地震が怖い

　地震・カミナリ・火事・おやじ。やっぱり地震は一番怖い。

 　何しろ拠り所となる地面が動いて止まらないんだから。

　ゆうべは８時に眠くて寝てみた。すると１０時過ぎに目を覚ました。いつもそうだ。のどがカラッカラに渇いて、舌が水分不足で麻痺している。だから水を飲む。これがいけない。またトイレに行きたくなって１時間半後に目が覚める。毎日、寝不足。それはいいとして。

 　さてもう一度寝ようか、と思った時、それは来た。貨物列車だと思った。最初は家の振動から始まる。細かい振動が続いて、それから列車の近づく音がする。今回は違った。

 　窓が鳴って横揺れが始まった。おー地震だ。一通り揺れて一度収まった。

 　と思ったら、また始まった。さらに大きい横揺れ。

 　いつ止まるんだ。止まるのか。もっと大きくなるのか。底知れぬ不安の数秒が続く。この時間が最も怖い。

 　あの時のような、地球の終わりが来るのか。来ないでくれ。

　文明の利器スマホなるものを持っていないので、事前に知らなかった。テレビをつけたら、すでに放送している。大分、こっちまで来るのに時間のずれがあったようだ。 これで震度４かあ。怖い怖いアトラクションだった。心臓が痛い。心臓周辺の痛みが引くまで、１時間は掛かった。

　最初は痛風かと思った。その次、食べ過ぎかと思った。今は鼻づまりじゃないかと思う。蓄膿症の名残りが、今も眠りを妨げて、オレを離れない。