松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

パドレス・マスグローブに、主審の厳重な耳チェックが入る。

2022-10-10 14:32:10 | 日記・エッセイ・コラム
 ダルビッシュのピッチングがまた見られるかどうかの第3戦。エース級よりは、やや落ちるマスグローブが好投し、1安打で6回まで来た。するとメッツのショーウォルター監督がグランドに飛び出して来て、主審に何かをささやく。

 そこで主審ほか審判全員集合して何やら協議。やおらピッチャーマウンドに向かい、マスグローブを粘着物チェックし始めた。現地実況の話では、マスグローブの投げる球にスピンが利き過ぎているので、確かめてほしいと言ってるらしい。確かに彼の投げるカーブに、メッツの打線は合わず、空振りばかりしている。

 審判団が彼の持ち物と言わず頭から手まで丁寧に触る。グローブも見ている。そのうち主審が耳を触り始めた。右の耳から左の耳へと。これは見たこと無いシーンだ。

 だって、あれだろ。イニングの合間、合間にその都度チェックしているじゃなか。それに手落ちがあるってのか?
 言いがかりもいい加減にせいよ。66歳になる大ベテランのショーウォルター監督は、名監督の誉れ高い有名な人らしいじゃないか。こんな姑息な手を使って、心理作戦に出るのかい。

 心配だった当のマスグローブだが、その後もタイムリーは打たれる事なく、0点に抑えた。冷静だった。内心はどうか知らないが、見た目、冷静に見えた。
 そして7回を抑えた直後、相手ベンチに向かって、首をチョン切るようなアクションを見せた。やっぱりな。結構、根に持っていたのか。
 仮にも大リーガーをあれほど辱める行為は許されないだろう。プライドが許さない。オレがマスグローブだったら、真っ直ぐショーウォルター監督に向かって行って、服を脱ぎ、さあ全身良ーく見てくれ、って喧嘩を吹っ掛けるね。
 4万観衆を前に、ニューヨークの大球団がやることか。

 しかし彼は試合後語った。「おかげで火がついたよ」

 この連戦、アンパイヤーのストライクゾーンがおかしい。外角が狭すぎるし、大きなカーブが決まっても、手を上げない。パドレスに不利なジャッジに映って、イライラする。まあ、勝ったから、いいか。
コメント (2)
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