岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

攻守

2010年10月09日 | ビデオ連続画像
ラグビーは、アタックやディフェンス、攻守の人数、場所が、次々と変化していきます。

相手スクラムからのアタックです。
1次攻撃は、サインプレーをはじめ、攻撃する側の「意志」によるプレーです。
それに対するディフェンスは、クロスやライン参加などに対する各チームのディフェンスの約束事はあるものの、まず、相手との距離を早く詰めること(プレッシャーをかけること)、相手がパスしたらキッチリ内側から外に追い出す(プレッシャーをかけること)ことが大切です。
一方で、1次ディフェンスでは、ディフェンス側の陣形もでけており、厳しいプレッシャーをかければ、第1センターくらいまではボールがまわっても、それ以上簡単にパスがまわるようなものではありません。

この写真では、相手のフルバック、ブラインドウイングが、一体的に走り、ハーフを除くと6人のバックス全員でアタックしています。(相手より人数的に優位。コンタクトしても味方の選手が近い。)
岡山もよくやる方法ですが、近場の選手の細かな動きによる縦(ずらし)、ワイド等、様々なバリエーションが可能で、人数も近くに多いことから、1次の球出しはやりやすくなります。






岡山のディフェンスはまずまずです。



相手側のパスは、スタンドから次の選手(またはフルバック)までは回りましたが、ここでキッチリと止めれています。
相手が、自分で外に流れようとしない限り、通常は、このあたりで止めれるはずです。



ここがアタック、ディフェンスとも勝負の場面です。
アタックは、コンタクト後、1歩でも前に出る、少しでも早くサポートする。
ディフェンスは、1歩でも押し返す。ボールにからんで球の出を遅らせる。
アタック、ディフェンスとも、残る選手は、近場、展開と、次の攻防につなぎますが、ディフェンス側は特に、ポストの位置の選手、バックスの選手等、全員の相手を圧倒する気迫や姿勢が必要です。






相手がミスして、ボールにプレッシャーをかけています。



この画像に、岡山の選手の課題が出ています。
一人目の選手は相手にからんでいますが、次の選手がいっていません。
相手のFWの選手も後ろ向きに帰っている状態で、誰もがチャンスと思う場面ですが、前に出れていません。(フォワードでもバックスでも)
バカになって、思いっきり走り、ボールにからみ、体を張る。
ここぞという場面でこのようなプレーができるかどうか、中学時代だけでなく高校でラグビーを続ける場合も同じことです。




ここで相手は、岡山がプレッシャーをかけ、アタックからディフェンスへ切り替わる可能性があることから、バックスラインは浅めにどちらでも対応できる態勢です。このあたりは大変うまいです。(岡山の場合、無意識に、内に寄りすぎて、結果として次に外に展開されることがあります

岡山のバックスがボールに仕掛けているため、岡山のバックスは人数が足りない状況です。
ここで、岡山のフォワードが、縦長で、ダラダラした感じになっています。
これだと、後ろの方の選手は、色々な状況に急な反応はできません。
バックスラインに入れとはいいませんが、縦長ではなく、横一線でおいかけるくらいの積極的な気持ちと走力が求められます。
フォワードが横一線で走るくらい相手にプレッシャーをかけていれば、相手にボールが出ても、再びプレッシャーをかけられます。



相手にボールが出ました。
アタック・ディフェンスどちらでも対応できる状態の相手と、ラインに人数が足りなかった上に、フォワードにも、人数や相手にボールが出るという当然の意識に欠けていた岡山との差が、この後のプレーに出ます。





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