OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ウラとオモテは違っても良し♪

2005-11-06 17:59:01 | Weblog

今日は無性にジャズ・ボーカルが聴きたくなったので、このCDをカー・オーディオに入れてみました――

Midnight Mood / Mark Murphy (MPS)

クールで熱いスタイルがウリの男性ジャズ歌手がマーク・マーフィです。その人気と実力は、1960年代半ばでフランク・シナトラに次ぐほどでしたが、ほとんど大衆的なヒット曲を作らなかったという、ガンコなジャズ者でした。

このアルバムは1967年にドイツで製作されたもので、バック・バンドは当時、欧米の精鋭を集めてヨーロッパで活動していたケニー・クラーク&フランシー・ボラン楽団からのピックアップ・メンバーです。

内容はA面がどちらかといえば溌剌サイド、B面はタイトルどおりの夜の雰囲気です。

個人的にはA面、CDならばトラック5までが大好きです。

まずド頭の「Jump For Joy」、無伴奏で軽く歌いだし、途中からズドーンと入ってくるバック演奏が本物のノリです。もちろんマーク・マーフィも最高にイナセなスイングを聞かせてくれますよ。

続く「I Don't Want Nothin'」もジャズのカッコ良さがたっぷり出た名曲ですし、3曲目「Why and How」の擬似ジャズ・ロックな演奏&歌唱もたまりません。さらに「Alone Together」の素っ気無いクールな佇まいと「You Fascinate Me So」の突っぱねたような情熱の歌声が、妙な分裂感があって好きなんです。

問題のB面は、家で独り、グラスを片手にシンミリと……。こちらは女と聞いて楽しいものではありませんね。

というこのアルバム、現在、CDで復刻中ですのよ~♪

コメント
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