松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

オリンピック「芙蓉」論

2021-07-24 08:12:53 | 日記・エッセイ・コラム
 開会式のドローンにはビックリした。美しかった。あの技術は、ニセUFOも作れるじゃんか。光をスイッと流せば、瞬間、動いたように見える。

 丹念にオリンピックに懐疑的な街の声を拾っていた朝日とフジが、そろって一大中継合戦を始めた。どうなってるのキミら。元々ポリシーが無いのは分かっていたが。見事なまでの「手の平返し」。これを批判する街の声は、中継のボリュームに消されてしまうだろう。

 横山・金足線の終点近くに、田んぼ越しに芙蓉の花が見える畑がある。この前通ったら、まだだった。そろそろかなと思い、お日様の登り始めた涼しい時間帯に、動かない体をだましだまし自転車で行ってみた。
 チラホラ見えてきた。咲いてるようだ。夢中で撮っていると、おばはんが一人「咲いだな」と声を掛けて通る。「ん、咲いだ、咲いだ。おっきいな」相槌を打った。

 またも集中していたので、家主が畑から声を掛けてきてビックリした。もう汗だくになっている。なんぼ早いのよ。
 「毎年、来てるが?」と聞くので、「んだス、ほぼ毎年」と答えた。それほどでもないが、ここ4年くらいは来てる。天気のことなど、会話した。

 帰り支度を始めた頃、また顔を出して。「じゃがバターにでもして、食べれ」と袋を差し出した。中身を見ると、ごろごろと大きなジャガイモが。

 「えーっ、うわ、立派なジャガイモ!」

 お父さんの良く日に焼けた後ろ姿の首の上に、大きなジャガイモが乗っていた。


 コレを言うのよ。「早起きは三文の徳」って。
コメント
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