岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ビデオ見ました

2016年06月22日 | 試合(H28チーム)
太陽生命カップ関西地区予選のビデオを見ました。
ブログ担当コーチは、直接現地で見たり聞いたりしておらず、一方向から撮影した映像
ですので、偏ったコメントとなる可能性もありますが、とりあえず書いてみます。

まず全体としては、よく頑張っていました。
過去の大会とは違い、最後まで勝敗を競う試合ができた思います。
特に、先制トライをあげるまでのアタック、FWとBKが連動したアタックは見事でした。

問題はアタルが負傷退場した後です。
先制トライまで、ほとんどディフェンスの場面が無かったので、負傷退場前後でディフェンス
を比べることはできませんが、アタックについては、少し違いが見えます。

それは、攻めるポイントが1人分程度外側になり、BKにやや偏ってきたということです。

確かにアタルの能力からは交替は戦力ダウン(交替選手が悪いというのではありません)
であるのは間違いありませんが、中学生世代、一人の力がそんなに違いがあるわけでもなく、
また大型FW選手が何人も残っており、能力的には問題なかったハズです。
事実、FWもそれなりに頑張ったのは確かです。

ただ、交替後に、次第にFWとBKのバランスが崩れたのは、やはり、残ったFW、特に
3年生FWの自覚不足、交替があっても「残った自分たちに任せろ」という気迫や責任感
の不足だと思います。
確かに上手いけれども、縦の力強さ、一体感ある力強さ、体を張る強さ、少し違って感じ
ました。
言い換えると、アタルが退場前のFWと退場後のFWでは、SHやSOから見ると、まだ
同じように信頼することは難しかったということだと思います。

SHやSOが感じたであろう、「アタルが退場して、大丈夫か?」「同じ攻め方で良いか?」
という不安を、3年生のFWが声やプレーで払拭できていれば、もっともっとよい試合が
できたのではと思います。
SHやSOがFWに不安を持ってしまったため、結果的にユウタのアタックも、同じことを
しても孤立したアタックになってしまったと思います。
アタルが退場してしばらくして以後は、前週の徳島県選抜と同じような感じの試合です。

この感想が正しいか、間違っているか、実際に試合に出たり試合を見た人の判断に任せ
ますが、きっちりとこなすFW、きっちりサポートするFWの段階から、これからは、自ら
ゲームをつくっていくFW、自ら相手を崩していくFWといった、バックスに信頼されるFW
になってほしいと思います。

アタルも、目標の秋には十分間に合いますが、不在の夏の間に、残りのFWが、BKから信頼
されるFWになれるかどうか、アタルには少し申し訳ない言い方ですが、いいチャンスと思い
自覚を持って練習や試合に取り組んでほしいと思います。
そうすれば、アタルが合流した秋、大きな目標がハッキリと見えてくると信じています。