OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

こっちにも計画あるよ~♪

2005-11-22 16:00:47 | Weblog

こっちは連日、大忙しなのに、もう忘年会の計画を練っているやつがいます。今日はゲームの景品代をムシンされましたが、否、それはもうすでに考えてある! と言い放ちました。

それは復刻ロマンポルノのDVDを厳選して出す予定♪

ガタガタ言わせんぞ! ということで、本日の1枚は――

Tribute To Sam Jones / Michel Rosciglione (Azzurra)

ハードバップ期に大活躍した黒人ベーシストの故サム・ジョーンズに捧げられたアルバムです。もちろん縁の深いナンバーばかりが演奏されていますが、演じているのはイタリアの俊英ジャズメンで、これがなかなか楽しい仕上がりになっています。

メンバーは Massimo Farao(p)、Michel Rosciglione(b)、Boddy Durham(ds) のトリオを中心に曲によっては Martin Jacobsen(ts) と Giorgio Rosciglione(b) が加わっており、ちょっと上手い学生バンド的なノリではありますが、全員のハードバップ魂は侮れません。

特にドラムスのボビー・ダーハムはオスカー・ピーターソン・トリオのレギュラーも努めたほどの名人で、その黒人的なダイナミックなビート感覚と大技・小技をとりまぜたサポートは素晴らしいもがあります。

肝心の演目は、サム・ジョーンズがキャノンボール・アダレイのバンドで働いていた時のヒット曲「Del Sasser」「Unit 7」そして「Work Song」が嬉しいところで、中でも「Unit 7」はマッシモ・ファラオのピアノが完全にウイントン・ケリーになっていて、たまりません♪ きっとアイドルなんでしょうねぇ~。

そして「Work Song」は Michel & Giorgio によるダブル・ベース体制で演じられる重厚な出来です。一応、この盤のリーダーはベーシストのミッシェル・ロッシグリオーネなんで、見せ場なんでしょうが、基本に忠実なプレイヤーという雰囲気です。しかし、そういう部分は最近のジャズでは案外疎かにされているので、ここでは好感が持てます。

ですから、このアルバムの聴きどころは、なんといってもマッシモ・ファラオの活きの良いピアノです。とにかく、すでに述べたように、ウイントン・ケリーどっぷりのハードバップ・ピアノですから痛快です。また、それを煽るボビー・ダーハムも楽しく仕事をやっている雰囲気が伝わってきて、これも♪♪~♪

それは「Sam Sack」「Oleo」「Minority」あたりのラフな演奏でたっぷり楽しめますが、反面「Girl Talk」等のスタンダード曲での緩やかな大人のノリも捨てがたいもがあります。

ということで、まだまだ日本では無名の彼等ですが、こういう気軽な楽しさというのは万国共通です。ちなみにこのアルバムは最近入手したもので、値段も激安でした。ジャケットをクリックするとネタ元に繋がりますので、機会があればぜひどうぞ。

コメント
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