2013/12/25 (水曜日) 晴
先日、工作仲間の友人が珍しいスチームエンジンを入手して、動作する様子を
動画サイトにアップしてくれた。
単動式のV型4気筒でバルブは気筒の天辺に取り付けられている。
いわゆるオーバーヘッド・バルブ式だ。
なるほど、流石、専門メーカーだ。 うまいこと考えたものだ。
うーん、あれを真似すれば小型のエンジンができるかもしれない。
我が家のお代官は今、歯医者に通っている。
アッシー君のオイらは当然、歯科医院までお送りしなくてはならない。
そして治療が終わるまで待合室で時間をつぶす。
ちょっと退屈な時間だけど工作のアイデアを練るのにはちょうどよい。
メモ帳を片手に鉛筆を舐めなめ(ボールペンだからそうはいかないけど)
あれこれ考えを巡らすのだ。
そして単動式のピストンを工作するアイデアをメモ帳に書き込んだ。
家に帰ったら工作してみよう・・・・・
↓ 歯医者の待合室で時間をつぶす間に浮かんだアイデア。 作業場で早速実習だ。
↓ 今まではピストン棒が付いたピストンしか作ったことがない。 このアイデアではピストンに直接コンロッドを
取り付けるので摺り合わせをするタイミングができない。 そこでピストンになるパイプを直接ボール盤に
咥えて回転させてサンドペーパーで削り落としてシリンダー(になるパイプ)に摺り合せた。
↓ 4気筒分のピストン(4個+予備)の長さを摺り合せた。 削る範囲が長くなるので下側と上側で直径が
狂わないようにマイクロメーターで太さを測りながら削っていった。
↓ シリンダーにぴったり合うように削る。
↓ ピストンの厚さは13mm。 直径も13mmだ。 ピストンピンを嵌めるためにバウムクーヘンで肉厚にした。
↓ メモ帳どおりに作ったピストン。
コンロッドはピストンピンで取り付けられている。 ちょっと本物のピストンみたいだ。
↓ シリンダー(左) ピストン(右) コンロッドには大端(ビッグエンド)をロウ付けで取り付ける。
↓ ピストンの上面はまだ穴あき状態だが、ここには円板をハンダ付けして蓋をする。
↓ ピストンの下面からみたピストンピン。 ピストンの側面から叩き込んであるだけなので簡単に外せる。
最終的にはハンダで固定して外れないようにする。
こういうスタイルのピストンを作るのは初めてだ。
コンロッドを押してピストンはスムーズに動くだろうか?
ピストンピンは曲がらないだろうか?
コンロッドはクランクの動きに追従する角度で振れるだろうか?
テストの様子を動画でご覧ください。
ピストンはコンロッドを押すと案外スムーズに動いてくれた。
まだ摺り合せが十分ではないが、コンパウンドを塗って摺り合せれば大丈夫だろう。
振れ角もストローク15mmを十分カバーしている。
これでストローク15mm単動式ピストンの工作の目鼻がついた。
さぁ、小型スチームエンジン工作に邁進するぞ!
先日、工作仲間の友人が珍しいスチームエンジンを入手して、動作する様子を
動画サイトにアップしてくれた。
単動式のV型4気筒でバルブは気筒の天辺に取り付けられている。
いわゆるオーバーヘッド・バルブ式だ。
なるほど、流石、専門メーカーだ。 うまいこと考えたものだ。
うーん、あれを真似すれば小型のエンジンができるかもしれない。
我が家のお代官は今、歯医者に通っている。
アッシー君のオイらは当然、歯科医院までお送りしなくてはならない。
そして治療が終わるまで待合室で時間をつぶす。
ちょっと退屈な時間だけど工作のアイデアを練るのにはちょうどよい。
メモ帳を片手に鉛筆を舐めなめ(ボールペンだからそうはいかないけど)
あれこれ考えを巡らすのだ。
そして単動式のピストンを工作するアイデアをメモ帳に書き込んだ。
家に帰ったら工作してみよう・・・・・
↓ 歯医者の待合室で時間をつぶす間に浮かんだアイデア。 作業場で早速実習だ。
↓ 今まではピストン棒が付いたピストンしか作ったことがない。 このアイデアではピストンに直接コンロッドを
取り付けるので摺り合わせをするタイミングができない。 そこでピストンになるパイプを直接ボール盤に
咥えて回転させてサンドペーパーで削り落としてシリンダー(になるパイプ)に摺り合せた。
↓ 4気筒分のピストン(4個+予備)の長さを摺り合せた。 削る範囲が長くなるので下側と上側で直径が
狂わないようにマイクロメーターで太さを測りながら削っていった。
↓ シリンダーにぴったり合うように削る。
↓ ピストンの厚さは13mm。 直径も13mmだ。 ピストンピンを嵌めるためにバウムクーヘンで肉厚にした。
↓ メモ帳どおりに作ったピストン。
コンロッドはピストンピンで取り付けられている。 ちょっと本物のピストンみたいだ。
↓ シリンダー(左) ピストン(右) コンロッドには大端(ビッグエンド)をロウ付けで取り付ける。
↓ ピストンの上面はまだ穴あき状態だが、ここには円板をハンダ付けして蓋をする。
↓ ピストンの下面からみたピストンピン。 ピストンの側面から叩き込んであるだけなので簡単に外せる。
最終的にはハンダで固定して外れないようにする。
こういうスタイルのピストンを作るのは初めてだ。
コンロッドを押してピストンはスムーズに動くだろうか?
ピストンピンは曲がらないだろうか?
コンロッドはクランクの動きに追従する角度で振れるだろうか?
テストの様子を動画でご覧ください。
ピストンはコンロッドを押すと案外スムーズに動いてくれた。
まだ摺り合せが十分ではないが、コンパウンドを塗って摺り合せれば大丈夫だろう。
振れ角もストローク15mmを十分カバーしている。
これでストローク15mm単動式ピストンの工作の目鼻がついた。
さぁ、小型スチームエンジン工作に邁進するぞ!