デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

スチームエンジンを作り始めてから3年が過ぎた

2013年12月18日 19時30分52秒 | 工作実習
2013/12/18 (水曜日) 曇り後雨


今日は一日曇り空で夕方からは雨が降ってきた。
とても寒い。
山沿い地方ではこれから雪になるそうだ。
平地でも積もるところもあるらしい。
一日中、部屋にこもってパソコン操作していた。
何だか目が疲れてしまった。

昨日完成した水平型スチームエンジンは単気筒なので
自分ひとりでは回りだすこと(自己起動)はできない。
ボイラーの圧力が上がったらフラーホイールを指で
回してあげないと動きださないのだ。
だからボートに載せたりするのには向かない。
まぁ、机の上の飾り物にして遊ぶぐらいだ。
飾り物にするには少しはお化粧しなくてはならない。
そこで銘板を作って貼り付けてあげた。

「実習生型 スチームエンジン6号 2013/12/15」

うーん、このエンジンは工作を始めてから6号になるんだ。

1号を作ったのは今から3年前の今頃だった。
その後、蒸気機関車を作ったり定置型のエンジンを作ったり、
ボート用のエンジンを作ったり、よく飽きもせずに今日まできたものだ。
何だか3年前が懐かしい。
そこで前に作った1号と6号を比べて3年間の差を比べてみた。


↓ 木の取り付け台に組立てたスチームエンジン1号。



↓ 銘板には「実習生式 スチームエンジン1号 2010/12/7」とある。



↓ ピストンを削るなんて思いもよらず、市販のアルミパイプとアルミ丸棒を組合わせてシリンダーとピストンを
   作った。 アルミへの半田付けが出来ず、真鍮部品をネジで止めて蒸気が漏れないように工夫した。
   このあたりが実習生式かな? 





↓ クランク軸なんてもちろん作れない。 フライホイールにピンを立ててクランクにした。



↓ バルブを駆動するのもクランク式だ。 パワーを取り出す軸はない。
  (真ん中のプーリー(紙製)は発電パワーチェック用に最近取り付けたものです)



↓ バルブはスライド式。 開口部からは猛烈に水が噴出す。





↓ こんなエンジンだけど初めて回ってくれたときはとてもうれしかった。


それから3年。 真鍮パイプをシリンダーにすることができるようになって
エンジン作りも大分進歩した。
丸棒の心にも(少しはずれるけど)穴が開けられるようになってボスが作れる
ようになり、フライホイールもエキセントリックもクランク軸に貫通させる
ことが可能になった。
ロウ付けもかなり自由に出来るようになったので応用範囲が広がった。
クランク軸もロウ付けで真っ直ぐ出来るようになり、3点支持軸受も大丈夫だ。
ただ、全て手作りの悲しさか、できるものは大柄なものになってしまう。
そこで次の目標を小型エンジンを作ることにして、試しに単気筒のエンジンを
作ってみた。
しかし小型のものを作るのはとても難しい。
なるべく小型になるようにいろいろ工夫をしてみたが、出来上がったものは
依然として大柄だった。



↓ つい先日完成した水平型単気筒スチームエンジン。 6号と命名した。





↓ シリンダーの蓋を止めるネジも細めのネジ(2mm)にして6本固定にした。 ちょっとカッコよくなったかな。



↓ バルブはピストンバルブ。 スライド式よりは漏れは少ない。



↓ バルブはエキセントリックで駆動する。 クランクシャフトを貫通できるので出力を取り出すことが可能だ。



↓ クランク軸はオール・ロウ付けで作った。 コンロッドは後で取り付けるのでビッグエンドは分割型にした。



↓ 1号(左)と6号(右)。 やっぱり6号はちょっとは垢抜けているかな・・・・



そりゃ、そうだよぉ 3年間というのは考えてみれば中学に入学した生徒が
卒業するまでに立派に成長するほどの期間だ。
オイらもそんなに長い間毎日、毎日工作に励んでいたんだなぁ・・・・・
少しぐらいは上達するっていうもんだよ。

(そんなことに夢中になってどうしようっていうんですか?)

はい、そうですねぇ・・・
別にどうしょうってことはないんです。 ただ工作が好きなんです。
自分の手で作り上げたものが思ったとおりに動いてくれたときの嬉しさ・・・
ただそれだけです。 






コメント (2)
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