ガルネクと結婚したと聞いたので、北島康介は外人をもらったのだと思った。
そのガルネクは日本語ペラペラだった。顔も日本人だった。ガール・ネクスト・ドア
日本が世界に誇る、縮める文化だ。
このところ正直、相撲にあまり興味は感じなかった。体重が増えすぎて、ほぼ皆
あんこ型に変わり、テクニックの見えづらい、つまらない相撲に映るからだ。
しかし3場所スピード入幕の遠藤を見て、考えが変わりつつある。
あいつは一切、サポーターの類いはしていない。まだ卒業して半年だからか、
これからのことは分からない。
昨日の勝ち越しを賭けた一番だ。身長のあるベテランの旭天鵬を
いとも簡単に投げてしまった。タイミングがまことに良い。まるで「空気投げ」
のようだ。
相手が土俵に落ちる前に、手を引き、力を抜いている。まるで、勝手に転がったんだよ
と、言わんばかりの棒立ちだった。
同じスピード記録を持つ、朝潮、武双山、雅山は全員9勝6敗で終えている。
あと4日で1勝3敗はないだろう。相手にもよるが、苦手はある。
突進してくる相手に、なすすべなく後退するらしい。だから立ち合いの当たりが
弱いのかと思って、きのうの勝負を見ていた。すごさはないが、素早く前みつを
取っていた。スピードはあるようだ。
今は4時すぎから注目していないと見逃すことがあるが、来場所は5時からゆっくり
チャンネルを変えても間に合うだろう。待望の超新星の国産力士の登場だ。
白鵬の時代は、まだまだ続くだろうが、白鵬に引導を渡す役目は案外
遠藤かも知れない。