米大統領が78代の財務長官に前連銀議長ジャネット・イエーレンを選任した。74歳の高齢だが、これまでの米国の不況期からの脱出に巧みな運営で成果をあげて世間で評価が高まった。
これまでの政策運営の実績と、ワシントンでの人脈の広さが評価された。注目されるのは、初めて女性の財務長官であることだが、これまでの職歴を買われた最適な人事と評価が高い。16年間にわたる連銀の運営に参与してきたことが、新大統領に注目された。
2004年から2010年までサンフランシスコ連銀議長を務めたあと、2010年から2014年までオバマ政権では連銀副議長を務めたあと、2018年までバーナンキ議長のあとを継いで議長職を務めた。トランプ政権では交代した。
新大統領の財務長官の選定にはウォール街でも高い評価を下し歓迎している。