2023・07・29(土曜日) 晴れ
ジャンクボックスで見つけたOPアンプがきっかけでOPアンプのお勉強・・・
参考書を見たり、諸先輩方からアドバイスをいただいたり、Webサイトを
閲覧したり、あれこれ試行錯誤をしてやっとコンパレータの仕組みを理解した
けど実際に使うにはこれまたもっと難しい・・・
そんなわけで途中でやる気を無くして何となく中断してましたが、これでは
ご支援、応援くださった皆様に申し訳がたちません。
今までの実験結果を取りまとめてご報告いたします。
OPアンプのコンパレータは高性能だろうけどオイらの工作程度ではちょっと
大袈裟な感じがします。
そこでトランジスタで組立てたシュミット・トリガ回路で実験してみました。
回路図はこんなものです。
しきい値幅を大きくしたので(TRエミッタ抵抗値が大きくなった)
LOW出力がGND電位まで下がらず、次段のドライブができないので
BUFF回路を増設しました。
TRシュミット・トリガ回路は一応ヒステリシス特性を示してくれました。
高しきい値(th.Hig)は2.5V、低しきい値(th.Low)は0.8Vです。
入力がしきい値をオーバーするたびに出力は0V、5Vと反転します。
次はこれに小型のボタンスイッチ(タクトスイッチ)を接続してON、OFFを
正確に次段へ伝達(出力)できるか実験しました。
しかし、結果はNGでチャタリングを防止する機能は全然ありませんでした。
工作先輩からSWにパスコン(CRフィルタ)を接続しなくては効果はでない、とのアドバイスを
いただきましたので すぐ試しましたが効果はでませんでした。
しかし、これは私の回路誤りでした。
最終的にはこんな回路で実験しました。
RとCは「時定数」設定のものです。
R=10KΩ、C=0.1μFのときの画像
R=10KΩ、C=0.33μFのときの画像
R=10KΩ、C=1μFのときの画像
「時定数」のカーブがはっきりわかるのは1μFの容量が必要でした。
以下、各容量でチャタリング発生防止の効果を確認してみました。
1. R=10KΩ C=0.1μFで実験
1sec/DIV で表示
100msec/DIVで表示
この実験ではかなりの頻度でチャタリングが発生してしまいました。
2. R=10KΩ C=0.33μF で実験
1sec/DIVで」表示
200msec/DIV で表示
かなりのチャタリングは発生する。
ノイズを吸収し、救済されたパルスもある。
3. R=10KΩ C=1μF で実験。
タクトスイッチを押す速度は1秒間4回程度(オイらの手の動きではこれが限度かも?)。
1sec/DIVで表示
200msec/DIVで表示
チャタリングはあるが皆救済されている。
実験の結果では「時定数」設定を R=10KΩ、C=1μFにすればチャタリング防止効果は
ある、と思いました。
以上を持ってコンパレータ、シュミット・トリガー回路の実験は完了といたします。
いろいろアドバイスをくださいました先輩方、誠にありがとうございました。
またまた「時定数」なんていう難しいことが出てきてしまいました。
これは実習大好き・勉強大嫌いの実習生にとっては超難しい事柄です。
でも、これは前々から勉強したいな・・・と思っていた事でもあります。
なんとか頑張って自分のものにしたいと思っています。
どうぞご指導、応援のほどよろしくお願いいたします。