大体、日本人は最初に天気の会話から始める。話題にできるくらい
毎日、天気は変わる。ダラーっと同じ日が続くことはない。
その次に、若くない人は大体、からだの調子がどうだかという話になる。
で、きょうのテレフォンゲストはおくだみんせい君(タモリ流)だった。
みんせい君は左に五十肩が来ているらしい。まだ48なのに。もっとも
四十肩と呼ぶのが正解なはずなんだけど。
タモリはこういう時、自分の好きなことには肩が使えるらしい。これもある意味
ヒントになる話だ。しかし五十肩を治すのに、無理やり痛い肩を回すんだそうだ。
奥田は嫌な予感がしたらしい。無理やり奥田の肩を回そうとしていた。Mの人が
出すような甘ーい声を出して奥田はもだえていた。かわいそうに。
思うんだが、私も何度か経験しているが、右にきて、終わるころ、左に来たことが
ある。これはからだが発するメッセージなんだと思う。しばらく休めなさいという
メッセージ。精神が無理に肉体を酷使しているから、たまにオーバーホールが
必要なんだと思う。だから私は、無理はしない。医者にももちろん行かない。
じーっと、時が過ぎゆくのを待つ。名前が「待つ身」だし。
大概、何か月もかかるが、ふと軽くなったと思ったら、次の日から左がおかしく
なった。また、じーっと待った。そうやって、からだが言うことを聞くようになるまで
気長に待つのがいい、と思う。人間不思議なもんで、二つ同時には、やってこない。
生活に支障が出るからだろう。右が痛かった時、左手で歯をみがいてみた。
次第に上達していって、ある程度使えるまでになった。これは脳のためにも
いいはずだ。重要なやまいが二つ同時に襲ってくるようになったら、その時は
迷わず病院に行った方がいい。もう手遅れかも知れんが。