2017/06/25(日曜日) 曇り
去る16日~18日の3日にかけて巣立ちしたシジュウカラの幼鳥の様子を撮影した
動画の編集がやっと完了しました。
いつ巣立つかわからない雛達の巣立ちの瞬間を捉えようと長時間にわたってデジカメ
動画を撮り続けたのでその編集はとても大変でした。
撮影中にデジカメが異常になっていて肝心な部分が撮れていなかったり、
雛たちの動きを見ていた自分が慌てて動いてカメラが揺れて映像が乱れたりして
満足な動画には仕上げられず、編集中に何度も作業を投げ出そうと思ったりしましたが、
やっぱり記録は残したい・・・との一念からこの動画を完成させました。
そんな粗末な動画ではございますが、どうぞご覧になってくださいませ。
庭木の金木犀に掛けた巣箱にシジュウカラのペアが出入りしていることに気が付いたのは
5月4日のことでした。
昨年は途中で営巣を放棄してしまったのでその後を心配していましたが、シジュウカラは
営巣を続け、5月末に雛が誕生しました。
シジュウカラのペアの餌運びの様子から一応、5月28日に孵化したものと予想しました。
シジュウカラの巣立ちは大体、孵化後18日~20日とのことですので6月16~18日
頃が巣立ちだと想定し、動画撮影の準備をしました。
6月16日(金曜日) 晴れ 午後は一時雷雨・雹など荒れ模様 その後晴れ
観察は朝から始めましたが、雛はあまり巣穴から身を乗り出さず、巣立ちはまだかな?と
ちょっと油断していました。
ところが11時過ぎに雛はあっという間に巣立してしまいました。
巣立ちの兆候が現れたら動画撮影場所の部屋から庭に出て一眼デジで撮影しようと思って
いたのですがその準備も間に合わず慌てて部屋をでたのでカメラが揺れて動画が乱れてしまい
ました。
後に続く雛達の巣立ち撮影は動画カメラに任せて庭にでました。
巣立ちした雛(幼鳥)はまだ巣箱の近くに居ました。
今までの巣立ちでは幼鳥はすぐ巣箱から離れた場所に移動してしまい、写真を撮ることが
できませんでしたがこの幼鳥はいつまでも巣箱のそばにいましたので一眼デジで撮影する
ことができました。
午後は一時荒れ模様で雷雨となりました。
激しい雨が降って大粒の雹も降ってきました。 大きな雷鳴が轟いて近くに落雷したようでした。
巣立った幼鳥はどうしたでしょう・・・心配です。
しかし、この荒れ模様もすぐ収まってまた日が照ってきました。
巣箱の中には何羽の雛がいるのかはわかりませんが3、4羽はいるはずです。
その後の巣立ちを待ちましたが、この日はこの1羽だけしか巣立ちしませんでした。
6月17日(土曜日) 晴れ
前日巣立たなかった雛は翌日の朝早く巣立つことが多いです。
そこで今日は朝早くから撮影を始めました。
しかし、なかなか巣立ちしません。
11時過ぎ、雛が巣穴から大きく身を乗り出すようになりました。
そして11時20分、今回誕生した2羽目の雛が巣立ちしました。
更にその後数分おいて、3羽目、4羽目が巣立ちました。
この日最初に巣立った2羽目の幼鳥はすぐ隣家の庭木の方に飛んで行ってしまいました。
次に巣立ちした幼鳥(3羽目、4羽目)はしばらく巣箱の周りに止まっていてくれました。
巣箱の穴から中の様子を確認するとまだ2羽の雛が残っています。
引き続き巣立ち動画を撮影しましたが、その後の巣立ちはありませんでした。
結局、今日の巣立は3羽だけ。 また明日も観察が必要になりました。
6月18日(日曜日) 晴れ
今日の巣立は朝早くだろうと考えて朝4時過ぎに起床して撮影の準備をしました。
親鳥はもう巣箱に餌を運んでいました。
今日は最初の雛(幼鳥)が巣立ってから3日目です。
雛はいつ飛び立ってもおかしくありません。
5時前から撮影を開始しました。 人間の目では明るく感じる景色もカメラにはちょっと暗く
映っていました。
しかし、雛はなかなか巣立ちしません。
心配した親鳥が何度も様子を見に来ます。
5羽目の雛は親鳥の催促で飛び出しましたが6羽目の雛は臆病なのか、なかなか巣立ちしま
せん。 やっぱり末っ子は甘えん坊なんでしょうか?
こんな甘えん坊の末っ子(6羽目の幼鳥)も5時56分に、やっと巣立ちしました。
その後で親鳥は何回か巣箱の中を覗きに来ました。
残った雛がいないか確認しているのでしょうか?
そんな行動を見てその賢さに、またまた感心してしまいました。
2羽の幼鳥はちょっとの間だけ巣箱の近くに止まっていてくれました。
一眼デジで撮影できましたが、まだ周りは暗いので証拠写真しか撮れませんでした。
やっと全部の雛(幼鳥)の巣立ちが完了しました。
今までにも何羽かの雛が巣箱に残ってしまい、2日にわたって巣立が行われたことは
何度かありましたが、今回のように3日間も巣立ちが続いたのは初めてでした。
何はともあれ今回誕生した6羽の雛が無事に巣立って行ってくれてほっとしました。
この記事にお付き合いくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。
これからも応援のほどよろしく申し上げます。