みずみずしい青葉がさわやかです。
立夏が過ぎると、「母の日」ですか。
この日が来ると、母のある人は、胸に赤いカーネーションを飾って日頃の労苦に感謝し、母のない人は、白いカーネーションをつけて母の愛をしのび、その冥福を祈るわけです。
何でも、その起源は1907年頃にさかのぼるそうで、アメリカの一少女が亡き母をしのぶ会で、霊前にカーネーションを手向けたことに始まり、それから世界に広まったのだそうです。
日本では、第二次大戦後から一般に行われるようになったらしく、「母の日」だからといっても、案外無頓着な子供や夫もいるようです。
子供が、母親に花(カーネーションなど)を贈るというのは、とてもいい習慣ですが、世の夫たる男性は、「母の日」に何を贈るのでしょうか。(夫は関係ないという殿方もいるようですが。)
特別なきまりはないようですが、ある調査会社が、未就学児の母親、父親を対象にプレゼントについての調査をしたところ、夫が妻にあげたい物の一位は「ケーキなどのお菓子」で、二位が「花」だったそうです。
これに対して、妻が夫から欲しいものは、一位が「夫婦や家族での外食」で、二位は「家事や育児から開放される時間」という回答が、圧倒的に多かったといいます。
夫は、女性が喜びそうな、安く買えるものをプレゼントすればいいだろうなんて考えていますが、少し違うようです。
妻の方は、家族の時間とか、ひとり、完全に解放される自分だけの時間が欲しいとする声が多く、こんなところでも夫婦間のミゾに開きがあることがわかりました。
「母の日」くらい、いつもと逆に、夫に家事(炊事・洗濯・掃除など)と子供の面倒を見てもらいたいということなのであります。
そうすれば、夫婦仲も深まる(?)のかも知れません。
近くのスーパーでも、「お母さんありがとう」と銘うって、カネーションはもちろん、季節のフルーツ、人気のスウィーツ、ハンドタオル、バッグなどを売り出しています。
安いか高いかよくわかりませんが、「母の日プライス」と称して、<国産牛ステーキ120グラム880円>とかも・・・。
まあ、安直なプレゼントで済まそうと考えている、殿方もおいでのようです。
それはそれで、ひとつの立派な(?)真心ですしね。
必ずしもモノではなく、心のこもった「家庭サービス」が期待されていることも、お忘れなく――。
「父の日」(6月20日)というのもありますから。(笑)
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たとえ暇があったとしても「母」をお休みできるわけではないから、でしょうね。
「何がほしい?」
と聞かれ
「朝までぐっすり眠れる夜がほしい!」
と言ったのを覚えています。
夜に何度か目を覚まして泣く息子でしたから。
最近は、同じ質問に
「今日1日由にさせてほしい!」
と答えます。
ただし、これは誕生日のとき。
母の日には夫に何かしてもらおうとは思いません。
だって、私は夫の母じゃないですから(笑)
ローズヒップ様。
コメントを有難うございます。
主婦の人にきくと、誰もが自分の時間がたっぷり欲しいと言います。
それは、そうでしょう。
家事、雑事に追われ、それだけ一日中働いているのですから。
よくわかります。はい。
女性は会社に勤めていたって、家にいるときだって何かをしていますものね。
まるまる一日何もしない日があっても、男は何もい言えません。
とくに、出産から子育ての時期って、本当に女性は大変なときですものねえ。
偉いと思います。
そうですねえ。
母の日はともかく、妻の誕生日くらいは、夫は忘れないようにしないと・・・。
その日ぐらい、夫は妻の労苦に答えてやらなければいけませんね。
ええ、よーくわかります。はい。