デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

モーター制御スイッチができあがりました  - 実習生式段ボールモーターボート工作 -

2012年07月31日 21時17分36秒 | 工作実習
2012/7/31 (火曜日) 晴れ


今日は7月31日だ。
明日からはもう8月だ。
今日は暑いながらも時どき涼しい風が吹き、日陰はちょっと気持ちよかった。
暑い、暑い、と言ってもこの暑さももう少しの辛抱だろう。
月遅れのお盆が来れば、秋の気配を感じるようになる。
さぁ、そろそろ工作も頑張らなくてはならない。
今日、やっとモーター制御スイッチが出来上がった。



↓ スライダーのエッチングを始めた。


この作業のとき、反応が早く進むようにスライダーをピンセットでつまんで
エッチング液の中で動かしていたが、

「こんなとき、パチンとはねたら溶液が飛び散って大変だろうな・・・・」

なんて思ったとき、本当にピンセットがパチンと跳ねて、容器からエッチング液が
ズボンに飛び散ってしまった。
飛び散った場所が悪かった。
何だか粗相をしたみたいでみっともない。
「こんなことになったら嫌だなぁ・・・」と思うことは得てしてそうなってしまうもんだ。
あぁー、仕方が無い。 お代官に着替えのズボンを出してもらおう・・・・


↓ そんなこんなで大騒ぎしたが何とか出来上がったスライダーと接点。



↓ スライダーに接点を半田付けした。 





↓ 固定接点とスライダーの可動接点。




↓ ほぼ完成したモーター制御スイッチ(表)



↓ 裏面。 この後でクロスジャンパー3本を配線する。(それで完成)




↓ 夕食後の自由時間にジャンパー線を配線してスイッチは完成した。
   早速乾電池を繋いで仮配線でテストした。



テストの様子を動画でご覧ください。





スイッチは正常に動作してくれた。
さぁ、これで全部品が揃った。
後は段ボールモーターボートを組み立てるだけだ。
だけどこれがまた難題だ。
実習生式お得意の「人間工学無視設計」!
手が入らないところにネジ止めするとか、手が4本無くては取り付けられないとか
もうめちゃくちゃな工作だらけだ。
ボート本体を手直ししなくてはならないところがあちこちにある。
ぶっつけ本番で作っただからしかたがないが、もう少し考えて作ればよかった・・・
って今頃、そんなことを言ってもしょうがない。
何とか頑張ろう!

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段ボールボートのモーター制御スイッチ工作

2012年07月29日 19時51分56秒 | 工作実習
2012/7/28 (土曜日) 晴れ


実習生式段ボールボートは乾電池で動かすモーターを動力にして走るのだが
一応、高速前進、低速前進、低速後退、高速後退の4つの動作ができるよう
にしたい。
普通は“アンプ(スピードコントロールアンプ)”という電子制御の部品を
取り付けてラジコンからの指示でモーターの回転数や回転方向を制御する
らしいが、これを使うのもなかなか難しいらしい。 それに値段も高い。
できるものは何でも工作する、がモットーの工作実習生は、機械的なスイッチで
モーターを制御することにした。
機械的なスイッチなら何とか手作りできそうだ。
さて、どんなスイッチにするか? いろいろ考えたが一番安直そうな、
スライド式にすることにした。
固定側の接点にはプリント基板、可動(スライド)接点はリン青銅のバネ接点
にした。
押入れや物置を引っ掻き回して材料を集めた。
もう何十年も前のものが出てきた。 それを使って工作を始めた。


↓ 30年以上も昔のプリント基板の残りもの。 スイッチの見取り図を参考にして切り取った。 



↓ 久しぶりのプリント基板工作。
   エッチングがきれいにできるようにピカピカに磨いてパターンを罫書いた。



↓ パターンはマジックペンで書き込んだが、すぐ乾いてしまい、厚く塗りつぶすのが難しい。



↓ 固定接点のパターン。



↓ 30年以上も物置で眠り続けていた薬品。 この薬品でプリント板をエッチングする。



↓ エッチング中のプリント基板。 猛暑のおかげで反応は早かったのでは!?



↓ 出来上がった固定接点基板。



↓ スライド接点側の部品。 けっこう面倒で時間がかかってしまった。



↓ 仮に組み立ててみたスライド・スイッチ。



↓ スライダーを動かして接点を切り替える。 




猛暑のため、休憩やら途中で金魚の水換えやら鉢植え草花の水遣りやら、
なかなか作業ははかどらない。
今日の作業はここでおしまいにした。
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思いがけず、こんなすばらしい光景を・・・・   - キビタキの営巣初見・初撮り -

2012年07月28日 17時27分34秒 | 野鳥撮影実習
2012/7/27 (金曜日) 晴れ


黒と黄色のコントラスト、それにまん丸の可愛い目。
キビタキはとてもきれいな野鳥だ。
キビタキをカメラに収めたくて長野の野鳥メッカに出かけたが
一度も姿を見せてくれなかった。
先日は、ここなら見られるかもしれないと、峠に出かけたが
ここでも振られてしまった。
今年はキビタキに遭えずにシーズンを終えるかな・・・と
思っていたとき、友人がこんなすばらしいポイントに連れていってくれた。
なんとキビタキの営巣だ。
思いがけず、こんなすばらしいシーンを目の当たりにすることができた。
(友人さん)わざわざご案内くださってありがとうございました。



↓  巣から離れた場所で辺りの様子を覗う。





↓ だんだん、巣に近づいて行く。



↓ 親鳥の鳴き声を聴いた雛達は一斉に口を大きく開いて餌を催促する。



↓ 素早く身を翻して巣穴に止り、口移しで餌を与える。



↓ 一瞬辺りを見回して飛び立っていく。 その動作の速いこと。 



↓ メスは巣穴にはなかなかやってこない。 オスの方が子育て熱心みたいだ。



キビタキってこんなところで営巣するんだなぁ。
でも、もう季節は8月間近で、夏も終盤に入る。
小さな雛は秋までに大きく育って南の国に渡れるんだろうか?
キビタキお父さん、お母さん、餌を沢山捕まえて雛にいっぱい食べさせて
早く一人前に育てておくれ。 よろしく頼みますよ。


    デジスコ:KOWA TSN-664ED(30倍アイピース)+SONY W300
    レタッチソフトによる画像補正 及び トリミング加工

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久しぶりのアオバズク幼鳥

2012年07月26日 20時40分53秒 | 野鳥撮影実習
2012/7/26 (木曜日) 晴れ


先日からお代官は歯医者通いをしている。
昔に治療したところの詰め物が取れてしまったとかで
家からはちょっと離れたところの歯医者に通っている。
陽気の好い頃はお代官が治療中は車の中で音楽を聴いて
昼寝したりで時間をつぶしているが、この暑い時期は
そんなことはできない。

「オイラは近くの神社の森の中で涼んでいるから、
治療が終わったら、携帯を呼んでおくれ」

「そんなこと言って、また小鳥の撮影に夢中になって
いくら携帯を呼んでも知らんふりじゃないの?」

「いや、大丈夫、今度は首から携帯をぶら下げておくから」

「しっかりしてよ・・・ ちゃんと迎えに来てよねっ!」

「へーい、ガッテンだ」

というわけでちょっと先の神社に向った。
境内には先着カメラマンがお一人、木の上の方を狙っていた。

「いますか?」

「あそこにいますよ」

その方角を見ると何と5羽がまとまっている。
まぁ、逆光の葉隠れ、枝被りだけど、5羽がいることはわかる。
今日持ってきたカメラは高倍率ズーム機だからこの範囲はフレームに入る。
小さな三脚に取り付けて撮影を始めた。


↓ 上の枝の色濃い2羽は親鳥。 その下に2羽 右側に1羽の幼鳥が止まっていた。



↓ 幼鳥を大きく撮ってみた。 



↓ 878mm相当(35mm版換算)のズームで撮ってみた。
   画像の精細度は6百万画素相当になってしまうがオイラの場合はこれで十分だ。  



幼鳥は盛んに首を動かしている。
もしかするとエンゼルポーズを披露してくれるかも知れない。
念入りにピントを合わせてチャンスを待った。
そのとき

「リン、リン、リン、・・・・・」

あっ、お代官からの呼び出しだ。

「治療が終わったから迎えに来てちょうだい」

うーん、残念! 泣く子とお代官さまには勝てない。
もう少しでエンゼルポーズが撮れるかも知れないが
ここはひとまず、撤収してお迎えに行こう。


(注 本当は“泣く子と地頭には勝てぬ”が正しいのです。
それを承知で書き込んでいますが、「これは間違いだ」との
ご指摘をいただいたので念のため注書きを加えました。)

 
    カメラ:Panasonic FZ100
    三脚、シャッターレリーズ使用
    レタッチソフトによる画像補正 ノートリミング



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実習生式段ボールボート  -ラダーの動作確認をしました-

2012年07月25日 22時09分48秒 | 工作実習
2012/7/25 (水曜日) 晴れ


暑い! 暑いよー!  って叫んだって涼しくなるわけではないが
今日は暑かった・・・ 今までちょっとの間涼しかったから余計に
暑さを感じる。  暑いよー・・・・ あっ、また言ってしまった!

だけど暑さなんかに負けていられない。
工作を頑張らなくっちゃね。



↓ ボール紙で作ってあったリンクと同じものを真鍮板とアルミ板で作った。

 


↓ リンクをサーボモーターと結合した。 これでラジコンでラダーを操作できる・・・はずです。






↓ 船尾からまっすぐ降りたラダー軸とラダー。 プロペラのすぐ後ろに取り付けた。




ラジコンで動作するか確認してみました。
その様子を動画でごらんください。





何とかラダーが動くようになった。
しかしまだモーターを制御する部分ができていない。
普通はラジコンで“アンプ”とかいう部品を制御してモーターの回転数、
回転方向をコントロールするらしいが、実習生式はそんな格好いいことは
しない。 メカニカルなスイッチを作ってそれをサーボで動かして
前進、後退、高速走行、低速走行をコントロールするのだ。
何でも自分でできる部品は作ってしまう・・・ これが実習生式なんだからね。
さて、そのスイッチはどうやって作ろうかな? 寝ながら考えよう。
それではお休みなさい。
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実習生式段ボールボート工作  -スクリュープロペラとラダーを取り付けた-

2012年07月25日 21時38分08秒 | 工作実習
2012/7/24 (火曜日) 晴れ


実習生式段ボールボートも少しずつ出来上がっていく。
今日は難関のスクリュープロペラとラダーを組み立てた。


↓ スクリュープロペラ(以降プロペラ)の軸となるボスを作った。 真鍮丸棒(9φ)の中心に
   3mmの穴を開ける。 まっすぐに開けなくてはならないのでなかなか難しい。



↓ この周囲にプロペラの羽根を取り付ける。



↓ 羽根は3枚。 120度間隔で取り付ける。 こんなゲージ(?)を作って印をつけた。 



↓ 羽根は1mm厚の真鍮板から切り出した。



↓ ヤスリで削って形を整える。 同じものを3枚作るので面倒だ。



↓ ゲージの上に並べてみた。




プロペラの軸になる部分の切り込みに羽根を挟んで半田付けで固定した。
その時の様子を動画でご覧ください。






↓ 出来上がったプロペラ。 果たしてうまく推進力を発生してくれるだろうか?



続いてラダー(舵)を作った。
1mm厚のアルミ板を適当な形に切り出してヤスリで整形した。
ラダーの軸は3mmステンレス丸棒にした。


↓ ラダーを軸にしっかり固定するのはなかなか難しいかった。 真鍮板なら半田付けができたのに・・・ 



↓ 今日の小作で作った部品。  さぁ、組み立ててみよう。




↓ ラダーの取り付け部。 







船尾にラダー(舵)とプロペラが取り付けられて大分ボートらしくなってきた。
今日の工作はこれまで。
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段ボールボートのサーボ動作確認   

2012年07月24日 20時12分23秒 | 工作実習
2012/7/23 (月曜日) 晴れ


実習正式段ボールボートも少しずつ出来上がっていく。
今日は船体の内側を水性ペンキで塗って耐水性を増してから、スタンチューブを
取り付けたり、モーターやサーボを固定したりして大分ボートらしくなってきた。



↓ 乾電池式電動ドライバーのモーターを流用したので、スプリングジョイントの穴が会わない。
   ボール盤に咥えて穴を大きくして取り付けた。







↓ インターネットサイトの記事を参考にして“スタンチューブ”というものを作った。



↓ このチューブの中にグリースを満たしてプロペラシャフトを通すことで軸からの水漏れを
   防ぐのだそうだ。



↓ 物置に“シャーシーグリース”が置いてあったのでこれを注入することにした。



↓ グリースの注入は「真空引き」でやってみた。
   注射器を真空ポンプにしてスタンチューブの中にグリースを吸い込ませる。



↓ グリースがチューブの中を満たして更に注射器の中に吹き出してきた。 これでOKだろう。 



↓ グリースを充填したスタンチューブを船尾に差し込んで接着剤で固定した。



↓ モーターの取り付け。 モータの位置が高くなってしまったのでプロペラシャフトの傾斜が
   大きくなってしまった。 推進効率は悪いだろうなぁ・・・   



↓ サーボを取り付けた。
   片持ち固定はあまり好きではないが、今回はこんな取り付けしかできなかった。



↓ ボール紙で仮に作ったラダーホーンを置いてサーボを動作させてみた。




サーボの動作確認をしてみました。
その様子を動画でご覧ください。






さぁ、明日はプロペラを作ろう。
どうやって作ろうかなぁ・・・・ 寝ながら考えよう。
それではおやすみなさい。

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段ボールボート工作  - サーボやモーターを置いてみました -

2012年07月23日 22時17分04秒 | 工作実習
2012/7/22 (日曜日) 曇り


工作も始めるとそれなりに面白い。
今日はカーポートの作業場で本格的に工作を始めた。



↓ バルサで作った船尾部分を貼り付ける。










↓ 床板。 これにサーボやモーター、電池などを取り付ける。



↓ 床板を乗せる桁を渡した。 



↓ 試しにモーターと電池ケースを置いてみた。



↓ サーボを取り付ける台。 あれこれやってみたが結局片持ち固定になってしまった。



↓ サーボはこんな止め方(片持ち固定)だ。 片持ちは不安定で嫌だが仕方が無い。



↓ サーボや受信機、バッテリー、モーターとその電池を乗せてみた。 部品はこれで大体全部だ。



さぁ、あと問題はプロペラシャフトをどうするか? だなぁ・・・
これは船尾を貫通させなくてはならないし、水が漏らないようにしなくてはならないし・・・・
スタンチューブとか言うのを作ろうかなぁ・・・・
あっ、舵も作らなくちゃ・・・・
それからプロペラも・・・・・・
うーん、なかなか大変だなぁ。
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段ボールボート工作を再開しました 

2012年07月23日 21時27分31秒 | 工作実習
2012/7/21 (土曜日) 曇り


しばらく工作を休んでしまったが、その間に注文しておいたラジコンセットが
配達されてきたりして、今まで眠っていた工作心が少しだけ目覚めたようだ。
ビールケースを作業台の代わりにして久しぶりに工作をした。
だけど、やっぱり野鳥が気になって、隣に三脚を立てて、野鳥撮影と工作の
二刀流だ。


↓ 段ボールボートの船尾はバルサ材を張り合わせて整形して作る。 



↓ 切り取ったバルサ材は接着材で張り合わせる。



↓ 木工はおがくずが飛び散って汚れるから嫌だよ。



↓ 形を整えた船尾。



↓ これを段ボール船体に貼り付けて船尾にする。 ここには舵を動かす軸を取り付ける。



シジュウカラやメジロが飛んでくると、そのたびにカメラに飛びついて
工作は中断するので作業は全然進まない。
そして写真の方も碌なものは撮れない。

二兎を追うものは一兎をも得ず

うーん、昔の人はいいことを言うねぇ
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あっ、雨が降ってる・・・・・    - ニッコウキスゲの花が咲く高原へ -

2012年07月22日 20時34分23秒 | 野鳥撮影実習
2012/7/20 (金曜日) 霧、小雨、曇り、薄日、ちょこっと雷鳴、本降り雨 (現地の気象)


今日は友人と連れ立ってニッコウキスゲが咲く高原にノビタキ写真を撮りに行く日だ。
この時期は一面のニッコウキスゲの花を目当てに観光客も大勢来る。
またニッコウキスゲの花に止まるノビタキを撮りたいカメラマンも大勢押しかけるので
駐車場はすぐいっぱいになってしまう。
そこで、前日、麓のビジネスホテルに泊り、早朝チェックアウトして駐車場に向うことに
したのだが、起床して窓の外を見てみると、なんだか道路が濡れてるみたいだ。
表に出てみると細かい雨が降っている。
山の方を見てみると、雲が低く垂れ込めて上の方は全く見えない。
おぉ、なんてぇこった・・・・・・

前日の天気予報では今日は晴れることになっていたはずだ。
「どうしてくれるんだっ!」 って叫んだって、天気予報と宝くじは外れるのが当たり前
だから運が悪かったと諦めるしかない。
これからどうするか友人に電話した。    友人の家の方は雨は降っていないようで
もうこちらに向っているとのこと。
こちらの天気は思わしくないことを伝えて、私達も出発した。

駐車場に着いてみると、霧がかかって見通しが悪い。 時どき小雨がぱらつくが、この程度
なら何とか撮影はできる・・・・という感じだ。
双眼鏡とコンデジを首にかけてポイントの様子を見に行った。
何人かのカメラマンがレンズを向けている。 ノビタキはいるようだ。


↓ 霧で見通しが利かないお花畑。



↓ いつもの撮影スポットもこんな状況だった。



やがて友人がやってきた。
私もデジスコを用意して撮影を始めた。
天気は悪いが、時どきは明るくなり、薄日も出てくれるようになって霧が晴れてきた。
遠くでノビタキが飛び回っているが近くにはなかなかやって来ない。
ようやく飛んできたと思ったらこんなところに止まってしまう。





↓ ホオアカが杭に止まって鳴きだした。 私も友人も早速撮り始めた。
   そばにいた(ベテラン?)カメラマンは、「杭止まりなんか撮ったってしょうがない・・・」と
   見向きもしない。 そうだよなぁ・・・ だけど俺達は何だって撮っちゃうんだ、とうしろうだからね。 




しばらく待機したがノビタキはなかなかやってこない。
そこで(ちょっと離れたところに)場所を変えてみることにした。
そこは、前回来た時、何組かのノビタキ・ペアーが営巣していた場所で
きっと幼鳥が飛び回っているはずだ。
それに近くにはベンチもあり、足腰の弱い同行者も座って待機できるので便利だ。
来てみると予想通り、ノビタキの若者、ホオアカ、ビンズイなどがいた。
ただ、ここは花はあまり咲いていない。
あちこちにシシウドの花が咲く程度だ。


↓ 近くの枯れ木にビンズイが飛んできて囀り始めた。 



それじゃぁ、ここで撮影して遊ぼう、そして昼時になったらこのベンチで弁当を食べよう・・・
何て思っているとき、遠くの方から

“ゴロゴロ・・・・”

と雷鳴が聞こえた。
さぁ、大変だ。  お代官は大のカミナリ嫌いなんだよ。 (嫌いというより恐怖症)
「早く車に戻ろうよ!」と登り道をあせって歩き出した。
普段のお代官は足が遅い。(のろまっていうのが正解かな?)
ツアー旅行のときなどはいつもメンバーに置いていかれて最後尾ばかり歩いている。
それがどうだ、カミナリの音を聞いたとなるとまるで別人のように足が速くなる。
私もついていくのが大変なくらいだ。

「まだ遠いから大丈夫だよ」という友人は余裕を持って歩いてくる。
その友人と奥さんを後ろに残してお代官は息を切らして早足で歩く。

(お代官の台詞)
「あんたのカメラにカミナリが落ちるかも知れない。 早く車に行かなくっちゃ!」
「まだ、車に着かないの!? どうしてこんなに遠くまで来ちゃったの!?」
「あぁー、息が切れる・・・・ まだ着かないの!?」

(オイラの台詞)
「もうすぐそこだよ、駐車場が見えてきた、頑張れ・・・・」
「こんなところで雷に打たれて死んだら皆にバカにされるだろうなぁ・・・」


何とか無事に駐車場に着いた。
そうしたら何ということはない、雷も遠のいたみたいだ。
だが天気は下り坂だ。 午後は雨もひどくなるようだ。
撮影はおしまいにした。
道具を片付けて、弁当を食べることにした。
友人と奥さん、私達4人は道端に椅子を置いて弁当を食べ始めた。
遠くの山には黒い雲がかかって何だか気味が悪い。
「あそこの下は雨がふってるよね?」なんて話しているうちに、ここにも大粒の雨が
落ちてきた。
ありゃー、こりやー大変だ・・・
弁当を手に持って慌てて車に戻った。
そして友人の車に一緒に座らせてもらって弁当の続きを始めた。
友人の奥さんも、お代官も一緒に旅行をしたり何度も顔を会わせていて気心は知れている。
弁当を食べながらあれこれ会話が弾んだ。
友人とオイラは若いときから(同じ職場で仕事をしたこともある)の付き合いで気心は
知り尽くしているの当たり前だが、こうやって家族同士で楽しいお付き合いをする
のもいいもんだ。 
奥さんとお代官が楽しそうに会話しているのを見ているとオイラの心も和む。
どうせ、オイラとか友人のことを互いに愚痴ってるんだろうけどね・・・・・・

弁当を食べ終わった。
私達は帰り道は途中どこかの道の駅(お代官は道の駅を覗くのが大好きなんですよ)に
寄って、まだ走ったことが無い雁坂トンネルを通って帰ることにした。
友人は反対方向に降りて1時間ばかりところにあるセカンドハウスに戻るそうだ。
そこでここでお別れすることになった。

昨日まではあんなに良い天気だったのに今日はこんな天気で残念だった。
きっと、オイラか友人のどちらかが雨男なんだろう・・・・
(まだどちらだか決着はついていないが、オイラじゃないということを願っています。)
帰り道ではワイパーが利かないほどの雨降りにぶつかったり、道の駅では土砂降りの中を
車から出て店まで歩いてびしょ濡れになってしまったり、やっぱりオイラは雨男かな?
ちょっと弱気になってしまった。

Bさん、いろいろお世話になりました。
キス・ノビはちょっと残念だったけど、とても楽しい1日でした。
ありごとうございました。
奥様によろしく、お伝えください。
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