デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

一歩進んで二歩下がる・・・・になってしまいました。  - 水平型単気筒スチームエンジン工作 - 

2013年11月30日 20時28分01秒 | 工作実習
2013/11/30 (土曜日) 晴れ



新工夫のピストン、さてうまくいくだろうか?
今日も張り切って工作に精を出したが・・・・・・・・





↓ 外側の真鍮パイプシリンダに下死点側蒸気パイプをロウ付けした。 前回のV型エンジンではこの部分は
   半田付けだったために工作途中に剥がれてしまい、修理に苦労したので今回はロウ付けにした。



↓ 内側シリンダーはアルミパイプ。 それに真鍮のパイプを嵌めて半田付け加工ができるように「真鍮化」する。



↓ 真鍮化アルミシリンダーとアルミピストン。 相性は良いはずだ。



↓ シリンダーの蓋を取り付けるためのフランジを作る。



↓ アルミシリンダでは半田付けできないが、「真鍮化」したのでフランジは半田付で固定できる。










↓ ピストン棒支え(クロスヘッドを兼ねる)の取り付け。 これがシリンダー工作では一番の難所だ。



↓ シリンダーが厚くなった分(真鍮パイプは1mm、アルミパイプは1.5mmの厚さ)熱の回りが遅くなり
   バーナーでかなり熱しないと半田が溶けなかった。(これが失敗の原因か?)




フランジや蓋を作って半田付けで固定してシリンダーが出来た。
ピストンを組み込んスムーズに動くように調整しながら最後に
ピストン棒支え(クロスヘッドを兼ねる)を半田付けした。
さぁ、これでうまく動くはずだ・・・とピストン棒を動かして
みたがビクともしない。
ありゃ、こんなはずじゃーなかったんだけど・・・・
何とか動かそうとピストン棒を万力に挟んで無理やりに動かした。
だめだ・・・・ これはやり直しだ。




↓ ピストンを取り出そうと蓋を固定したネジを外したが蓋は外れない。 何と、フランジを固定した
   半田が流れ出してフランジと蓋を半田付けしてしまったのだ。



ピストンを無理やり動かそうと相当無理な力をかけてしまった。
ピストン棒が歪んでいないか心配だった。
支持台とトースカンを使ってブレのチェックをしてみた。





ブレ確認の様子を動画でご覧ください。






ピストンは傷だらけになってしまったが幸いピストン棒にはブレは無いようだ。
また作業のやり直しだ。
一歩進んで二歩下がる・・・・ 
これを繰り返したら下がってばかりになるじゃないかぁ・・・・・大丈夫かなぁ。
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新工夫を試してみます   - 水平型単気筒スチームエンジン工作 -

2013年11月29日 19時41分44秒 | 工作実習
2013/11/29 (金曜日) 晴れ


もう少し小型のスチームエンジンボートを作ってみたいと思って、
あれこれ部品を作ったり工夫をしたりしている。
折角、小型のガスバーナーを作ったんだから小さなボイラーを作るかな・・・
でも、夕べ考えた新しい工夫を試してみたくて水平型の単気筒スチーム
エンジンを作ってみることにした。



↓ 今までのエンジンに使っているピストンは部材をピストン棒にナットできつく挟みつけて固定して
   以降は一体型で丸く整形していた。 分解して再組み立てするとセンターが狂ってしまうので、
   一度組立てたら二度と分解はしないで整形していた。






今までのピストンは荒削りや円形の大体のところまではヤスリで仕上げて
その後はボール盤をロクロの代わりしてピストンを回転させながらペーパーで
整形して作っていた。
全て手作業だから時間もかかるし、精度の悪いものしかできない。

そこで今回は市販のアルミパイプとアルミ丸棒でシリンダーとピストンを
作ることにしてみた。
このアルミパイプと丸棒を組合わせたシリンダーとピストンを使って
エンジンを作るのは初めてではない。
スターリングエンジンではパワーピストンに使ったし、スチームエンジン1号も
これで作った。
しかし、当時の工作レベルではピストンとなる丸棒の心の割り出しが出来ず、
複動式にするとピストンはスムーズに動かず、シリンダーとの隙間を大きく
せざるを得なかったので漏れが多くて使い物にならなかった。
また素材がアルミニュームのため、半田付けができないことも使用しなくなった
理由でもあった。

その後、工作を続けていくうちに丸棒の心の出し方を工夫して大体中央に穴を
あけることが出来るようになった。(エキセントリックのボスやフライホイールの
ボスの工作のために工夫した)
また、何種類かのパイプを嵌めこんで目的の外形・内径のパイプを作る工法も
工夫した。(バウムクーヘン方式)

今はこれらを応用すればこのアルミパイプと丸棒で高性能ピストンが作れるかも知れない。
そして、夕べはピストン棒にピストンを真っ直ぐ固定する方法を思いついた。
それは・・・・・・・


↓ 15φ丸棒と18φ(内径15mm)パイプを使ってピストンとシリンダーを作る。



↓ ピストン(丸棒)を切り取る。 



↓ 直径(ボアー)15mm、厚さ15mmのピストン素材。



↓ 丸棒の心の割り出し。 今までは物差しを当てて線を引いて心を出していたけど、全然狂っていた。



↓ このくらい小さな点がつけばここが心だろうと思う。



↓ ところがここが問題だ。 センターポンチを打つときに心が狂ってしまうことが多い。



↓ バイスに咥えて穴開け。 素材が垂直に立つように慎重にバイスに取り付ける。




↓ 開いた孔に同心円を描いてみる。 同心円になればOKだ。



↓ 裏面から開けた孔はちょっとずれている。 修正しなくてはならない。



ずれた孔は細いヤスリで削って真ん中の孔になるように修正する。
そして最終的には目的の直径の孔(4φ)を開ける。








↓ ピストン棒(ピストンロッド)は4mmφにした。 3mmφとはわずか1mmの差だが強度は大分上がる。



↓ ピストンの横っ腹に孔を開ける。 実はこれが夕べ考えた新工夫です。







今まではピストンをロッドに固定するにはロッドにネジを切ってナットでピストンを挟みつけて
固定する方式だったが、このロッドに切るネジはかなり長くなるので(ピストンの厚み以上)
手作業で真っ直ぐに切るのはかなり難しい。
ネジ山はヨタヨタと蛇行するし、ロッドも歪んでしまうことがある。
そこでロッドには固定のためのネジは切らず、ピストンの横っ腹にネジ孔を立ててホーローネジで
ロッドを締め付けて固定しようというわけだ。
ネジ孔は4箇所。 3mmのホーローセットスクリューを使った。












↓ 今日の成果。 アルミパイプには真鍮パイプを嵌めて(かなりきつい)真鍮化?する。



アルミパイプのシリンダーと丸棒のピストンはとてもしっくり嵌りあう。
手で動かしてみるととてもスムーズに動く。
何か期待できるぞ・・・・・という感じだが、また三歩進んで二歩下がる・・かもしれない。
まぁ、一歩進んで二歩下がるにならないようにガンバロー・・・っと


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ウルトラCのロウ付け

2013年11月27日 21時32分08秒 | 工作実習
2013/11/27 (水曜日) 晴れ



次の工作は何にしよう・・・・・・・
小型バーナーに合わせたボイラーの工作にしようか、それとも
新しい工法を試すエンジンの工作にしようか・・・・
しかし、どっちにするにしても材料を揃えなくてならない。
明日は先輩からの呼び出しで東京に出かけなくてはならないが、
ついでに何とかハンズに寄って材料を仕入れてこよう。
おっと、その前に手持ちの在庫を確認しなくては・・・

というわけで物置の中の物を確認しているとき、蓋が無くなって
しまったブリキ製の空缶が出てきた。
直径は5cmばかり、背丈は6cmばかりの小さな缶だ。
これを輪切りにして底を塞げばバーナーヘッドになりそうだ。
どうせ何もやることがないからバーナーヘッドでも作ってみるか・・・

このブリキ缶に底をつけるのには銀ロウを使わなくてはならない。
(鉄材やステンレスをロウ付けするのには銀ロウを使います。)
銀ロウは溶けるときの流動性が良くてさーっと流れてしまい、
くっつけるものにわずかの隙間があってもそこから漏れてしまって
くっつけられないという難しさがある。
もちろんきちんとした工作をして、隙間などないようにしてあれば
銀ロウはとてもきれいに具合よくロウ付けできる。
ところが実習生のいい加減工作ではなかなかてこずることが多いのだ。

まぁ、そんなことはやってみなければわからない・・・・
これが実習生のモットーですから。
(本当は「やってみなければわからない」は下の下です。 しっかりと
した工作をして、「これでやれば大丈夫」となってからやるべきですよね)


↓ 物置の棚に転がっていた蓋のないブリキの空缶。 蓋はポンポン蒸気のエンジンに使ってしまった。



↓ 底の方を高さ2cmで輪切りにした。



↓ 穴をあけるためのポンチ打ち。 少しは見栄えがよくなるようにしたつもりだが歪んでしまった。



↓ 穴は1mmφ。 材料が薄いから、ぶすぶすと簡単に開いてしまう。



↓ 缶の内側からみた穴。



↓ 0.5mmの真鍮板に乗っけてロウ付けする。



↓ こんな薄い材料同士をただ乗せただけでガスバーナーで真っ赤になるほど加熱するのだ。
   材料が歪んで隙間ができない方がおかしいぐらいだ。 




今までもこんな方法でボイラー釜を作ったことがあるが、たいていは失敗している。
うまくいく方が不思議だよ。
名付けて「ウルトラCロウ付け」なぁーんちゃって。


さて、ロウ付けを始めてみると予想したとおりの難作業。
銀ロウは見当違いに流れて全然くっつかない。
何回も何回もやって少しずつロウが回りだした。
何とか目鼻がつきそうだ、と思ったとき、ついに材料が歪んで大きな隙間が発生してしまった。
こうなると1箇所直すとその先がまた歪み、そこを直すとまたその先が・・・と際限なく隙間が
できてついには投げ出すという結果になることが多い。
こりゃー大変だ。 針金で縛って隙間を無くしていった。
幸い材料が小さいからこの方法で何とか処置できた。



悪戦苦闘のロウ付け作業ぶりを動画でご覧ください。







ロウ付けが終わったときはもう4時過ぎでそろそろ暗くなり始めてきた。
でも何とか燃焼状況の確認をしてみたい。
焦りながら空気取り入れ口をあけたり、ガス噴出し口を取り付けたりして
燃焼テストにこぎつけた。




出来上がったバーナーの燃焼テストを動画でご覧ください。







これでバーナーヘッドが二つできた。






大きなバーナーヘッドは小さなヘッドよりパワーが出るのだろうか?
ガス噴出口から噴出すガスの量が同じで完全燃焼しているなら大きなヘッドも小さなヘッドも
同じパワー(エネルギー)を出してると思うけど・・・・・
その辺のところはよくわかりません・・・・

もう一つ心配事がある。
このバーナーのガス噴出口は0.3mmの穴を開けた真鍮薄板を高温半田(融点295℃)で
パイプの先端に貼り付けた構造になっている。
運転中、この部分は何度くらいの温度になるのだろうか?
もし運転中に高温になって半田付けが外れてしまったら大変なことになる。(はずです)
実際に使う前に十分検証しなくてはならないなぁ。















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メーカー製バーナーヘッドの流用失敗について

2013年11月24日 16時45分52秒 | 工作実習
2013/11/24 (日曜日) 晴れ



小型バーナー工作も何とかうまくいって一安心だ。
今日は何だかのんびり、一日パソコンと向かい合っていた。
そこで暇つぶしに、昨日のメーカー製バーナーヘッドの流用失敗の
原因について考えてみた。



↓ このメーカー製のバーナー(左側)はガスが下の方から上に向かって噴出し、バーナーヘッドに入って
   燃焼するようにできている。







↓ バーナーヘッドのガス入り口は直径7mmほどだ。




↓ 工作した豆缶バーナーヘッド。
   直径40mmばかりのブリキ製の缶に小穴を開けて直径10mmのパイプでガスを送り込むだけだ。



↓ 中はからっぽ。 スカスカでなんにも入っていない。




さて、メーカ製の本来は縦に置いて使うように出来ているバーナーヘッドに
横方向からガスを供給して燃焼させようと思って(少しでも高さを低くして
使いたかったのです)工作を始めたのだが不完全燃焼を解決できなくて
失敗してしまった。(今までの経過はブログにアップしてありますので省略します)

なんとかしてみようと、有り合わせの豆缶を工作して作ったバーナーヘッドは
すんなりうまくいった。 工作に掛かった時間は1時間ちょっと。
まぁ、メーカー製の高性能バーナーヘッドのようなパワーは出ないだろうけど
何とか完全燃焼は達成できた。
今までの悪戦苦闘は何だったんだろう・・・・・



↓ メーカー製バーナーヘッド流用と豆缶バーナーヘッドの差はこんな感じだ。




↓ 正しく縦型で燃やせば完全燃焼するけど、横方向からのガス供給では不完全燃焼してしまう。
   その理由はこんなところか・・・・・・



初めてガスバーナーを作ってみたが、バーナー工作もなかなか面白い。
オイらって火遊びが好きなのかな?
 
(おい、おい、それは困ったことですよぉー、工作の範囲だけにしておきなさいよっ)

はい、肝に銘じておきます。
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オール自作のガスバーナーでいくことにしました

2013年11月23日 19時37分30秒 | 工作実習
2013/11/23(土曜日) 晴れ


今日は勤労感謝の日だ。
勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう祝日だ。(・・・そうです)
オイらも毎日元気で働けることを祝って(そうですよ、工作だって勤労です!)
今日はもっと頑張って工作した。

今度はもうちょっと小型の軽いボートを作ってきびきびとした軽快な動きを
楽しみたいと思っている。
そのためには今よりも小型のエンジンや小型のボイラーを作らなくてはならない。
小型でパワーのあるエンジンを作るのは難しいだろうけど、大型を作ったことがあるから
何とかなるかもしれない。
それよりもボイラーが問題だ。 小型のボイラーには小型のガスバーナーが必須だけど、
ガスバーナーは作ったことがない。
そこで市販の小型ガスコンロを購入して参考にして工作しているが、なかなかうまくいかない。
やっと何とか完全燃焼に近いバーナーを組立てて、それを元に本番用のバーナーを作った。
そして今日、その燃焼テストをしてみたがその結果は無残にも・・・・・・・


↓ 本番用小型ガスバーナーの燃焼テストをしてみた。 完全燃焼するはずだったが・・・・・・



↓ ありゃー、ぼうぼうと燃える赤い炎。 こりゃーダメだ。



↓ 空気取り入れ口が狭いのかな? ヤスリでゴリゴリ、広くした。



↓ こんなに広くしたのに効果なし。



↓ パイプが長すぎるのかな? 短く切り詰めた。



↓ 少しは改善されたが、まだダメだ。 



↓ もっと切り詰めた。 だけどこんなに短いとバーナーの炎が回り込んでしまいそうで危ない。



↓ 少しは良くなったかな? でもまだダメ・・・・ あー、どうしよう!?



↓ パイプを斜めにしてガスが昇りやすいようにしてみた。 効き目はあるのかなぁ?



↓ 少しはよくなった感じ。 まだダメだ。それにバーナーヘッドの位置が高くなってしまう・・・・・



↓ パイプの直角曲がりにアルミテープを貼ってガスが滑らかに曲がるようにしてみた。 効き目はあるのかなぁ?



↓ 状況変わらずだ。 




このバーナーの場合、下から上に向かってガスが吹き上がれば完全燃焼するのだが、
ガスを拡散させるパイプを横にすると不完全燃焼になってしまう。
多分、バーナーヘッドの構造が縦型に出来ていて横らがガスが流れてきたときには
うまく燃焼しないのだろう。

うーん、これは参ったなぁ・・・・・
そうだ、あの豆缶をバーナーヘッドにしたらどうかなぁ・・・・
それは以前子供用のポンポン蒸気を作ったときにロウソクの代わりにする小さな
アルコールランプを作ろうとして買った小さなスチール缶(豆缶)のことだ。


↓ 直径4cmぐらいのスチール缶。 この底に小さな穴を開ければバーナーヘッドになりそうだ。



↓ まぁ、とりあえずいい加減な位置に小さな穴をいっぱい開けてバーナーヘッドにした。



そのバーナーヘッドの燃焼の様子を動画でご覧ください。





あんなに苦労していたバーナーが簡単に出来てしまった。
格好はちょっと不恰好だけど、よく燃えている。
バーナーヘッドの豆缶はスチール製だから耐熱は大丈夫だ。
少し空気の量が多いみたいだが、空気取入穴を調整すればOKだろう。

パイプとヘッドをロウ付けして固定した。
これでバーナーは完成だ。

最終確認テストの様子を動画でごらんください。







あぁー、よかった。
一時はどうなることやら・・・と思った小型ガスバーナーがやっとできた。
これで小型ボートの工作が一歩前進した。
次は小型ボイラーを作ろうかなぁ・・・・・






 
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小型バーナーを作りました

2013年11月22日 18時47分36秒 | 工作実習
2013/11/22(金曜日) 晴れ


購入した小型ガスバーナーを分解していろいろ実験してみた。
最初のうちは赤い炎がめらめらと燃える不完全燃焼だ。
あれっ、こんなはずじゃぁなかったのに・・・・
ガスバーナーって難しいものなんだなぁ・・・・
あれこれ手を加えて何とか完全燃焼に近い燃え方になった。
もうこれ以上のことはオイらにはできないからこれでいいことにしよう。
さて、これをしっかりしたものに組み立てなくてはならないが、どうしよう?
バーナーヘッドも自作するかな?
いや、小さな穴を沢山開けるのは大変そうだし、真鍮板では溶けてしまいそうだし、
鉄板(ステンレス板)ではロウ付けが難しいし、あーでもない、こーでもない、と
1日悩んでしまった。

えっ、もっとましなことで悩みなさい・・・ですってぇ。

確かにそうですねぇ、オイらの悩むことはくだらないことばかり、少しはまともな
ことで悩んでみたいです。

結局、バーナーヘッドは購入したガスコンロのものを流用することにして工作をはじめた。



↓  先ず一番難しそうな13φ真鍮パイプの直角ロウ付け。 45度に削った口がぴったり合わず、ロウが漏れて
    なかなかくっ付かない。 そのうち溶けて失敗・・・・ 何度も失敗を繰り返している作業だ。 



↓  やれやれ何とかうまくいったよ。



↓  形を整えて根元に空気吸い込み孔を開けた。



↓  バーナー全体を固定する止め板をロウ付けする。 



↓  高温にもなるだろうし、強度も必要なのでロウツケで固定した。



↓  ガスを噴出すパイプ(7φ)。 両端を塞いで前面に0.3mmの細い孔を開ける。



↓  上記ガス噴出パイプを固定する金具の工作。
    旋盤が無いのでいろいろな太さのパイプを重ねて(バウムクーヘン方式)外形12φ内径7φの金具を作った。







↓  ガス噴出パイプを締め付けて固定するネジ孔を作る。 こんなときにタップが折れたら大変だ。 慎重に、慎重に



この頃は日が暮れるのがととても早い。
ぐずぐずしているとすぐ暗くなってしまう。
夕食までのひと時、部屋の中で作業を続けた。


↓  ガス噴出しパイプに0.3mmの孔を開けるところ。 ドリルには潤滑剤を吹き付けてゆっくりと孔を開けた。



↓  今日の成果。 小型バーナーっていうほど小型ではないけど、今までの中では一番小さいバーナーだ。






小型バーナーが出来上がった。
火をつけて燃やしてみたいけど、部屋の中では危ないし、誰かが
夜、火いたずらすると、オネショをするって言ってた。
この年になってオネショをしたらみっともないから止めとこう。

燃焼テストは明日のお楽しみ・・・・



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秋も終盤・・・紅葉の枝に止まるシジュウカラ

2013年11月20日 19時14分01秒 | 野鳥撮影実習
2013/11/20 (水曜日) 晴れ


11月も、もう20日になった。 
この秋も終盤・・・・・あと10日を残すばかりになってしまった。
朝、起床して窓の外を見ると屋根には真っ白な霜が降りている。
庭の柿の木や木蓮の葉もほとんど散って冬の訪れを待つばかりだ。
鉢植えのブルーベリーの葉が紅葉してとてもきれいだ。
この葉ももうすぐ散ってしまうだろう。
葉が残っているうちにこれを舞台にしてシジュウカラのコウちゃんに演技してもらった。


   (画像をクリックすると大きな画像になります)



↓ あれっ、ぶら下がりの演技だなんて・・・ これはきっとコウちゃんの彼女だよ。




↓ これは名優・シジュウカラのコウちゃんだよ。 演技が上手だもの・・・・・




↓ 太いネクタイ(マフラーかな?)をきりり、と結んで大見得を切るコウちゃん。




↓ いつもコウちゃんと連れ立ってやってくるコウちゃんの彼女。 細めのマフラーが可愛い。




ちょっと前までは何羽ものシジュウカラが遊びにきたけど、この頃は
このコウちゃんと彼女だけになってしまった。
そのかわり、大分懐いてくれてオイらの姿をみると、近くの枝に止まって
おやつを催促するようになった。
今、手に止まっておやつを摘むように調教中だが、まだまだ怖がりで腕を
伸ばすとしり込みをして飛び退いてしまう。
でも、おやつを置いて顔を向き合ってのおやつ渡しなら50cmぐらいまでは
近づいてくるようになった。
コウちゃんが頭の羽毛を逆立てたりする(怖がってるのかな?)様子が
よく見える。
彼女もとても可愛い。 手の平に止めてみたいものだ。



       カメラ:Canon EOS-7D
       レンズ:Canon EF300mmF4LISUSM
       レタッチソフトによる画像補正およびトリミング 
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完全燃焼に近づいた

2013年11月19日 19時25分51秒 | 工作実習
2013/11/19 (火曜日) 晴れ


小型ボイラーに使うために市販のバーナーを改造しているのだが
不完全燃焼になってしまい、それを直そうとあれこれ試行錯誤を
繰り返している。



↓ 小型ボイラーに使うために市販の分離型小型バーナーを背丈の低いバーナーに改造している。
   本来は縦型に使うガス噴出孔を横に寝かせて延長したパイプの先端に燃焼器を取り付けてある。 



不完全燃焼の原因はこの延長パイプが細い(直径11mm)からかもしれない。
そこでちょと太目の直径13mmのパイプに変えてみることにした。



↓ 太いパイプを直角に曲げてロウ付けするのは結構難しい。



↓ 上は新しく作った太いパイプのもの。 下は昨日作ったもの。 直角部は直径7mmだから大分細い。




↓ これから燃焼テストをするところ。



↓ 昨日の燃焼状況よりは大分良い感じだ。 でもまだ不完全燃焼状態だ。




↓ ガスが噴出す力を大きくすれば空気も強く吹き込んで完全燃焼するかもしれない、というわけでガスの噴出孔を
   直径0.5mmに広げた。 ところがこれが大間違い、とんでもないことになった。



↓ 昨日よりもっと酷い不完全燃焼状態になってしまった・・・・・



試しにメーカーオリジナルの状態に組立てて燃焼させてみた。
これも酷い不完全燃焼だ。
よく考えてみれば当然のことだ。
不完全燃焼ということは燃料に対して必要な空気が不足しているということだ。
そこにガス噴出孔を大きくして送り出すガスを増やすんだからもっと不完全燃焼になるわけだ。
これはえらいことになった。
もし、改造が出来ないときはメーカーオリジナルのまま使おうと思っていたのに
それもできなくなってしまった。
何とか直さなくては!


↓ 0.5mmに拡大したガス噴出孔を0.2mmに直す。 先ずこの孔を塞がなくては・・・・



↓ 孔の開いた表面に0.2mm厚の真鍮板を半田付けした。 ロウ付けにしたかったけど、これから細いドリルで
   孔を開けるので柔らかい半田付けにした。 これが後でトラブルの倍返しにならなければいいのだが・・・・



↓ 0.2mmのドリルはとっても細い。 ちょっと力を掛け損なうと折れてしまう。
   2本とも折れてしまった。 これで1200円以上がパーだ。 



↓ 仕方が無いので0.3mmのドリルで孔を開けた。
  (表面に開いている孔は実際には裏側(下側)から表に向かってドリルを当てて開けた。)



↓ 何とか元に戻った。(0.2mmの孔なら完全燃焼しただろうか?)



↓ オリジナルの状態では完全燃焼になった。




延長パイプを横に伸ばすと不完全燃焼になるのか確認するために、
先ず、垂直方向にパイプを伸ばしてみた。
この状態では完全燃焼をしている。




パイプを上に伸ばす分には大丈夫らしい。
とすると、横に伸ばした分が悪さをするみたいだ。
なるべく短くして直角部分も最短にしてみよう。


↓ 水平部分はあまり短くは出来ない。(ボイラーの釜の半径よりは長くしないとまずい) 垂直部分を切り詰めた。



↓ 垂直部分を最短に切り詰めたときの燃焼状況。 若干不完全燃焼気味だが、今までよりは格段に良い。






↓ まだ、ボイラーも出来ないうちにハーフサイズのカセットボンベを買ってしまったよ。 気が早いなぁ・・・




あれこれ、試行錯誤を重ねて何とか完全燃焼には近づいたが火力は弱いように思われる・・・・・
だけどボンベからのガスはバーナーの噴出孔から噴出して空気と混ざり合ってパイプの中を通って
燃焼部に出て燃えている・・・・
ガスは途中でどこかへ漏れて消滅しているわけではないんだから、火力は同じだろう・・・
と、思うけどよくはわからない。
まぁ、いいか、どうでもいいから先へ行こう。

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ガスバーナーの工作を始めました    

2013年11月18日 19時52分08秒 | 工作実習
2013/11/18(月曜日) 晴れ



スチームエンジンボート1号の性能アップに見切りを付けて、
もっと小型のボートを作って見たいとの思いが募ってきた。
しかし、小型のボートを作るにはそれに載せるボイラーも、
エンジンも、その他の部品も全部小型にしなくてはならないから
相当難しい工作になるんだろう。

先ず第一の関門は小型のボイラー工作だ。
汽缶は作ったことがあるけどバーナーは作ったことがない。
ウェブサイトにはいろいろな工作記事がアップされていて大変参考に
なるが、いざ工作する段になると、わからないことばかりだ。
それに第一、可燃ガスを取り扱うのでおっかない。
でも、ここを通過しないと小型ボートは作れない。
よーし、ダメモト(ダメで元々)でいってみるか・・・・




↓ 今から3年ばかり前のこと。 スチームエンジンの工作を始めたばかりの頃に作った作業台。
   屋根付カーポートの片隅に2x4(ツーバイフォー)の材料で作った台を置き、ボール盤と万力を
   取り付けただけの粗末な作業台。 今回、手を加えて少し広い作業台にした。   




↓ 昨日出来上がった新しい作業台。 面積を少し広くして風除けの波板を取り付けた。
   ちょっとだけ工作しやすくなったかな?




↓ バーナー工作のベテランからアドバイスをいただき、用意した0.2mmと0.3mmのドリルと小型モーター。
   0.2mmのドリルなどはとても細くて、見えないくらいだ。
   このドリルを買うだけで2000円近くの出費だ。 気の利いたガスコンロが買えてしまう・・・・・ 
   モーターは何十年も前にプリント基板工作に使っていたもの。 また出番が回ってきた。 



さて、工作を始めようと勢い込んで用意を始めたが、やっぱりいきなりバーナーを作り出す
勇気はなかった。 そこで、まずメーカー製をいじくって勉強することにした。


↓ 過日、購入した分離型小型ガスコンロを分解してみた。





↓ 燃焼部の背丈を低くするためにパイプをロウツケして作った部品。



↓ 燃焼部はこんな感じ。



↓ 早速テスト・・・・・・・・・結果は?????










不完全燃焼!
こんなはずじゃ、無かったんだけど・・・・・・
よーし、空気取り入れ穴を大きくしてみよう。



↓ 空気取り入れ穴を太目のドリルで大きくした。



空気取り入れ口の穴を大きくしたが効果はなかった。
最初から躓いてしまった。 バーナーを作るっていうのは難しいんだなぁ・・・・・
あれこれ悩んでいるうちに時間切れに。
今日の工作はこれまで。


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久しぶりのカワガラス

2013年11月14日 16時54分11秒 | 野鳥撮影実習
2013/11/13 (木曜日) 晴れ


昔の職場の仲間との懇親会が開かれた。
今から30年ばかり前のこと、我々が所属していた組織が解散することになり、
仲間が散りじりになるときにせめて1年に1回ぐらいは懇親会を開いて近況を
報告しあおうということになり、今年で28回目の懇親会だ。
会場は鬼怒川温泉。
宿泊場所は鬼怒川の岸にあり、眼下にはきれいな流れの渓谷が広がっている。
今ちょうど紅葉がきれいだった。
集合時間前に到着していた仲間の一人が、辺りを歩き回って川の様子を探って
いてくれた。

「こんな野鳥が撮れたけど何だろうね、カワガラスかな?」

その写真を見てみると、渓流の岩の上の黒い鳥、紛れも無いカワガラスだった。
カワガラスを見るのも久しぶりだ。  早速、ポイントへ案内してもらった。
いた、いた、何羽かのカワガラスがあっちに行ったりこっちに行ったりしては
流れにもぐって餌を探している。 
時刻はもう5時近い。 カメラを向けてみたがシャッタースピードが上がらず
手持ちではブレブレでダメだ。
明日にしようということで引き上げてきた。
翌日は快晴、素晴らしい青空だったが、とても寒くてちらちらと雪が舞うほどだった。
昨日と同じポイントに行ってみた。 カワガラスが待っていてくれた。


        (画像をクリックすると拡大画像になります)



↓ 鬼怒川の清流と紅葉



↓ カワガラスが遊んでいた渓流

 

↓ 上流に向かって流れに顔を突っ込んで餌を探している。 尻尾ばっかりの連写だった。



↓ やっと顔を向けてくれた。







↓ 川中の岩の上に止まって当たりを見回す。



↓ 尻尾をぴょん、ぴょん、と振り上げる。 ミソサザイみたいだ。







カワガラスは我々が気になるようで広い川原の向こう側の方に行ってしまう。
ちょと距離があって残念だ。 カメラのズームを目いっぱいにして撮影した。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
これから日光の紅葉を見ながらドライブして帰る。
途中、渋滞しそうだから鳥撮りは切り上げて早めに帰路についた。



      カメラ:Panasonic DMC-FZ100
      テレコン: Olympus TCON-17 1.7倍
      レタッチソフトによる画像補正およびトリミング 
コメント (6)
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