Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

満願寺(2017年7月15日参拝)

2017年08月16日 | 摂津国八十八箇所霊場
多田神社から約6.5キロ走り満願寺へ。

途中に宝塚大学があったけど、
あんな坂を通学するのは大変だろうな、と思う道を走りながら到着。

大きな無料駐車場がありました。

それにしても暑い。


所在地:兵庫県川西市満願寺町7-1
宗派:高野山真言宗
寺格:真言宗七十五名刹
御本尊:阿弥陀如来
創建:伝・神亀年間(724-728)
開山:伝・勝道上人
札所:摂津国八十八箇所霊場、新西国三十三箇所観音霊場、摂津国三十三ヶ所霊場


【縁起】
伽藍開基記によると創建は奈良時代と伝えられ、
信者全ての願いは必ず聞き届けるという、
満願の仏の功徳をもって大衆を救おうと発願。

全国に満願寺建設を進められた第45代天皇聖武天皇の命により、
勝道上人が摂津国の満願寺として千手観音を本尊に開基したと伝えられています。

後の安和元年(968)源満仲が多田に館を構えて以来、
国家安泰を祈って帰依し、源氏一門の祈願所となる。


鎌倉時代の正中2年(1325)第96代天皇後醍醐天皇の勅旨によって、
当山は勅願寺となりました。

以後足利幕府成立の後、将軍家の祈願所として保護を受け、
寺運が盛んな頃は四十九の院坊があったと伝えられています。

その後、兵火による消失などの変遷を経て、
明治元年、唯一残った子院の円覚院を本坊として現在に至ります。


【女人厄除の階段】


石段前に大型の無料駐車場がありました。


【山門】


明治14年(1881)に再建されたものですが、
非常に珍しい山門ですね。

当時だと相当モダンで檀家も違和感と唱えた事でしょうね。


【仁王像】


こちらが先ほど参拝した多田神社にあった仁王像です。

痛みも少なくなかなか見事なものです。


【参道】



【本坊】


もともとは円覚院という子院でしたが、
明治元年にはここしか残っていなく、本坊に昇格したもの。


【参道】


かなり広い境内です。


【宝篋印塔】



【鐘楼堂】



【金堂】


本堂です。

外から内陣が見れました。(^^

300円の拝観料を支払うと外陣で見れるようです。


【内陣】


真ん中に宮殿と御前立、向かって右手に十一面観音菩薩、
左手に薬師如来、聖観音菩薩が祀られていました。



宮殿には秘仏の開眼阿弥陀如来が祀られていて、
wikiでは十一面観世音菩薩が御本尊となっていますが、
それは間違いで、開眼阿弥陀如来が満願寺の御本尊です。


【観音堂】


元々は奥の院にあり、本堂であったそうで、
寛文8年(1668年)再建、明治17年(1884)に移転されたもの。

秘仏の十一面千手観世音菩薩は春彼岸中の前後一週間開帳されるとか。


【毘沙門天堂】


源満仲の作と伝わる毘沙門天や勝道上人等が祀られていました。


【八幡宮】



【稲荷社】



【四国八十八ヶ所巡拝】




30分程で巡拝出来ます。


【金時の兜石】



【坂田金時の墓】





坂田金時は大江山で酒呑童子を退治し、
源頼光四天王の一人となった武将です。


【修行大師】



【源家の七塔】




源氏とはいえど有名人の供養塔ではありません。


【三廟】





【地蔵堂】



【不動明王】



【境内】



【勝輪館】


どう見ても普通の一般に家です。(笑)

法要や各種会合等で使用されるようです。


【御朱印】


リクエストしないと新西国の御朱印がいただけました。

この後は大広寺や若王寺釋迦院、崇禅寺等に参拝予定ではあったが、
この暑さではさすがにギブアップ。

帰宅して涼むとしよう。