デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

発電電力でパワーチェック  - 水平型単気筒スチームエンジン工作 -

2013年12月17日 21時33分40秒 | 工作実習
2013/12/17 (火曜日) 晴れ


出来上がった水平型単気筒スチームエンジンは昨日のテストで何箇所か
不具合が見つかった。
年の暮れのこの時期、工作ばかりに現を抜かしているわけにはいかないが、
やっぱり気になることは、済ませてしまわないと落ち着かない。
そこで今日も年賀状作りは延期して(これで2日遅れになってしまった)
工作に励んだ。



↓ 運転開始直後にエンジンストップした原因はここ。 今日、再チェックしてみた。




↓ 昨日応急修理していた箇所。 ダメなら作り直そうと思っていたが大丈夫なのでここはこのままにした。




↓ ピストンバルブのパイプ付け根から極わずかな水漏れが見えた。 修理は大変だけど直そう。



↓ バルブを直すには全部取り外さなくてはならないから大変だ。
   それに半田付け箇所が何箇所もあるからうっかり炙ると溶けてしまって始末に負えなくなる。




↓ さぁ、修理が済んだ。 発電機を取り付けてパワーチェックをしてみよう。



ボイラーは定置型のガス焚きボイラー(四角釜)を使った。
プーリーで回転数をあげて発電機(小型DCモーター)を回す。
回転倍率は4倍だ。
さぁ、どのくらいのパワーがでるかな?


テストの様子を動画でご覧ください。





最高の発電電力は0.5Wだった。
以前は0.3Wを出すのに苦労したこともある。



試しにアルコールランプ(灯心3本)のボイラーで発電してみた。
結果は散々でボイラーから出る圧力は0.4気圧が精々だ。
エンジンは今にも止まりそうにカタ、コト・・・・と回る。
発電なんてできるわけが無い。

その様子を動画でご覧ください。







最後にこの単気筒エンジンの無負荷回転テストをしてみた。
定置型ガス炊きボイラーからの0.8気圧蒸気を受けてものすごい勢いで回転する。
最高は2100rpmに達した。
その様子を動画でごらんください。







これで水平型エンジンは完成だ。
このエンジン工作では小型化に向けていくつかの新工夫を試してみた。


1. ぴったりサイズのアルミパイプとアルミ丸棒を使ったシリンダーとピストン。

2. オール・ロウ付けによるクランクシャフトの工作。

3. 上記2.に関して分割型ビッグエンドの工作。

4. 単動式ピストンバルブを2つ組合わせて並列駆動する短縮型複動式ピストンバルブ。


いろいろ試行錯誤しながらも何とかうまくいってくれた。
次の小型化エンジンでは役立ってくれるだろう(・・・・と思います)

さぁ、これでこのエンジンの工作は完了だ。
次は何をしようか・・・・・ あっ、そうだ、このエンジンを動かす小型ボイラー工作だ。

長らく応援をしてくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。
また次の工作もどうぞ応援をよろしくお願いいたします。

コメント (2)
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