / 奥村チヨ (東芝)

実は昨日から京都へ出張し、先ほど帰って来ました。

そして、もう何度も訪れていながら、しっかり観光したのは修学旅行の時だけという現状には、やはり哀しいものを感じてしまったですよ……。

そこでせめてレコード鑑賞だけでも「京都の歌」ということで、本日は奥村チヨが昭和48(1973)年末に出した掲載シングル盤A面曲「泣いて京都へ」であります。

ご存じのとおり、当時の彼女は初期のホップスカバー路線から大ブレイクしたお色気歌謡の女神様というダントツの存在感、さらには歌謡曲としては刹那究極の名作「終着駅」のウルトラメガヒットを放った後ということで、絶対的な安定期に入っていた事からでしょうか、この作詞:千家和也&作曲:浜圭介が提供した「泣いて京都へ」は正直、どこかしら面白味の少ない正統派演歌に近い仕上がりになっています。

ただし、今もって真っ当に認められているとは言い難い奥村チヨの歌の上手さは、流石に堪能出来ますよ♪♪~♪

ジャズっぽい隠し味が効いた森岡賢一郎のアレンジとの相性も悪くありません。

そして結果的に大きなヒットにはならなかったとはいえ、翌年には浜圭介との結婚からセミリタイアすることを思えば、なかなかの「しぶとさ」を感じる隠れた名曲&名唱になるのでしょうか、サイケおやじは不思議と好きです。

ということで、残りも後わずかの年末、仕事もラストスパートに入ったと言うよりは、なんとか焦ってケリをつけようとする自分の無様さには、何時もながら情けないものを感じています。

それでも拙ブログは、まだまだ続けさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

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アイドル冬の陣:松尾久美子篇

2014-12-25 15:19:09 | 歌謡曲

東京メルヘン / 松尾久美子 (FOR LIFE)

アンチクリスマス狂騒派のサイケおやじではありますが、やっぱりプレゼントは嬉しいもので、今年はなんとっ!

探索の対象にしてた掲載のシングル盤を仕事関係者から頂戴するという大幸運♪♪~♪

とにかくA面収録の「東京メルヘン」がオリジナルの木之内みどりのバージョンからして好きな歌なもんですから、そのカバーバージョンに食指が動くのは宿業と自覚するほどです。

そして勇躍針を落としてみれば、瀬尾一三のアレンジが如何にも発売された昭和59(1984)年の音らしく、ちょっぴり産業ロックの風合いが滲むあたりに違和感もあるんですが、結果的に木之内みどりの歌唱法を意識したような松尾久美子の節回しは悪くありません。

つまり彼女も決して歌が上手いタイプではなかったところに良好な感度があるんですねぇ~♪

ちなみに松尾久美子は「スター誕生」出身者として、当時のテレビ等々にも出演は多かった記憶があり、そこで見るかぎり、なかなかの高身長でスタイルも良かったんですが、結局は大きなブレイクはありませんでした。

う~ん、ちょいと後ならグラビアアイドルとしての道もあったような気がしますし、風の噂では、この「東京メルヘン」を最後に歌手活動を停止し、モデル業に入ったそうですから、それはそれで良かったのかもしれません。

ということで、これもまた冬の歌です。

そして松尾久美子のファッションと面立ちのコラボの素晴らしさ♪♪~♪

冬の歌謡曲って、なかなか飽きないですねぇ~~~♪

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素直にミキのクリスマス

2014-12-24 15:24:22 | 歌謡曲

ミキのクリスマス / 小畑ミキ (ユニオン / テイチク)

 A-1 ジングル・ベルズ
 A-2 きよしこの夜
 B-1 赤鼻の馴鹿
 B-2 サンタ・クロースが町に来る

今では普通に行われるクリスマスパーティーが我が国で一般的に広まったのは、やはり高度成長の昭和元禄期だったと思います。

とにかく活字&放送メディア、あるいは商品CMの夥しい煽りがあれば、街角には欧米のクリスマスソングが当たり前に流れ、各種販売の店員からキャバレーのホステスさんは言うに及ばず、芸能人が率先して盛り上げていたのですから、デコレーションケーキを家族で囲み、歌謡曲スタアが歌うクリスマスのレコードがバンバン作られていた事にも、必然性がありましたですねぇ~~♪

例えは本日掲載の4曲入りコンパクト盤は、元祖アイドルのひとりとして今も人気を集める小畑ミキが昭和42(1967)年に出したものなんですが、持っているだけで幸せを感じてしまうほど、これはキュートなジャケ写が魅力です。

もちろん肝心の中身は、お馴染みの曲ばかりを日本語の歌詞で歌ったものですから、失礼ながら決してボーカリストとしての力量が高いとは言い難い彼女であればこそ、ストレートに楽しめる良さがあるんじゃ~ないでしょうか。

言い換えれば、そこに「ミキの」という冠がある事が嬉しいわけです♪♪~♪

ということで、浮かれ気分に罪悪感なんて不必要だったのが当時の世情でありました。

それが何時しか屈折した気分の中で、様々な大義名分を用意しなければならない立場になったサイケおやじは、殊更素直に小畑ミキのクリスマスレコードに癒されています。

本日は、それを皆様と共有出来るのであれば幸いです。

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クリスマスには演歌もね♪

2014-12-23 15:23:38 | 歌謡曲

裏町マリア / 町田義人 (ポリドール)

世間はすっかりクリスマスモードに入っていますが、昔っからサイケおやじは、なんでキリスト教徒でもない日本人が、大挙して騒ぐのか?

という原理主義(?)に陥っていまして、まあ、今ではユダヤ人だってクリスマスパーティーに集まるわけですから、何かの大義名分を得て、堂々と遊びまくる事に意義を唱える愚も潔いとは言えません。

そこでせめてもの抵抗とでも申しましょうか、本日は昭和日本人の心ともいうべき演歌と欧州教会音楽の不思議な融合が達せられた、昭和57(1977)年発売の「裏町マリア」です。

それはサイケおやじがあれこれ稚拙な筆を弄するよりも、とにかく作詞:山口洋子&作曲:むつひろし、そして編曲:京健輔が作り出した歌の世界が、モロに演歌でありながら、そのバックコーラスにはチャールズ・クロザット・コンヴァースが作曲した讃美歌の「312番 / 星の界」が配されているという、なにか非常な「あざとさ」も、意図がわかんらん!?

最初に聴いた瞬間、そんなふうにサイケおやじは感じたほどです。

しかし、これを堂々と披露しているのが元ズー・ニー・ヴーの町田義人であればこそ、常軌を逸する寸前のネチネチした節回しがジャストミートの快感で、聴くほどにクセになってしまうんですねぇ~~♪

それは「裏町マリア」が当時放送されていたテレビドラマ「ムー(TBS)」の劇中挿入歌であった事も重要で、本篇が如何にも久世光彦の演出らしい逆説的な纏まりに走っていたところに使われるには、これほど破天荒な歌もないと思われます。

ただし、これがあえて件の「ムー」に用いるために企画制作されたのか否かは、ちょいと知る由もありません。

ですから、サイケおやじがクリスマスの今の時期に聴きたくなってしまうのは、天邪鬼的楽しみのひとつとご理解いただければ幸いでございます。

最後になりましたが、ここんとこの宴会シリーズでは若い者からの寄付要請が続き、現実的に三か所も仕事の掛け持ちをやっている身としては、いやはやなんともの散財モード……。

以前はそんなビンゴ大会にはサイケおやじ選定のロマンポルノ名作DVDセットとか、現物を提供していましたが、最近は優良なブツも無いので、とりあえずゲンナマというのも、情けないです。

あぁ、「裏町マリア」が身に滲みますねぇ。

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何が何だか???

2014-12-22 15:35:02 | Weblog

うっ!

突然、PCの電源が落ちて、起動出来なくなりました……。

とりあえず本日の1枚は休載させて下さい。

あぁ、今夜の宴会も気が重いです。

失礼致しました。

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