岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

関西大会中国四国予選3

2016年06月15日 | 関西大会(数河高原)
これで最後にします。(小言ばかりの爺さんになってしまうので
アタックを中心に気がついたことを少し書きます。

まず一言、SHアカサコとSOダイフは、何か変なもの食べました
いつも素晴らしい動きで信頼の厚いSHとSOなのですが、今回はハンドリング
ミスを連発しました。
ノックオンやスローフォワードにならないミスも入れると、10本近かった気が
します。特に、パスしかけてボールを落とすケースが相当あったと思います。

本人の調子、集中力ということだけでは、決してこんな多くのミスはおこりません。
立つ位置、味方のコース等、ここはしっかり原因を考えてほしいと思います。
変なものを食べたのでないならば、必ず原因があります。

ブログ担当コーチは、一つの原因は、2人目のフォローの遅さ、というより2人目
が「声」も含め、あまりにも何もしていないことにもあると思います。
練習ではフォローのコース、早いリップ等をずっと練習していますが、今回の試合
では何もできていません。
一生懸命仕掛けた1人目が、相手2人に囲まれていても、倒れるまで何もしません。
何とかボディコントロールしてボールをつなごうとしても誰もいない(悲しい)、
何もしないどころか、倒れるまで近づきもしない。
こんな形だと、無理なプレーも出てきます。
※注意・・立場が逆になれば皆同じで、誰かが悪いというのではありません。

とにかく、サポートがいない(役に立っていない)ために、岡山の1人が、相手の
2人~3人と戦っていると感じる場面が非常に多かった気がします。
今回のように、ラックではほとんど捨てるディフェンスに対して、どう攻めるか、
一人だけ相手の網の中に飛び込んで苦しむ形にならない為には、どうすれば
よいか、どうすれば球を動かして攻めれるか、今年の選手たちは意識すれば
すぐにできると思います。
とにかく2人目の責任は大きいです。

次に気になったのは、バックスが外に攻めた後のFWです。
練習では、フォワード縦という動きが何度も出ますが、今回はダメでした。
このため、バックスが続けて無理に攻めざるを得ず、余計、相手のプレッシャー
を受けたり、単独で相手の網に飛び込む形になってしまった気がします。
※それでも抜ければよいのですが、抜けないと体力的にもきついと思います。
こんなフォワードの原因は、走れなかったのか、それとも気弱になったのか、
それによって練習の仕方も変えていかないといけません。

最後にウイングです。
ニシハマやタナカといった、走力も切れ(ついでに重さ?)もある結構自由な選手
にフォローするのは大変だとは思いますが、今回は、後ろの方にいるだけ(ついて
いるのでもありません)でした。
ウイングはやはり、間隔を広くとりパスがもらえる位置を走ることが基本で、その
上で、パスしないニシハマが結局、ディフェンスと接近戦を始めたら、早く激しく
サポートする。
「コーチがやってみろ」と言われても、コーチはできませんが、
現役選手たちは、やらなければいけません。

以上、色々書きましたが、調子が今一歩でも、勝つことを目標にした試合を
しっかり勝ち切ることができるのは、今年のチームの良いところです。
ただ、勝ったからこそ、自分のプレー、仲間のプレーを謙虚に冷静に、しかし
厳しく見つめ直してほしいと思います。