PC不調からデータの移行を試みたところ……。
多分、失敗したみたいで、肝心な部分が消えてしまったみたいです。
現在、復旧の真っ最中なんで、またまた本日の1枚は休載致します。
なんか、バチ当たったのかもしれませんねぇ、凹んでます。
PC不調からデータの移行を試みたところ……。
多分、失敗したみたいで、肝心な部分が消えてしまったみたいです。
現在、復旧の真っ最中なんで、またまた本日の1枚は休載致します。
なんか、バチ当たったのかもしれませんねぇ、凹んでます。
突然、PCからデータが出せなくなりました!?
それゆえに本日の1枚は休載させていただきますが、う~ん、何故だっ!?
キーボード入力は出来るんですがねぇ……。
全くPCの神様は意地悪ですよ。
失礼致しました。
■幸せさがし / 坂口良子 (日本コロムビア)
坂口良子の突然の悲報に接し、朝から絶句……。
ネットやメールをチェックしても、何か信じられない気持です。
正直、ど~してあんなに愛くるしい彼女が早世するのかっ!?
美人薄命はこの世の常とは知りながら、その不条理と無常感に苛まれつつ、本日はこれを綴っている次第です。
でも、後ろ向きは本当に辛いですねぇ……。
そこで掲載したシングル盤は彼女が主演のテレビドラマ「家なき子(TBS)」の主題歌として、昭和49(1974)年秋に出した1枚なんですが、もちろん劇中では様々な苦難に負けず、直向きに生きる坂口良子の魅力が満載でしたから、作詞:岩谷時子&作曲:渡辺岳夫によるA面曲「幸せさがし」も前向きな勢いが企図され、松山祐士のアレンジも男性コーラスを使った溌剌調です。
と、すると、失礼ながら坂口良子の歌唱力が不安視されるところでしょう。
しかし、ここでの彼女の歌いっぷりは実に大らかで、力強く、なかなか勇気づけられる仕上がりなっているんですねぇ~~♪
まさに人は誰でも、生きている限り、幸せを求めて探すのが必然と肯定されますよ、例え何であろうとも!
ご存じのとおり、当時の坂口良子は正統派アイドルとして、歌手と女優を普通に両立させていた頃でしたから、初々しいジャケ写のポートレイトを愛でながら、この歌を聴いていると、何か後の私生活の苦難や今回の早すぎる訃報が信じられるものではありませんし、だからこそ、それを乗り切り、人生を使い果たしたかのような坂口良子に合掌……。
同じ時空に生きているサイケおやじは、彼女に出会えた幸せを忘れません。
また会おう、坂口良子、貴方にサヨナラは似合わないですから。
■にくいあいつ / 野平ミカ (日本ビクター)
最近は「和物グルーヴ」なぁ~んていう業界(?)用語があるらしく、どうやら一時期矢鱈に使われた「レアグルーヴ」から派生した類似語と推察すれば、日本人ジャズプレイヤーがやっているジャズロックやソウルジャズを指しているんでしょうか?
う~ん、何もそこまで拘る必要は無いと思うんですが、それじゃ~、これはどうなの?
というのが、本日掲載したシングル盤A面曲「にくいあいつ」で、結論から言えば所謂エレキ歌謡なんですが、しかし如何にも発売された昭和44(1969)らしい、サイケデリックな疑似フィーリングがたまりません。
なにしろイントロが尺八の厳かな音色、それが一転してファズギター全開のズンドコソウルビートで歌われるのが典型的な昭和歌謡メロディなんですから、ねちっこいコブシはお約束♪♪~♪
しかも同時期に全盛の人気を集めていたピンキーとキラーズ調の曲構成が、歌っている野平ミカのひとりダブルトラックのコーラス掛け合いで披露されるんですねぇ~~♪
あぁ~、これだけで最もサイケおやじが好きな要素が満点というわけですが、当然ながら作詞:川内康範&作曲:鈴木邦彦のプロの手際、さらにはドラムスが敲き出している粗雑なビートは確信犯でしょう。
まさに当時のムードが、聴く度にリアルタイムの復活祭♪♪~♪
ちなみに歌っている野平ミカについては、サイケおやじはテレビ等々でも接したことが無く、もちろん素性も全く知らないのですが、この曲だけは昭和末期の廃盤アワーブームで聴いた瞬間、即座イチコロにシビれさせられ、中古屋巡りのA級探索物件となった1枚です。
ということで、これこそ立派な「和物グルーヴ」と思っているサイケおやじは、完全なる勘違いなんでしょうが、それでもこういうノリって、絶対に洋楽では出せない味!?
昭和歌謡曲なればこその絶対感が楽しめるはずと思います。
■風に乗って c/w Easy Come, Easy Go (Kitty)
全く漂泊中のサイケおやじにとって、現在の心の歌がカルメン・マキの「風に乗って」と言えば、何か自分でも恥ずかしい気分になるんですが、まあ、それほどこの歌は最高~~って事をご理解下さいませ。
ご存じのとおり、この頃のカルメン・マキはロックど真ん中の活動でしたから、決してデビュー時のようなメジャーな舞台からは遠ざかっていたと思われがちですが……。
どっこい! 今となってはロック期の彼女が一番「らしい」という世評に間違いはありません。
というよりも、持ち前の魅力であった歌声の綺麗な説得力が「ニッポンのロック」を知らしめる大きなエネルギーになっていた事は絶対的でしょう。
平たく言えば、何時如何なる時にも、彼女の歌声が流れてくると自然に耳を奪われる事は必定という真実があるのです。
さて、そこでこの「風に乗って」なんですが、実はB面に収録されている「Easy Come, Easy Go」の日本語バージョンというのが種明かし!?
発売されたのは昭和54(1979)年でしたから、所謂ニューミュージックが確固たる位置を占めていた我国の芸能界においては、日本語の歌詞に英単語を混ぜる手法が確立され、それを洋楽メロディに乗せてしまう遣り口が自然の法則になっていました。
しかし、それじゃ~、「本物のロック」にならなかったのは時代の必然とでも申しましょうか、極言すればアイドルだって同じような事をやっていたんですから、中途半端に「それっぽい」レコードを出していたら、ロックシンガーは務まりません。
そしてカルメン・マキは流石にその次元がちがっていると痛感させられたのが、この「風に乗って」というわけです。
ちなみに前述した英語バージョン「Easy Come, Easy Go」は同年発売のLP「ナイトウォーカー」に収録されており、驚くなかれ、プロデュースを担当したのがバニラ・ファッジやベック・ボガード&アピス等々でロックの歴史を作ってきたカーマイン・アピス! もちろん海外レコーディングで、本人直々のドラムスが聴けるのは当然ですし、他にも盟友の春日博文(g) 他、一流ミュージャンがバックに参加しているのですから、何も言えないほどに素敵な仕上がりでありました。
ただし英語の歌は我国芸能界に所属しているかぎり、ど~してもシングル向きではありませんから、日本語バージョンが作られた事に対しての批判があったとしても、こちらに共感を覚える者はサイケおやじを含めて、大勢存在しているのも現実です。
これはカルメン・マキ本人がステージライプでは英語バージョンをメインに歌っていたリアルタイムの実相がありますから、尚更に複雑ではありますが……。
まあ、このあたりの諸々は皆様が各々、聴いていただければ、後は自ずと十人十色の好き嫌いでしょう。
ということで、刹那の気分も前向きな心が込められた歌詞、それをたっぶりの説得力で歌ってくれるカルメン・マキ♪♪~♪
もう、それだけで我儘な仕事で世間を狭くしつつあるサイケおやじは、貫ける気分になっているのでした。
■打ちあけられない / 岡崎友紀 (東芝)
今年は桜の開花が早いそうで、つまり世間は春の花が満開なのでしょう。
そこで出してしまったのが本日掲載のシングル盤で、もちろんネタはジャケ写がそのまんまという、岡崎友紀の和みのお姿♪♪~♪
まさに春爛漫の佇まいが眩しい限りと思います。
しかしA面に収録された「打ちあけられない」は些か意味深!
「木飛鳥」名義で岡崎友紀本人が綴った歌詞が、なんとも現在のサイケおやじの立場と状況にリンク&ニアミスしているんですよ……。
どんな時でも マイペースで
歩いて来た 私だから
お願い 邪魔をしないで
私は私の 人生があるから
秘密は良くないわ 打ちあけなければ
本当のことを
だけど 今はだめなの
もう少しの 我慢なの
なぁ~んて、丸っきりジャストミートの現状は、昨日のプログに書いたとおり、サイケおやじの強引な仕事運びを揶揄されているかのようです。
でも、そういう時って、必ずあるんと思うんですよ、人生には。
もちろん、そういうふうに自分に言い聞かせている面があることは否定出来ませんが、やる事さえやっていれば、結果オーライを祈るだけです。
ちなみに曲を書いた木麻早はヤマハ系の美人シンガーソングライターとして、昭和48(1973)年頃から人気を集め、10年ほど活動していましたが、地味ながらカントリーロック~AOR風味の音楽性が今も強い印象を残してますから、再評価を望みたいですねぇ~♪
ただし、この「打ちあけられない」は穂口雄右のアレンジとの相性がイマイチ……。歌詞の内容も、それほど岡崎友紀のキャラとは相容れない感じがあった所為でしょうか、残念ながら大きなヒットにはなっていません。
それでも昭和49(1974)年春当時の雰囲気、その時代の岡崎友紀が楽しめるというポイントにおいては、立派に合格点じゃ~ないでしょうか。
なによりも、このジャケ写の魅力は絶大ですよっ!
ということで、今日もグリグリにエグイ仕事に突っ込んでいるサイケおやじではありますが、内心は綱渡り気味……。
そこで思わず、「打ちあけらない」を口ずさんでいます。
東京銀座にある名画座「シネパトス」が、いよいよ今月末で閉館となります。
ご存じのとおり、この劇場は以前、「地球座」の名称で親しまれ、サイケおやじも何度も通った思い出の場所であり、「シネパトス」と改称されてからも、その妙にレトロな雰囲気の良さは、まさに「昭和」でありました。
なにしろデジタル上映が普通の現在、頑なにフィルム映写に拘っていたような感さえありましたからねぇ~♪ オールドウェイヴなサイケおやじは、そういう姿勢に好ましいものを覚えていましたが……。
しかし施設の老朽化により、ついに取り壊しが決定したのは無念というよりも、諸行無常なのでしょうか。
もちろん各方面から、それを惜しむ声が高まるのも必然という中、流石という最後の企画が、現在絶賛上映中の「インターミッション」という作品です。
なんとっ! これはその「銀座シネパトス」を舞台にした、完全バーチャルな劇中劇であり、客席に居並ぶ面々がすなわち出演者という設定は、単なる稚気以上の素晴らしさと思います。
これは映画を愛する者であれば、誰もが夢見る企画でしょう。
しかし舞台となる映画館そのもののラストショウとリアルタイムの現実感があってこそ、可愛さ余って憎さ百倍なんですよねぇ~♪
正直、サイケおやじを含めて、やられたぁ~~~~、と痛感させられた映画愛好者は数知れずのはずです。
ちなみに監督の樋口尚文は気鋭の映画評論家であり、様々な映画関連のイベントをプロデュースしてきた、所謂「映画愛」の絶対的な持ち主として、サイケおやじも強い共感を覚える鬼才!
まあ、もちろんサイケおやじは、直接に一面識もないわけですが、決して香りの高さを売り物にしないところも好感が持てるのです。
そして樋口監督ならではの人徳なのでしょう、とにかく出演者の顔触れが日本映画演劇界の新旧名優ばかりなんですから、これは見逃せません。
詳しくは公式サイトをご覧いただければ、震えて感涙は必至ですよっ!
しかし現実は非情です。
実はサイケおやじは絶対にっ!
と心に決めていながら、仕事に責められてスケジュールがギチギチ……。
もう、今回は諦めよう……、と自分に言い聞かせていたんですが、実は出演者のひとりである、ひし美ゆり子のプログを読んでしまえば、後は覚悟を決める他はありません。
つまり、この「インターミッション」を鑑賞することは、歴史に立ち会う意義であり、映画愛に溢れた時空のバーチャルリアリティを体験出来る、ほとんど奇跡の時間を過ごす事だと思います。
そしてサイケおやじは覚悟を決めました。
それはとにかく万難を排して時間を確保し、今月末で閉館されてしまう「銀座シネパトス」で「インターミッション」を鑑賞するっ!
これを自らの存在証明と言ってしまえば、例によってサイケおやじの大袈裟と思われても反論は出来ません。
しかしそんな自己満足がなければ、何のために仕事をやっているのか、わからんじゃ~ないかっ!
というのが、サイケおやじの立場なんですよ。
その為には多少強引な事も必要になりそうですし、もしかしたら後腐れも懸念されますが、それでも後悔しない覚悟と言い換えても、良いです。
どうか皆様も、少しでもトキメキを感じるのであれば、「銀座シネパトス」のラストショウにご参集下さいませ。
きっと素敵な思い出になるでしょう(敬称略)。
■ミッドナイト東京 / 川辺妙子 (フィリップス)
昭和歌謡の美人シンガーのひとりが川辺妙子でした。
と言っても、あまりテレビ出演していたわけではなく、残念ながらそれほどのブレイクも無いままにフェードアウトしてしまったと思われるのですが、サイケおやじは中学生の頃に彼女がキャンペーンだったのでしょうか、某所で生歌に接する幸せがあって以来の大ファン♪♪~♪
もちろんお姉さま系のルックスと微熱フェロモン系の佇まいが、個人的性癖にジャストミートしていた事もあります。
それは掲載したデビューシングル盤のジャケ写からも充分に伝わっているはずと決め込むほどなんですが、肝心の歌唱力も素晴らしいんですよねぇ~♪
あえて言えば、いしだあゆみ~小川知子のラインではありますが、絶妙に「泣く」コブシのフィーリングが本当に個性的ですし、幾分細い声質も、たまりません♪♪~♪
このデビュー曲「ミッドナイト東京」は昭和44(1969)年に発売されたものですが、作詞:大日方俊子、作編曲:筒美京平による作風は、そのまんま、リアルタイムの「いしだあゆみ」調として、当時も今も認められている事は言わずもがな、もうひとつ穿った聴き方としては、西田佐知子という雰囲気も濃厚じゃ~ないでしょうか。
しかし、これは絶対に川辺妙子でしかありません。
それは以降に発売されていく数枚のシングル盤、およびLPを後追いすればするほどに感じられるものです。
また、逆に言えば、思い入れがなければ聴けない歌手かもしれません。
なにしろ、失礼ながら、決して売れていたとは言い難いわけですし、素敵なルックスでありながら、前述したように当時はほとんど毎日放送枠があったテレビの歌番組に出演していた記憶がサイケおやじには無いんですからねぇ~、どうなってんのか、今もさっぱりわからないのが本音ですよ……。
そして当然ながら、川辺妙子名義のCD復刻も傑作シングル曲「いつか男は去って行く」がオムニバス盤に収録された程度なのは、残念至極!
おまけに彼女が残したアナログ盤が最近、以上に高騰しているのですから、率直に泣き笑い!? 何時もの事ではありますが、サイケおやじは今こそ、彼女の音源は全て、きっちり纏めた復刻を世に訴える覚悟で、本日の文章を綴っています。
あぁ~、川辺妙子が愛おしい♪♪~♪
■スペインの雨 / 小柳ルミ子 (SMS)
黒い下着姿!?
否、そういう雰囲気のドレスなのか!?
本日掲載のシングル盤は、その真偽が大いに気なる小柳ルミ子の素敵なジャケ写にグッとシビれる1枚なんですが、収録A面曲「スペインの雨」もタイトルに偽り無し!
スパニッシュ歌謡曲の典型が楽しめますよ♪♪~♪
しかも発売されたのが昭和54(1979)年春でしたから、演奏パートは懐かしいほどにシンセ系キーボードに塗れているんですねぇ。
もちろん個人的には好きなサウンドの作りではありません。
ところが流石に小柳ルミ子は歌が上手いので、それが全然気にならないんですねぇ~~♪ むしろ、これでなければ感じが出ないのではないか!?
そんなふうに思わせる作詞は阿久悠、そして作曲は大野克夫、さらに編曲が萩田光雄というプロの仕事は、やはりツボを外していません。
ちょいと歌に自信のある女性ならば、思わずカラオケで選曲したくなる魅力もあるんじゃ~ないでしょうか。
実は現在、サイケおやじが入れてもらっているバンドでは、一座のスタアである熟女さんボーカリストの強い希望により、この「スペインの雨」を猛練習中なんですが、既に述べたとおり、演奏部分は大半がキーボードだけで作れるので、ギターやベースのサイケおやじは、そこに居るだけの「おじゃま虫」状態……。
しかし曲が良いですし、熟女さんボーカリストが相当に歌える人なんで、それも納得している次第です。
尤も最近は、あまり練習に参加も出来ない真相がありますからねぇ……。
ということで、このシングル盤は、かなり以前に所謂「ジャケ買い」したブツで、あまりレコードには針を落していなかったんですが、今回のおやじバンドの演目練習がきっかけで聴きなおしてみると、あらためて小柳ルミ子の節回しの上手さに圧倒されましたですねぇ~♪
現実的にはリアルタイムでのヒットにはイマイチ、届かなかったと思うのですが、確かフラメンコ調の振り付けもあったと記憶していますし、こういう歌を聴いていると、あらためて昭和歌謡曲の懐の深さを感じてしまいます。
さあ、今夜もおやじのバンドの練習が楽しみになってきました♪♪~♪
■郊外電車で / 本田路津子 (CBSソニー)
昭和40年代後半の歌謡フォークブームで、一際の人気を集めたのが本田路津子でした。
それは特に清涼な歌声と直向きに心へ染み込んでくる節回しのナチュラルなフィーリングの上手さであって、これは「上手さ」なんていう安易な言葉は本来、使うべきでは無いかもしれません。
むしろ天性の才能が歌謡フォークを聞かせるべく、彼女を動かしていたと思いたいほどです。
そして人気が安定し、歌謡フォークがニューミュージックなんていう新種の歌謡曲に変異していく過程には、当然ながら彼女に求められたのが、そっちの方向性だったのでしょう。
本日掲載のシングル盤は、まさにその頃、昭和49(1974)年春に発売された1枚で、特に山上路夫の作詞によるA面「郊外電車で」は、しょ~もない男だけれど、別れられない腐れ縁を自嘲しつつ、綺麗事にして歌う彼女のボーカルが、妙にせつないんですねぇ。
森田公一が十八番のメロディを付け、歌謡フォークに真っ向勝負した穂口雄右のアレンジの所為もあるんでしょうが、正直、本田路津子のレコードの中では、それほど良いとは言えません。
しかしミスマッチの魅力というか、幾分の生臭さが彼女の次なる方向性を示唆していたんじゃ~ないか? と思うんですよ。
ところがそれじゃ~、持ち前の最大の魅力である「声の美しさ」が活かしきれないと思うのも、また本音であります。
結局、この「郊外電車で」はそれほどヒットせず、彼女も翌年には引退された事もありますから、本格的なニューミュージックのブーム到来時に、どのような歌を聞かせてもらえたかは、様々に推察するのみ!?
それはAORという説が有力かもしれませんが、個人的には、かなり素敵な本格的歌謡曲を披露してくれたような気がしています。
ということで、そういう大きな可能性を秘めていたのが、本田路津子という素晴らしいボーカリストでありました。
もちろん大勢のファンにとっては、所謂カレッジフォーク系の歌をやってこそ、本田路津子という公式があろうかと思います。
まあ、そこは天の邪鬼なサイケおやじの感性として、ご理解願いたいのですが……。