ゆうべのほこたては、水流で何でも真っ二つにするカッターが凄かった。
誰もそこに触れなかったのが一番びっくりした。
水の力で、ワイングラスから鉄球まで何でも綺麗に切断できるカッターが
すごい。水の潜在能力は計り知れない。一説には、水は記憶する能力がある。
だからだと思う。心臓の移植手術を受けた人が、元の心臓の主と同じ好みになる
というケースが頻繁に現れるそうだ。
76社の中小企業ドリル連合がついに、日本タングステンの絶対貫通しない金属に
勝った。どっちも日本の企業だから複雑な思いだが、76社の中には我がふるさとも
参加しているようだ。地図で、さらっと見せただけなので正確には分からないが、
3か所以上含まれていたような気がする。元TDK関連の会社か尾去沢鉱山の製錬
関係の会社だろう。
さて、きのうさほど調子が良かったわけではないが、何しろ天気が最高だったので
北からのさわやかな風に乗って、南に向かいチャリを漕いだ。
私の好きな、昔の街道を彷彿とさせる風景だ。7号線と並行に走る、元のメイン
ストリートだ。中野街道と呼んでいる。
ひときわ大きく太い幹の、まるで大きな盆栽といった風情の松がある。看板がある。
この村の肝いりを務めた人物が、私財を投げ打って1723年、砂防工事を
始めたとある。前言を翻すようだが、中川姓もかなり多い。名誉ある苗字だと
思う。松を植えるったって、思うほど簡単じゃない。まず、風よけのヨシズを
張り、やなぎを植える。それが活着したら、グミ、それからねむの木、最後に
松の苗という具合だ。根気強く、何年もかかって広げていく。
その恩恵を我々はキノコとして授かっている。ハツタケがメインだが、県立大が
できた頃から「キノコより人の数が多い」と言われ続けている。もっともな話だ。
暇な年寄は年々増えているんだから。未だに売っているキノコには手が出ない。
いつでもただで手に入ると思っているからだ。しかし一族がこぞって集まっても
「こんだけー」という状況だ。ちっちゃなヤツしか、お目に掛かれない。塩ふり焼き
にするとますます縮む。そろそろ考えを変えて、買って食う時代が来た。たかが
500円も出せば、旬の味を楽しめるんだから。
そんな季節になったのか。これを雪が降るまでに大きくして、冬を越す。
花が終わりかけたら、タネを結実する前に摘み取る。
玄関の風除室に置いて、花を咲かせたまま冬越しして、温かくなったら
外に出す。夏が来るまで香りを楽しめる。
だが、そんな先のことは分からない。
まずは、今を精一杯生きようじゃないスか。
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