松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

「もみじ狩り」とは、紅葉をむしり取る事。

2022-10-14 12:40:24 | 日記・エッセイ・コラム
 この季節、ニュースで報じられる言葉がある。「各地は、もみじ狩りの観光客で賑わって・・」
 妻が、何で「もみじ狩り」と言うの? と聞く。いや、それは・・。多分平安の昔から歌に詠まれたりして、優雅な表現が残っているんだろう。

 そうか、妻は文字通りの意味だと勘違いしていたのか。それで紅葉を見れば、拾い集めて、持って帰るんだ。なるほど、なるほど。
 まだ、折り取ったりしないだけマシか。教養の無いのも罪だが、垂れ流すニュースも罪かも知れない。今どき、「もみじ狩り」ったって、通じない人がいるに違いない。みんな持って帰るのが、この時期の常識かと。

 この頃、腕まくらで寝ているもんだから、左腕が痛い。なに、相手は猫だよ。オスのくせして、オレに懐いてしまった。元来、動物愛護の趣味は無かった。妻が連れて来て、いつの間にか散歩はオレの担当になっちまった。

 だから外へ出たい時は、じっとオレを見つめている。少しでも動けば、ぴょんと玄関へ走る。それがまた、うれしそうなんで。天気がいいと、一日何回でも散歩する。散歩ったって、ライバルの匂いがしないかチェックして、自分の匂いを付けて歩くだけだが・・。
 オレは散歩係で、回収は妻。オレが取り込みに行くと、また散歩出来ると外へ向かう。妻が行くと、素直に帰ってくる。

 去勢したとは言え、オスはオス。密かなLGBT解放が、オレの中でも起こっている。

 昔は飲んで流れて、ニューハーフの店が話題になった頃、行ったことがある。女子同伴でも、両方楽しめる。オレはオレで、ももに触って、あれ硬いな。とか。女子は女子で、興味津々。

 でも今は、そんな趣味はない。純粋な女性がいい。やっぱりオレは、古い人間なんで、ござんしょうか。
コメント (3)
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