またまた、忙しくなってきました。一難去って、また一難です。
明日も休日返上ですが、心の豊かさだけは失ってはいけないということで、本日のBGMは――
■First Light / Freddie Hubbard (CTI)
フレディ・ハバードはマイルス・デイビスとは別派のトランペットの名手で、バリバリのジャズからフュージョンまで、幅広く吹きこなしてしまいます。しかし、それゆえに、節操が無いとか言われるのは仕方ないところですが、やはり実力は最高です。
このアルバムはフュージョン物ですが、内容はアレンジ、演奏ともに完璧!
ストレートに感情を爆発させて吹きまくり、あるいは暖かく包み込むような魂の吹奏♪
共演者では、やはりジョージ・ベンソンのギターが輝いていますし、リズム隊も刺激的です。
そしてアレンジはドン・セベスキーですが、アドリブとバックのストリングが絶妙に溶け合ったりして、するとアドリブ・パートも書き譜のところが多かったのでしょうか? しかしそれでもジャズ本来の瞬間芸、刹那の心情吐露が素晴らしいです。
ちなみにA面が溌剌サイド、B面がシンミリのフルコースという美味しさですよ。
このアルバムを聴いていると心が大らかになるというか、フュージョンも私は嫌いじゃないなぁ、と自覚します。