2022/01/30(日曜日) 晴れ
スーパーヘテロダインでは受信した電波とLOCが発生した
高周波とを混合して生じる「中間周波」を「IFT」という
同調周波数を455KHzに固定した高周波トランスで選択
増幅するのでLOCは受信周波数に対して常に455KHzの
差を持った高周波を発生する必要がある。
昨日はLOC(局部発振回路)の周波数を確認してみた。
高い周波数に向かうと周波数の変化が大きくなっていくので
グラフでは右肩上がりで跳ね返っていくカーブになっている。
発振コイルのコアを変化させて周波数範囲を変化させてみたが
どのカーブも同じようになる。
アンテナ回路の同調周波数がこれと同じカーブを描けば問題は
無いのだが・・・・・
測定はこんな感じで行った。
信号はテストオシレータから出力し、同調点と周波数の確認はオシロスコープで行う。
バリコンのダイヤル目盛を1つずつずらして周波数を記録していく。
同調コイルの周波数範囲を高い方から低い方と変化させるために
コイルとコアーの位置を変化させてみた。
これが普通の位置。 コイルがコアーの中央にある。グラフではコア位置1とした。
コイルをコアの左側に寄せてある。 コア位置2。
コアを半分抜いた位置。 コア位置3とした。
得られたデータはこれです。
上記データーのグラフ。
受信同調コイルもやっぱり高い周波数ほど出っ張る右上がりのカーブだ。
変化の具合はLOCのそれとほとんど同じだ。
このカーブだとLOC発振周波数と受信同調周波数の差を一定にすることはできない。
でも周波数が低い方はその差は少ない。
ダイヤル目盛2か3ぐらいを594KHz受信にすれば大丈夫かな?