デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

スーパー・ブルームーンの翌日撮影

2023年09月02日 20時06分04秒 | 天体観望

2023・09・01(金曜日)晴れ

 昨日(8月31日)のお月様はスーパー・ブルームーンというお月様だったそうです。
 TVのニュースとか新聞記事によると1(ひと)月に満月が2回見られるときのお月様を
「ブルームーン」って呼ぶんだそうです。
 そして今回の満月は地球に最も接近した軌道上での満月でスーパー・ムーンといいい、
ひと際大きく見えるんだそうです。

 「ふーん、満月が2回見られたからってどうでもいいでしょう?
   お月様が大きく見えるっていったって倍の大きさじゃないでしょっ」

 最近、星空観望の熱も冷めてしまい、こんな感じで無視していましたが、前回のスーパー
ブルームーンからは13年ぶり、次回は6年後と知って「これが最後の観望かも知れない」と
1日(1晩)遅れのスーパー・ブルームーンをデジスコで撮影してみました。
 

 時刻は21時10分頃、お月様は東の中天に輝いていました。
 久ぶりのデジスコ撮影はカメラの操作方法を思い出すのに一苦労。
 以前は何事もなく簡単に操作できたのにシャッタースピードや絞りの設定が
できない。 あれこれ試行錯誤してやっと思い出しました。
 ピント合わせも一苦労・・・老眼の目にはピントが合ってるのかどうかがわかりません。
 まぁ、こんなもんでいいかぁ、でシャッターを切りました。

 

   

 

 デジカメのズームを2.6倍にして撮影しました。

  

  6年後のスーパー・ブルームーンはもう少しましな写真を撮りたいです。 頑張ります。

 

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442年ぶりの皆既月食???

2022年11月09日 18時26分31秒 | 天体観望

2022/11/08(火曜日) 晴れ

 

先日、友人が「11月8日に皆既月食が見られるよ」と教えてくれました。

オイらは何度も皆既月食を観察したり、写真を撮ったりしているので「あ、そう・・・」と返事をしただけでそのことを忘れてしまいました。

ところが昨日のTVニュースで「明日は442年ぶりの皆既月食が見られます。次にみられるのは322年後です。」なんていうことを報じてしました。

えーっ、次に見られるのは322年後だってぇ???

皆既月食なんて結構頻繁に見られるのに!!!

よーく話を聞いてみると「皆既月食中の月が惑星(恒星も?)を覆い隠してしまう”星食”を起こす」という現象が見られるのが大変珍しいということでした。

おー、そうか。 皆既月食中の月が付近の星を遮って隠してしまうんだな? つまり太陽、地球、月、星がまっすぐに並んで地球の影が月に写って、

その月が星を遮って星が見えなくなるっていうことが起きるんだな・・・ これは何だか珍しそうです。  早速、月を撮影する準備をしました。

 

夕方6時頃、月食が始まりました。(画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

影(地球の影)が広がっていきます。

            (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

月の全面のほとんどを影が覆いました。 間もなく皆既月食でしょう。

                  (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

今回の観察のメインは「星食」の撮影です。

いつもの月面撮影の設定では6等星という暗い惑星の天王星は撮影できないと思います。 カメラの感度をISO400に設定し、露出モードをマニュアル設定に変更しました。

 

ISO感度を上げてスローシャッターで撮影しました。

皆既月食中の赤黒い月面が撮影されました。 月の周囲には小さな輝点がみえますがこれは星々の姿でしょう。

 

今回の主役は左下に見える「天王星」です。 (画像をクリックすると拡大画像になります。) 

 

天王星は時間とともに右肩上がりに月面に近づいていきます。

                     (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

大分月面に近づきました。

           (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

もうすぐ月面にくっつきそうです。

                    (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

月の縁にくっつきました。     (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

天王星は月に隠されて見えなくなりました。 星食が始まりました。

                    (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

天王星は月の裏側を移動しています。 太陽光線が月面を照らし出して皆既月食は終了です。

                 (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

月は地球の影から抜け出して大分明るく輝いてきました。 月食は間もなく終わります。

            (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

天王星が月の裏から出てきました。 星食も終わりました。

                      (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

天王星は月面から離れていきます。  (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

地球の影も少なくなりました。 月食ももうすぐ終わります。

 

 

月は中天に高く上り、ほとんど真上に輝いています。 デジスコを取り付けた三脚の雲台はこれ以上は振れません。

三脚の足を縮めたり伸ばしたりしてデジスコを真上に向けようとしましたが、三脚が倒れそうになってしまいました。

月食から完全に回復したお月様を撮影したかったけどもうやめよう。 

写真の取れ具合はまぁまぁだな。 また322年後に再挑戦しよう。

                                (完)

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中秋の名月

2021年09月22日 15時06分09秒 | 天体観望

2021/09/21(火曜日) 晴れ

今日は陰暦(月の満ち欠けをもとに作られた暦)の8月15日なんだそうです。
そして今夜見られる月(15日だから満月)を中秋の名月というんだそうです。
ふーん、そういう日なんだ、今日は・・・
でも月の軌道は楕円形をしているために15日(十五夜様)が満月というのは
なかなか無いそうです。  (前回は8年前、次回は9年後)
そしてさらに秋分の日の間近ということで一層まん丸に見えるんだとか・・・
へぇー、そうなんだぁ・・・中秋の名月というものを拝んでみたいもんだ。
でも天気予報によると当地方は夜は雲が広がって生憎の夜空になりそうです。
まぁ、期待半分でいました。
ところが夜は空は晴れてお月様(十五夜様だから敬意を表して)がきれいに
見えていました。
いつもならデジスコを用意して撮影するのですが、その用意も忘れてしまいました。
(歳だねぇ・・・) 手元にあったコンデジで撮影しました。

月はまだそんなに高くは昇っていませんでした。(30°ぐらい)
カメラのズームを目いっぱい(24x)にアップして撮影しました。

AUTOモードで撮影。 月って明るいから真っ白になる。 ファインダーを見つめてると
目がおかしくなってしまう。 ガリレオさんは望遠鏡で月を眺め過ぎて失明したんだとか。

マニュアルモードで相当露出を下げて撮影した十五夜様。 ウサギさんは?


レッタチソフトでトリミング・補正した画像です。 
まん丸・・・確かにまん丸に見える。

  (クリックすると拡大されます。)


久しぶりに見たお月様。 とても明るくてきれいでした。

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スーパームーンだって・・・

2020年04月09日 09時05分58秒 | 天体観望
2020/04/08 (水曜日) 晴れ

今夜は今年一番で満月が大きく見えるんだそうだ。
ふーん、そうなんだ。
じゃぁ、久しぶりにお月さまを撮影してみよう。

久しぶりに使うコーワ824M(フィールドスコープ)とソニーW300を組み合わせた
デジスコを整備して待機した。
時刻は21時20分頃、月は45度ぐらいの角度に見える。
デジスコに捉えるにはちょうど良い。
真上に来れば一番大きく見えると思うけど、これを撮るのには首がくたびれてしまう。

満月はとても明るい。
液晶ディスプレイに映し出された月面を見てピントを合わせるのはとても眩しい。
こんなのを長時間見つめていたら目がおかしくなってしまう。
ガリレオ・ガリレイは望遠鏡を使っての長年の天体観測(月面や太陽面(黒点観測))で
両眼とも失明してしまったということだが、もっともなことだ。



白く輝いて目立つクレーターは「ティコ」っていう名前が付いているらしい。


黒いところは「なんとかの海」って言うんだろうな・・・・・ 





突然雨戸が開いてお代官さまの声が・・・・・

     「いつまでそんなことやってるの! 早く止めて部屋に戻りなさい!
            風邪でも引いたらどうすんの、バカみたいに・・・」

そりゃそうだ。 きれいな満月は肉眼でじっくり眺めてこそのものだ。
お月様にご挨拶して部屋に戻りました。
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日食がみられた

2019年01月06日 16時16分39秒 | 天体観望


2019/01/06(日曜日) 晴れ後薄曇り


今朝のTVニュースで関東地方でも日食が見られると報じていた。
日食が見られるのは3年ぶりで、始まるのは10時ちょっと過ぎ・・・と言ってた

ふーん、日食かぁ・・・3年前にもあったのかぁ・・・知らなかったなぁ。
もしかすると曇り空かなんかで見られなかったのかもしれない。

よーし、今日のブログネタはこれにしよう。
10時までは時間があるからちょっと電子工作の報告書でも作っていよう・・・
と机に向かって作業をしていた。

時計をみると9時40分を過ぎた。
そろそろフィルターを作ろうか・・・・

何年か前に水星だか金星が太陽面を通過するのが見えるとかいう天体ショーがあって
そのシーンを撮影するためにフィルターを作ったことがある。
その残りのセロハン紙を使って即席のフィルターをこしらえた。



前の時は事前にレンズフィルタのサイズに合わせてきちんと作ったが今回は時間が無いので
簡単に切り取ったセロハン紙をセロケースで挟んだだけのものを作った。



作ったフィルターで太陽はどんな具合に見えるかな? と覗いてみると何ともう日食は始まっていた。
急いでカメラを準備して撮影を始めた。













手に持ったカメラにフィルター(セロケースに挟んだセロハン紙)を押し当てての撮影はなかなかしずらい。
ピント合わせも思うようにはいかない。
そうこうしているうちに薄雲が広がって生憎の撮影状況になってしまった。
まぁ、今日のブログネタは撮れたからこれでおしまいにしよう。

というわけで碌な写真ではありませんが、部分日食の記録ということで・・・・・ へぃ、おそまつさまでした。
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デジスコで土星の環を見る

2016年06月22日 07時29分30秒 | 天体観望


2016/06/01(水曜日) 晴れ



火星の大接近からは日にちが経ってしまいましたが、まだ夜空に明るく輝いて
一目で「あれが火星だ」とわかります。
そこで家のベランダにデジスコを置いて撮影してみました。

フィールドスコープは口径82mm。
アイピースは50倍。
カメラは3倍スーム。(焦点距離35mm~105mm)

暗い夜空では目標になるようなものはありませんので、小さな点のような火星を
狭い視野範囲にいれるのはなかなか難しいものです。
(精度の)しっかりした照準器がないと苦労します。



カメラのズームを最大(105mm相当)にして撮影した火星。 小さな点にしか写らない。 
デジスコとしては105mm × 50 = 5025mm相当の超望遠撮影になる。



トリミング拡大してみた。 赤っぽい感じはわかる。




火星の左側に明るい星が見えますが、これが土星です。
夏の間しか見えませんから今が観察のチャンスです。
デジスコで覗いてみるとかすかに環らしきものが見えます。





レタッチソフトで画像補正をかけて拡大トリミングした画像。
土星の環の傾きがちょうどいい感じだ。



図鑑や雑誌などできれいな鮮明な土星を見ることができるのに
なんでわざわざこんな不鮮明な写真を撮って喜んでいるんだか・・・・
いや、いや、やっぱりこの目で実物の土星をみてみなくては!
土星には本当に輪っかがありましたよ・・・・・
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デジスコで皆既月食を撮る

2014年10月09日 19時17分23秒 | 天体観望
2014/10/08(水曜日) 晴れ


今夜は皆既月食が見られた。
3年前にも皆既月食を見たが冬のことだったので寒くて大変だった。
今回はまだ秋だからそんなに寒くは無い。
それに月食が始まる時刻も6時20分頃と早めだから条件が良い。
明るい内から庭にデジスコをセットして待った。
夕食を済ませて部屋の中から空を見上げてみた。
何だか雲が多くて空は見えない。
ありゃー、これじゃお月様は見えないかもしれない。
また椅子に座ってTVニュースを見始めた。
すると、月食の様子を放映していた。
もう月食は初まっていて欠け始めた月が映っている。
あれっ、お月様は見えるのかな?
急いで庭に出てみた。
なーんだ、お月さんは、あんな低いところに見えている。
これじゃ、部屋の中からは見えるわけがないよ。
月の左下側が欠けている。
ちょっと遅刻してしまったけど、まっ、いいか。


↓ 撮影を始めたときにはもう既に左下の方は欠けていた。(午後6時30分頃)



↓ もうすぐ皆既月食になるときの月。   感度をISO400に設定して撮影したが、モニターに映し出される
   月面は上方がいつまで明るく輝いて見えてしまった。
                           (午後7時35分頃)




↓ 皆既月食中。 ISO400設定ではモニターに映し出される月面は左側が輝いて見えている。
                           (午後8時15分頃)




↓ 地球の影から抜け出して月面に陽光が当たり始めた。  (午後8時30分頃) 




↓ 月面が光始めたので感度をISO100にして撮影した。 このころからまた雲がかかり始めてきた。
                             (午後8時45分頃)




月が地球の影から抜け出して元に戻るまで見ていようと思ったが何だか寒くなってしまった。
それに雲も広がってきて月が隠れてしまうようになった。
それにもう2時間以上も空を見上げているので肩が凝ってしまった。
そろそろ月食の観望を止めて部屋に戻ろう。



     デジスコ:KOWA TSM-824M(32倍アイピース)+SONY W-300
     レタッチソフトによる画像補正およびトリミング実施
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土星の輪が見えました!

2014年05月10日 06時14分01秒 | 天体観望
2014/05/09(金曜日) 晴れ


大きな環を持っていることで一際目を引く土星。
土星やその環は写真などで見たことはあるが実物は見たことがない。
いや、何年か前に手持ちの望遠鏡(フィールドスコープ)で覗いてみたことがあるが、
輪っかは横向きで小さなお団子に串が刺さっているような姿だった。
土星は太陽の周り一周するのに30年ばかりかかるんだそうだ。
その間に輪っかを地球の正面に向けたり、横に向けたりと姿を変えるんだそうだ。
現在は輪っかがよく見える位置にきているとのことだ。
それに午後9時頃に南の空に昇ってくるとのことだから観望には都合がよい。

庭に野鳥観察用のフィールドスコープ(望遠鏡の代わり)を準備して土星が昇って来るの待った。
空には月がかかりその左下に火星が赤っぽく輝いている。
更にその左下にはスピカが見える。
土星はそのずーっと左下に輝いている。
そして時間とともに南の空を移動して高度を上げて見やすくなってきた。

土星を捉えようとフィールドスコープを覗くのだがなかなか視野に入らない。
真っ暗な夜空では照星・照門式の照準器(鉄砲で狙いをつけるときのアレ)は役に立たない。
何度も何度も狙いを付け直してやっと視野に入れた。

おーっ、土星の輪っかが見えたよ!
米粒のような小さな土星にそれらしい輪っかが見てとれる。
デジカメを取り付けて(デジスコにして)写真を撮った。


↓ 米粒ぐらいにしか見えない土星とその環。 トリミングで大きくしてみた。










天文雑誌や図鑑などには、くっきり、すっきり、大きく鮮明に撮れた土星が掲載されて
いるんだからわざわざ、こんな貧弱な土星を見なくてもイイのに・・・・
でもやっぱり自分の目で見てみたい。

うん、なるほど、土星には輪っかがあるんだなぁ・・・納得。


  
   撮影:デジスコ(Kowa TSN-824M 50xアイピース)+ SONY W300
   レタッチソフトによる画像補正およびトリミング
 







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宵の明星(金星)が輝いています

2013年12月10日 19時54分29秒 | 天体観望
2013/12/10 (火曜日) 雨後晴れ



この頃、夕方の西空に明るい星が輝いています。
(明けの明星)宵の明星といわれている金星です。
水、金、地、火、木、土、天、海、冥・・・太陽を廻る惑星たち。

(スイキンチカモクドテンカイメイ・・・古いねぇー
 現在は冥王星は「順惑星」になってしまったから ・・・ドテンカイです。)

金星は太陽に近い惑星の2番目、地球のすぐ内側にある惑星です。
地球の内側で太陽を廻っているので夜中には見ることができません。
明け方の東の空か夕暮れの西の空に輝いて見えるのです。
先日、雨戸を閉めるとき、西の空に三日月とともに金星が輝いているのが見えました。


(12月6日の夕方、西の空に輝いてた三日月と金星)



金星も月のように満ち欠けしているのだそうです。
雑誌の記事や写真、ウェブサイトの記事などでその満ち欠けの画像を見たことは
ありますが、実際の像は見たことがありません。
そこで望遠鏡(フィールドスコープ 50倍)で覗いてみました。
確かに三日月見たいな金星が見えました。
とても明るくて目がおかしくなってしまうほどでした。
デジスコにして写真を撮ってみました。








カメラのファインダーの中央に捉えてもすぐに動いて隅っこに動いていってしまいます。
地球の自転の速さを実感しました。


    デジスコ:KOWA TSN-824M(50倍アイピース) + SONY W300
    レタッチソフトによる画像補正およびトリミング 
コメント (2)
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臨時ニュース 狭山でも金星太陽面通過が見られました!

2012年06月06日 13時57分34秒 | 天体観望
2012/6/6 (水曜日) 雨のち曇り


今日は金星が太陽面を横切るという天体ショーが見られる日だ。
だけど残念ながら関東地方は天気が悪くて太陽は顔を出してくれない。
まぁ、いいか・・・ ニュースで報じる画像でも見て楽しむことにして
旅行記の続きでも編集しよう、とパソコンに向かっていた。

「ねぇー、雲が切れて青空が見えるよ・・・」

11時頃、居間でテレビを見ていたお代官が教えてくれた。
おぉ、そうか! それじゃ急いで準備しなくっちゃ!


↓  大分前、日食を撮ろうと思って買ってきたセロファン紙を引っ張り出して丸く切り抜いて
    フィルターのようなものを作った。



↓  スコープの先端にセロファンフィルターを乗せて雲が切れるのを待った。
    太陽はほぼ真上。 ファインダーを覗くのは一苦労だった。




時々雲が薄くなって太陽の当たりが明るく輝く。
その明るいところにスコープを向けてデジスコ画面を見るが
太陽は見えない。
とそのとき、ちらっと太陽面が見えた!
時刻は12時45分頃だった。
必死でスコープで太陽を捕らえようとするがなかなか捕まらない。
時々画面に太陽が入るが、すぐフレームから外れてしまう。
一瞬、太陽面の右端に小さな黒丸が見得た。

「あっ、見えた! 金星はまだ通過中だ・・・」

非情な雲はまた太陽を隠してしまった。
ダメかな・・・・・と思ったときまた薄い雲の中に太陽面が見えた。
ピントを合わせるがなかなか合焦してくれない。
えーい、これでいいからシャッターを切ってしまえ、とレリーズを押した。


↓  何とか太陽面を通過する金星が撮れた。 




↓  レタッチソフトで自動補正してみた。 黒点も見える。




↓  彩度を落としてモノクロ画面にしてみた。



この後は雲は次第に厚くなり、雨まで降ってきた。
ほんの一時だけ雲が薄くなって何とか写真を撮ることができた。
この次、金星の太陽面通過を見ることができるのは2117年1月だとか・・・
100年も先のことだから我々はもうこの世には・・・・
貴重な体験ができてラッキーだった。



   デジスコ:KOWA TSN-664ED(25倍アイピース)+SONY W300
   レタッチソフトによる画像補正 ノートリミング


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