2015/12/07(月曜日) 晴れ
今日は那須で温泉同好会の忘年会が行われる。
そこで我が家をちょっと早めに出て途中の公園に立ち寄り、野鳥を探してみた。
そしてこの夏に作った小型のデジスコ(モバイル・デジスコ=モバスコ)を使って性能を確かめるつもりだ。
つい先頃、圏央道が東北道に繋がったのでその公園まで行くのは便利になった。
まだ、開通して間もないきれいな高速道を快適にドライブして目的地に着いた。
↓ 新モバスコ(とは言ってもスコープは10年以上も前のもの)の初フィールド記念撮影。
↓ ちょっと離れたところの紅葉を撮ってみた。 これは最ワイド端で。
デジカメがワイド端は28mm(35mm版換算)なのでケラレが大きく出てしまう。
合成焦点距離としては約400mmの望遠レンズ相当になる。
↓ ケラレが消える位置ではこんな感じ。
↓ 最大ズーム位置(テレ端 140mm相当)ではこんな感じ。
スコープが14倍だから望遠レンズでは1960mm相当になるはずだ。
↓ オナガガモを撮ってみた。
↓ その部分拡大。 羽毛の模様も見えるからまずまずかな?
公園内を歩き回ったが目ぼしい野鳥には出会えない。
遊歩道ですれ違ったカメラマンに聞いてみたが今年は野鳥が少ないとのことだった。
山側の林の中で小鳥が飛ぶのが見えた。 そして近くの枝に止まった。
暗くてよく見えない。 双眼鏡で確認してみるとなんとルリビタキだった。
急いでモバスコをを向けて狙いを定めてシャッターを切った。
↓ バックが明るくて逆光気味になってしまい、ルリビタキは黒くなってしまった。
↓ 画像編集ソフトで補正してみたが、これが精一杯だ。
野鳥には出会えないけれど日頃の運動不足を補おうと公園内を歩き回って山道を登って広場にでた。
今日は風も無く穏やかな日和で日向はとても温かい。 こういうのを小春日和というのだろう。
座るのにちょうど良い切り株があったので早めの弁当を食べた。
その後再び山道を下っていくと、斜面の向こうに何人かのカメラマンが待機しているのが目に入った。
静かに落葉を踏みしめてそーっと近づいて行った。
待機していたカメラマンに挨拶すると「ミヤマホオジロが出てるよ」と教えてくれた。
よく見ると「舞台」が設えて(しつらえて)ある。
ここはその人が管理している「舞台」なんだそうだ。
そしてカメラマンが無闇に「舞台」に近づかないように制限線がマークされていた。
そうだよね・・・・・
こういう風に「舞台」管理する人がいるところの方が秩序が保たれて良いかもしれない。
↓ しかし、舞台はなかなか派手な演出がなされていて・・・・・・
しばらくするとミヤマホオジロが飛んで来て近くの木の枝に止まった・・・・・
が、舞台には降りず、飛び去ってしまった。
その後はなかなか姿を見せない。
もう、そろそろ引き上げて那須に向かわなくてはならない。
時計を気にしながら待機を続けた。
そのうち、いろいろ雑談が始まり、このモバスコも話題にしてくれた。
「こんなの見たこと無いよ・・・どんな具合に見えるの?」
「よく、こんなの作ったね・・・」
私は「これはオモチャみたいなもので皆さんのカメラのようにはきれいには撮れません・・」なんて
応えていたが、ちょっと嬉しかった。
そうこうしている内にとうとうタイムリミットになった。
帰り支度を始めると、皆さんが
「ミヤマはこれからが本番だよ。 春までここでやってるからまたお出でよ」
と誘ってくれた。
と、そのとき誰かが
「あっ、来た、来た!」
と声をあげた。 ミヤマホオジロが来たのかと思って舞台を見たが変化無しだ。
パシャっ、パシャっ、・・・とシャッター音が響く。
皆さんのレンズは見当違いを向いている。
よく見てみると何とアオゲラが木に止まっているではないか。
また、モバスコをセットしてアオゲラに照準を合わせてシャッターを切った。
↓ ワイド側で。
↓ 中間ぐらいで。
↓ テレ端(1960mm相当)で。
「あんたはさっきは「鳥運が無い」って言ってたけど、帰り際にアオゲラが来てくれたなんて
結構、鳥運があるかもね」
現地のカメラマン達がそう言ってくれた。
「また来ますのでよろしくお願いします。」
真っ赤に紅葉したもみじの下をくぐって駐車場に向かった。
モバスコ: VIXEN 52-S
アイピース GLH-20
カメラ: Fujifilm XP-80 (16.4Mpix)
(5mm~25mm5倍ズーム 35mm判換算28mm~140mm相当)
レタッチソフトによる画像補正およびトリミング実施