30年前の話題作「東京ラブストーリー」が始まった。BSフジで第2話目を発見、録画しといて昨日見た。
ケータイの無い時代の懐かしい場面が登場する。4人で話をしていてカンチ(織田裕二)の演技。自分の話がリカ(鈴木保奈美)に無視されたので、コントを始める。「ジーコ、ジーコ。もしもし」。するとリカは電話を取らなきゃいけないルール。
受話器にピッポッパの付いたイエデン。あの頃もし個人が電話機を持ち歩くようになったら、大革命が起きるだろうと思っていた。その大革命は政治の世界で起きなくて、個人の趣味の世界で起きただけだった。
ま、それはいいとして・・。
あれが本家トレンディドラマというものだろう。久~しぶりに見て、ショックを受けた。なんと軽い男女関係なんだろう。あの文化は、どこから来た。女の子が男子のわがままに振り回される。それで傷つかないわけがない。きっと国民全員、アメリカ様の洗脳を受けていたんだろう。
医大生役の江口洋介。長髪がカッコイイと勘違いしていたな、あの頃。
あのプレイボーイぶりは非難されて当然だ。女を何だと思っている。
今だから、それが言える。どれだけ相手が傷ついているか。でもまあ、周囲も自分も認める女好きの設定だから、仕方ないと言えば仕方ないか。
そして飲み会の誘いが多い。確かにあの頃はそうだった。誘われたら行けるくらいのカネは持っていた。二日酔いの次の日でも、誘われたら行く。それは或る意味、自分の知らない所で、何かが起こるのは嫌だ。そういう心理から来ていた。
あの頃、男は女と違って、新しいモノに興味を持つように出来ている。な~んて、勘違いしていた。江口に似たような感覚。完全に、洗脳されていた。影でどれだけの女が泣いたことか。今なら、それが分かる。もう遅いけどね。
だから結婚という形態を取らないといけない日本より、相棒、パートナー。そういう欧米にあこがれた時期もあったが。あれも洗脳の一種か。
結論! 東京ラブストーリーのようなトレンディドラマは、「有害図画(とが)指定」に値すると思うよ、フジテレビさん。