足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

任天堂の動き注目

2018-02-22 07:57:08 | 投資戦略
NY株の前半はプラスで推移したが、後半に入り急落した。これに対してヨーロッパ株の堅調が目立つ。
米連銀が1月のFOMC議事録を公表した。イエレン前議長最後の会合であったが、これまでの連銀の路線を変更するような話もなく、議事録は相場に中立。市場ではインフレ懸念は消えず、これまでの年3回利上げ予定が4回に引き上げる見方が定着してきた。
この日の相場は銀行、保険以外は軒並み安い。
2016年11月のトランプ大統領就任以来の人気はどこかへ吹き飛び、先行きにトランプンフアンは自信を失う。業績堅調、減税は相場に織り込み、残すは企業が抱える資金をどのように利用するかに関心があつまる。

先日、ウォーレン・バフェットの薬品株買いは書いた。イスラエルの世界的な企業テバで、ジェネリック医薬品市場の拡大が成長を支えてきたが、ここへきて競争が激化し、往年の人気はすっかり吹き飛んだ。米国では金融、医薬品、エネルギーなどが市場をリードした時代は終わった。医薬品は先行きM&Aとバイオ新薬が人気のテーマとして残るだろう。
今回のバフェットの医薬品株買いは側近のウィシュラーとコームズが選んだものだ。これまでの2人の成果はバフェットを上回り、バフェットはご満悦。テバ株も買い付けてから10%以上の上昇になったようだ。
最近のウォール街では バークシア・ハザウェイをヘッジファンドのカテゴリーに入れた。最近のメデイアは「ヘッジファンドのバークシアが・・・」という表現が目立つようになってきた。考えてみればバフェットの運用はヘッジファンドと同じである。

悪気流のなかで任天堂(7974)がひとり火を吐く。上場しても今回は25日移動平均との乖離率は2.36%と安定。株価は90,000円台に乗せるだろう。


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