デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

水槽(幼児用ビニールプール)運転テスト完了     - V型スチームエンジン搭載実習生1号ボート -

2013年10月31日 22時14分01秒 | 工作実習
2013/10/31(木曜日) 晴れ


9月1日に着手(設計開始)したV型スチームエンジンがやっと完成した。
そのエンジンをボートに載せてからがまた大変だった。
あちらが良ければこちらが悪い。 こちらが良ければあちらが悪い、と
トラブルが続出して対応にてこずってしまった。
そして今日やっと水槽(幼児用ビニールプール)に浮かべて走らせ?ることができた。


↓ 庭に広げた幼児用のプール。 



↓ 長さ約1mのボートにはちょっと窮屈だけど、近くには池はないので仕方がない。



↓ バランス調整をしたら船底は錘だらけ。



↓ 錘は鉄筋を小さく切ったもの。



↓ 安定度を上げようと、錘を積み増した。 喫水が1cmばかり深くなった。




ボートのバランス調整の様子を動画でごらんください。






そして水槽でのボート運転状況、エンジンの牽引力のチェックも動画でご覧ください。







V型スチームエンジンはパワーがあるようだ。
(以前搭載していた縦型3号エンジンよりは、ということですからね、ヨロシク)



ボートを運転すると、エンジンの排気やら安全弁からの蒸気やらで船体は水浸しになる。
以前はサーボや受信機はむき出しだったので濡れ放題でびしょびしょだった。
そのため、サーボが故障してしまったことがある。
川の真ん中で故障したら大変なことになる。
そこでこんな簡易な防護カバーを付けたが、これでサーボや受信機が濡れることはなくなった。









↓ フル装備のときの船体の重さを測ってみた。



↓ 14.8キロもある! 前よりも2キロぐらい重くなってしまった。 川原の斜面を登り降りできるか心配だ。



思えば2ヶ月、ほとんど毎日工作に精をを出してきた。
朝8時頃から作業に係り、夕方5時頃に片づけをする。
まるで職工さんのようだった。 でも、楽しかった・・・・・・

さぁ、明日は川原に行って走らせてみよう。

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何回ものトラブルも、ものともせず・・・・   V型スチームエンジン搭載1号ボートの陸上テスト完了

2013年10月30日 22時38分12秒 | 工作実習
2013/10/30 (水曜日) 晴れ


初めて作ったV型スチームエンジン・・・・・・
単体試験やパワーチェックではあんなに調子よく動作していたのに、
いざボートに搭載するや、トラブルばかり起こしてしまった。
昨日はシリンダーに溜まっていた工作時の真鍮や銅の細かい切り屑、削り屑が
ピストンとの隙間に挟まって、回転不能に!
今日は動作中にピストン棒が曲がって回転停止に!
でもどうにかこうにか、修理をして、やっと陸上テストを完了することができた。



↓ 今日は順調にテストできるだろうと、期待に胸を弾ませてテストを始めたが・・・・・・



どっこい、そうは問屋が卸さなかった・・・・・
最初のうちは順調に回転していたエンジンが、途切れ途切れの回転になって、
ついには停止してしまった。
スクリューやフライホイールを手で回してみたが固くて全然動かせない。
また、ピストンが喰いこんでしまったのかな?



↓ エンジンをボートから卸して原因を探した。 片方のピストンが固まっていて動かせない。




クランク軸との結合を外してシリンダーの頭部からピストンを取り出した。
点検してみたが切り屑や削り屑はついていない。(昨日、きれいに拭いたからね。)
何だかピストン棒が歪んでいるような気がした。
治具を取り出して確認してみたが、やっぱり曲がっている。
何で曲がってしまったんだろう?

その時の様子を動画でご覧ください。








ピストンとピストン棒は一体化して作っている。
ピストン棒だけ取り替えるというわけにはいかない。
(たとえ、取替えできたとしても、芯が狂って満足な動きは期待できない。)
新しく作らなきゃならいか!?
これはかなり大変だ。
その前に、ピストン棒を真っ直ぐできるかやってみよう。


その時の様子を動画でごらんください。






何とか直ってくれた。
夕方までにはもう少し時間がある。
もう一度陸上テストをしてみた。


その時の様子を動画でご覧ください。






今回は期待したとおりのテストができた。
水上でもこのとおりに動いてくれれば良いのだが・・・・

それにしてもこのエンジンはよくトラブルを起こすものだ。
実際の川原で走航中に起きないことを願うばかりだ。

さぁ、明日は水槽(幼児用ビニールプール)に浮かべて水上テストをしてみよう。










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またまたエンジントラブルが発生してしまった

2013年10月29日 21時32分30秒 | 工作実習
2013/10/29 (火曜日) 曇り後雨



あれこれ悩んでいたボートのエンジン搭載位置をやっと決めた。
もっと前の方に詰めたいけど、この辺りが精一杯だ。
船底にエンジンを固定したのでラジコン・サーボとのリンクを張って調整した。
さぁ、これでボートの陸上運転テストができる。



↓ エンジンの位置を決めてラジコン・サーボとリンクで結合した。



↓ さぁ、陸上運転テストをしてみよう。



テストの様子を動画でご覧ください。






運転テスト中、エンジンの回転がおかしい。
何だかぎごちなくて、ときどき停止してしまう。
ついに、ガクっと停止して完全に動かなくなってしまった。
クランク軸を手で回してもビクともしない。
またピストンが喰いこんでしまったのかもしれない。
搭載したばかりのエンジンを降ろして原因追求を始めた。





↓ 固まっているピストンをシリンダーから取り出した。 手も入らない狭い場所なので大変だった。


↓ ピストンには傷(条痕)がいっぱい。 シリンダーの中に切り屑が残ってたんだな?



↓ こんなにたくさんの切り屑や削り屑。 組み立て前に清掃したつもりだけど・・・・・ 改めて丁寧に清掃した。



↓ ピストンは目の細かいペーパーで磨いた。 あまり磨くとスカスカになってしまうのでざっとだけ。




もう一方のピストンは問題なく動くが、これだって傷だらけだろう。
シリンダーには切り屑、削り屑が入っているはずだ。
両方とも清掃してしまおう。

この頃から雨が強く降り出してカーポート作業場での工作はしづらくなってきた。
そこで自室に作業場を移して作業を続けた。






↓ 指がやっと入るような狭い空間。 ネジ類を取り外すのも大変。 組み立てはもっと大変だ。



↓ 前のピストンほどではないがやっぱり傷だらけ。



↓ シリンダーの中にはこんなに切り屑や削り屑が入っていた。



↓ 清掃が済んで再組立。 人間工学無視の設計だから組み立てはサーカスもどきだ。



↓ ネジを締め付けるスパナだってやっと回せるほど。



↓ やっと組み立てが終わった。 やれやれ・・・・



ピストンの傷を磨いたり、シリンダー内の切り屑・削り屑を拭ったので
エンジンはまた以前のようにスムーズに動くようになった。


その様子を動画でご覧ください。





さぁ、これで大丈夫だろう。
(いつまで「大丈夫」かは定かではありませんが・・・・・・)

明日こそは陸上運転テスト、水槽浮上テストをクリアーしたいものだ。
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心配したとおりハンダ芋付けは外れてしまいました

2013年10月28日 19時57分14秒 | 工作実習
2013/10/28(月曜日) 晴れ



ボートへのV型スチームエンジン搭載ももうすぐ終わる・・・というときに
心配したとおりのトラブルに見舞われた。
例の蒸気供給パイプにハンダの芋付けで取り付けた分岐パイプが心配していた
とおり、シリコンチューブを嵌めようとちょっと力を加えたらボロッと外れて
しまったのだ。
もう一箇所も同じような感じでボロッと外れてしまった。
やっぱりハンダの芋付けは力のかかるところには使えない。
何とか直さなくっちゃ・・・・・・・・・


↓ エンジンの最後の仕上げというわけでシリコンチューブを新しくしたり、高圧で吹っ飛ぶのを防止する締め付け
   バンドを装着したりしていたとき、半田芋付けで取り付けた追加パイプにちょっと力を加えたらボロっと外れ
   てしまった。 心配していたとおりの展開となってしまった。







↓ 後から追加したパイプ2本とも外れてしまった。 ハンダ付けの芋付けは全く脆い。




↓ 蒸気供給パイプを新しく作り直そうと思ったが、その前にロウ付けで修理ができるか試してみた。



↓ 全く問題なしにロウ付け修理できた。 これなら最初からロウ付けでパイプを追加すればよかった。



↓ 念のために漏れをチェックした。 OK、大丈夫だ。



↓ エンジンと供給パイプをシリコンチューブで結合。
   結合箇所は全て高圧でも外れないように締め付けバンドで固定した。



↓ V型エンジンなので蒸気切替バルブはほぼ中央の空き空間に取り付けた。 そのためサーボから伸びるリンクと
   切替バルブの操作レバーの位置が離れてしまった。 



↓ 新しくレバーを作り直した。 支点との間隔を1対2にして作用量は同じにしたが今度のレバーはリンクの
   動作方向とは逆相になってしまった。 







そんなこんなで大分時間を喰ってしまい、今日の水槽試験は明日に持ち越しだ。
でもちょっと時間がある。
先日のボイラー熱遮蔽に使ったステンレス薄板の切れ端が残っているので
これを使って安全弁から漏れる水滴を受ける皿(箱)を工作した。



↓ 板金工作で箱を作った。 長さ6.5cm 幅4cm 高さ3cmの小さなものだけど箱作りはなかなか難しい。






↓ この安全弁はタラタラ・・・と漏れ水が垂れる。 それを受ける皿(箱)がないと船体は水浸しになってしまう。



↓ 漏れ水受けが水漏れしてはお話にならない。 ステンレスの半田付けはほとんどしたことがない。うまくいくかな?



↓ ステンレス板のハンダ付けはなかなか難しい。
   半田が溶けて表面張力で丸い玉になってしまいうまく流れていかない。 ステンレス板は焦げるほど熱せられている。
   仕方がないので丸まったハンダの上からフラックスを振り掛けた。 ジューっと湯気が立ってツーんとする臭いが
   鼻をついた。 そしてちょっとの間を置いて半田が流れてくれた。 そうかぁ、こうやるのかぁ・・・・
   要領がわかって何とかハンダ付けが完了した。



5時・・・・例のメロディーが流れて「良い子のみなさん、もうすぐ日が暮れます・・・」
オイらは良い子じゃないけどお片づけしてお部屋に入らなくっちゃならない。

   秋の日は釣瓶落とし

さっきまでは明るかった作業場が急に暗くなってしまった。
これからはもう少し早くお片づけをしなくっちゃね。


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V型スチームエンジンが完成しました

2013年10月27日 19時52分32秒 | 工作実習
2013/10/27 (日曜日) 晴れ



V型スチームエンジンがやっと完成した。
この工作を思い立って着手したのが9月1日だから2ヶ月ばかりかかったことになる。
失敗したり、やり直したり、あれこれ苦心して何とか完成に漕ぎ着けた。


↓ 蒸気切替バルブの取付座。
  エンジンを船体に取り付けるとき傾斜させるのでバルブは水平になるように調整できるようにしてある。



↓ 取付座に乗せた切替バルブ(ピストンバルブ式)



↓ 配管前のバルブ。




↓ ロスコー式給油器の取付。 これも船体には垂直に立つように角度が調整できるようにしてある。



↓ 蒸気切替バルブと給油器の取り付けが終わったエンジン。 もうすぐ完成だ。



↓ 配管(6φ(内径4φ)シリコンチューブ)の様子。



↓ 卓上コンロを改造した定置型ボイラー(釜は1.3リットル丸型)を繋いでテスト開始。



テストの様子を動画でご覧ください。





さぁ、次はこのエンジンをボートに載せて水に浮かべてみることだ。
ボイラーが背高のっぽになったのでバランスが取れるか心配だ。
そしてエンジンを回して牽引力のチェックだ。
今までのボートは1.3W出力のエンジン(縦型3号)で走らせていたが
今度は2W以上のパワーが出るエンジンだからその結果が楽しみだ。

(捕らぬ狸の皮算用にならなければいいんだけど・・・)
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八幡平・十和田湖・八甲田の旅   - 紅葉と秘湯を訪ねて -  

2013年10月25日 17時13分42秒 | 国内旅行
2013/10/21(月曜) ~ 24(木曜) 天気はあまりぱっとしなかった。



ここ何年間かは毎年、八幡平や八甲田を訪れている。
今年も3泊4日の日程で紅葉見物や秘湯の入浴を楽しみに出かけてきた。
出発は21日の午前3時30分、近くのインターチェンジを4時前に入って
深夜割引対応で出かけた。 八幡平までは高速料金は1万円以上だ。
深夜割引を利用すれば半額になるのだから早起きも頑張れるっていうものだ。

21日は快晴の青空。 快適にドライブして夕刻、無事にこれから3連泊する
リゾートホテルに到着した。
ところがあくる日からは曇り空に時々小雨が混じるような天気が続いてしまった。
紅葉の山道をドライブするのと温泉巡りがメインだからこれでもいいよ・・・
何て納得していたがやっぱり旅行は晴れの日に限るよね。



↓ 八幡平樹海ラインを下って松川温泉に向かう。



↓ 八幡平の名湯、松川温泉。  青みがかった乳白色の硫黄泉。 とても熱い湯で気持ちが良い。  



↓ 露天風呂の脇を流れる松川の川岸は紅葉がとてもきれいだった。






↓ 松川温泉からちょっと下った玄武岩渓谷。 先般、この辺りを襲った台風で木々もなぎ倒されてしまった。



↓ 更に下流の松川渓谷に掛かる橋の上から眺めた紅葉。 とても見事だった。
 


八甲田の紅葉探訪も素晴らしかった。
大きなブナの森が一面黄色く染まって見事な景観だった。
その中をドライブしながら秘湯を目指した。



↓ 八甲田の谷地温泉。 日本三秘湯の一つだそうだ。(谷地温泉 ニセコ温泉 祖谷温泉 旅館の案内に
   書いてあった)  浴室の建物や浴槽は古くて確かに由緒がありそうだ。 
 


↓ 旅館の廊下にかけてあった記録写真。 



↓ 大勢の人々が浴槽に浸かっている。 有名なカメラマンが撮影した1955(?)年頃の様子だそうだ。
   浴槽の形が現在も残っているように見える。



↓ 何だかお風呂の中で「おしくらまんじゅう」のようだ。 混浴といってもお色気はないなぁ・・・




谷地温泉で秘湯の雰囲気を味わったあと、次の温泉巡りは八甲田の超有名温泉、酸ヶ湯に向かった。
ここには10年以上前に来たことがあり、当時を懐かしく思い出した。





↓ やっぱり内部はきれいに改装されていた。 大きな案内板に「大浴場(混浴)」何て書いてある。



(浴場内部は撮影禁止なので画像はありません。)
以前来たときはこんな「混浴」何て書いた案内は無く、家内は知らずに入ってびっくりしていた。
(パンフレットにはそんな内容が書いてあったので、私は知っていたけど家内には伝えなかった。)
若い女性などは一人もいなくて隅っこの方に老婆ばかりがいたような気がする。

ところが、今回はどうだ! 何人もの若い女の子が平気で男子の近くに入ってくるではないか!
びっくりだった。
時代は変わったんだね。 男の方が恥ずかしがってしまうのかな?




↓ 八甲田山のドライブ。 大きなブナの木の紅葉が素晴らしかった。




↓ 城ヶ倉橋の上からみた紅葉。 目が眩むような深い谷底を流れる渓流と紅葉がきれいだった。



↓ 目の前の山肌の紅葉。 その雄大さに圧倒される。 谷を吹き抜ける風がまたものすごい。
   欄干の手すりにぶつかってヒューヒューっとうなり声をあげる。 
   友人がこれが「もがり笛」というのだと教えてくれた。 



三日目は八戸市内を見物した。
谷地温泉で挨拶を交わした八戸に住んでいるという方から教えていただいた
陸奥湊駅前の、むつ湊市場で買い物をして(安くて良いものが買えたと)
お代官や友人の奥さんは大喜びだった。
やっぱり人間は挨拶が肝腎だ。 
あのとき温泉で出会っても知らん振りですれ違っていたらこの市場には
来ることができなかったのだ。


↓ 陸奥湊駅前の広場にあった石像。
  「イサバ」とは魚市場のこと。「カッチャ」はかぁちゃんのこと。食堂のおねいちゃんに教えてもらった。



↓ その食堂で食べた「おすすめ うに丼」。 ちょっと高かったけどとても美味しかった。





楽しかった4日間はあっという間に過ぎてしまった。
もう少しこちらに滞在するという友人ご夫妻とお別れして帰路についた。
帰りも高速道路料金をケチろうと、深夜割引を利用した。
高速道路の走行は80Km/hをキープ。 サービスエリアごとに立ち寄って休憩だ。
もっとも途中、16時過ぎからは雨も強く降り出し、辺りは暗くなってスピードは出せない。
わが家の近くのインターチェンジには予定通り0時20分頃に到着した。
インターチェンジから我が家までは10分ばかり。 荷物も降ろさず、風呂にも入らず
寝床にもぐり込んでしまった。
(今まで毎日、何度も温泉に浸かっていたからね。 おかげで体も肌着も、車内も硫黄の臭い
 がしている。)

寝不足だ・・・・今日(25日)はちょっと眠い・・・・・・・早く寝よう。
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電熱器とアルコールランプ比較  - 雨降りで工作はお休み・・・退屈のあまりにこんなことを -

2013年10月20日 20時34分17秒 | 工作実習
2013/10/20 (日曜日) 雨


朝から雨降りで工作はお休みだ。
机に向かってパソコン操作をしていたが退屈だ。
あぁ、そうだ、○○さんが電気ヒーターをボイラーの熱源にすることを
検討し始めたと言っていた。
オイらも一時、そんなことを考えたことがあったっけ・・・
そのとき研究用に買った電熱器がある。 物置の隅から引っ張り出してみた。
そのときはあまり研究しなかったけど、もう一度やり直してみよう。



↓ 秋葉原で買った電機コンロ。 定格は100V 300W と書いてある。





↓ お釜は塗料薄め液が入っていたスチール缶。 昨今はねじ込み式の蓋がついたものは珍しくなってしまった。



↓ ケイカル板で作った防熱壁(他のものの流用)で囲って熱する。



↓ スチームエンジンはオイらが始めて作ったもの。 シリンダーもピストンもアルミ製。
   ボアー 15mm  ストローク 15mm  単気筒複動式 だ。   
   銘板には「実習生式スチームエンジン1 2010/12/7」って書いてある。
   オイらにとっては大切な記念碑的なものだ。



↓ バルブはスライド式。 両脇から猛烈に水滴が漏れる。



さぁ、テストを始めるか・・・と思ったけどその前に圧力チェッカーの校正をしておこう。
この圧力チェッカー自作したが目盛の校正ができず、(正式の圧力計を持っていなかった)
単なる目安として使っていた。 低圧のチェックができる。(高圧は測れないということ)


↓ 市販の圧力計と並列に繋いでレンズ清掃で使うブロワーで空気を送り込んだ。



↓ この辺りが0.005Mpa(0.05気圧)だ。 



↓ この辺りは0.01Mpa(0.1気圧)だ。



↓ フルスケールは0.015Mpa(0.15気圧)ということだ。



今までは単なる圧力チェッカーだったけど、目盛が校正できたのでこれからは立派な圧力計だ。
さぁ、準備ができたからテストしてみよう。


↓ 机の前の作業場の様子。



300Wの電熱器でボイラー釜を熱したときのエンジンの動作を
動画でご覧ください。





この300Wの電熱器で動かしたエンジンの状況はアルコールランプの
燃焼のどのくらいの火力なんだろうか?
電熱器の代わりにアルコールランプを燃焼させてボイラー釜を炙った。
そしてアルコールランプの灯心を1本、2本、3本、と変化させて
エンジンの動作状況を見てみた。



アルコールランプで釜を熱してエンジンを動かしたときの
様子を動画でご覧ください。







300W電熱器はアルコールランプ灯心1本よりはパワーがあるが、
アルコールランプ灯心2本よりはちょっと弱い感じだ。
灯心3本は断然アルコールランプが強い。
こんな比較は何の役にも立たないが、雨の日の退屈しのぎにはなった。



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蒸気パイプを改造しました (ハンダの芋付けだけど)

2013年10月19日 20時04分17秒 | 工作実習
2013/10/19 (土曜日) 曇り後雨


いい加減な設計の付けが回ってきた。
エンジンの蒸気供給口、排気口と蒸気切替バルブの取付口がクランク軸を挟んで
反対方向を向いてしまった。
このままではパイプかチューブを引き回して繋ぐしかない。
それは蒸気のエネルギーの損失を招き、具合が悪い。
ただでさえ非力のエンジンの出力が更に低下してしまう。
第一、格好が悪い。 何とかしなくては・・・・・
そうだ、蒸気供給パイプに新たな口(パイプ)を付ければ良いではないか・・・・
他の口(パイプ)はロウ付けだから、新しい口(パイプ)を半田付けでくっつければ
大丈夫なはずだ。 やってみよぉーっと。



↓ 蒸気切替バルブの近くに蒸気供給口と排気口のパイプをハンダ付けする。

 


↓ 元のパイプに新しいパイプを垂直に立ててそのまま周囲をハンダ付けする。



通常は相手に穴を開けてそこにきつく差し込んで半田は気密にするために流すという
工法で行うのだが、今回は同じ直径のパイプ同士の取り付けなので穴に差し込むことは
できない。 こういう場合は強度のあるロウ付けで取り付けるのだが今回は既に他の
パイプが何本も取り付けられているのであまり強く熱するとそちらが溶けてしまう恐れ
があり、ロウ付けはできない。
そこで止むを得ず、半田付けで固定したが、こういうただ乗っけてそれをくっつけることを
「芋付け」といってあまり好ましくないものだ。
だけど仕方がない。 もし壊れたらそのときはパイプ全体を新しく作ろう。


↓ 半田を少し多めに盛ったが、それは気休め。 力をかければ外れてしまうだろう。



↓ 今までの蒸気供給口と排気口を半田付けで蓋をした。
   これも芋付けだけどここはそれほど力がかかるわけではないから大丈夫だ。



↓ 改造が終わった蒸気パイプ。 これで少しはスマートな配管ができるだろう。




蒸気パイプを直して切替バルブの取り付けは目鼻が付いた。
残るは給油器の取り付けだ。
これも簡単なようでなかなかうまくいかない。
細部まできちんと設計していないから後で苦労するのだ。

(真にそのとおりでごぜーます、面目ござんせん・・・・)

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V型スチームエンジンのボート搭載作業を始めました

2013年10月18日 20時04分55秒 | 工作実習
2013/10/18 (金曜日) 晴れ


慣らし運転とパワーチェックで回し続けていたV型スチームエンジンを
いよいよボートに搭載する作業を始めた。
エンジンそのものは船体のサイズに合わせてあるので問題はないのだが
給油器や蒸気切替バルブ(エンジンを逆回転させるためのバルブ)を
取り付けるのがなかなか面倒だ。
特にエンジンの出力軸を船体の推進軸(プロペラシャフト)に平行にする
ためにエンジンを傾斜させて取り付けるので、給油器やバルブを水平に
取り付けるのに工夫が必要だった。
また、ラジコンサーボの取り付け位置が船尾の高い位置にあり、ホーンと
リンクを平行にするためにはどうしても嵩上げが必要で背の高いものに
なってしまった。
折角V型にして背丈を低くしたのに・・・・・ でも仕方がない。



↓ 船体幅いっぱいに納まったV型エンジン。







↓ 蒸気切替バルブを嵩上げして取り付け、リンクがサーボ・ホーンと平行になるようにした。




↓ 蒸気供給パイプや排気パイプの反対側になるのでちょっと問題だな・・・



↓ プロペラシャフトの傾斜に合わせてエンジン(クランクシャフト)を傾ける必要がある。
   でも切替バルブはラジコン・サーボとの結合の都合上水平にしなくてはならないので、
   取り付け角度を調整できるようにした。




蒸気切替バルブの位置とエンジンの蒸気供給パイプ、排気パイプの位置が反対側にあるのは
ちょっと問題だ。
だけどサーボの取付位置の関係からおいそれと入れ替えるわけにもいかない。
配管を引き回すしかないかぁ・・・・・
まぁ、ちょっと考えてみよう。
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丸型釜(満タン1.3L)でも2Wオーバーを記録しました  

2013年10月18日 10時41分24秒 | 工作実習
2013/10/17 (木曜日) 晴れ



ケイカル板のボロボロが気になっていた四角釜をステンレス薄板の
熱遮蔽に改造した。
その後、ボイラーに取り付けてV型エンジンを回して出力を確認した。
以前のテストでは2Wオーバーを記録したことがあるが、今回も
その2Wが出せるかどうかのチェックのためのテストだ。


↓ バーナーの熱からアルミ板ケースを保護する熱遮蔽をケイカル板からステンレス薄板に変える改造をした。



↓ 四角釜を覆うアルミケースにスペーサを挟んでステンレス薄板を張付けた。



↓ 釜の下のバーナーからの炎や熱気が直接ケースに触れないようにした(つもり)



↓ 改造が終わった四角釜。 手の入らない狭い隙間への工作で思わぬ時間がかかってしまった。




ケイカル板は熱を遮断する効果は大きいが、何度も熱を加えると脆くなり
ちょっと力をかけただけでもボロッと崩れてしまう。
最初のうちはきれいだったお釜も、段々とボロボロになってしまう。
その度に作り直しをするのだが、あのケイカル板を加工するときの白い
粉はまったく始末が悪い。 辺り一面に飛び散ってあとの掃除が大変だ。
それでいつか改造しよう、と思っていたが今日それができてすっきりした。
改造後の最初のテストは無負荷試験だ。
丸釜では0.3気圧ほどの蒸気が噴出すが、四角釜ではどうなんだろうか


↓ 規定の水量(運転時は800cc)を注入して準備OKだ。




四角釜の無負荷運転試験の様子を動画でご覧ください。







続いて四角釜でV型エンジンを動かして2Wのパワーが出るかもう一度確認してみる。
先日のテストでは2Wオーバーを発電してくれたが、これがフロック(まぐれ)だったのか
何だか気になる。






テストの様子を動画でご覧ください。






↓ 排気蒸気を集めた凝水(復水)もわずかだった。 



↓ 1回の運転で60ccぐらい。 なんでこんなに少なくなったんだろう。
   前は200cc以上だった気がするけど・・・・ まぁ、よかったよかった。



↓ 凝水は乳白色になって油が浮いている。 給油器のオイルが蒸気に混ざって流れている証明だ。




四角釜でのテストの結果、V型エンジンは2Wを越える電力を発電していることが
確認できた。 良かったよぉ。




さぁ、次は問題の丸釜の再テストだ。
前回のテストでは1.8Wぐらいしか発電できなかった。



↓ 丸釜テストの様子。 ガスボンベは今までのものを使用。(新品がないので・・・)
   水は運転時の満タン(1.2L)を注入した。



丸釜でのテストの様子を動画でご覧ください。






テストの結果、丸釜でも2Wオーバーを発電できることが確認できた。
運転時間も10分はOKだ。 良かった、よかった・・・・・・



↓ 丸釜運転中の復水はちょっと量が多い。 まぁ、運転時間が10分以上だから仕方がないか・・・



↓ 約180ccもある。 



↓ 復水は乳白色で油が浮いている。



↓ シリンダーやバルブから漏れた水滴をエンジン底の皿で受けたものを集めた排水。



↓ これは四角釜での運転と、丸釜での運転の漏れ水を一緒にしたもの。 約50ccだ。



さぁ、これでテストはOKだ。
ボートの工作を始めよう。
だけどこれでボートが期待通りに走ってくれるかはわからない。
スクリューとの相性の問題、オモリの積み増しがあるかもしれないし、
実際に走らせて見ないとわからない。
歌の文句じゃないけれど  ケセラセラ・・・だよ。






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