松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

浮世絵を和紙に刷ってみた。なあんだ、こんなもんかあ。

2013-11-22 10:39:07 | 日記・エッセイ・コラム

北斎展を見て以来、気になってしょうがない。世の中、不毛な議論は

数多いが(例えば秘密保護法案とか)、もっかのところは江戸の庶民が

手にしたのと同じ、和紙による浮世絵なのだ。地元の専門店は那波紙店

だろうとサイトを開いてみた。なかなか粋な画面で気に入った。130年続く

老舗の創業当時の雰囲気が良く出ているアニメだ。

それで早速店に行き、A4の和紙っぽい紙に試しにやってみた。

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期待した割に出来は、さほど納得できるものではなかった。それは発色にも

不満は残るし、期待値が大きすぎたこともあるかも知れない。何しろ夢は膨らんで

平成の「かわら版」を作って時々バラまこうかと考えたほどだから。

新しいのに、昔から持っていたような古ぼけた感じは、良く出ていると

言えなくもない。これだったら、

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この方がずっと味がある。これは読売新聞を購読していると

たまに入ってくるシリーズもので

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2011年から始まった広重の五拾三次だ。色はいいし、紙の感触も悪くない。

和紙ではないと思うが、かと言って上質紙の厚口でもない。てかてかしない地に

インクが良く乗っている。きょうばかりは、読売新聞を取れば良かったと

思う。

このところ天気が悪いので、こんなことで暇をつぶしている毎日なのだ。

四日目の黒点数が282個もあったので、太陽を浴びなくて済む

いい場所に生まれたと感謝しよう。きっとこれだから秋田美人の肌は

キメ細かいのだろう、と家族をなぐさめている。

コメント
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