今日は本降りの雨だ。
庭の木々が喜んでいるに違いない。
我が家の樹は、かなり辛抱強い。
何故かって…この私、主が。
今夏の猛暑にも さほど水遣りをしなかった。
と、言うより、普段からあまり水遣りをしていない。
つまり相当の無精なのだ。
勝手に、木々たちよ「自分の力で強くなれ!」
なんて 屁理屈で 凄い考え方を。
「枯れない」ために生き残るを選べ。と。
だから 今日の雨は慈雨ですよ。彼には。
かなり降った午後、庭先に白い花が・・・・
気が付かなった…えっ、もしかして「彼岸花」?
すくっと1本だけ 地中から顔を出している。
他には…周囲を見回し ほんとに1本だけでした。
いつ 咲いていたのだろう…
先日の土曜日の京築版に
「白い彼岸花 1万本」」
「知恵の文殊様」として知られる築上町伝法寺の
正光寺境内一帯 1万本が見ごろを迎え…」
とあった。
これは凄い景色であろう…と想像できる。
秋の実りのころ 田んぼの畔に華やかに咲く紅の
彼岸花はまさに 秋の名物でもあるが。
白の彼岸花 1万本 他の地域でもそんなにはなかろう。
野の花としては 珍しいのでは?
記事にも 町おこしグループの皆さんの長年の
努力の賜物 こうした積み重ねの汗がきっと
大きく株を育てたのでしょう。
「育つ」ってこと 花も 人間も 同じように
「慈しむ」心がないと 駄目ですよね。
この連休には多くの人出は 間違いなし。
ロクに努力もしない、ほったらかしの庭に。
ひっそりと、誰から注目されることもなく
1輪だけ 寡黙に自分を表現していた。
雨の中、傘をさして 1人だけが 1輪の花を
じっくりと眺めてあげた。
「ありがとう、美しいよ
咲いたのも気が付かないで ごめんよ。」
今日の雨が あなたとの出会いを作ってくれました。
風が 舞って…白い花弁が心地よさそうに揺れた。
きっと 喜んでくれたのでしょう…白い彼岸花も。