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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

山本譲二の甘い節回しの過去

2025-01-25 18:55:09 | 歌謡曲

夜霧のあなた / 伊達春樹 (ビクター)

昭和55(1980)年に「みちのくひとり旅」の大ヒットを放って以来、その熱い歌心で歌謡曲ファンを魅了し続けている山本譲二は、サイケおやじも大好きな男性ボーカリストなんですが、今日では良く知られているとおり、そこに至るまでには長い下積みがあり、別名義=伊達春樹としてレコーディングも残していたという証拠物件が本日掲載のシングル盤です。

発売されたのは昭和49(1974)年7月、しかもA面収録の「夜霧のあなた」は作詞:千家和也&作曲:浜圭介、そして編曲:竜崎孝路から提供された、これが思いっきりムード歌謡がド真ん中という仕上がりで、当然ながら後年の山本譲二に通じる様な演歌魂は感じ取れません……。

しかし、浜圭介ならではの甘いメロディラインを節回す伊達春樹には、既にして個性的な歌心が認められると思うんですが、いかがなものでしょう。

ジャズ風味の濃い演奏パートもイイ感じ♪♪~♪

実は……、数年前だったと記憶しているんですが、某テレビの歌番組で山本譲二が、このデビュー曲「夜霧のあなた」を歌った場面にサイケおやじは接して以降、このシングル盤の探索を開始したという経緯があり、しかし、現物を入手してみれば、そこに刻まれていた伊達春樹のボーカルにはソフト&スウィート、つまりは甘いムードが満点の節回しでしたから、山本譲二としてブレイクしてからのハードボイルドな雰囲気は皆無!?

それでも所々に山本譲二っぽいコブシが滲んだりするあたりが、伊達春樹を聴く楽しみでもあります (^^)

ということで、人に歴史ありというのは間違いのない真実ではありますが、殊更過去を探られるのは迷惑かもしれませんが、それもスタアの証明でありましょう。

サイケおやじは、そ~ゆ~拘りがあってこその自分だと思っておりますです (^^;

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これも歌謡曲の中の国産洋楽

2025-01-23 18:43:02 | 歌謡曲

東京たそがれ / ザ・ピーナッツ (キングレコード)

掲載したのは昭和38(1963)年に発売されたザ・ピーナッツのシングル盤なんですが、ここに収録のA面曲「東京たそがれ」こそは、作詞:岩谷時子&作編曲:宮川泰から提供されたムード歌謡の大名曲にして、後に「ウナ・セラ・ディ東京」と改題&リメイクされる、そのオリジナルバージョンなんですねぇ~~♪

ただし、この「たそがれ東京」はザ・ピーナッツの諸作の中では、それほどのヒットには至らなかったと云われているんですが、同時期に何の因果か、イタリア人歌手のミルバが「ウナ・セラ・ディ東京 / Una Sera Di Tokio」として、なかなか 上手い日本語バージョンを制作発売し、それが洋楽扱いでヒットしてしまったもんですから、ザ・ピーナッツも負けるもんか(?)とばかりに逆カバーしたという逸話は有名なところでしょう。

もちろん、ザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」も翌年、つまり昭和39(1964)年からの大ヒット&ロングセラーとなり、未鑑賞ながら、確か歌謡映画までも作られるほどでしたが、当然ながら、そのカバーバージョンも国内外で夥しく吹き込まれている事は皆様ご存じのとおりです。

で、あらためてオリジナルバージョンである「東京たそがれ」を聴いてみると、やるせない雰囲気に満ちた歌と演奏はリメイクされた「ウナ・セラ・ディ東京」よりも幾分ディープな印象という気がしておりますが、それは「東京たそがれ」のアレンジが作曲者の宮川泰であり、一方の「ウナ・セラ・ディ東京」は東海林修が編曲を担当したという事情から、その都会的センスに基づいているであろう、ある種のスッキリ感が仕上がりに影響したのでしょうか?

ちなみに前述したミルバの「ウナ・セラ・ディ東京 / Una Sera Di Tokio」は宮川泰のアレンジによるものでありながら、やはり本物の洋楽フィーリングの成せる技ということなんでしょうか、ナチュラルなセンスの良さみたいなものが滲み出ているのは、サイケおやじを含む同時代の日本人に付きまとっている西洋コンプレックスかもしれませんが、いかがなものでしょう (^^;

しかし、それはそれとして、やはり「東京たそがれ」=「ウナ・セラ・ディ東京」は、とても魅力的な歌謡曲という真実は、ひとつ!

また、ザ・ピーナッツが歌ってくれる場合には彼女達特有のコーラス&ハーモニーの妙が大きな魅力かもしれませんねぇは~~♪

そのあたりを心に留めて幾多のカバー&リメイクバージョンを聴くという楽しみもあるんじゃ~ないでしょうか (^^)

ということで、「東京たそがれ」=「ウナ・セラ・ディ東京」も国産洋楽として、忘れられない傑作でありましょう。

最近は往年のニューミュージックが海外で再発見され、ウケているという現状を鑑みれば、日本の歌謡曲も立派に海外で通用しているわけですよねぇ~~♪

その昔、「日本語のロック」云々という論争が確かにあった事を踏まえても、それは素直に喜んでいいと思っております。

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安心して楽しめるのが和製洋楽の魅力

2025-01-20 17:13:38 | 歌謡曲

恋のエンジェル・フィッシュ / エミー・ジャクソン (日本コロムビア)


エミー・ジャクソンが所謂レコード歌手として本格的に活動していたのは昭和39(1964)年からの2~3年間だったと記憶しているんですが、もちろん、それなりにステージギグはやっていたにしろ、前述の期間中に出していたシングル曲は国産洋楽とも云うべき、これがなかなかに素敵な楽曲ばかり (^^♪

本日ご紹介する「恋のエンジェル・フィッシュ」にしても、発売されたのが昭和41(1966)年8月でしたから、芸能界の潮流はGSブームに傾いていたとはいえ、作詞:なかにし礼&作曲:中島安敏が彼女に与えたのは王道の和製洋楽、つまりはオールディズ風味のアメリカンポップスであり、ご丁寧(?)にも歌詞は全てが英語だったんですから、これは彼女のヒット曲「涙のゴーゴー」を見事に踏襲した仕上がりなんですねぇ~~♪

ということは、もちろんバックの演奏はジャッキー吉川とブルー・コメッツであることはジャケットスリーブ裏の記載を確認するまでもなく、ドライな響きで弾けるドラムスや熱いテナーサックスにシビレさせられるんですから、当たり前だのクラッカー!?!

そして個人的には「涙のギター」みたいなイントロのギターも大好きなんですよ (^^♪

また、肝心のエミー・ジャクソンのボーカルが我々日本人にも分かり易い発音での歌いっぷりに聞こえるのはサイケおやじの思い込みかもむしれませんが、いかがなものでしょう。

実はジャケットスリーブ裏に記載されている歌詞は当然ながら「英語」でありながら、ちゃ~んと「日本語訳詞」も併記されているのは、当時の親切心でありましょうか (^^;

ということで、こ~ゆ~懐メロポップス歌謡はサイケおやじの心の安寧の源と申しましょうか、告白すれば前述したエレキギターのイントロパートを密かに(?)コピーし始めているのも、そんなこんなの理由からでして…… (^^;

まあ……、やれるうちが「花」ですねぇ~、人生は (^^;

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シティイでイイのだっ! 哀愁歌謡!

2025-01-17 18:37:09 | 歌謡曲

想い出のセンチメンタル・シティイ / 伊藤咲子 (東芝)

阪神淡路大震災30年目の慰霊式典に参列させていただき、あらためて追悼の思いを強くしております……。

…… 実際、帰路の車中でも、あれやこれやと諸々の感情が混ざり合ってしまい、気持ちが湿っぽくなったのは自然の道理でありましょう。

そこで本日のご紹介は、そんな気分で取り出した、昭和51(1976)年晩秋 ~ 初冬に伊藤咲子がヒットさせた掲載のシングル盤A面曲「想い出のセンチメンタル・シティイ」です。

う~ん、いきなり言い訳みたいになりますが、曲タイトルの「シティイ」は決してサイケおやじの誤入力でも、またジャケットスリーブの誤植でもなく、実際に阿久悠の綴った歌詞が裏ジャケに掲載されているんですが、ちゃ~んと「シティイ」になっているんですから、きっちり意図された言葉と納得するしかございません。

短絡的なサイケおやじなんかは、「シティ」と綴ってしまいますからねぇ~~ (^^;

で、その歌詞の世界は恋人同士の別れの場面における、女の未練と書いてしまえば、如何にも演歌っぽい感じを与えてしまうかもしれませんが、三木たかしの作編曲はミディアムテンポの哀愁ポップス歌謡が王道路線のド真ん中 (^^♪

ですから、秀逸な伊藤咲子の歌唱力と相乗効果と申しましょうか、これが何度でも聴きたくなる仕上がりなんですねぇ~~♪

もちろん、聴く度に、そこはかとない胸キュン状態は、お約束以上だと思っています。

ということで、今夜は……、こ~ゆ~センチメンタルな歌や演奏を聴きながら、飲んでも酔わない酒でも……、なぁ~んていう気分です。

明日は……、明日、それが必ずやってくるものでは無いと思いつつ……。

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李朱朗のニューソウル歌謡もイケる

2025-01-15 17:12:27 | 歌謡曲

涙のブルーハーバー / 李朱朗 (Dan / 徳間)

韓国出身の李朱朗は所謂「在日」だったと云われていますが、それはそれとして、昭和47(1972)年の日本芸能界デビュー曲「あの人はいま札幌」、そして続く「マジック・ナイト」という「ベンチャーズ歌謡」2連発は、なかなか琴線に触れる仕上がりではありましたが、結果的にヒットしたとは言い難く……。

だからでしょうか、同年11月に3作目として出した本日掲載のシングル盤A面曲はアップテンポのファンキーロック歌謡!

もちろん、「ベンチャーズ歌謡」と云っても、例えば欧陽菲菲が昭和46(1971)年に大ヒットさせた「雨の御堂筋」を例に出すまでもなく、当時は「ベンチャーズ歌謡」そのものが「エレキ歌謡」よりは、「ブラス&ファンキー歌謡」っぽくアレンジされるのが普通(?)になっていたところを鑑みれば、「ベンチャーズ歌謡」で売り出されながら、イマイチ足踏みしていた李朱朗に作詞:三谷ケイ&作曲:彩木雅夫、そして編曲:深町純というクレジットが確認出来る「涙のブルーハーバー」が与えられたのは、無理からん企画だったと推察する次第です。

そして、これが不穏な雰囲気が提供されるロッキンソウルなイントロから、どっかで聞いたことがあるようなメロディの断片を繋ぎ合わせた曲展開に熱愛破局の歌詞の世界を節回す李朱朗のハートフルな歌声が、今となっては温故知新!?

随所で炸裂するニューソウルなギターやフィリーソウルに由来するドラムスのリック、ジャズっぽいブラスの響き等々、深町純の丁寧なアレンジも見事じゃ~ないでしょうか?

このあたりはトーシロのバンドじゃ~、おそらくはカバー&コピー不可能な領域でしょうねぇ~~~ (^^;

ということで、ここまでやっても李朱朗は大きなブレイクを果たせず、今となっては忘れかけられているのかもしれませんが、サイケおやじが知る限りではシングル盤6枚、そしてLPも2枚ほど残しているので、毎度の事ではありますが、コンプリートな復刻を強く望んでおります。

う~ん、それにしても昭和40年代後半の歌謡曲の充実度って、侮れませんねぇ~~♪

あらためて、そ~ゆ~思いを再認識させられているのでした。

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蘇れっ! ズベ公の任侠歌謡

2025-01-13 18:25:27 | 歌謡曲

赤い皮ジャン / 竹越ひろ子 (キングレコード)

所謂度量の大きいボーカルスタイルで一世を風靡した竹越ひろ子ですから、昭和41(1966)年に出してくれた本日掲載のシングル盤A面曲「赤い皮ジャン」がズベ公&女流れ者の雰囲気を満点に表出させた侠客歌謡に仕上がっているのは言わずもがな、時代性からエレキ歌謡のポイントもがっちり押さえたプロデュースは、作詞:永井ひろし&作へ曲:桜田誠一という、あの「東京流れもの」を担当した制作スタッフの実にイイ仕事でありましょう (^^♪

なにしろ、それはイントロからソリッドなエレキギターがメインのサウンドが鳴り響くミディアムアップの哀愁演歌で、だからこそのコブシを聞かせる竹越ひろ子の堂々の歌いっぷりがリスナーをシビレさせること、請け合いの名曲名唱!

いゃ~~、こ~ゆ~歌が令和の芸能界で消失しているのは、何とも勿体ないと思うサイケおやじにしてみれば、例えば同じカラオケで門松みゆきが唸ってくれたら、本当に嬉しいんですけどねぇ~~ (^^)

そ~ゆ~願望を抱きつつ、今年も歌謡曲を聴いていきたいと思っております。

ということで、世界中を驚愕させていロスの大火では、サイケおやじの友人宅も全焼という知らせが入って、心配している次第です。

いゃ~、全く火事は恐ろしいという思いを再認識するばかりですが、今回のロスの大火では駐停車中の車のガソリンタンクに火が入っての爆発が被害拡大要因のひとつ?

そんなこんなの推測もあるらしいので、何かの時には注意が必要なんでしょう。

明日は我が身という気持ちを引き締めていくしかありませんねぇ……。

一刻も早い鎮火を願うばかりです。

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閉じられた彼女の扉

2025-01-12 19:01:05 | 歌謡曲

扉を開けて~TAKE A CHANCE~ / 大東恵 (CBSソニー)

サイケおやじにとっての「大東めぐみ」はバラエティタレントとしての認識しかありませんでしたが、実は……、そ~なる以前には「大東恵」として堂々と歌手活動をやっていたという証拠物件が、本日掲載のシングル盤です。

―― というか、結論から述べさせていただければ、これまでも度々書いてきたとおり、サイケおやじは昭和62(1987)年3月から異郷の地へ島流しにされ、それから7年後に許されて帰参が叶った時には、既に彼女は「大東めぐみ」になっていたという顛末!?

それすらも後追いで知ったサイケおやじとしては、このシングル盤を例によって纏め落札出来た某ネットオークションからのレコードの山に発見した時、そんなこんなは幻の出来事でありました。

だって、ここにA面収録されている「扉を開けて~TAKE A CHANCE~」に何気無く針を落としてクリビツテンギョ~~~ォ!?

それは厳かなイントロから一転、ビシバシのビート&リズムをバックに初っ端から力強く歌われる歌謡ロックであり、しかも表現力も豊かな安定した歌いっぷりを披露する大橋恵のブレないボーカルは、本当に素晴らしいと思うばかり (^^♪

そこで慌てて制作クレジットを確認すれば、やはり作詞:阿木燿子&作曲:大内義昭、そして編曲:佐藤準という、歌謡ロック&日本のロックを創成してきた縁の下の力持ちが関わっていたんですから、さもありなんっ!

―― なぁ~んて、独り納得するばかりとはいえ、何故に彼女がロックボーカリストの道を外れ、バラエティの世界へ転身してしまったのかは、これが世に出た昭和63(1988)年6月の芸能界諸事情があったにせよ、一般のリスナーにはハード過ぎるアイドルソングという受け取られ方があったのかもしれません……。

しかし……、だとしても、これだけ歌える歌謡ロックシンガーがブレイク出来なかったのは本当に残念だったと、後追いで聴いているサイケおやじは痛感するばかりです。

そして現在の「大東めぐみ」が歌っているかは知る由もありませんが、歌っていて欲しいなぁ~~。

心底、そ~願っているのでした。

ということで、本日は高齢者バンドの新年初練習日だったんですが、以前書いたとおり、練習場所が変わったもんですから、音決めのリハみたいな感じでした。

広さは問題無いんですが、やっぱり……、コンクリートの壁に囲まれているので反響が厳しく、まあ……、そのあたりは今後の課題という次第です。

うむ、それにしても、こ~やっていられる幸せに感謝 <(_ _)>

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告白されちゃ~、たまりません

2025-01-11 18:27:35 | 歌謡曲

告白します / 風さやか (キャニオン)

掲載したのは驚くなかれ、あの真木七奈が昭和45(1970)年にレコード会社を移籍して出したシングル盤で、当然(?)ながら芸名も「風さやか」と変えての再デビュー作という事ではありますが、実は「風さやか」こそが彼女の宝塚時代の芸名であったと云われているんですから、ジャケ写イメージの「それっぽさ」も頷けるものがありますよねぇ~~!?!

そして、作詞:山口洋子&作編曲:田辺信一とクレジットされたA面曲「告白します」が前作「ネオン街ブルース」で披露していた青江三奈 ~ 森進一あたりを意識したディープハスキーな路線から一転、今度は、なんとっ!

ミディアムテンポのセクシー&フェロモン歌謡を雰囲気たっぷりに聞かせてくれるんですから、たまりません (^^♪

もちろん、そこには彼女の秀逸な歌唱力があってのプロデュースという恣意的な流行歌狙いがあるにしろ、同時期にブレイクしていた辺見マリのオシャレ感覚を尚更に「濃く」した仕上がりは、ジャズ歌謡としての魅力も満点なんですねぇ~~♪

う~ん、ここで披露される芝居っ気のある歌い方は、やはり宝塚で培われたものかと妄想してしまえば、お叱りは覚悟せねばなりませんが、サイケおやじは気に入っているというわけです (^^)

ということで、これも新年早々にゲットしてしまったブツでして、やっぱりフェロモン歌謡にはグッと惹きつけられてしまいす。

よしっ、今年は集中的に狙いを定めるべきか、思案の首は曲がりっぱなしであります (^^;

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この人だぁ~れ part-168:江見京子 ~ あきらめないで聴いていたい

2025-01-07 17:12:26 | 歌謡曲

あきらめました c/w たとえばなみだ / 江見京子 (日本コロムビア)

サイケおやじが大好物のR&B演歌といえば、江見京子が昭和45(1970)年9月に出した本日掲載のシングル盤をご紹介せずにはいられません (^^;

特に作詞:山口洋子&作曲:井上かつお、そして編曲:馬飼野俊一とクレジットされたA面曲「あきらめました」はストレートにグルーヴしたエレキベースのイントロからエキセントリックに歌い出されるミディアムアップの頭サビがショッキングな仕掛けであり、もちろんハード系の声質を自らの個性として打ち出している江見京子が、いきなりの本領発揮!?

いゃ~~、もう……、このパートだけで、グッと惹きつけられてしまうのがサイケおやじの本性だとしたら、続けて節回される主旋律の要所で発揮される彼女のコブシの上手さは、曲タイトルとは裏腹の諦めきれない未練を描いた女心の歌詞の世界を表現するにはジャストミート (^^♪

ですから、ちょっぴり意表を突かれる瞬間も仕掛けられた曲展開にも素直に聴かされてしまうツボがあるんですよねぇ~~ (^^)

う~ん、江見京子のコブシ回しが最高に好きですよ (^^♪

ですから、作詞:秋津健&作曲:井上かつお、そして編曲:馬飼野俊一が、おそらくは狙っていたとしか思えない、奥村チヨ ~ 小川知子ラインのポップス演歌というB面曲「たとえばなみだ」の絶品の仕上がりもムベなるかな、告白すれば、サイケおやじは時として、こっちが好きだったりもするんですが、いかがなものでしょう (^^)

しかし、何れにせよ、そこにはソウルフルなコブシ回しを絶対的な持ち味とする江見京子の歌唱力があればこそっ!

例によって、彼女についての詳細なプロフィールは知る由もありませんが、コンプリートな蒐集の対象にすること吝かではありません (^^)

ということで、昨日心配してしまった自らの眼の不調は、一晩寝たら、朝には普通に戻っていたので、ホッとしている次第です。

もちろん、自分の年齢を考えれば、何時までも元気でいられるはずもありませんが、それを認めるのは、ひとつの恐怖と思っているわけですよ (^^;

そこで元気なうちに諸々、少しでも好きものに接していきたいと願っているのでした。

あきらめるのは早過ぎる!

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いづみの仲良しさん

2025-01-05 18:52:51 | 歌謡曲

夜は仲良しさん / 長良いづみ (ビクター)

掲載したのは昨日ご報告したとおり、本年最初に中古ゲットした1枚という、これが昭和52(1977)年に長良いづみが出したシングル盤でして、殊更A面曲「夜は仲良しさん」はサイケおやじが発売当時から気に入っていながら、様々な事情で入手出来ず幾年月…… (^^;

以来、チャンスに恵まれないままに探索し続けていた大好きソングということで、ついに手にした晴れの収穫というのは大袈裟かもしれませんが、とにかく作詞:橋本淳&作曲:石坂まさをが彼女に提供してくれたのは、持ち前のメジャーな歌唱力が存分に発揮出来る様に企図したであろう、ミディアムテンポの楽しい小唄系歌謡曲なんですよ (^^♪

ですから、竜崎孝路が施したアレンジにしても、イントロから耳に馴染んだ(?)フレンチポップス風というか、あのダニエル・ビダルでお馴染みの「オー・シャンゼリーゼ」がモロ出しというあたりは、発売当時から世間に膾炙していた真実(?)でありますし、曲メロそのものにしても、あちらこちらに、どっかで聞いた様な旋律フレーズを潜ませたニクイ仕掛けがポップス歌謡の王道っていう感じですよねぇ~~♪

そして、繰り返しになりますが、長良いづみの上手過ぎるコブシ回しと歌唱アクセントの素晴らしいセンスは、バックの軽薄なコーラスとの相性も抜群じゃ~あぁ~りませんかっ!

本当に長良いづみ、何故にブレイクが果たせなかったのか、ちょいと不思議ではありますが、時を経るにつれ、後追いの歌謡曲ファンも含めての再評価の高まりは嬉しく思うばかりです (^^)

ということで、明日からの本格的な仕事始め前夜には、こ~ゆ~ライトタッチの歌謡曲が宜しかろうと、まあ……、そんな気分で今年を乗り切りたいと願うのがサイケおやじの本音であります。

最後になりましたが、掲載したジャケ写は使わなくなったスマホをカメラ代わりに用いての画像でして、最近は古いケータイ機器をカメラにして撮影するのが局地的に流行っているとか???

そしてサイケおやじも、それに感化便乗という次第です。

モノは使い用ってのは本当みたいですねぇ~~ (^^;

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