松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

中野街道の松並木を行く

2013-09-23 06:25:13 | まち歩き

ゆうべのほこたては、水流で何でも真っ二つにするカッターが凄かった。

誰もそこに触れなかったのが一番びっくりした。

水の力で、ワイングラスから鉄球まで何でも綺麗に切断できるカッターが

すごい。水の潜在能力は計り知れない。一説には、水は記憶する能力がある。

だからだと思う。心臓の移植手術を受けた人が、元の心臓の主と同じ好みになる

というケースが頻繁に現れるそうだ。

76社の中小企業ドリル連合がついに、日本タングステンの絶対貫通しない金属に

勝った。どっちも日本の企業だから複雑な思いだが、76社の中には我がふるさとも

参加しているようだ。地図で、さらっと見せただけなので正確には分からないが、

3か所以上含まれていたような気がする。元TDK関連の会社か尾去沢鉱山の製錬

関係の会社だろう。

さて、きのうさほど調子が良かったわけではないが、何しろ天気が最高だったので

北からのさわやかな風に乗って、南に向かいチャリを漕いだ。

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私の好きな、昔の街道を彷彿とさせる風景だ。7号線と並行に走る、元のメイン

ストリートだ。中野街道と呼んでいる。

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ここは中泉一族の本拠地みたいなところだ。

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ひときわ大きく太い幹の、まるで大きな盆栽といった風情の松がある。看板がある。

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この村の肝いりを務めた人物が、私財を投げ打って1723年、砂防工事を

始めたとある。前言を翻すようだが、中川姓もかなり多い。名誉ある苗字だと

思う。松を植えるったって、思うほど簡単じゃない。まず、風よけのヨシズを

張り、やなぎを植える。それが活着したら、グミ、それからねむの木、最後に

松の苗という具合だ。根気強く、何年もかかって広げていく。

その恩恵を我々はキノコとして授かっている。ハツタケがメインだが、県立大が

できた頃から「キノコより人の数が多い」と言われ続けている。もっともな話だ。

暇な年寄は年々増えているんだから。未だに売っているキノコには手が出ない。

いつでもただで手に入ると思っているからだ。しかし一族がこぞって集まっても

「こんだけー」という状況だ。ちっちゃなヤツしか、お目に掛かれない。塩ふり焼き

にするとますます縮む。そろそろ考えを変えて、買って食う時代が来た。たかが

500円も出せば、旬の味を楽しめるんだから。

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ホームセンターにはパンジーやビオラが出ていた。

そんな季節になったのか。これを雪が降るまでに大きくして、冬を越す。

花が終わりかけたら、タネを結実する前に摘み取る。

玄関の風除室に置いて、花を咲かせたまま冬越しして、温かくなったら

外に出す。夏が来るまで香りを楽しめる。

だが、そんな先のことは分からない。

まずは、今を精一杯生きようじゃないスか。

コメント
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