デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

コマドリを求めて

2006年05月31日 21時11分33秒 | ミソサザイ

2006/05/31(水曜日) 晴

気象情報は、今日は一日良い天気だと報じている。
先日初めて見たコマドリを探して再度、山深い某公園を訪れた。
沢沿いの登山道を登った。 時々ミソサザイの囀りが聞こえる。
やや登ったあたりでミソサザイの大きな鳴き声が聞こえた。
姿を見つけた! このあたりで営巣しているようだ。 
遠くへは行かずに何度も姿を見せる。 

すぐ近くに止まって大きな声で囀っていたミソサザイ君。 とても暗い場所で逆光気味だ。
露出補正をプラス2近くにして撮影してみた。


ベンチが置いてある休憩場所の手すりに止まって囀っていた。


ほんの4、5mぐらいしか離れていない。 ミソサザイをこんなに近くで見られるなんてラッキー!


ミソサザイ撮影が目的で同行した友人をそこに残して、
実習生は先日コマドリを初見したもっと上の方に登って行った。
やがてコマドリの鳴き声が聞こえてきた!  胸が高鳴った。
更に登って行くと、先着のカメラマンがお二人、カメラを構えていた。
「コマドリがいるんですか?」 小さな声でお尋ねした。
カメラマンは「先ほどやってきたよ。」と指差してポイントを教えてくれた。
そして撮影したコマドリの画像を見せてくれた。
実習生は早速三脚を立てて、待機した。
しかしコマドリはなかなか姿を見せない。 昼飯でも食べて待つことにしよう。
だめだ。 やっぱりコマドリは姿を見せない。
やがて鳴き声も遠ざかってしまった。  カメラマンもこの場所を離れていった。
実習生も「折角やってきたのに残念だなぁ!」と力なく、もと来た道を下って行った。
三脚やデジスコが急に重たくなってしまった。  ああ、疲れた!

                  コマドリを求めての巻 完
 
   

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思いがけない野鳥に会えた!

2006年05月30日 19時02分42秒 | キビタキ

2006/05/29(月曜日)曇り一時晴

ローカル・フィールドにキビタキやら何やら珍しい野鳥が入ったという情報をもらった。
早速出かけた。 雨にも負けず、何日か通ってやっと出会えた。 


やっと出会えたキビタキ君。 でもどうしてそんな窮屈なところに止まるの!?


おなじみのシジュウカラ君です。 雨に洗われた若葉の緑がきれいでした。


他にも珍しい野鳥がいるらしいが、見つけることは出来なかった。
このフィールドも今年は何か蘇ったようだと、地元のbirderが言っていた。
これからもどんどん可愛い野鳥が訪れてくれることを心から祈った。

                思いがけない野鳥に会えた!の巻 完

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早朝のセッカ撮影実習

2006年05月26日 20時53分44秒 | セッカ

2006/05/25(木曜日) 晴

今日はからりと晴れてとてもさやかな朝だ。 早起きして川原に行ってみた。
川原は夕べの雨でびっしょり濡れている。 時刻は5時50分頃、もうセッカは飛び回っている。 
そして枯れた葦の茎に止まっては、羽を繕っていた。

早朝、まだ起きたばかり。
身だしなみよく羽を繕っているとき、カメラの視線を感じて振り返ってくれた。


いつもは雛に与えるエサを探して忙しく飛び回っているセッカだが、早朝は枝に止まってのんびり、
自分の時間を楽しんでいるようだ。  案外そばまで近寄っても平気な様子だった。

                 早朝のセッカ撮影実習の巻  完

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おぉ~、こわぁ~!

2006年05月25日 21時57分37秒 | ノビタキ

2006/05/22(月曜日) 晴れ

やっと夏羽のノビタキ君に会えた。 でも、鉄パイプみたいな無粋なものに止まっている。 
もう少し気の利いたものに止まってくれればいいのになぁ・・・

「おぅ! 俺はここが好きなんだよぉ、なんか文句があんのかよぉ~」



いっ、いえ、 そっ、そんなつもりは、あっ、あっりませぇ~ん!


「そうかい、そいじゃぁ、ゆっくり遊んでいきなぁね。 あっはっはぁ~」



おぉ~、こわかったぁ!  でも、ノビタキ君の笑い顔って可愛いねぇ。


                  おぉ~、こわぁ~ の巻 完

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こっ、こっ、こまどりさまぁ~!

2006年05月24日 20時28分49秒 | コマドリ

2006/05/24(水曜日) 晴れ後雨(雷)

こまどりさま(こまどり姉妹ではありません。念のため申し上げます。)に会えるかもしれないと
山深い公園に出かけた。  駐車場を出てコースを歩き出した。 時計は8時20分頃を指していた。
歩き出してしばらくすると頂上を目指すルートと野鳥観察小屋へ向うルートの分岐点に出た。
同行の友人と「どっちにする?」と相談した。   そのとき頂上を目指すルートの方から例の
「ヒンっ、カラカラカラ・・・・」が聞こえてきた。 「あっ、こまどりさまの鳴き声だ!」 これでコースは
決まった。    迷わず頂上を目指すルートを登って行った。    鳴き声が近づいてきた。
友人が双眼鏡で探している。 ややしばらくして友人が「あっ! いたよ!」と叫んだ。
私は「どこ!? どこ!?」とややうろたえて尋ねた。  そして友人が指さす方を探した。
いた! 苔むした倒木の上を歩いていた。  大慌てでデジスコを向けた。が、こまどりさまは
とことこ・・・と歩いて、ぽいっと向こう側に降りてしまった。  ざっ、残念!

また出てきてくれるかもしれないと未練たらしく、その場所でデジスコを構えていた。
ところがこまどりさまは何時の間にか反対側にいたらしく、別の場所に姿を見せた。
またまた大慌てでデジスコを向けてシャッターを切った。 ところがレリーズワイヤーのボタンを
押してもシャッターが切れない! 何度押してもシャッターは切れないのだ。 「どっ、どうして!?」
原因はレリーズステーをしっかり固定していなかったので、移動中にずれてしまい、レリーズワイヤー
の先端がシャッターボタンではなく、カメラの肩を押していたのだ! くそっ! なんてこった!
急いで調整しなおしてシャッターを切った。が、時すでに遅し、こまどりさまはどこかに行ってしまわれ
た。  おぉ、神様・・・

なんとかやっとシャッターを切った1枚。 ボケボケですがこれ1枚しか撮れませんでした。
初見・初撮りですが、嬉しさより残念さで胸いっぱいでした。 とほほほ・・・  


登山道の脇を流れる沢ではミソサザイが囀っていました。 目の前にも何回か現れてくれました。


頂上までは結構きつかったです。(デジスコを担いでいたので。(言い訳です。))


頂上まで登って、また同じルートをたどって下山しました。 もしかしたらさっきの場所で
こまどりさまに会えるかも知れないと、かすかな望みを持って!
しかし、何回かこまどりさまらしき鳴き声を聞いただけで、とうとうお会いできませんでした。
下まで降りてほっとして、休憩していたら雨が降ってきました。 雨具を持っていなかったので
大慌てで車に戻りました。  あぁ、疲れた・・・  同道してくださったOさん、ありがとう。
                こっ、こっ、こまどりさまぁ~の巻 完 

 

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セッカさんに教わりました。

2006年05月23日 20時23分18秒 | Weblog
2006/05/23(火曜日) うす曇夕方小雨

先日、散歩コースのいるま川大橋を渡っているとき、川原からセッカの鳴き声が聞こえてきました。
今日は午後から雨になると言ってますが、今は案外明るい空模様です。 そこでデジスコを担いで
川原へ行ってみました。 我が家からは歩いて6、7分のところです。  セッカは雛が孵っている
らしく、親鳥はエサをくわえていったりきたりしています。  実習生がデジスコを構えて立って
いるのでセッカは警戒してあっちの枝に止まったり、こっちの茎に止まったりと忙しく飛び回ります。
「おぉ、これではセッカが可愛そうだ。 家に戻ってブラインドを持ってこよう!」

川原にブラインドをセットして、中から撮影しました。


ブラインドのお陰でセッカはすぐ近くの枯れ茎に止まってくれました。


ズームを引いて大きく撮ってみました。 バッタの子供みたいなエサをくわえていました。


ブラインドに入ってしまうとセッカは安心したのか、巣の近くに止まってあたりを見回して、さっと
巣の中の雛にエサを与えてすぐに飛び去って行きます。 二羽の親鳥はせっせとエサを運んで
来ました。 しかし同じようなパターンの動作を繰り返すので同じような写真しか撮れません。
それにどの写真もクモやガやバッタなどちょっとグロテスクなエサをくわえたものばかりです。
“今度こそは、いいポーズを狙うぞ!”と思ってセッカが戻ってくるのを待ちました。
でも、結果は同じでした。  
そろそろ帰り支度をと思ってブラインドから出ました。 ちょうどそのときセッカがエサをくわえて戻って
きたのです。 実習生がそこに立っていたのでセッカはびっくりして、あわてて巣から離れた枝に
止まりました。  そしてあたかもそこに巣があるかのように下のほうの草むらに降りて行きました。
このような行動を別の場所でも何回も繰り返して、決して雛のいる巣には近づきませんでした。
実習生は「あっ、こうやって巣のある場所を知られないようにしてるんだな!?」と思いました。
こんな小さな野鳥でも知恵を働かせて、たいしたものだとつくづく感心しました。
セッカさん、 少々驚かしてごめんなさい。 大変勉強になりました。 ありがとうございました。
         実習生セッカさんに教わるの巻 完
 
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’06デジスコ撮影第一回遠征実習報告

2006年05月11日 21時12分11秒 | サンショウクイ

2006/05/08(月曜日) 晴

2006年デジスコ撮影第一回遠征実習報告です。

今回の遠征実習は実習生と友人二人の計3人のメンバーでG/W連休明けに実施した。
G/W中は晴天が続いていたが、天気予報は連休明け頃から天気は崩れると報じていたので
私達の遠征は実施が危ぶまれていたが、実施日が近づくに従って天気が良くなる方に変って
いった。 そして遠征当日は見事、晴となったのだ!  私達はそれぞれ胸の中で「俺(私)の
日頃の行いが良いからお天気になったのだ!」と鼻を高くした。(他のメンバーのことは実習生
の想像です! でも当たっていると思います。)

現地の駐車場に着いてみると残雪がいっぱい積もっている。 そして先着のカメラマンが
「キビタキはいないよ。 まだ下の方にいるようだよ。 これから下の方に行ってみるんだ・・・」と
言って移動していった。  確かにこの残雪の状況ではキビタキは居ないのかもしれない、と
暗い気持ちになってしまった。  メンバーのKさんが「キビタキの鳴き声が聞こえていたよ」と
言ってくれた。  公園内で行き違うカメラマンに様子を聞いたところ、キビタキはもちろん
サンショウクイ、アカゲラなどよく見られるとのことであった。 コルリもいるとのことだった。
良かった! 折角遠いところへ来たんだから、可愛い野鳥をたくさん見てみたいよ、と心が躍った。


何か白っぽい野鳥がひらひらという感じで飛んできた。 サンショウクイだ! 初見初撮りだ。


ゴジュウカラが姿を見せてくれた。 そして木の幹を登ったり逆さまに降りたり忙しく動き回った。


私達は「ネクタイ無しはヒガラさん!」とよびました。


そして「ベレー帽はコガラさん!」とよびました。 行儀のいいコガラさんでした。


あっ、キビタキだ! やっと念願のキビタキ様にお会いできた。


クロツグミを発見! でも遠い、本当に遠いところだ。 何とかゲットした。 ラッキー!


コルリの鳴き声が聞こえる。 高い木の天辺にいるみたいだ。  カメラマンが集まっている。
やっとその姿を見つけた。 初見・初撮り。 証拠写真にもならないけど撮っておこう。


コサメビタキを見つけた。 くりくり目玉が可愛いなぁ!


すぐ前の木にゴジュウカラ(と思ってしまいました。)が止まった。
ファインダーを覗いてみたが、どうもゴジュウカラではないようだ。 もしかしてキバシリか?
慌ててシャッターを切ったが間に合わなかった。  残念!



木々はまだ芽もふかず、冬枯れのような姿だ。 野鳥は発見しやすかったが背景としては
イマイチな感じだった。  でもお陰で冬鳥・夏鳥が一緒に見られたのだ。  良かったとしよう。
楽しかった二日間のデジスコ撮影遠征実習はあっという間に終ってしまった。
チャンスがあればまた再訪問したいものだ。
遠征メンバーのKさん、同じくKさん、大変お世話になりました。 ありがとうございました。
                             (完)

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オオヨシキリ大口開き撮影実習報告

2006年05月05日 21時04分06秒 | オオヨシキリ

2006/05/05(金曜日) 晴

またオオヨシキリの大合唱シーズンがやってきた。  川原の葦原でやかましく鳴き合っている。
ここ二日ばかり、川原に出かけてオオヨシキリの定番、大口開き囀りシーンの撮影実習を行った。
この葦原には何羽かのオオヨシキリが縄張りを作っている。  時折、葦の葉の高いところに
顔出してさえずったり、枯れた葦の茎の天辺に止まって縄張りを見回したりしている。


枯れた葦の茎に止まって縄張りを宣言しているオオヨシ君。


ここは俺の縄張りだぞー! 一生懸命叫んでいるオオヨシ君。


あまり大きな声で叫んだので、むせ返ってしまったオオヨシ君。 大丈夫かい?


オオヨシキリは大きな声で鳴き合っていて、あちらやこちらに、ひょっこりと顔をだす。
まったく見当違いの方に顔を出すときもある。  まるでもぐらたたきゲームのようだ。
そして、「鬼サンこちら!」みたいな表情で鳴きわめくのだ。 ゲーム感覚での撮影は
面白い。
また来て見よう。   報告完  

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